[vol.1] [vol.2] [SOLD OUT]

mado-1.jpg(7704 byte) 森茉莉・ロマン1・マドゥモァゼル・ルウルウ
森茉莉
新潮社/1982年重版
帯付・本体角少傷み・その他Good

order number :E-1217
SOLD OUT
神田の古本屋で『マドゥモァゼル・ルウルウ』の原著に出会った森茉莉は、この作品を当初、自費出版で出したほど、主人公「ルウルウ」にほれ込んでいました。「天衣無縫で自由奔放、奇想天外のお喋りで大人を困らせる14歳の貴族の娘」ルウルウ(Loulou)の像は、まさに森茉莉。その他、「ルオルラ」「ピエエル・ロチと母」「サラ・ベルナアルとピエエル・ロチ」などモウパッサンの翻訳5編、「記憶の書物」「暗い眼」「クレオの顔」の初期小説3編を収録。三島由紀夫邸のクリスマス・パーティで出会った茉莉について書いた、北杜生「森茉莉さんのこと」も面白い。本書は淡いピンク色の函で、とても素敵です。291p。単行本サイズ。ソフトカバー。この「ロマンとエッセー」シリーズは現在絶版。定価1680円。

unt-1.jpg(7026 byte) トツパンの人形絵本・やんぼうにんぼうとんぼうとなきべそこぞう
構成・文、飯沢匡、人形の装置とデザイン・土方重巳
フレーベル館/発行年の記載はありませんが昭和31年と思われます
少日焼け・一箇所1.8・0.5センチのハガレ有

order number :H-5000
SOLD OUT
豪華な面々が参加していることでも有名なトツパンの人形絵本シリーズ中の一冊「やんぼうにんぼうとんぼうとなきべそこぞう」。黒柳徹子が声を担当していたことでも知られるNHKラジオの「ヤン坊ニン坊トン坊」を人形絵本バージョンにしたもの。飯沢匡と土方重巳の黄金コンビが手がけています(同じコンビの作品に佐藤製薬のサトちゃんがあります)。人形絵本ならではの愛らしさ。もちろん全てカラーです。タテ25.7・ヨコ18センチ。16p。ハードカバー。現在、絶版。

koman-1.jpg(5599 byte) チャーム・チャーム こまんたれ う゛
水森亜土
サンリオ出版/昭和49年重刷
函欠・カバー袖上部痛み&カバー裏にセロテープ補強有

order number :H-5001
SOLD OUT
「ヤマナシ・ミニブック・シリーズ」の一冊として出された亜土ちゃんのじつにかわいらしい豆本。「あなたが悲しいとき/あなたが楽しいとき/あなたが美しくなりたいとき/あなたがだれかさんに愛されたいとき/ソット/ポッケから出して/見てネ……」(巻頭の言葉より)。女の子の胸をキュンとさせる手のひらサイズの詩画集です。水色のギンガムチェック柄が使われた見返しなど造本も○。タテ11.8・ヨコ8.2センチ。32p。ハードカバー。現在、絶版。

parim-1.jpg(4150 byte) パリの男たち
朝吹登水子
講談社/昭和40年重版
カバー表紙スレ有・ページ角少折れ目有

order number :E-4239
SOLD OUT

サガンの訳者としても知られる朝吹登水子さんが、長年住んだパリで出会ったさまざまな「男たち」について書いたエッセイ集。モード写真家、デザイナー、画家、劇作家、作家などから、鉛管工、少年、酒倉番人、亡命貴族、ペディキュール師、高校生たち、八百屋さん、洗濯女の亭主まで「十数年住んだパリという一都会の私の日常生活の中で、出会ったり、擦れちがったりした、人たち」がキリリとした文章で切り取られています。表紙には「朝吹さんのこれらの心やさしい、しかも正確な、パリの男のデッサン集は(特に無名の男について一そう)生活の中ににじむ文化の本当の意味と、そのキメのこまかさを、見事に描き出している」とする三島由紀夫の推薦文も。巻頭に「パリの男たち」を収めたモノクロ写真口絵16p付。タテ19.2・ヨコ13センチ。ハードカバー。現在、絶版。

baa-1.jpg(5443 byte) バーブシカの宝石
入江麻木
講談社/1987年初版
一箇所ページワレ有・カバー裏上下透明ビニール貼付有・表紙裏表紙少剥れ跡有・裏表紙に数字のハンコ有

order number :H-1184
SOLD OUT
料理研究家・入江麻木さんが自らの半生を綴った一冊。19才で白系ロシアの名家に嫁ぎ、本格的なロシア料理とマナーを身につけた入江さん。家柄が良く、美しく、頭も良く、プライドの高かった厳しい義母が「ちゃんとしたレディーに」と、麻木さんに教育してくれた歩き方、ロシアの紅茶サモワールの入れ方……。文章は、旦那さまとのなれ初め、結婚、山手の暮らし、戦争、終戦、そして別れと順を追って丁寧に進みます。『装苑』などで活躍したモデルで、小沢征爾の奥さまとしても有名な娘・ヴェラ(入江美樹)さんのことも「それからの私たち」にしっかり有。ちなみに『バーブシカの宝石』とは、義母イリイナの愛称・バーブシカにちなんで付けられた題名だそう。263p。単行本サイズ。ハードカバー。現在、絶版。

arige-1.jpg(3740 byte) アリス幻想
高橋康也編
すばる書房/1986年重刷
カバーうすく折り目有

order number :H-2099
SOLD OUT
アリスアリスアリスと丸ごと一冊アリスの豪華な一冊。 鈴木康司、アーサ・ラッカム、沢渡朔、宇野亜喜良、上野紀子の手によるアリスのイラスト(カラー4p、モノクロ6p)、高橋康也と種村季弘による対談「アリスの国へ」、矢川澄子「これからのアリス」、桑原茂夫「少女誘拐者の謎の眼」、別役実「アリス幻想」、西江雅之「アリス・愛麗斯・Elisi」、なかえよしを「アリスにかかわりたい」、草森紳一「今日のジャム」、寺山修司のショート・ストーリー「鏡の国のアリス」、金子國義の絵と構成による「LE REVE' D'ALICE」、海野弘「イラストレーター・イン・ワンダーランド」など。またアリスの作者キャロルが撮影した少女写真の収録も有。永遠の少女であり、不思議の国の案内人でもある「アリス」の秘密に迫るための副読本です。142p。タテ20.7・ヨコ18.4センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

fg578-1.jpg(8742 byte) 婦人画報
婦人画報社/1957年8月号
背表紙少トレ・日焼け

order number :G-1609
SOLD OUT
『婦人画報』1957年8月号。特集は「8人の女流作家による女の一生」。中里恒子「生いたち・未知の魅力」、美川きよ「戦争・その夜の記憶」、有吉佐和子「独身時代・適齢期」、佐多稲子「結婚・二つのデユエット」、田中澄江「夫・同行二人・諸行有情」、阿部艶子「出産・二人の人が私を見る」、由紀しげ子「子供の成長・きらきらと輝く目に」など(装画・堀文子)。その他、石津謙介「夏のスポーティ(男の服飾)」、マダム・マサコ「しま」「夏地の上等」、安藤鶴夫・幸田文・遠藤周作・土門拳・杉靖三郎の座談会「お化けと幽霊・くらしの座談会」などなど。50年代らしいカッチリとしたクラシカルなファッションが楽しめます。目次デザインは大橋正。306p。タテ29・ヨコ21.5センチ。

tht-1.jpg(4975 byte) 東京百話・天の巻
種村季弘編
ちくま文庫・1986年初版
表紙スレ有

order number :A-1053
SOLD OUT
昭和の東京について書かれた名エッセイ・短篇小説を選りすぐり「天」「地」「人」の3冊にまとめた東京アンソロジーのなかの一冊。この「天の巻」は、「大道」「見せ物」「食べ物」「カフェ」「色街」「博物誌」「お化け」「夢」など、東京という都市でくりひろげられる劇的なものを集めた巻。獅子文六「なぜ都電が好きなのか」、植草甚一「銀座の夜店と郵便切手」、尾辻克彦「並木通りの超掃除」、網野菊「木馬館」、武田百合子「後楽園元旦」、森茉莉「ビスケット」、岡本かの子「鮨」、内田ヒャッケン「東京日記抄」などなど、他の種村さん編・アンソロジーと同様、選ばれている執筆者やエッセイが絶妙で目次を眺めるだけでも、ため息がでます。昭和の東京の街が持っていたいかがわしさ、ワクワクする熱気、華やかな色町と路地の暗さ、素朴で美味しい食べものが、たくさん詰まった、おすすめの一冊。516p。文庫サイズ。現在、1260円。

wmt-1.jpg(4731 byte)わたしの森田たま
井上靖・吉屋信子・円地文子・網野菊・庄司薫・城夏子・瀬戸内晴美など多数
東京文化センター/昭和47年初版
限定200部・箱背日焼け・Good

order number :M-36
SOLD OUT
随筆家・森田たまの死後、限定200部で発行された一冊。井上靖・吉屋信子・円地文子・網野菊・庄司薫・城夏子・瀬戸内晴美など森田さんとお付き合いのあった各界の著名人・親族54名が、在りし日の思い出を綴っています。八千草薫、木村考など文壇以外の顔ぶれも多く、森田さんの交友関係の広さを偲ばせます。藤田嗣治の猫の絵が扉に使われていたり、幼い頃から晩年までの森田さんの写真が口絵16pに渡って収められていたり、本体表紙が布張りだったりとなんとも豪華なつくりも魅力的。271p。タテ20.3・ヨコ13センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

won2-1.jpg(2028 byte)

をんな随筆
森田たま
講談社/昭和37年初版
函付・少古本シミ有・1pページ折目&傷み有
order number :MO-24
SOLD OUT


「壷井栄さんは結城党だし、佐多稲子さんは琉球がすりがよい。宇野千代さんは綸子やちりめんのようなドレッシイなものを好んで、それがまたよく似合ふ」などなど、お年を召してますます募る着物への想いが随所にみられる一冊。着物が身近だった頃のあれこれを知るには、森田さんの随筆!と思わせる文章がたっぷり。その他にも、集めたマッチにまつわる思い出、ヨーロッパの行く先々の町で買った「銀の匙一本」「子供の絵本一冊」「トランプのカード一組」のことなども綴られています。256p。単行本サイズ。ハードカバー。現在、絶版。

take-1.jpg(9215 byte) take2-1.jpg(5017 byte)

随筆竹
森田たま
中央公論社/昭和14年初版
箱少痛み・少日焼け有
order number :MO-5
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紺地にちっちゃい竹の模様が白く染めぬかれた函が清新な『随筆竹』。宇野千代が戦争になると流行るという「きりつとして、しかも色気がある」矢がすり模様をハイカラに着ていたことを綴った「矢がすり」、自分の装幀用にあつめたさまざまな紙見本などが入っている箪笥について書いた「わが部屋」、10才そこそこの幼い頃に文通を交わしていた吉屋信子とのエピソードを記した「吉屋さん」など。なかには、秋の読書とその楽しみについて綴った「秋の読書」なんていう文章もあってうれしい。322p。単行本サイズ。ハードカバー。現在、絶版。

ksh-1.jpg(7094 byte) 家庭作法宝典・主婦之友新年号付録
主婦之友社/昭和9年
日焼・表紙痛み・背表紙欠有・ページ折り目・古本シミ有

order number :H-3078
SOLD OUT
昭和9年の雑誌『主婦之友』新年号につけられたお作法事典。この時代の付録は、いまの私たちがイメージする「雑誌の付録」とは違い、ほぼ一冊の本といっていいような内容と体裁を持っています。現在の女性向け実用本の原型となったような内容が多いのも特徴。「訪問の作法」「お見合いの心得一切」「新婚旅行の心得」「男女交際の一切の心得」「手紙の作法一切の心得」「お化粧に就いての作法一切」「電話の就いての一切の心得」「包紙と水引の結方」など、全512pにぎっしりと詰まった昭和初期の女性の姿を彷彿とさせる「お作法」は、読むだけでも楽しい。巻頭のカラーページ32pには当時の人気俳優による「結婚一切の心得画報」の実演ページも。旧字旧仮名ですが総ルビ(ふりがな)付なので楽に読めます。タテ18.5・ヨコ12.7センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

ol8493-1.jpg(5988 byte) オリーブNO.52
平凡出版/1984年9月3日号
表紙古本シミ有・裏表紙から5pページ下黒ペンシミ有(最大横1.5cm・縦0.7cm)・ページ角折り目有

order number :G-391
SOLD OUT
雑誌『オリーブ』の第52号。特集は「リセンヌの秋、おしゃれ開始!」「男の子みたいに、やんちゃオシャレ新鮮!」「リセンヌのように小粋に、短い丈のセーター」「オリーブ・モデルのふだんの生活、ふだんの時間、知りたいな」などなど。「読者イメージ・チェンジ・チェックを着こなして、この秋、おしゃれ優等生」のページでは当時14歳の中山美穂が「公立中学3年」というプロフィールで登場しています。こだわりの小物やファッションの薀蓄に加え、本の紹介なども充実していて、おしゃれなだけじゃない『オリーブ』紙面が楽しめます。138p。ソフトカバー。

ol87218-1.jpg(6386 byte) オリーブNO.108
平凡出版/1987年2月18日号
ページ角折り目有

order number :G-392
SOLD OUT
雑誌『オリーブ』の第108号。特集は「ダンス靴が、ぜったいヒット!」「ブック・大貫妙子」「私の気持ちこめてバレンタインの準備!」「お待ちかね!大好きブランド情報」「春のペンションに、グループ旅行してみない?」「わたしのパニエに春の夢つつんで」などなど。こだわりの小物やファッションの薀蓄に加え、本の紹介なども充実していて、おしゃれなだけじゃない『オリーブ』紙面が楽しめます。170p。ソフトカバー。

ol9133-1.jpg(6407 byte) オリーブNO.201
平凡出版/1991年3月3日号
裏表紙1.5cm程破れ有

order number :G-394
SOLD OUT
雑誌『オリーブ』の第201号。特集は「春のおしゃれ決定版!オリーブ・カジュアル」「毎日着たいね!シャツ大図鑑」「シャツへのこだわり、誰にも負けない!」(堀井和子、新谷雅弘、岡尾美代子、甲田益也子など)、「デザイン別に選ぶ、新しいショートパンツ」「ブック・すてきな大人になるための少女レッスン」(宮迫千鶴)、「いつも一緒ね!ちいさなバッグ」などなど。こだわりの小物やファッションの薀蓄に加え、本の紹介なども充実していて、おしゃれなだけじゃない『オリーブ』紙面が楽しめます。122p。ソフトカバー。

ins-1.jpg(7352 byte) インテリア手芸・主婦の友実用シリーズ
主婦の友社/昭和45年重刷
カバー少痛み・少古本シミ有・実物大型紙(一部の作品のみ掲載)欠

order number :S-3100
SOLD OUT
大き目の単行本サイズの手芸本。クッション、アップリケ、なべつかみ、トースターカバー、ドイリー、スツールカバー、ぬいぐるみなど60年代の「若いミセス」が憧れたインテリア手芸がびっしり。刺しゅう、編みもの、レース編みなどさまざまな技法が使われています。高度経済成長の真っ只中、胸ときめかせて結婚生活に入った昭和のミセスの世界が楽しめます。176p。タテ20.3・ヨコ18.8センチ。ハードカバー。現在、絶版。

massugu-1.jpg(3947 byte) まっすぐに愛して
サトウハチロー、装丁&挿画・藤田ミラノ
サンリオ出版/1975年重刷
Good

order number :H-3077
SOLD OUT
手のひらサイズが愛らしい「サンリオ・ギフト・ブックシリーズ」のなかの一冊。「それよりもなによりもマッチが好き/ランプやローソクに火をつけて/知らん顔してしまうから」(「マッチ礼讃の歌」)。甘く優しいサトウハチローの詩に、少女小説の挿絵などで一世を風靡した藤田ミラノの柔らかなイラストが添えられた、どこまでも「女の子仕様」な可愛い本です。カーラページ11p、その他一色刷、全48p。タテ15.8・ヨコ10.7センチ。ハードカバー。現在、絶版。

lfspr-1.jpg(5121 byte) Let's Find Out About SPRING
MARTHA CHARLES SHAPP、LASZLO ROTH絵
FRANKLIN WATTS/1963年
背表紙日焼け・Good・ソノシートなしのバージョン

order number :H-3038
SOLD OUT

ちいさいひと用英語教材絵本「LET'S  FIND  OUT〜」シリーズ中の一冊。「SPRING」=「春」について「たくさんの動物の赤ちゃんが春に生まれます」など、やさしい英語とイラストで綴られています。プリントゴッコのような色合いのイラスト(緑と黒の2色刷)がとてもかわいらしい。人気があるのもうなずけます。42p。タテ22・ヨコ18.5センチ。ハードカバー。現在、絶版。

lfaf-1.jpg(4808 byte) Let's Find Out About FALL
MARTHA CHARLES SHAPP、LASZLO ROTH絵、
FRANKLIN WATTS/1963年
Good・ソノシートなしのバージョン

order number :H-3333
SOLD OUT

ちいさいひと用英語教材絵本「LET'S  FIND  OUT〜」シリーズ中の一冊。「FALL」=「秋」に関するものが、やさしい英語とイラストで綴られています。黒とオレンジっぽい茶色の2色刷のイラストがとてもきれい。プリントゴッコのような色合いもかわいらしく、人気があるのもうなずけます。タテ22・ヨコ18.5センチ。ハードカバー。現在、絶版。

としみつ としみつ
宮城まり子編
講談社文庫/昭和56年重刷
Good

order number : A-1051
SOLD OUT
ねむの木学園に在籍していた脳性マヒで手足が不自由な「としみつチャン」が、宮城まり子さんと7年の間に交わした手紙・絵・作文を、まり子さんの返事とともに収録した小さな画文集。としみつチャンが描く絵は、色合いや形ともに、とってもすてき(全てカラーで収録)。幼児、障害者など、美術教育を受けていない人々の絵は、近年「アール・ブリュット」「アウトサイダー・アート」と呼ばれ注目されてきていますが、そんなこんなを抜きにしても普通に可愛いっと思えるすてきな一冊です。絵の部分は全てカラー。134p。文庫サイズ。現在、絶版。

sumahi-1.jpg(7015 byte) すまひといふく
編集人・今田謹吾、発行人・鉄村大ニ
生活社/昭和17年発行
カバー欠・ページ角折目有・背表紙傷み・日焼け

order number :G-609
SOLD OUT
佐野繁次郎が、戦時中に生活社の鉄村氏と作っていた雑誌『すまひといふく』。『暮しの手帖』の原型ともいわれる「婦人の生活の研究」シリーズの一冊だけあって、目次の文字組み、本文レイアウト、文章を囲む枠線、写真の置き方などなど、『暮しの手帖』の紙面を彷彿とさせる内容です。戦時中だけあって、今読むとええっ!と驚いてしまう国威掲揚っぽいこじつけ記事「西洋人の誤り」「外国の帽子はぜつたい日本的でない」なども有(2周目的に読んでください)。また、長谷川時雨、武者小路実篤、森田たま、林芙美子、横光利一、佐野繁次郎、田中千代、伊東茂平、安並半太郎(きもの読本)など、超豪華な執筆人もみどころ。『暮しの手帖』と花森安治を解き明かす上でも重要な一冊です。装幀・佐野繁次郎。232p。単行本サイズ。ソフトカバー。現在、絶版。
※戦時中の本のため、紙質が悪く状態があまりよくありません。ご了承ください。

kurasi-1.jpg(6820 byte) くらしの工夫
編集人・今田謹吾、発行人・鉄村大ニ
生活社/昭和17年発行
カバー欠・背表紙痛み・経年による日焼け有・ページ折れ目有

order number :G-3032
SOLD OUT
画家・佐野繁次郎が、戦時中に生活社の鉄村氏と作っていた雑誌『くらしの工夫』。『暮しの手帖』の原型ともいわれる「婦人の生活の研究」シリーズ中の一冊だけあって、目次の文字組みや、本文レイアウトの仕方、文章を囲む枠線、写真の置き方などなど、戦後に作られる『暮しの手帖』の紙面を彷彿とさせる内容です。「きもの」「古ゆかたでのれん」「働く服のきこなし」などの「きものと工夫」記事に加え、横光利一、吉屋信子、岸田国士、林芙美子、森田たま、佐野繁次郎、安並半太郎(きもの読本)など、超豪華な執筆人も見どころ。戦時中だけあって、今読むとええっ!と驚いてしまう国威掲揚っぽいこじつけ記事「外国雑誌を見誤るな」なども有。『暮しの手帖』と花森安治を解き明かす上でも重要な一冊です。佐野繁次郎の装幀もすてき(本体表紙は「木綿の染縞」なんだそう)。231p。単行本サイズ。ソフトカバー。現在、絶版。
※戦時中の本のため、紙質が悪く状態があまりよくありません。ご了承ください。

太陽の東・月の西
<北欧伝説>
カイ・ニールセン絵 / 岸田理生・訳
新書館ペーパームーン叢書/1983年重刷
カバー背上部2.5センチ程破れ有・その他Good

order number :H-3023
SOLD OUT

1886年にコペン・ハーゲンで生まれ、パリでビアズリーや日本の浮世絵に影響を受け、独自の画風を開花させたカイ・ニールセン。その彼がノルウェーのフォークロアに挿絵を描いた本書は、彼の生涯で最高の傑作と呼ばれる幻想と様式美を湛えたすてきな一冊。北欧の青白い風景の中で繰り広げられる、トロルや白い熊、そして魔法をかけられた王子とそれを助けるお姫さまの物語は、小さい頃ドキドキして読んだお伽噺の興奮を呼び覚ましてくれます。装幀を担当しているのは宇野亜喜良。カバーの袖部分に宇野亜喜良「イメージの混淆料理人」、荒俣宏「夢の世界へ旅する名匠」と題する推薦文有。タテ24.8・ヨコ19.3センチ。ハードカバー。77p。現在絶版。

新・東海道五十三次 新・東海道五十三次
武田泰淳
中公文庫/昭和52年初版

order number :A-674
SOLD OUT
「旅行小説、クルマ小説、マイカー小説、夫婦小説、私小説」という武田氏の構想から始められた「カー(自動車)時代の新・東海道五十三次」(解説より)。東海道を自動車で下る途中で目にした日本の風景と人々の生活が、運転を担当するハリキリ屋の夫人ユリ子(百合子)さんと、のんき者の「私」(泰淳氏)との掛け合いを織り交ぜながら綴られます。「変電所の工事の人夫たちが、わたしに見とれて、いい女だなぁと言ってたよ」など、やっぱり百合子さんだぁーと嬉しくなる台詞がたくさん散りばめられた本書は、後期武田文学に染みわたる百合子さんの姿を感じさせます。ということで、彼女のファンにもおすすめ。また東名高速道路が開通する前の小説なので、東海道沿いにお住いの方は、自分の町が出てくるという楽しさが味わえるかも。その他、この小説が連載された毎日新聞の担当者・高瀬氏が担当した、制作秘話をちりばめた解説も面白い。277p。文庫サイズ。現在版元品切れ。

int-1.jpg(6475 byte) いなくなったたいよう・ヨーロッパ創作絵本シリーズ1
シュチェパーン・ザブジェル 作・絵、おおしまかおり訳
佑学社
1978年初版
少古本シミ・裏表紙少ハガレ&色あせ有

order number :H-3076
SOLD OUT
魅力的な絵本が多い、佑学社「ヨーロッパ創作絵本シリーズ」のなかの一冊。「むかし、にんげんはもりのなかでくらしていました」から始まる物語は、自然に感謝し、自然と共生する大切さがさりげなくこめられたもの。東欧の絵本を思わせる深いオレンジやグリーンを多用した、独特でヴィヴィッドな色使いにも目をひかれます。36p。タテ29 ・ヨコ21.5センチ。現在、絶版。

fg6011-1.jpg(6646 byte) 婦人画報・1960年11月号
婦人画報社
日焼け

order number : G-3026
SOLD OUT

マダム・マサコの手書き題字が表紙に躍る『婦人公論』1960年11月号。「マダム・マサコ「冬じたく」「目のマキヤージュと服の色」、石津謙介「ズボンのこといろいろ」、亀倉雄策「木製玩具」、特集「対決ヌーベル・バーグ」(細江英公「怒れ旧世代よ(写真)」・浅利慶太「人が人生を生きるのだ(演劇)」など)、植草甚一「孤独な関係」、吉田健一・荒正人「対談・自分の国を愛するとはどういうことだろうか」、黒柳徹子他「座談会・私たちがえらんだ二枚目を見て下さい」、平林たい子「パリで育った日本の太郎・岡本太郎」、吉行和子「母」、戸塚文子「キブツ・ブルー」などなど。ファッション、料理、文学、芸能と戦後のニッポンを華麗に果敢に生きた女性たちがおしゃれに切り取られていておもしろい。表紙のモデルは入江美樹(ベラ)。308p。タテ29・ヨコ21.3センチ。ソフトカバー。

第一の性第一の性
三島由紀夫
集英社プレイボーイブックス/1969年初版
小口少古本シミ有

order number :E-1216
SOLD OUT
「男はとにかくむしょうに偉いのです」と、男ってこんなんで、あんなんだから、こんなに偉いんだーと、(男好きだったといわれる)三島氏ならではの口調で、男性性についてユーモアーたっぷりに語った一冊。「足が地につかないことこそ男性の特権であり、すべての光栄のもとである」など、男性についての名言が多く出てくる男性論は、「男って夢ばっかりで、全然地に足がついてないんだから!なんてバカで単純で子供なのー」と思う現実的な女子にも充分楽しめます。「男の男らしさ」「男のセンチメンタリズム」「男には変わり者が多い」「男にしかわからぬもの」などの総論から、「大石蔵之助」「エルヴィス・プレスリー」「アラン・ドロン」などの各論まで。しかし、自分を評した各論「三島由紀夫」での最後の言葉「しかし彼も亦、一個の男子である。何かそのうち、どえらいことを仕出来すこともあるでしょう」は、多分に暗示的。「どえらいこと」してしまいましたねえ。挿画・横山泰三。174p。新書サイズ。ソフトカバー。現在、版元品切れ。

syuto681-1.jpg(7340 byte) 手芸の友
特集・日本調の手芸・'68流行手編集
グラフ社/1968年1月号
手芸カレンダー12ヶ月・実物大図案型紙付・Good

order number :S-338
SOLD OUT
手芸雑誌『手芸の友』1968年1月号。68年の流行手編集ということで「新しい年の色を着る」「棒針編みのセーター集」などがある他、シャーリングや刺繍が可愛らしい「お台所からそのまま客間に出てもおかしくない」というおしゃれなエプロン、毛糸で編むなべつかみとなべ敷きを取り上げた「手芸の友カード」などなど、相変わらずの昭和な手芸を掲載した一冊です。また、水森亜土の「亜土のおぞうに・秘伝公開」というページ、安井かずみが文を寄せた「銀座午後七時」、手工芸の国・スエーデンの手芸やデザインの秘密をリポートして書かれた「スエーデンの手工芸デザイン4」もあって豪華。丸ごと一冊手芸というのがうれしい雑誌です。112p。タテ25.6・ヨコ18センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

sgt672-1.jpg(7110 byte) 手芸の友
特集・スモッキングとキルティング
グラフ社/1967年2月号
実物大図案型紙付・目次部分に記名有・その他Good

order number :S-339
SOLD OUT
手芸雑誌『手芸の友』1967年2月号。本号の特集はスモッキングとキルティング。「かごとあき缶にスモッキングのお化粧を」(曽根睦子)、「キュートなサロンエプロン」(中村木美)、「スモッキングのパジャマとキルティングの部屋着」(コシノ・ジュンコなど)、「スモッキングで飾った部屋」(森岡サチコ)と60年代の手芸界を彩る豪華メンバーによる作品が勢ぞろい。。また串田孫一「手芸歳時記・毛皮」、安野光雅「センスの話・キリギリスと白菜とレモン」、長沢節「ホープを語る・入山瑞枝」、「手芸家への道・欧風刺繍」「手芸の歩み・スペインから南米へ」など、読み物ページも充実しています。112p。タテ25.6・ヨコ18センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

col-1.jpg(3714 byte) カラーABC・暮しのための色彩案内
稲村耕雄著
保育社/昭和41年発行
ビニールカバー付・見返しに献辞と日付

order number : k-423
SOLD OUT

生活、芸術、産業に必要な色についてのABCを、カラーブックスの特徴を生かしてカラーで紹介した一冊。とはいっても、難しい感じではなく、エール・フランスの受付と待合室、明るいフランスのキッチン、デンマークのナプキンセット、発行当時の60年代風「現代日本女性の代表的スタイルとメーク」、日本の伝統色などなど、センスのいいきれいな色彩の参考資料がずらり。眺めてるだけでうれしい気分になります。章題は「光のデザイン」「色」「配色」「室内デザイン」「ウインドウ・ディスプレイ」「化粧」「流行色」など。カラーテレビのページでは「カラー本放送が始まってから7年、よくここまできたものである」との記述も。時代を感じます。153p。文庫サイズ。ソフトカバー。現在版元品切れ。

non10-1.jpg(6140 byte) non・no
集英社/昭和50年5月20日発行
少反り有

order number : G-263
SOLD OUT
創刊から10号目の雑誌『non・no』。「今キャンパスで着たい服」「カレッジガール4人のワードローブ拝見」「パリ・ロサンゼルスおしゃれスナップ」「手づくりワイド版レースの詩」「手づくりのケーキ屋さん」「母の日特集・いつかあなたのような母に」(佐藤愛子・犬養智子・大内順子・桐島洋子・牧羊子)などなど。当時は、女子大生が時代の最先端だったのですね。また若い女性の間で流行した「ディスカバージャパン」を意識した日本の古都を旅する特集「風薫る大和路・ひとり山里をたどれば・大和うるはし」では、「あまり観光ルートにのらない幾つかのコースや小さな町、山あいの静かな里を訪ねてみました」と奈良を巡っています(手書きのイラスト地図付)。224p。タテ29.7・ヨコ23.6センチ。

hanaka-1.jpg(5523 byte) 花蔭の人 ・矢田津世子の生涯
近藤富枝
講談社/昭和53年重刷
表紙少スレ・その他Good

order number :E-5038
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坂口安吾の想い人として、また美貌の女流作家としても有名な矢田津世子の生涯を『本郷菊富士ホテル』などの文壇資料作品で知られる近藤富枝が記した評伝。安吾との恋、友人で硬派の文学者・大谷藤子との交流、文学者としての強い野心、武田麟太郎・川端康成などの師とのやりとり、美しい彼女を巡る様々な男性たちの姿が、矢田津世子本人を知る人々へのインタヴュー、資料等を駆使して丁寧に語られます。昭和初期の文壇で、文学に身をささげ苦しんだ一人の女流作家の評伝としてはもちろん、31歳の短い生涯を生きた女性の生き方としても興味深い。口絵には矢田さんの写真が2p有(ほんと美人!)。装幀・栃折久美子。247p。単行本サイズ。ハードカバー。現在、絶版。

gee763-1.jpg(7069 byte) 月刊絵本・特集●劇画・映画・絵本の接点、●アニメの魅力
すばる書房/昭和51年3月発行
日焼け・背表紙下部裂け有

order number :H-3920
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今江祥智、瀬田貞二、田島征三、古田足日、若山憲らの絵本作家が編集ブレーンを務めていた『月刊絵本』の劇画・アニメ特集号。つげ義春・田島征三のアトリエ対談、石子順造・古川タク・田島征三による座談会「劇画・映画・絵本の接点」、赤羽末吉「絵本と映画と演劇と・私の作品から」、やなせたかし「絵本の初心者として」、赤瀬川原平「絵本と子供の秘密」、水木しげる「絵本のこと」、佐々木マキ「絵本とマンガ」、草森紳一「嫌いなものにも栄養がある」など、じつに盛りだくさん。楽しんで作ったな〜と思うような号です。72p。タテ25.7・ヨコ18センチ。ソフトカバー。絶版。

tuji-1.jpg(6523 byte) 辻の華・くるわのおんなたち
上原栄子
時事通信社/昭和52年重刷
少日焼け・小口古本シミ・カバー少スレ&シミ有

order number :E-5130
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タイトルにある「辻」とは沖縄の遊郭のこと。本書は、東京の吉原にあたる「辻」に四歳のときに売られ、そこで育ち、旦那を持った著者が、独特の風習を持った「辻」のあれこれを事細かに綴った一冊。「辻遊郭」の運営にはすべて女性が携わり、どこの妓楼にも「女たちを支配する男性が一人もいなかった」こと。格楼は二〜五人くらいの「尾瀬」(ジュリ)と呼ばれる芸娼妓を抱えた営業主・抱親(アンマー)の集まりによって経営されており、「尾瀬」は「殿方」とお付き合いを始めてから四、五年で、そのなかの一人と落ち着き「詰尾瀬」(チミジュリ)となること。「辻」は沖縄の「殿方」にとって仕事の社交場もかねていたこと。大正、昭和、そして敗戦とめまぐるしく変わる沖縄と、著者自身の波乱の人生が重ね合わせて語られているのもおもしろい。辻遊郭の地図や尾瀬の姐さんの写真などの収録有。337p。タテ19.3・ヨコ13.5センチ。ハードカバー。現在、絶版。

fg609-1.jpg(7179 byte) 婦人画報
婦人画報社/1960年9月発行
日焼け・少古本シミ有・背表紙少シミ有

order number : G-1594
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特集は「ハム・ベーコン・ソーセージの料理」「美しくきこなすアンサンブルの研究」「不安な時代」など。マダム・マサコのおしゃれ指南「すこし、涼しくなりました」、石津謙介の男の服飾「楽しいスポーツシャツの色と柄」、亀倉雄策が世界各国のグッド・デザインを紹介する「ヨットシューズ」、高見順・三宅艶子・土門拳の座談会「不安な時代」、植草甚一のジャズ・エッセイ「真夏の夜のジャズ」、林忠彦の写真でおくる「水上スキー」、秋山庄太郎が撮った「パリの女性」など充実の内容です。表紙モデルはパリコレでも活躍した松本弘子。題字はマダム・マサコ。306p。タテ25.5・ヨコ18.3センチ。ソフトカバー。

ak59-1.jpg(4573 byte) あまカラNO.59
甘辛社/1956年7月
日焼け

order number :ak-59
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大阪で刊行されていたスマートな食べ物冊子『あまカラ』。佐々木茂索「食器について」、藤沢恒夫「好き嫌い」、戸塚文子「わりごそば」、古川緑波「ロッパ食談(39)」、福島慶子「フォアグラのはなし」、三島由紀夫「わが半可食通記」、式場隆三郎「味覚診断」、ボース「真の味覚は骨に」など豪華なメンバーによるおいしそーな随筆がぎっちり。大久保恒次氏の装幀(表紙と裏表紙で一枚の絵になります)もすてき。71p。タテ12.6・ヨコ18.5センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

ak45-1.jpg(5465 byte) あまカラNO.45
甘辛社/1955月5月
日焼け

order number :ak-45
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大阪で刊行されていたスマートな食べ物冊子『あまカラ』。獅子文六「昨日の美味は今日の美味にあらず」、丹羽文雄「舌の幸」、福島慶子「巴里を食べる(11)」、古川緑波「ロッパ食談(26)」、村井米子「月山のキブノリ」、近藤日出造「六浦のこと」、戸塚文子「てこね」などおいしそーな随筆がぎっちりつまっています。大久保恒次氏の装幀(表紙と裏表紙で一枚の絵になります)もすてき。52p。タテ12.6・ヨコ18.5センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

ak42-1.jpg(5458 byte) あまカラNO.42
甘辛社/1955月2月
日焼け

order number :ak-42
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大阪で刊行されていたスマートな食べ物冊子『あまカラ』。宇野浩二「玉子焼の話」、森田たま「日本のビフテキ」、古川緑波「ロッパ食談(23)」、草野心平「母の舌」、福島慶子「巴里を食べる(9)」、村井米子「飛騨の熊肉」、吉田健一「饗宴(3)」など、豪華なメンバーによる極上の食随筆がずらり。大久保恒次氏の装幀(表紙と裏表紙で一枚の絵になります)もすてき。54p。タテ12.6・ヨコ18.5センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

zyunzyo-1.jpg(7618 byte) 純情詩選
西條八十
昭和22年初版
前見返し薄くシミ跡有・日焼け古本シミ有

order number :E-5132
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ちいちゃな文庫サイズの誠に愛らしい「純情詩選」。「恋の館」「はるりんだう」「夜」「かよふ我夢」「秋の夜の鳩」「わすれなぐさの夢」「お菓子と娘」などなど、在りし日の乙女の胸をきゅんとさせた可憐な言葉がぽつりぽつりと並んでいます。旧字・旧かな遣い。装丁・挿絵は横山薫次。扉のみカラー、その他モノクロ。123p。タテ14.5・ヨコ10.5センチ。現在、絶版。

zwhp-1.jpg(3164 byte) 続・私の部屋のポプリ
熊井明子
生活の絵本社/1978年初版
函少スレ&背日焼け・本体表紙傷&薄くシミ(直径1センチ程)有

order number :H-2101
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日本にポプリを紹介した第一人者の熊井さんが雑誌『生活の絵本』に連載したエッセイを集めたもの。女の人らしい柔らかな部分と、膨大な本や詩集を背景に語られる深い教養の心地いいバランスは、熊井さんならでは。「四月は羊歯の香りの月」「日曜日はたのしい朝飯を」「工具箱の中」「おばあちゃんを好きになる絵本」と1pにつきひとつのエッセイなので、ぱらぱらと読めるのもうれしい。「釧路感傷旅行」「前橋感傷旅行」「軽井沢感傷旅行」「岡山感傷旅行」「矢切感傷旅行」「花巻感傷旅行」も収録。イラストは高柳佐知子。221p。単行本サイズ。ソフトカバー。現在、絶版。<

amadare-1.jpg(4879 byte) 雨だれのうた
藤原あき
酣燈社/昭和22年初版
日焼け・古本シミ有・少痛み

order number :E-5133
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著者・藤原あきは、福沢諭吉の甥で実業家・中上川彦次郎の庶子(お妾さんの子ども)。16歳で医師と結婚させられ、子どもを生んだものの、テノール歌手で大のプレイボーイ・藤原義江と恋に落ち、夫と離婚。藤原を追ってミラノに渡り結婚したものの、夫の女性関係に疲れ20数年で離婚、資生堂の美容部長として働いた後、タレントとなり、参議院議員にもなるという波乱の人生を歩んだ女性です。お金持ちのお嬢さまとして女子学習院に通った頃の華やかな思い出について書いた「リボン」、英語や日本画などの「お稽古ごと」のこと、女学校時代の服装や髪型について記した「消えにし夢」「耳かくし」などなど、明治のお嬢さまの生活やファッションがありありと思い浮かぶようなエッセイが楽しい。また夫・藤原と巡った海外についてのエッセイ「イタリイの思ひ出」「ニューヨークの女の生活」、おしゃれについて綴った「お洒落ごよみ」「小紋と縞もの」「長襦袢など 」「清らかな夏着」「きもの手帖」「ゆかた」も。ほんの少し紫色がかった活字や、譜面を基にした表紙(著者自装)など凝った装幀もすてき。著者の写真口絵(4p)有。262p。タテ19・ヨコ13.6センチ。ハードカバー。現在、絶版。

fg547-1.jpg(6853 byte) 婦人画報・1954年7月号
婦人画報社/昭和29年
少日焼け

order number :G-616
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画家・小磯良平の絵がどーんと使われた50年代の『婦人画報』。石井桃子のエッセイ「スズメの歌・思い出の車掌さん」、マダム・マサコのファッション・ページ「海に入らない夏の生活」「夏の生地と色」、植草甚一の映画コラム「文芸ものの映画化について」、ノエミ・レイモンド「簡素な住まいを!」などなど充実の内容。目次デザインは亀倉雄策。236p。タテ25.5・ヨコ18.2センチ。ソフトカバー。

としみつ としみつ
宮城まり子編
講談社文庫/昭和56年初版
Good

order number : A-1051
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ねむの木学園に在籍していた脳性マヒで手足が不自由な「としみつチャン」が、宮城まり子さんと7年の間に交わした手紙・絵・作文を、まり子さんの返事とともに収録した小さな画文集。としみつチャンが描く絵は、色合いや形ともに、たいへんすてき(全てカラーで収録)。美術教育を受けていない人々の絵は、近年「アール・ブリュット」「アウトサイダー・アート」と呼ばれ注目されてきていますが、そんなこんなを抜きにしても普通にかわいいっと思える一冊です。絵の部分は全てカラー。134p。文庫サイズ。現在、絶版。

heya14-1.jpg(7478 byte) 私の部屋no.14(夏休み号)
婦人生活社/1974年8月
Good
order number :WH-14
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内藤ルネが竹久夢二の絵について書いた「薔薇色博物館・夢二さんの絵のある部屋」、ガラス風鈴・飴細工・灯篭などを作る職人さんを取り上げた「想い出屋さんこんにちは」、立原えりかが大切にしていた外国の料理絵本について書いた「メアリーの本」、柳宗民・田島征造らに取材した「動物と私」、水野正夫「伝えたい日本の美しいもの・手拭」、本間真左夫の旅ページ「旅・川越」、熊井明子の連載「真夏のポプリ」、内藤三津子「暮しのなかに愛がいっぱい」、高柳佐和子「私のカントリー日記」などなど。編集後記には前号の特集「ひとりで生きるということ」に予想以上の反響があって驚いたとの報告も。168p。タテ28.7・ヨコ21センチ。ソフトカバー。現在絶版。

kaminiyoru-1.jpg(3691 byte) 紙による構成・デザイン
朝倉直巳
美術出版社/1975年重版
カバー上部破れ有・前見返し下部で日付記名有・本体Good

order number :C-403
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材料を紙に限定して作られる様々な立体物やデザインについて扱った一冊。「第一章・材料に関する考察」、「第二章・立体構成」などの基礎段階を経て、第三章の「デザイン」ではパッケージ、カレンダー、ディスプレイ、ダイレクト・メイル、ブックなどなど、紙を徹底的に利用して作られたオブジェが並びます。特に、デザインのページでは、実例として多くの紙パッケージや卓上カレンダー、ケーキのパッケージなどが掲載されているので、紙を使って何か作りたいと考えている方にとって参考となるヒントがたくさん。写真資料多数。全編モノクロ。315p。タテ21.5・ヨコ15.2センチ。ハードカバー。現在、絶版。

teami-1.jpg(9587 byte) 手あみ・模様編880集
日本ヴォーグ社/昭和48年発行
表紙少スレ・中身Good

order number :S-549
SOLD OUT
たーーぷりの模様編図案、880種が載った一冊。内訳はかぎ針編652点、棒針編140点、アフガン編88点。すかし模様、地編模様、モチーフ、エジング、ブレード、フリル、応用作品と、これ一冊あればと強気の気分にさせてくれます。水玉みたいな図案、小花模様、モチーフと眺めているだけでも楽しい。巻頭16ページの「かぎ針編みの配色」のみカラー、その他モノクロ。全247p。タテ26.5・ヨコ19センチ。ソフトカバー。

fin-1.jpg(3313 byte) フィンランド語は猫の言葉
稲垣美晴
講談社文庫/1995年初版
Good

order number : E-5134
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「ニーン、ニーンとは、フィンランド語で相槌を打つときに言う言葉だが、話をしている時に相手がただ、『ニーン、ニーン、ニーン、ニーン』と言うと、私はなんだか猫と話しているような気がしてくる。ある時、電話をかけたら相手がいきなり『ニーン』と出てきた。これには驚いた。一瞬、猫が電話に出てきたかと思った。やっぱりフィンランド語は猫の言葉なのだ」・・・と、フィンランドの芸術に魅せられ、卒論のために渡芬(←トフン。フィンランドは漢字で書くと「芬蘭」)した筆者が書いた、抱腹絶倒のフィンランド留学記。色んなことに驚きつつ、首を突っ込み奮闘する留学記は、「20代後半・女」という筆者なだけに、女の子っぽい感性が初々しく新鮮で、共感しながら刺激を受けることのできる内容になっています。単行本サイズ。246p。タテ18.8・ヨコ13センチ。ソフトカバー。現在絶版。

ふしぎな庭 ふしぎな庭
イージー・トゥルンカ いでひろこ・訳
ぽるぷ出版/1991年重刷
カバー付・Good

order number :H-1076
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チェコのパペット・アニメ作家としても有名なイージー・トゥルンカが文も描いた唯一の絵本。仲良しの子どもたち5人組の「ふしぎな庭」での体験が、東欧ならではの色彩と、トゥルンカのアニメを連想させる幻想的で暖かく、「人形と表裏一体をなしていて、立体感があり動きをもって」いる挿絵とともに語られた「ぜいたくすぎる(あとがき)」一冊です。全部で110pもあるボリュームもうれしい。タテ21・ヨコ25.5センチ。ハードカバー。現在、絶版。

sobe61-1.jpg(6246 byte) 装苑別冊・たのしい子供服のスタイルブック
文化出版局/1961年
日焼け・実物大型紙付

order number :B-415
SOLD OUT
「通園通学服」という特集のもと、ちんまりと可愛らしい子供服とその作り方がぎっしり詰まった『装苑』別冊。丸襟のノーブルな女の子用ワンピース、プレーンな形が美しいツーピース、60年代のスチュワーデスさんを思わせる赤と白のモードなレインコートなどなど、上品ですてきな子供服がたっぷりと掲載されています。また中村木美デザインのぬいぐるみ「マリアンヌちゃんの作り方」、佐藤昌彦のイラストでおくるお洒落な「ローティーン・ファッション」などもついています。「子供服原型実物大型紙付」。全196p。タテ25.7・ヨコ18センチ。ソフトカバー。

Let's Find Out About SAFETY
MARTHA CHARLES SHAPP、LASZLO ROTH絵
FRANKLIN WATTS/1964年
背表紙日焼け・本文Good・ソノシートなしのバージョン

order number :H-3036
SOLD OUT

ちいさいひと用英語教材絵本「LET'S  FIND  OUT〜」シリーズ中の一冊。「SAFETY」=「安全」について「赤信号の時は絶対にわたってはいけません」など、やさしい英語とイラストで綴られています。赤と黒の2色刷のイラストはプリントゴッコのような色合いでかわいらしい。人気があるのもうなずけます。42p。タテ22・ヨコ18.5センチ。ハードカバー。現在、絶版。

Let's Find Out About SUMMER
MARTHA CHARLES SHAPP、LASZLO ROTH絵
FRANKLIN WATTS/1963年
背表紙日焼け・Good・ソノシートなしのバージョン

order number :H-3037
SOLD OUT

ちいさいひと用英語教材絵本「LET'S  FIND  OUT〜」シリーズ中の一冊。「SUMMER」=「夏」について「夏はバケーションの季節です」など、やさしい英語とイラストで綴られています。プリントゴッコのような色合いのイラスト(オレンジと黒の2色刷)がとてもかわいらしい。人気があるのもうなずけます。42p。タテ22・ヨコ18.5センチ。ハードカバー。現在、絶版。

Let's Find Out About WINTER
MARTHA and CHARLES SHAPP、LASZLO ROTH絵
FRANKLIN WATTS/1963年
背表紙日焼け・本文Good・ソノシートなしバージョン

order number :H-3049
SOLD OUT

ちいさいひと用英語教材絵本「LET'S  FIND  OUT〜」シリーズ中の一冊。本書は「WINTER」(冬)についてを、やさしい英語とイラストで綴ったもの。透きとおった冬の空気を運んでくれそうな黒と水色のプリントゴッコのような色合いがとてもかわいらしい。タテ22・ヨコ18.5センチ。ハードカバー。現在、絶版。

kwii2-1.jpg(8744 byte) 可愛い女へ・料理の絵本
入江麻木など
鎌倉書房/昭和54年初版
少古本シミ有

order number :H-1165
SOLD OUT
元モデルで現・小沢征爾夫人の入江美樹(ヴェラ)さんのお母さま・入江麻木さんも参加しているお料理絵本。「小公女」「ガリバー旅行記」「若草物語」「家なき子」「アンの夢の家」「ラプンツェル」などなどの物語にあわせてつくられたお料理の作り方がたっぷり載った一冊です。“お隣からの不思議な贈りもの(小公女)”“内気なべスのお誕生パーティ(若草物語)”“マリラに習ったアンのお嫁入り料理(アンの夢の家)”“ラプンツェルの恋の手料理(ラプンツェル)”などの題と、可愛らしいお話がセットになった世界は、まさに「料理の絵本」。料理製作・入江麻木、小川忠彦、城戸崎愛、小西章子、永作達宗。221p。タテ25.7・ヨコ18.3センチ。ハードカバー。現在、絶版。当時の定価2500円。

刺しゅう・ノルディスカ作品集
雄鶏社/昭和50年発行
表紙少痛み

order number :S-659
SOLD OUT
スカンジナビア半島に伝わる美しい刺繍を丸ごと一冊紹介したもの。簡潔なデザインと美しい色彩を特徴とするスカンジナビアの刺しゅうは、フランス刺しゅうの繊細さとはまた違った味わい。「くりの花」「美しい花園」「プロムナード」「うず巻く太陽」などなど、大胆で斬新なデザインにうっとりします。センスのいいものばかりなので、実際に作って楽しんでも、デザインの参考にするのでも、もちろん眺めて楽しむだけでも、おすすめ。作品写真は全てカラーで、作り方の頁ももちろん有。112p。タテ26.4・18.8センチ。ハードカバー。現在、絶版。

sore25-1.jpg(4354 byte) それいゆNO.25・特集「二人で愉しく」
ひまわり社/1953年8月
「それいゆの型紙NO.2」(デザイン中原淳一・中林洋子など)付・日焼け

order number :H-3300
SOLD OUT
中原淳一が、少女のためのあれこれをギュッと詰め込んだ雑誌『それいゆ』。本号の特集は「二人で愉しく」。中原淳一のスタイルブック「それいゆ・ぱたん」、壺井栄・宇野重吉などにインタビューした「ふたりのとき」、串田孫一の随筆「二人のために」、村岡花子「女王物語」、水野正夫「本の表紙をつくる」、中原淳一「花束」「ふろしき」「蚤の市」「レースの美しさを愉しむ」、水野正夫のお人形手芸「おしゃれ女中のイヴォンヌさん」など、『それいゆ』の提案する「くらし」がたっぷり載っています。また、中原淳一・中林洋子などがデザインしたサマードレスの型紙もついています。女の子向けとは思えない骨太な人選と構成がすばらしい。表紙・中原淳一。イラスト・中原淳一、鈴木悦郎など。目次カット・鈴木悦郎。タテ17.8・ヨコ21センチ。274p。ソフトカバー。現在、絶版。

aime-1.jpg(5124 byte) 愛のめぐり逢い
安井かずみ
大和書房/1974年初版
帯少破れ・本体Good

order number : H-3026
SOLD OUT
zuzuが未来の夫・加藤和彦とまだ出会っていない頃、1974年に出したエッセイ集。「女にとって愛は、こねくりまわすに格好な存在だし、裏や表や、喜怒哀楽、幸や不幸に社会や他人の目、ハンサムだとか金持ちだとか、やさしかったとか冷たかったとか、ともかく、多面、多角、多様に愛をいじくり回す癖がある」(「シンプルな愛」)。きらきらと輝く言葉やスタイルが詰まっています。ブックデザイン・宇野亜喜良、写真・斉藤亢という新書館フォアレディースを彷彿とさせる布陣も魅力的です。エッセイ集「愛」の三部作の第一弾。242p。タテ19・ヨコ13センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

aisorekara-1.jpg(4440 byte) 愛それから先のことは
安井かずみ
大和書房/1977年初版
帯少破れ・本体Good

order number : H-3025
SOLD OUT
「愛」について書き続けた作詞家安井かずみ(zuzu)のエッセイ集。「ある女の表情」「まだ見ぬふたりの歌」「90パーセントの関係」「調和するということ」「女の仕事・私の場合」「エレガンス中級講座」などなど。1977年に結婚した加藤和彦との関係、男と女について、親友・加賀まりこのこと、最初の結婚と離婚、そこから導き出された「愛」への思い。zuzuならではの女の世界が広がります。ポートレート8p。写真・斉藤亢。195p。単行本サイズ。ソフトカバー。現在、絶版。

doremio-1.jpg(6123 byte) ド・レミの歌
平野レミ
文化出版局/昭和52年重刷
帯付・Good

order number : H-1029
SOLD OUT
和田誠の奥さまで、シャンソン歌手、料理家などの肩書きを持つ平野レミが、若い頃のこと、和田氏との出会い、最初の子どもである唱君の妊娠、出産までを綴った一冊。レミさんが出たラジオ番組を聞いた和田誠が、「この人をお嫁にしたい」と言って、会ってから一週間で結婚した話や、おのろけ話盛りだくさんの結婚生活(「ところで私の結婚は想像したよりもよかったので、こんなにいいものだったらもっと早くすればよかった」らしい)、篠山紀信、横尾忠則氏らとの交友など、とってもおもしろい。レミさんの手による、へにょへにょイラストもかわいらいです(カバーの絵も筆者)。読むと元気になるようなエッセイ。220p。単行本サイズ。ソフトカバー。現在絶版。

tukua-1.jpg(4711 byte)つくりましょうアプリケ
手芸えほん
河原フミコ、え・枝常ヒロシ
日本放送出版協会/昭和47年初版
カバー端少破れ

order number :S-634
SOLD OUT
カラーブックスの『ぬいぐるみ』でもお馴染みの河原フミコ(旦那さまは、あの河原淳です)が記した「アプリケ」の本。ワッペン、ベスト、手ぶくろ、エプロン、ポケット、ブックカバー、さいふ、体操服入れ、カップマット(イチゴやリンゴなどのコースター)などなどをアップリケで作る方法を解説したもの。「かざりけのない手ぶくろにフェルトを使ってアプリケを」とか、「くるみボタンをフェルトで」とか、「本を読まない時は壁にかけておけるブックカバー」とか、昔懐かしい、あったかい作品が多数登場。こういう感じの「アプリケ」って、今見ると新鮮! 画用紙っぽい厚めの紙にイラストレーターの方がカラフルな絵を書いている、大判の版型(ハードカバー)のちょっと風変わりで気合の入った手芸えほんシリーズです。55p。タテ26・ヨコ21.7センチ。ハードカバー。現在、絶版。

サトウハチロー*愛を唄う サトウハチロー*愛を唄う
サトウハチロー
山梨シルクセンター出版部/昭和47年重版

order number : H-3017
SOLD OUT
作家・佐藤紅緑の長男で「おかあさん」等の詩でも有名なサトウハチロー(妹は佐藤愛子)がサンリオの前身、山梨シルクセンターから出した「愛を唄う」詩集。「うれしいひなまつり」「ちいさい秋みつけた」などの童謡の作詞でも知られるハチローさんの甘く切ない抒情詩がずらずら〜と並びます。山口(松本)はるみのカバー・挿絵(7葉収録うち1pはカラー)も、80年代に入ってからのスーパーリアル手法とは違った初期の雰囲気ですてき。新書館フォア・レディース・シリーズっぽい正方形に近い版型も○。タテ18・ヨコ15.5センチ。ハードカバー。125p。現在、絶版。

inuto-1.jpg(7900 byte)かぎ針編・毛糸で作った犬とくま50匹
日本ヴォーグ社/昭和50年発行
Good

order number :S-339
SOLD OUT
ほよーんと可愛い、かぎ針編で編む「あみぐるみ」たちがたっぷり掲載された一冊。ブルドッグ、ダックスフンド、パンダ、クマ、ウサギ、イヌ、ゾウなど本物っぽい動物からディフォルメされた動物まで、50匹が勢ぞろい。デザインは、中村木美、村田絢子、わたなべ緑など。マスコット・ミトン、指人形なども有。もちろん「編みぐるみの基礎」、作り方もきちんと付いています。104p。タテ18・ヨコ12.3センチ。ソフトカバー。

pent-1.jpg(6143 byte) ペン字の手紙・娘の手紙・妻の手紙・母の手紙
吉屋信子
昭和十年新年号主婦之友付録
紙函シミ&角少ハガレ有・内部はGood

order number :E-5131
SOLD OUT

「縁談の依頼」「結婚の祝ひ」「結婚の後に」「旅先の良人に」「絵はがきに」「安産の祝ひ」「良人の両親へ歳暮」などなど、「圭子」という名の女性を巡る女たち(母、友だち、先生)が書いた手紙を、ペン字のお手本とともに集めたもの。それぞれの手紙はすべて便箋のような紙に印刷されているので「本」というより、誰かの「手紙」をごっそりと読んでいるよう。吉屋信子著となっているように、単なる手紙の文例集ではなく、読み進むうちに戦前の女性の人生がうっすらと透けて見えるようになっているのもうれしい。紙の表にペン字、裏にその内容と「時候の挨拶」「紹介の手紙」「感謝の手紙」などの手紙に役立つ文例集の掲載もある大充実の内容です。箱のイラストは中原淳一、便箋様の紙の透かし絵も中原淳一など一流のイラストレーターの手が入っています。全80枚。紙函タテ22・ヨコ15.5センチ。現在、絶版。

swxs-1.jpg(6167 byte) スウェーデンのクロスステッチ3・クリスマスカレンダー
デザイン・スウェーデン国立手工芸協会インガ・パルムグレン、訳・山梨幹子
文化出版局/昭和59年初版
Good

order number :S-656
SOLD OUT
人気の高い『スウェーデンのクロスステッチ』シリーズの第三巻。雪の中を走るソリ、大きなもみの木、大天使ガブリエルから受胎告知を受ける聖母マリア……。赤色のデンマーク花糸、一色だけで描かれたシンプルで楚々とした美しさを持つ図案がずらり。眺めているだけでうれしくなってきます。見開きの右に作品写真、左にその図案といった形式で掲載されています。作品掲載ページはすべてカラー。全63p。タテ24・ヨコ18.7センチ。ハードカバー。現在、絶版。

hanasou-1.jpg(5630 byte) 婦女界手芸書・花の創作刺繍
北島照代
婦女界出版社/昭和36年発行
背表紙下部上部と下部裂け有タミ・後ろ見返し記名と印有

order number :S-1397
SOLD OUT
花をモチーフとしたちょっぴり和風な刺繍図案がぎっしり詰まった、いかにも婦女界出版社らしい手芸本。テーブルクロスやコンパクト入れなどに刺す「花」の刺繍57作品に、「小花のステッチ83種(実物大)」を加えた全部で約140作品がこれでもかと掲載されています。「この世ならぬ人工の花園!」からはじまる巻頭の文章「編集部から」の濃さもまたおもしろい。51ページカラー、その他モノクロ。全174p。タテ26・ヨコ18.2センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

kurautsu-1.jpg(4248 byte) 暮しの美しさ
古谷綱武編
講談社/昭和29年重版
日焼け・古本シミ有

order number :E-5129
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「日々の暮しの中に美しさを求め、生活の幸福を築いていくにはどうすべきか」(帯文より)という問いに答えてくれるような随筆をあつめた「楽しい人生の案内書」。武者小路実篤「真実の美しさ」、高村光太郎「美と真実の生活」、朝倉摂「後向きの美・前向きの美」、佐多稲子「自らつくる美」、桶谷繁雄「ふらんす物語」、草野心平「誕生日」、井伏鱒二「釣魚余談」、戸塚文子「めばりずし」、田宮虎彦「新しいものと古いもの」など充実の内容。また一般の人々による素朴な生活エッセイも収録されており、おもしろい。読んだあと、ほっとするような一冊です。250p。タテ17・ヨコ13.5センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

ohanashi-1.jpg(6450 byte) おはなしのほん
浜田広介・文 鈴木寿雄・絵
童心社/昭和36年重版
Good

order number :H-3921
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ちいさな子でも分かるやさしい言葉と短い文章でつむがれた、かわいらしい絵本。「こぶたのとことこ」「かあさんどりのいったこと」「うさぎのひこうき」など、全部で8編のお話が収められています。黒プラス一色で刷られた、プリントゴッコのような鈴木寿雄のイラストもとてもモダンでおしゃれ。62p。タテ26.4・ヨコ18.6センチ。ハードカバー。現在、絶版。

小夜子の魅力学 小夜子の魅力学
山口小夜子
文化出版社/昭和58年重刷
Good

order number :B-3938
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モデル・山口小夜子のエッセイ集。「間−日本人の完成」「健康は美の基本」「美しいもの、好きなこと」「着物の楽しみ」「まなざし」「小夜子流スキンケア」などなど、雑誌『ハイファッション』で連載したものをまとめた一冊です。美しさを保つ秘訣はもちろん、資生堂の海外ラインの広告をつとめるセルジュ・ルタンスなど、友人関係にも触れています。写真(モノクロ)も豊富で、普段の彼女もちらりと垣間見える、楽しい一冊。ソフトカバー。現在、絶版。タテ21・ヨコ13.5センチ。175p。

月刊絵本・特集●宇野亜喜良・華麗な変型譚 月刊絵本・特集●宇野亜喜良・華麗な変形譚
すばる書房/昭和53年発行
少日焼け・その他Good

order number :H-1040
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内藤ルネ・澁澤龍彦・横尾忠則・長新太・白石かずこ・山城隆一・高橋睦朗・桃井かおりなどが、宇野亜喜良についての詩や文を寄せた、たいへん豪華な一冊。和田誠との対談「イラストレーションをはじめた頃」(6p)や、今江祥智の「対談風に宇野亜喜良氏に聞く・33の質問」(7p)、新書館FLSの編集者・白石征氏の文も収録。21歳のときに応募したコルゲンの懸賞イラストで、当時多摩美の学生だった和田誠と並んで入賞になったというエピソード(受賞イラストも載っています)などおもしろい。カラー4p&モノクロ15pの巻頭口絵、略歴などの資料も大充実。その他、田名網敬一がウォーホルの作品集などを紹介したページ「MYえほん」も有。4pカラー。本文モノクロ。92p。タテ25.5・ヨコ18センチ。

のんびりチャボときかんぼマック のんびりチャボときかんぼマック
石亀泰郎
あすなろ書房/1974年初版
2p少引っかき線有・Good

order number : H-917
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『イエペはぼうしがだいすき』で知られる石亀さんが、イエペ以前に作った子ども写真絵本。「チャボとマックはきょうだい。チャボがおにいさん、マックはおとうと。マックはようやくハイハイするようになりました」から始まる、のんびりチャボときかんぼマックのお話です。ちょっと昔の日本のきょうだいの風景が切り取られていて、見ていてあたたかい気持ちになる横長の大判写真絵本。出てくる風景やインテリア・小物なども1970年の日本で面白い。見開きの左にモノクロ写真、右に文章という構成です。63p。タテ21.8・ヨコ30.5センチ。ハードカバー。現在、絶版。

手づくりの暮らし・刺し子
吉田英子
文化出版局/昭和52年初版
カバー上部少ヨレ・その他Good

order number :H-3025
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さらしのふきん、縁先のぞうきん。ちくちく一針一針づつ刺していく刺し子を味わい深い写真で取り上げたすてきな一冊。麻の葉、千鳥つなぎ、籠目など伝統的な模様が丁寧に載せられているのがうれしい。かわいいだけじゃなくて、布を丈夫に長く使うために施す刺し子の美しさが充分堪能できる一冊。刺し子で大切に補修しながら、自分だけの布を作っていきたくなります。『いろは』3号で取り上げた本です。80p。装丁・仲條正義。タテ24・ヨコ19センチ。ハードカバー。現在、絶版。

いまはむかし
久保田万太郎
和田堀書店/昭和21年初版
カバー上部少裂け・日焼け

order number :E-1693
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季節をうつす東京の夜店のこと、祭りの囃子から思う秋の到来、芸妓の真紅の肌襦袢が美しい正月・・・久保田万太郎による東京の四季折々を綴った随筆集。春、夏、秋、冬と分けられた章に並ぶ「春深く」「夏かげ」「糠雨」「年末」「仲見世」の題も、「いまはむかし」の東京の風景を彷彿とさせます。「つづきもの書きかじめたる青簾」など各章の冒頭に季節をよんだ句があるのも趣深い。285p。タテ18.5・ヨコ13センチ。ハードカバー。現在絶版。

nazm-1.jpg(3363 byte) 野坂昭如 雑文の目
野坂昭如
久保書店/昭和47年初版
Good

order number :E-5128
SOLD OUT

「夫婦ゲンカのやり方」「みんなでいじわるをやろう」「ベッド・マナーの真のあり方」「女の美点」「女性の愛用品」などなど、ちょっとエッチで軽やかで、なおかつ鋭いノサカ氏の「雑文」を集めた一冊。「男性は、人の悪口をいい、それが相手の耳に入ったときは、ひどい目にあうからだまっている。しかし女性はそんなシンシャクなしに、いいたいことを歯に衣着せず放言し、しかも、いったほうもいわれたほうも、あえばにこやかに笑いあっている。なんというきびしくも、またゆとりあるつきあいではないか」(カゲグチ「女の美点」)…ほんとにねえ。501p。タテ18.8・ヨコ13.7センチ。ハードカバー。現在、絶版。

北欧織物
矢吹恵子著
文化出版局/昭和53年再版
実物大図案付・Good

order number :S-626
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国立ノルウェー手工業美術大学タペストリー科・デザイン科で学んだ筆者による「北欧織物」。日曜大工コーナーにある材料を使って簡単にできる「バックベルト織り」で作る麻糸と木綿糸のざっくりとしたランチョンマット。枠型の専用織り機でつくる北欧織物のタペストリーや小物入れ。その他、布の裂き織りやループ織など、数々の北欧織物の織り方が丁寧に解説されています。また、「明るいチェック」「変り糸の横縞」「同系色の縦縞」等の、布の織り模様にこだわったページもあって、北欧の布を自分で織り上げる楽しみを味わえそう。装丁・仲條正義。81p。ハードカバー。現在、絶版。

kimok-1.jpg(5185 byte) 木彫と木工・手づくりの暮らし
林二郎・林遊卯共著
文化出版局/昭和54年重刷
実物大図案付・Good

order number :H-3033
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クッキーを焼く時に使うビスケット型、ローストビーフなど載せるカッティングボードのほか、スプーン、ナプキンリング、ケーキボードとクッキーボックス、サラダボウル、アンティックな小物入れなどの彫り方が掲載された『木彫りと木工』。彫刻刀でこつこつと彫る木彫の楽しさが、知っておきたい基本的な知識(木の選び方、彫刻刀の研ぎ方、工具の扱い方など)とともに丁寧に解説されています。すてきなものが多く、眺めているだけでも楽しめるのもうれしい。装丁は中條正義。タテ24・ヨコ18.8センチ。ハードカバー。現在、絶版。

parifuo-1.jpg(4217 byte) 巴里風物誌
文・渡辺紳一郎、絵・佐野繁次郎
東峰書房/昭和30年再販帯付
佐野繁次郎献辞サイン入・表紙少ヨレ・10p程小口からシミ有・古本シミ有

order number :SN-93
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パリ滞在がちょうど同時期だった佐野繁次郎と渡辺紳一郎。本書は、それがきっかけで出来上がった粋な友だち本。「蚤の市」「メトロ」「巴里祭」「カフェの定義」「切手集め」「モンマルトル」「パンの皮の市」などパリのいろんなところが、小粋な文章(渡辺)と絵(佐野)で収められています。「佐野君の画集とすれば、渡辺の文は、その説明であり、紳一郎の巴里風物誌とすれば、佐野君の六十枚のスケッチは、その挿画ということになる」とあとがきにあるように、佐野繁次郎の画集といってもいいほどたっぷりと入ったスケッチが魅力。水色を基調とするカバーと黄色の本体表紙も、憎らしいほどすてきです。236p。単行本サイズ。ハードカバー。現在、絶版。
(献辞署名は、あの独特の手書き文字で、前見返しの左上に「Mousieur T.kikuchi」、下部真ん中に「sano 1956」ときちんとレイアウトを考えた配置で入っています。柔らかな鉛筆で書かれているのも、また格好いい)

tomodati-1.jpg(3617 byte) ともだちという名の我楽多箱(がらくたばこ)
平野威馬雄
濤書房/1975年初版
前扉上部に紙はがし跡有

order number :E-5105
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著者の平野威馬雄(イマオ)氏は、あの平野レミの実のお父さん。混血児として生まれ、詩人、元コカイン中毒者、UFO研究家、「お化けを守る会」の会長としても知られる大変破天荒な人物です。本書はそのイマオさんが、自身の豊富な交友関係を縦横無尽に語りつくした一冊。少年時代からの“悪友”である詩人の金子光晴やサトウハチローとのいかにも「男子」なやんちゃな交遊、責め絵で知られる伊藤晴雨画伯の思い出、UFO愛好仲間である横尾忠則との対談、イマオ氏の妻が平野家の内情をつづった「ヘンナ娘と奇妙な夫を持って」など、盛りだくさん。すらすらと読めておもしろい。横尾忠則による凝った装丁も見事です。240p。タテ17.8・ヨコ12センチ。現在、絶版。

sofu662-1.jpg(7192 byte) 装苑付録・体型別のデザイン
文化出版局/1966年2月号
日焼け・少痛み

order number :B-3955
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洋裁文化華やかなりし頃の『装苑』付録。「体型別のデザイン」と題し、大きめのプリーツスカートがおしゃれなツーピース、低めにとったスカートの切り替えが新鮮なロールカラーのワンピース、体にぴったりあったラインが美しいジャージーのワンピースなどなど、60年代調のかわいらしい服がたっぷりと掲載されています。全66作品すべての製図を巻末に収録。また本誌掲載服の製図も同時収録されています。見ているだけで楽しい一冊。178p。タテ25.6・ヨコ18.1センチ。

youte2-1.jpg(3641 byte) 酔うて候
西崎緑
ダヴィッド社/昭和31年初版
函少シミ

order number :E-5127
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明治生まれの舞踏家・西崎緑による随筆集。踊りの先生だから難しいことがたくさん書いてあるのでは、という心配はご無用。仏英和女学校に通ったやんちゃな娘時代の思い出、まだ返還されてなかった頃の沖縄旅行とそこで食べたおいしい琉球料理の覚書、夫婦のこと、着物についてなどなど、気軽な内容の随筆です。「明治風俗の美しさ」という章では「黒繻子のかけえり。下町風俗としてずっとあとまで残っておりましたが、顔のそばに黒をもってくるので、とても顔がひきたって綺麗にみえる」といった話や、昔は着物を今のようにかっちりと着付けずに洋服のようにゆったりと着ていたとなどの記述もあっておもしろい。ダヴィッド社らしい粋な装丁です。258p。タテ19・ヨコ13.8センチ。ハードカバー。現在、絶版。

smlo-1.jpg(8431 byte) すてきなおかし作り・小学館ミニレディー百科シリーズ11
今田美奈子・著
小学館
1990年重版
少日焼け

order number :H-3071
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懐かしい「小学館ミニレディー百科シリーズ」のなかの一冊。「ひそかに愛している彼にうっとりするほどおいしく愛らしいおかしをプレゼントすることができたらと心をときめかせる」、そんな「ティーンのみなさんのやさしい夢をかなえてあげたくて」作られた本だとか(まえがきより)。シュークリームにマドレーヌにトリュフにマシュマロにスイートポテト。お菓子作りの基本から伝統あるお菓子の作り方までが、小さな女の子にも分かるように丁寧に解説されているのがポイント。この本で初めてお菓子を作ったという方も多いのでは?随所に添えられた少女マンガのイラストに忘れていた「あの頃」の記憶が甦ってくる、そんな甘酸っぱい一冊でもあります。175p。タテ19.5・ヨコ15.5センチ。ハードカバー。現在、絶版。

女性に関する十二章 女性に関する十二章
伊藤整
中公文庫/1991年重版
Good

order number :E-1033
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愛らしい花森さんの装釘も手伝い、ベストセラーになった『女性に関する十二章』。この本は、はじめ中公新書として出されましたが、これは文庫版。奥野健男の解説によると「花森安治のデザインによる斬新な新書判で、女性がアクセサリーとして携帯したくなるような、またハンドバックにも気軽に収まる本であった」とのこと。納得のかわいらしさです。内容は、「結婚と幸福」「愛とは何か」「情緒について」「家庭とはなにか」という、題名通りの女性論。190p。文庫サイズ。ソフトカバー。現在、版元品切れ。

vfs-1.jpg(6686 byte) ヴォーグ・フランス刺しゅう1
大原かつ
日本ヴォーグ社/昭和44年重版
図案の型紙付録付・ページ端少シミ有

order number :S-9030
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「フランス刺しゅうの刺し方は、300種以上もありますが、本書はその中でよく使われるステッチ、必要なステッチ144種を、そのステッチを生かした作品とともに掲載いたしました」という一冊。ペタルアウトラインステッチ、チェーンクレステッドステッチ、ステッデッドチェーンステッチなど、初心者向けの刺しゅう本ではあまり見たことのないような多種多様なステッチが、詳しい刺し方図案と一緒に掲載されているので、ぱらぱらと眺めるだけで、自分なりの作品や図案を作る際の良いインスピレーションを与えてくれそう。作品は日本刺しゅうの流れを感じる繊細なものが多いです。カラー22p、全118p。タテ25.7・ヨコ18.2センチ。ソフトカバー。

yuuko-1.jpg(4760 byte) ゆうこのあさごはん
月刊予約絵本普及版こどものとも
福音館
1977年並製版第2刷
少日焼け・表紙裏表紙少古本シミ有・本文Good・折り込み付録「絵本のたのしみ」付

order number :H-3069
SOLD OUT
寝坊してひとりで朝ごはんを食べていたゆうこが、ゆでたまごをむこうとした途端、たまごが云いました。「ゆうこちゃん。ぼくのからをむかないで。(略)ふたりで冒険に出かけよう」。たまごから教えてもらった秘密のおまじないで小さくなったゆうこは、たまごと一緒に空を飛び、不思議な冒険に出かけます。赤いサルビアの花、つるんと朗らかなたまご、風がふきわたる気持ちいい大空。ゆうこと一緒に旅に出た気分になれる、とてもかわいらしい絵本です。こどものとものペーパーバッグ版です。27p。タテ26・ヨコ18.6センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

ras3ts-1.jpg(7199 byte) レース編み・シリーズNO.3・テーブルセンター2
イルゼ・ブラッシ他
雄鶏社/昭和39年重版
日焼け

order number :S-704
SOLD OUT
「お部屋を楽しくしてくれるレース編み、そういうレースを集めてみました」と、ドイリーやテーブルセンターを44作品掲載した60年代の手芸本。この本より前に発売され絶版となった『手芸教室2レース編と鈎針編』『レース編み全集』のなかから「特にすぐれた作品を選び、新しく編みなおした」というだけあって、クラシカルな気品ただよう作品を楽しめます。8pカラー、その他モノクロ。全80p。タテ25.8・18.3センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

東京味覚地図 東京味覚地図
奥野信太郎編
河出書房新社/昭和33年初版
函付・少痛み

order number :E-5063
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奥野信太郎が「ぼくの友人」に「めいめい持場をきめて、いろいろな味について勝手な放言を」してもらって編んだ『東京味覚地図』。壇一雄の書く庶民的な「浅草」の味、戸板康二による「新橋」の馴染みの店、明治の紳士・高橋義孝が「神田」で行く美味い店、「築地」で生まれた池田弥三郎のおすすめの味、編者・奥野信太郎自身の「渋谷・世田谷」、田辺茂一の「新宿」、江藤淳の「吉祥寺」、戸川エマの「東京の喫茶店」、三宅艶子の「東京の菓子」などなど、目次を眺めるだけで幸せな満腹感を味わえる粋な一冊。文士たちが愛した「東京味覚地図」をぜひ、ご堪能下さい。巻末には掲載店一覧有。236p。単行本サイズ。ハードカバー。現在、絶版。

gin695-1.jpg(5672 byte) 銀花・NO.9
文化服装学院出版局/1969年5年号
少日焼け

order number : G-529
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今の形になる前の初期『銀花』。第一特集は「室内装飾と手芸」。60年代後半ならではのこっくりとした可愛い手芸刺繍がカラーで掲載されています(11p・作り方付)。また、植草甚一のエッセイ「ニューヨークは不思議な都会」(5p)などの他、ピッピー・ムーブメントで揺れるニューヨークの美術、風俗、ショッピング、料理を取り上げた特集などなど。福知千代さん調理の「美食家の低カロリーバランス食事」なんて特集も有。江島任によるパキッとした迫力あるレイアウトも、おすすめです。表紙写真・大倉舜ニ。178p。タテ25.6・ヨコ18.1センチ。ソフトカバー。

mise666-1.jpg(4222 byte) ミセス1966年6月号
文化服装学院出版局/1966年6月号
ページ日焼け

order number : G-3066
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60年代の雑誌『ミセス』。マダム・マサコ「女傘」、浦野理一「もめん鹿の子」、宇野亜喜良「太いネクタイ・男のおしゃれ」、森茉莉「私の美の世界・ボリジョイ・サアカスと熊」、森山多喜子・栗村一予「手芸・色無地に刺した刺繍」、秦秀雄「東海道五十三次食べある記」、高峰秀子「暮らしのセンス・はんこ」、清家清・指導「いすについての考え方」、石井好子「急なお客さまのおもてなし」、茂出木心護「碌の午餐」などなど。上品で贅沢な時間をこれでもかと楽しめる一冊です。AD江島任の迫力あるレイアウト・デザインも見どころ。286p。タテ25.7・ヨコ20.7センチ。ソフトカバー。

okusamahhh-1.jpg(5736 byte)奥様百科宝典
主婦之友付録/昭和10年発行
函欠・経年による日焼けシミ有・表紙少ハガレ有

order number :H-3022
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「奥様百科宝典」という名の通り、「奥様」が知っておくべきあれこれをぎっちり詰めこんだ昭和初期(昭和10年)の事典。「一年の家事」「一ヶ月の家事」「一週間の家事」「洗濯一切の心得」「交際についての家事整理のこころえ」「お掃除一切の心得」「お台所一切の心得」と、当時の奥様生活がたっぷり。マヨネーズを作る便利な道具「マヨネイザー」や、「そろそろ火鉢の用意もしなければならない」と割烹着を着てあねさまかぶりをした「奥様」のグラビア(「10月の家事」)なども有。戦前の「奥様」気分を味わえる一冊です。旧字(ふり仮名付)。カラー13pその他モノクロ。464p。タテ18.8・ヨコ12.7センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

fg576-1.jpg(7162 byte) 婦人画報
婦人画報社/1957年6月発行
日焼け・少古本シミ有・背表紙斜めに黒線入

order number : G-1593
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「新婚100%のくらしかた」特集が組まれた1957年の『婦人画報』。「仕事はこびのエキスパートになること」「社交・応接はこうして」「住まい方ABC」「楽しく暮す方法」「六月のウェディングドレス」などなど新時代の花嫁さんを思わせる甘酸っぱいページが並びます。また串田孫一「アイスランドポピイ」、石津謙介「男の服飾・木綿の素朴さを生かしたデニムの服とシャツ」、マダム・マサコ「自由な線」、庄野潤三の随筆「大陸の旅」、幸田文の随筆「夏の小品」なんてページもあって読み応え有。キュッとしまったウエストからふわっとふくらんだスカートが落ちる50年代調のノーブルなワンピースも多数掲載されています。表紙題字マダム・マサコ。大橋正デザインの目次もかわいらしい。298p。タテ25.5・ヨコ18.3センチ。ソフトカバー。

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石狩少女(いしかりをとめ)
森田たま
実業之日本社/昭和15年重版
表紙パラフィン紙欠・扉に蔵印有・少古本シミ有
order number :MO-39
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物語の主人公・悠紀子はまわりの女の子よりも大人びた文学少女。賢いうえにどこか魅力がある悠紀子に心を寄せる、東京の帝大生・一郎。彼女の賢さを認めて励ましてくれる英語の教師・土屋先生。しかし、悠紀子には親が決めた許婚がいて・・・。文学の好きな女の子が自分の意思を持って生きる姿が描かれているのが面白い。森田さんの随筆にでてくる幼い頃のエピソードもちらちらと折りこまれていて、そちらもまた楽しいです。札幌で生まれた森田たまの自伝的少女小説。268p。単行本サイズ。ソフトカバー。現在、絶版。

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もめん随筆
森田たま
中央公論社/昭和14年重版
箱隅痛み・日焼け古本シミ有
order number :MO-1
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森田さんの初随筆集。随筆家としてデヴューするきっかけとなった一文「着物・好色」の他、夏の浴衣姿の思い出を綴った「絹もすりん」、尾張町の角のライオンで食べたひき茶と苺と盛りわけにしたアイスクリームのことなど、好きな食べ物について書いた「木の芽」、佐野繁次郎とのやりとりを紹介した「木綿のきもの」などなど、短くて味のある随筆が収録されています。なかには、内田ヒャッケンに連れられて芥川龍之介を訪ねた際のことを記した「芥川さんのこと」も有。緑色の絞りの函と紅と白の市松模様の本体装幀の組み合わせが、おもわず息をのむ“かあいらしさ”。390p。単行本サイズ。ハードカバー。現在、単行本絶版。

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待つ
森田たま
文藝春秋新社/昭和34年初版
函角少日焼け
order number :MO-22
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森田さんの20冊目の随筆集。森田さん自身の手によるカット(雑誌の絵入り随筆の連載から載せたものだそう。サインは「Tama」!)が、随筆とともに収められています。昔、高くて買えなかった絣お召を30年たってもなお思い出す女心。冬、熱いほうじ茶を入れてお茶うけに楽しむ麩嘉の麩まんじゅうのおいしさ。日々の何気ないことに目を配り、丹念にすくいあげていく森田さんの文章が並んでいます。口絵には伊東深水の描いた森田さんの絵も有。269p。単行本サイズ。ハードカバー。現在、絶版。

de40-1.jpg(4205 byte) デザインNO.40
美術出版社/1962年11月発行
背表紙下部トレ&セロテープとめ跡有・表紙少ハガレ有

order number :C-300
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表紙は田中一光デザイン。内容は亀倉雄策・田中一光・山城隆一・宇野亜喜良らがデザインした旭化成のエプロン(あまりに変わったデザインのため「はじめは目をパチクリしていましたが(略)売出してみるとアッという間に売切れ、追加追加の大好評」だったそうです)、亀倉雄策が手がけたトレードマーク・デザインのなかで採用されなかったものを主に掲載した「トレード・マーク」(通常は六つほど企業側に提出して、その中の一つが採用されることが多いとのこと)、日本のデザイン史を建築、インテリアなどを含めて振り返った「日本の近代デザイン運動史11」、永井一正「想像の責任・デザインをめぐる諸考察」、折立幸一「小型客船の室内デザインについて」などなど。60年代らしい熱くモダンなプロダクト・デザインやグラフィックが楽しめます。68p。タテ29.5・ヨコ21センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

de43-1.jpg(3371 byte) デザインNO.43
美術出版社/1963年2月発行
表紙少ハガレ有

order number :C-301
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表紙は早川良雄デザイン。内容は柳宗理の文章でおくる「英国デザインセンター展」、建築評論家・浜口隆一のよる文章「〈東京オリンピックを前提とした提案〉について」、北欧のデンマーク・デザイン展に出展されたカトラリー、チェア、陶器デザインなどを取材した藤森健次「ダニッシュ・デザイン」、ケルンとパリを旅した早川良雄による印象記「デザイナーの眼・ケルンとパリ」(コルビュジェの表札の写真有)、高浜和秀「デイノ・ガビナ、イタリア家具界の風雲児」などなど。60年代らしい熱くモダンなプロダクト・デザインやグラフィックが楽しめます。68p。タテ29.5・ヨコ21センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

kts-1.jpg(4590 byte) 簡単な西洋料理支那料理・付食事作法
婦人倶楽部付録
大日本雄弁会講談社/昭和6年発行
表紙少ハガレ&印有・少日焼け

order number :R-35
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家庭で作る西洋料理、中華料理がまだ珍しかった戦前、昭和初期。各料理の作り方を「経験の無い方にも直(すぐ)に出来る」ように分かりやすく紹介し、なおかつ「調理法を学んだだけでは満足できません」と「食べ方即ち饗応に招かれた場合の食卓上の作法」も取り上げた、至れりつくせりのお料理本。「アスパラガスのスープ」「食パンの造り方」「カレー入御飯(カレー・ライス)」「馬鈴薯入オムレツ(ポテート・オムレツ)」「牛肉の煮込み(ビーフ・ラグウ)」「蟹のコキーユ」「白雪林檎(スノー・アップル)」などなど本格的な料理がずらりと並びます。シュークリームを「クリーム入油揚げ菓子」と表現するなど、時代を感じさせる記述もおもしろい。コーヒーの飲み方等、ディナーの作法を写真で教授したページもあって楽しめます。主にテキストのみ。口絵4pのみカラー、その他モノクロ。全270p。タテ18.7・ヨコ12.8センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

hitoriiki-1.jpg(3587 byte) ひとり生きる
藤原あき
ダヴィッド社/昭和31年初版
函付・古本シミ有

order number :E-5124
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著者・藤原あきは、福沢諭吉の甥で実業家・中上川彦次郎の庶子(お妾さんの子ども)。16歳で医師と結婚させられ、子どもを生んだが、テノール歌手で大のプレイボーイ・藤原義江と恋に落ち、夫と離婚。藤原を追ってミラノに渡り結婚したものの、夫の女性関係に疲れ20数年で離婚、タレントとなり、参議院議員にもなるという波乱の人生を歩んだ女性です。本書は、藤原と離婚後に記したエッセイをまとめたもの。お金持ちのお嬢さまとして女子学習院に通った頃の華やかな生活について書いた「リボン」、英語や日本画などの「お稽古ごと」のこと、女学校時代の服装や髪型について記した「消えにし夢」「耳かくし」などなど、明治のお嬢さまの生活やファッションがありありと思い浮かぶようなエッセイが楽しい。また資生堂の美容部長として働いた頃のあれこれも有。おもしろいです。237p。タテ19・ヨコ13.6センチ。ハードカバー。現在、絶版。

titiso-1.jpg(2429 byte) 父・その死
幸田文
中央公論社/昭和25年重版
日焼け古本シミ有

order number : E-1698
SOLD OUT
幸田文が、父・露伴を介護した日々を綴った随筆集。気難しい病人の世話に振り回される毎日のなか、じっと自分の場所を見つめる文さん。「父の死には私一人が直面しようとした」。死にゆく父へのまなざしが、張り詰めた文章からにじみでています。収められているのは「なんにしても、ひどい暑さだった」から始まり「父は死んで、終わった」で終わる介護の日々を書いた「菅野の記」と葬式の様子を書いた「葬送の記」。シンプルなフランス装の装幀、やわらかな紙に押された心持ち大きめの活字、すっとした茶色が美しい目次。幸田文その人のような装幀も魅力です。旧字旧かな。136p。タテ17.7・ヨコ13.2センチ。ソフトカバー。この単行本版は現在絶版。

el-1.jpg(4119 byte)THE  ELVES  AND  THE  SHOEMAKER
THE  BROTHER  GRIMM・著、KATRIN  BRANDT絵
THE  Bodley  Head  Ltd/1978年重刷
ダストカバー欠・Good

order number : H-1222
SOLD OUT
ご存知、グリム童話の「こびとのくつや」に、ドイツの画家カトリン・ブラントが絵をつけた一冊。ほわほわとにじんだようなタッチで描かれた沢山の靴、アイロン、針山、ハサミに毛糸がなんともかわいらしい。1968年度ドイツ児童図書賞の絵本賞を受賞した作品です。全ページカラー。タテ25.3・ヨコ23センチ。ハードカバー。21p。イギリス版。テキスト・英語。

sim-1.jpg(7211 byte) カラー版・千一夜物語
ヤーヌシ・グラビアンスキー絵、岡田朝雄・訳
ブックマン社/1981年重刷
函付・Good

order number : H-3034
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『しあわせなちょうちょう』『ねこねここねこ』の挿絵でも知られるポーランドの画家ヤヌーシ・グラビアンスキーの挿絵本。冒険に胸躍る千一夜物語(別名アラビアン・ナイト)が、グラビアンスキーの挿絵で生き生きと表現されています。収録作は「アラジンと魔法のランプ」「船乗りシンドバードの冒険」「アリ・ババと四十人の盗賊」など9話。エキゾチックで夢のある物語をグラビアンスキーの挿し絵でぜひどうぞ。カラーとモノクロの割合は半々くらい。322p(厚さ3センチ)。タテ25.2・ヨコ17.6センチ。ハードカバー。現在、絶版。

sakea-1.jpg(5416 byte) 酒味酒菜
草野心平
ゆまにて出版/1977年初版
帯付・Good

order number :E-1063
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宮澤賢治を世に紹介したことなどでも有名な詩人・草野心平のお酒とその肴についての美味しい一冊。「油揚。―うす揚を開いて、その中にねぎをそぎ切りにして入れて焼く。これを熱いうちに醤油をたらしてたべる」だの、「海苔。―海苔にオリーブ油を塗って、その上に塩をパラパラとかけ、それから調味料をその上にかけ、片面だけ(塗らない方を)焦がさないように軽く焼く」だの、あと一品という時に役立ちそうな、さっとできてお酒に合うおつまみの作り方が列挙してあるのが大変にうれしい。草野さんは、居酒屋『火の車』を経営していたことでも有名ですが、その時の話なども盛り込まれています。219p。ハードカバー。単行本サイズ。現在絶版。

bia-1.jpg(7106 byte)ビアードさんのパンの本
ジェームズ・ビアード著、根田春子訳、カール・ストイクレン画
文化出版局/昭和52年重刷
カバー背上部少痛み・その他Good

order number :H-3016
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パン作りの名人ビアードさんが基本の食パンからライ麦パン、黒パン、ソーダブレッド、スコーン、ピタパン、ロールパン、レーズンパンなど、全部で100種類以上のパンの作り方を紹介した一冊。この本でパン作りに目覚めた!という人も多い、バライティ豊かなレシピがすばらしい。本書をパートナーに「パン作りという摩訶不思議な仕事、(略)イーストのおこす奇跡にとりつかれると、あなたは一生パン焼き党になってしまうことでしょう(まえがきより)」。文章とイラストのみのシンプルな構成も○。ずしっと厚い269p。タテ21.5・ヨコ16センチ。ハードカバー。単行本は絶版。ちくま文庫で発行(も、現在、版元品切れ)。当時定価1500円。

magg-1.jpg(5083 byte) マリーゴールド・ガーデン
絵と詩・ケイト・グリーナウェイ、訳・岸田理生
新書館/1976年初版
カバー少傷有その他Good

order number :H-709
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19世紀末のイギリスでウォルター・クレーン、ランドルフ・コールデットと共に絵本の黄金時代を築き上げたケイト・グリーナウェイ。本書は、彼女の愛らしい絵と詩を岸田理生が訳した一冊です。ちっちゃい人たちだけが持つ二度と戻らないあの時間をほんわかとした絵で綴ったページは、愛らしいことこの上なし。くるくる巻き毛の女の子がレースたっぷりの洋服を着てつぶやく言葉の数々・・・「ねぇ、すてきなミス・モォリー、ひなぎくは何を話しているの?(ひなぎく)」・・・をお楽しみください。p88。タテ24.6・ヨコ19センチ。ハードカバー。現在、絶版。

fl36-1.jpg(3962 byte) ふたりの船・あんりとぱうろ
伊東杏里
新書館、1973年重刷
帯破れセロテープ補修有・小口シミ有

order number :ff-36
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「あなたの詩集」で見出された伊東杏里が、喫茶店「地獄の天使」のご主人、あんりとぱうろのお話を中心に綴った耽美で味わい深い物語。「あんりは色が白くてぱうろは色が黒いほうです。あんりのほうが少し背が高い、ぱうろはナチスの制服のようなパンタロンスーツがよく似合います。あんりは白いジュリアン・ソレルのきてたようなブラウスや黒のビロオドのタイトな服が似合います」(カバー袖の言葉より)。宇野亜喜良の表紙、挿絵(カラー3p)もすてきな一冊です。表紙・イラストレーション、宇野亜喜良。170p。タテ17.2・ヨコ15.5センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

sore58-1.jpg(4105 byte) それいゆNO.58・特集「美しいくらしをつくろう」
ひまわり社/1959年8月
日焼け・裏表紙破れ&シミ有

order number :H-3298
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中原淳一が、少女のためのあれこれをギュッと詰め込んだ雑誌『それいゆ』。本号の特集は「美しいくらしをつくろう」。大宅壮一「美しいくらしをつくるために」、串田孫一「都会の博物誌」、松島啓介のお人形作り「とんがり帽子」、中原淳一「ファッション・ストーリー、秋近く」、池部良・井上靖・河上徹太郎・中村汀女などの著名人が「美しいくらし」を語るインタビューページなど、『それいゆ』の提案する「女性のくらし」がたっぷり載っています。女の子向けだからといって、全く手抜きをしない骨太な人選と構成がすばらしい。表紙・中原淳一。イラスト・中原淳一、鈴木悦郎など。目次カット・鈴木悦郎。タテ17.8・ヨコ21センチ。274p。ソフトカバー。現在、絶版。

yam-1.jpg(6075 byte) 幼児あみもの・よちよち歩きから一年生まで
雄鶏社/昭和42年発行
背表紙日焼け・その他Good

order number :S-649
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中原淳一など39名の諸先生方がデザインした1960年代らしいモダンな子ども服がたっぷりと掲載された一冊。帽子とおそろいのAライン・ワンピース、ちいさな紳士にふさわしいアランセーター、アップリケや刺しゅう(図案付)を施したセーター、かぎ針編みのコートとおそろいのフードなどなど。中原淳一のエッセイとイラスト「おとなのファッションと子供服」もあって豪華です。全188p。タテ25.6・ヨコ18センチ。ソフトカバー。

aika-1.jpg(5983 byte) 愛の回転扉
安井かずみ
大和書房/1975年初版
Good

order number :H-1234
SOLD OUT
宇野亜喜良のブックデザイン、斉藤亢の写真という新書館フォアレディースを彷彿とさせる布陣が魅力の、安井かずみエッセイ集。コージャスな交友関係、生活そして(もちろん!)恋が、自作の詞を所々に挿みながら、つづられています。独身時代のものということもあり、加賀まりこやコシノジュンコらと世界中で遊び歩いた日々は、かなり刺激的。水玉模様の見返しや、8pに渡るポートレイトも○です。単行本サイズ。238p。ソフトカバー。現在版元品切れ。

mg2-1.jpg(4676 byte) 新書館フォアレディース103・マザー・グース2
アーサー・ラッカム・絵、寺山修司・訳
新書館/1978年初版
Good

order number :ff-103
SOLD OUT
アーサ・ラッカムの絵と寺山修司の訳という黄金コンビによる「マザーグース」。「十時くんねぼすけくん」「お嬢さん!着ている白のペティコート」「六ペンスはすてきだよ」「かわいいマフェット地べたにすわりおやつをたべてた」「バビロンまでは何マイル?」などなどおなじみのマザーグースが並びます。「妖精が隣人として生きている世界」といわれるラッカムの絵はカラー3p、一色刷りの挿し絵多数。寺山修司によるあとがき『「シャロン・エヴァンスさんへのみじかい手紙」によるあとがき』も有。新書館フォアレディースらしい一冊です。85p。タテ17・ヨコ15.3センチ。ハードカバー。現在、絶版。

蜜の壷
岡部伊都子
創元社/昭和46年初版
カバー下部1センチ程裂有・その他Good

order number :E-2024
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「蜂蜜をいれる壷はないかしら」と探し求め、民芸店で出会ったのが「紫るり色の壷」。結局、蜜を入れる前に割れてしまった壷に、幼い日、豊かな愛をそそいでくれた母を思い出し、懐かしむ表題作『蜜の壷』のほか、「ごはんの椀」「菓子だんす」「大根焚き」「火鉢」などの随筆が収められています。忘れていた大切なことを気づかせてくれるようなコツンと筋の通った文章です。芹沢ケイ介による美しい装幀も魅力。267p。単行本サイズ。ハードカバー。現在、絶版。

kurosufu-1.jpg(7064 byte) 婦女界手芸書・クロスステッチ
婦女界出版社/昭和39年発行
Good

order number :S-1399
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たっくさんのクロスステッチ作品がびっしりと詰まった、いかにも婦女界出版社らしい一冊。花模様、幾何学模様、ヨーロッパの民族模様、動物、花の連続模様とお腹いっぱいになりそうなくらい大量の図案が楽しめます。シンプルな西欧風の模様が多いのも特徴。日本の手芸家さんの作品に加え、スエーデン、ドイツ、ルーマニア、イギリスの作品も有。38pカラー、その他モノクロ。全114p。タテ25.5・ヨコ18センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

csz-1.jpg(7678 byte) カラー版・刺しゅう図案集
日本ヴォーグ社/昭和44年重刷
背表紙少痛み

order number :S-512
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愛らしい刺しゅう図案ばかりの60年代手芸本。「花」「花でかこんだ図案」「花と実と葉と」「花のエチュード」「濃い地色に刺す」「花と木のある風景」「鳥と花」「連続模様」「きのこのいろいろ」「食器の図案」「蝶」「かわいい動物」「クロスステッチの図案」「クリスマス」「ワッペンのいろいろ」などなど。図案はすべてカラー。またイラストページでは、松島啓介さんらの図案も掲載されています。刺しゅうデザインはイルゼ・ブラッシ、村山美沙子、森山多喜子、小園江圭子、可児久子、中村木美など22名。200p。タテ25.6・ヨコ18.1センチ。ソフトカバー。

vsu-1.jpg(8788 byte) スエーデン刺繍
久家道子
日本ヴォーグ社/昭和49年重版
Good

order number :S-3333
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日本にスエーデン刺繍を紹介した草分け的存在である著者が、スエーデン刺繍の作品75点とパターン159種をまとめたもの。作品は、がま口、バッグ、テーブルクロス、子ども用のフレアースカート、帯、クッションなど。「ピコット刺し」「クロス刺し」「一段上り・一段下り」など、スエーデン刺繍の基本的なステッチを図解で解説した「スエーデン刺繍の基礎」という頼もしいページも、ちゃんとついています。カラー12p。全148p。タテ25.2・ヨコ18センチ。ソフトカバー。

mitua-1.jpg(3297 byte) 蜜のあはれ
室生犀星
新潮社/昭和34年初版
函上部裂補修有・2p折り目有・少古本シミ有

order number :E-5002
SOLD OUT
「をぢさま、いい考えがうかんだのよ、をぢさんとあたいのことをね、こひ人同士にして見たらどうかしら」と「をぢさま」に甘えるのは、一匹の赤い金魚。人間の少女に変身する金魚の女の子と「をぢさま」の対話形式で進む不思議な物語です。死後、誰も知らなかった愛人の存在が明らかになった犀星は、女性に対する憧れを生涯持ちつづけた人でもありました。そんな氏を彷彿とさせるようなお話。かわいくって勝気で「をぢさま」にものをねだるのが大好きな女の子も魅力的です。装丁に使われた金魚の魚拓(!)を製作したのは、栃折久美子さん(犀星には、その際ことを小説化した「炎の金魚」という小説もあります)。『いろは』2号で取り上げた、「室生をぢさま」のおすすめの一冊です。215p。単行本サイズ。ハードカバー。現在、この栃折さん装丁本は、絶版。文庫は、講談社学芸文庫で入手可。

stob-1.jpg(6779 byte)主婦之友花嫁講座・お作法と美容
主婦之友社編
主婦之友社
昭和14年重版
函表うすくシミ有・本体Good

order number :H-3066
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『装苑』『ミセス』『銀花』の名編集長として知られた今井田勲が若き日に携わったという主婦之友花嫁講座シリーズの一冊。本書の特集は「お作法と美容」。「正しい姿勢」「良人(夫)に仕へる妻の作法」「舅姑に仕へる心得」「御近所のお交際の心得」「訪問の時刻」「手土産の問題」「花嫁さんと近代化粧」「アイロンを使はぬウェーヴのかけ方」「若奥様の帯の締め方」などなど、戦前の「花嫁さん」が胸をときめかせて読んだ、うれしはずかしのあれこれがぎっしりと詰まっています。口絵「見合いから結婚までの心得画報」もとてもおもしろい(28p)。女子仕様のかわいらしい本体表紙も○。旧かな旧字ですが、漢字は総ルビ(ふりがな)付なのでよみやすいです。350p。タテ19・ヨコ13.7センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

nitit-1.jpg(2934 byte) 日曜日の食卓にて
福島慶子
文藝春秋新社/昭和32年初版
小口少古本シミ有・カバー少破れ有

order number :E-2039
SOLD OUT
美術評論家として日本に印象派を紹介した福島繁太郎。その福島繁太郎夫人で食通として知られたエッセイスト愛子さんのエッセイ集。旦那さまと一緒に滞在したフランスの話、美味しいものの話、一風変わった人物である繁太郎氏のことなどなどが、「御国自慢のたべもの」「フランスの菓子あれこれ」「味の良いパンで」「倦怠期をどう処理するか」など等の題で収められています。画家さんとの交友関係もあっておもしろい。白(表紙)、赤(背)、青(裏表紙)のトリコロールカラーを思わせる、すっきりとした装幀も魅力です。266p。ソフトカバー。単行本サイズ。現在、絶版。

wty-1.jpg(4533 byte) わたしの天気予報
白石かずこ
思潮社/1973年初版
カバー背日焼け

order number :E-5122
SOLD OUT

詩人としても森茉莉の親友としても知られる白石かずこのエッセイ集。「北園克衛論」「カナダと花と幼い日々」「生きることがアクセサリー」「池田満寿夫の画とにんげん」「「夢屋」の主人、深沢七郎」「植草甚一の三冊の本」「My Birthday」など、独特の言葉の並ぶ38本のエッセイが収録されています。矢吹申彦による装幀(カバー、見返し、扉)もたいへんにすてき。217p。単行本サイズ。ソフトカバー。現在、絶版。

fl-1.jpg(6512 byte)fair lady
学習研究社/1968年9月
ページ角折れ有・手芸カードと料理カード欠

order number :H-3064
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学習研究社が高校生の女の子むけに発行していた小冊子「フェア・レディ」。みつはしちかこの連載まんが「九月・私の愛するもの」、森村桂の「体当たり人正論・あきらめるのはよそう」、アルバイトについての女子高生座談会「かせいだらひとまず貯金」(大阪府立枚方高等学校)、宮敏彦「日本名作の中の愛の形」(「雪国」「智恵子抄」など)、魅力あるレディになるための「FLチャームスクール」などなど。1960年代の女子高生ライフを彩る甘酸っぱいあれこれが詰まっています。114p。タテ18.3・ヨコ12.7センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

寺山修司の特集 話の特集ライブラリー・寺山修司の特集
自由国民社/1996年初版

order number :E-1306
SOLD OUT
雑誌『話の特集』に掲載された寺山修司の文などを集めた一冊。宇野亜喜良のイラストが多数収録された「繪本・千一夜物語」はもちろん、「公開書簡 大山デブ子へ・春川ますみへ・石津謙介へ」「ロングロングアゴー物語 ぼくが映画少年だった頃」の他、「寺山修司の映画修辞学 寺山修司・白井佳夫」などの対談、そして彼亡き後に行なわれた和田誠・立木義浩・九條今日子(寺山夫人)、矢崎泰久(話の特集編集長)の対談など、盛りだくさんの内容です。「寺山修司をぼくに紹介してくれたのは、たしかマコちゃん(和田誠)だった」という矢崎編集長の言葉で始まる対談など、6あの時代に活躍したアーティストに興味がある方にも、おすすめの内容。装幀・和田誠。装画・宇野亜喜良。277p。単行本サイズ。ソフトカバー。現在、版元品切れ。

月刊絵本・特集●抒情画の系譜 月刊絵本・特集●抒情画の系譜
責任編集・上笙一郎
すばる書房/1977年9月号
Good

order number :H-3014
SOLD OUT

1970年代に豪華な執筆者による良質な本を提供していたすばる書房。『月刊絵本』は、そのすばる書房が出していた絵本好きにおすすめの雑誌です。本書の特集は「抒情画の系譜」。高畑華宵、蕗谷虹児、加藤まさを、竹久夢二、中原淳一、林静一と続く抒情画の系譜を辿った豪華な一冊。「抒情画とは何か−日本的少女画の本質」(上笙一郎)、「蕗谷虹児と花物語」(尾崎秀樹)、「落書き人生・竹久不二彦氏(夢二の息子)に聞く」(編集部)、「抒情画について」(蕗谷虹児)、「「抒情画集」の刊行によせて」(加藤まさを)、「病床で思い出す事」(中原淳一)、「林静一・抒情の暗殺」(草森紳一)、「モノクロ口絵」(加藤まさを、高畑華宵、中原淳一等)など。その他、「MOMAとプッシュピン」(村上由見子)等、デザインの分野までの目配りも。巻頭の「抒情画の系譜」(4p)のみカラー、その他モノクロ。表紙、竹久夢二。76p。タテ25.5・ヨコ18センチ。

sand-1.jpg(3930 byte) アンダリヤ作品集
雄鶏社/昭和36年初版
日焼け・裏表紙2センチほどヤブレ有・表紙角タテ2.5・ヨコ1センチ程欠有

order number :S-939
SOLD OUT
当時流行っていたリボンストロー「アンダリア糸」で編む作品を載せた一冊。帽子、バッグ、小物入れ、のれん、ドイリーなどなどの編み方を掲載。グラスジャケットなど、「アンダリア糸」でなくてもできそうな作品もあります。ちょっぴり色あせた写真とともに昭和の香り漂う一冊。96p。タテ16.6・ヨコ17.6センチ。ソフトカバー。

kwii4-1.jpg(8837 byte) 可愛い女へ・お菓子の絵本
入江麻木など
鎌倉書房/昭和55年重版
Good

order number :H-3031
SOLD OUT
元モデルで現・小沢征爾夫人の入江美樹(ヴェラ)さんのお母さま・入江麻木さんも参加しているお料理絵本。「不思議の国のアリス」「白雪姫」「メアリー・ポピンズ」「シンデレラ」「赤毛のアン」「ふたりのロッテ」などなどの物語にあわせてつくられたお菓子の作り方がたっぷり載った一冊です。“ナッツ入りのロシア風クッキー”“りんごで作るロッテのスペシャリテ”“熱々を楽しむクレープとスフレ”などの題と、可愛らしいお話がセットになった世界は、まさに「お菓子の絵本」。お菓子の写真がすべてカラー写真なのもうれしい。お菓子製作・入江麻木、川北末一、中山弘典、宮川敏子、横山牧子。221p。タテ25.7・ヨコ18.3センチ。ハードカバー。当時の定価2500円。現在、絶版。

okusamahh-1.jpg(5748 byte)奥様百科宝典
主婦之友付録/昭和10年発行
函少痛み・本体表紙スレ有・経年による日焼けシミ有

order number :H-3054
SOLD OUT

「奥様百科宝典」という名の通り、奥さまが知っておくべきあれこれをぎっちり詰めこんだ戦前、昭和初期(昭和10年)の一冊。「一年の家事」「一ヶ月の家事」「一週間の家事」「洗濯一切の心得」「交際についての家事整理のこころえ」「お掃除一切の心得」「お台所一切の心得」と、当時の奥様生活がたっぷり。マヨネーズを作る便利な道具「マヨネイザー」や、「そろそろ火鉢の用意もしなければならない」と割烹着を着てあねさまかぶりをした「奥様」のグラビア(「10月の家事」)なども。戦前の「奥様」気分を味わえる、たいへんおもしろい一冊です。旧字(ふり仮名付)。カラー13pその他モノクロ。464p。タテ18.8・ヨコ12.7センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

雨の日の手紙
秋山ちえ子
文化出版局/昭和61年初版
前見返しに「萩原吉太郎」宛の献辞書名有・Good

order number :E-1752
SOLD OUT
串田孫一の装幀・装画がうれしい、秋山ちえ子さんのエッセイ集。終のすみかと決めていた坂の途中にある家、一人暮しの自己管理、雨の日に綴った手紙。家のなかで聞く心地よい雨音のような文章が、ぽつんぽつんと綴られています。串田さんの挿し絵はすべてカラー(全6枚)。秋山さんにとって串田さんの装幀の本を出すことは「長い間夢みていたこと」だったそう。242p。ハードカバー。単行本サイズ。現在、絶版。

osf-1.jpg(4109 byte) 想い出のサンフランシスコ想い出のパリ
石井好子
旺文社文庫/1982年初版
Good

order number :A-1119
SOLD OUT
『パリの空の下〜』の石井好子さんが『暮しの手帖』に連載したエッセイ「想い出のサンフランシスコ」「アイ・ラブ・パリ」「モンマルトルの三十六夜」をまとめた一冊。戦後まもなくのサンフランシスコで、必死に音楽を勉強した貧乏学生の日々、パリのモンマルトルで歌うようになった日々を中心に、計6編のエッセイが収録されています。「なにがなんでも先に進んでゆきたくて、帰るのも残るのもいやだった」という青春が詰まった自伝的エッセイ集。解説はサガンの訳で知られる朝吹登水子(石井さんのご親戚でもあります)。文庫サイズ。229p。現在絶版。

sakadachino-1.jpg(4391 byte) 逆立ちの世の中
花森安治
河出新書/昭和29年初版
帯付・日焼け・表紙角シミ有・小口と扉に英字で記名有

order number :E-5115
SOLD OUT

『暮しの手帖』の名編集長、花森安治のエッセイ集。「女だけの政治」「現代おべんちゃら術」「高価なものと美しいもの」「ボクのこと」「ボクとオヤジと活動写真」「流行の正体」「へんな銀座」などなど。もともと風俗評論家として活躍していた花森さんが、ファッションから世相までを辛口で批評しています。211p。新書サイズ(タテ17.2・ヨコ10.4センチ)。現在、絶版。

genma-1.jpg(3112 byte) 現代のマスコミ・週刊朝日編集長の覚書
扇谷正造
春陽堂/昭和32年初版
日焼け

order number :E-5121
SOLD OUT

副題にある通り、『週刊朝日』の名編集長として知られた扇谷正造によるマスコミ読本。「生きているマスコミのメカニズムを正しく把握するために」と編まれた本書には、「広告は生きている」「週刊誌の広告」「週刊朝日の内幕」「読者と編集者」「見出しは生きている」など、マスコミ内部の人間にしか分からない実践的なあれこれが詰まっています。なかには「雑誌編集のコツ」なんてページも。装幀は著者の友人であり、『暮しの手帖』の初代編集長としても知られた花森安治が担当。茶色とベージュでまとめられたシンプルで上品な装幀です。217p。単行本サイズ。ソフトカバー。現在、絶版。

fg605-1.jpg(4837 byte) 婦人画報・1960年5月
婦人画報社/1960年5月発行
少日焼け・その他Good

order number : G-3022
SOLD OUT

マダム・マサコの手書き題字が表紙に躍る『婦人公論』1960年5月号。記事は亀倉雄策「手軽なモビール・くらしのデザイン」、マダム・マサコ「よそゆきの一流」、三宅艶子「お金にツヨイ娘さん」(特集「女がお金に賭けるとき」内)、大和勇三「兜町をいろどる女性風俗・婦人投資家の戦後十年小史」(同)、瀬戸内晴美「自由と恋愛をつらぬいた女たち」、十返肇「スターの結婚が流行しているが」などなど。戦後のニッポンを華麗に果敢に生きた女性たちの横顔がおしゃれに切り取られていておもしろい。この頃流行った、クチュールっぽいファッションにも注目です。304p。タテ29・ヨコ21.3センチ。ソフトカバー。

きまぐれ魔女の物語  きまぐれ魔女の物語
文・白石かずこ 絵・宇野亜喜良
エルム新社 1976年発行
Good

order number :H-739
SOLD OUT
詩人・白石かずこによる美人魔女三姉妹、エリーナ、ライザ、マリアンの物語と、宇野亜喜良による可愛らしい挿絵という、豪華な組み合わせの絵本。「ふつうの恋ではツマラナイ、ふしぎな関係というのを夢みているのだ」という、女の子の恋する気持ちが、やさしいタッチの絵で紡がれています。「もう子どもは卒業したよ、という若い人たちに贈る」といったコンセプトにぴったりの大人の女の子のためのすてきな一冊。このシリーズはカバーをとった本体装幀もすてきで、おすすめ。タテ21.6・ヨコ13.6センチ。ハードカバー。現在絶版。

fsb-1.jpg(6260 byte)トツパンの木馬座えほん・船乗りシンドバッドのぼうけん
構成・文、藤城清治、制作・木馬座
フレーベル館/昭和42年
函欠・Good

order number :H-3062
SOLD OUT
影絵で知られる藤城清治は、一時期、ぬいぐるみ劇の劇団「木馬座」を運営していました。本書はその木馬座の公演「船乗りシンドバッドのぼうけん」を絵本にしたもの。実際の舞台を写真で収め、それにお話がつけられています。個性的な人形の繰り広げる「ぬいぐるみ劇」を、懐かしいと思う人も多いのでは?表紙には、3Dホログラムがつけられていて、それもうれしい。タテ25.7・ヨコ18センチ。32p。ハードカバー。現在、絶版。

wnok-1.jpg(5893 byte) 私の名はおんな記者
松田ふみ子
学風書院/昭和28年初版
カバー上部破れ・カバー背部分破れ補修有・少古本シミ有

order number : E-1020
SOLD OUT
毎日新聞『サンデー毎日』の「女記者」松田ふみ子によるエッセイ集。「性別を超越した、こだわりのない知的な態度で、ものおじせず、堂々と正面から実力で男性とたちむかって、しかも繊細な感情と叡智のもち主である女でありたいと思う」という彼女による文章「記者生活」「婦人記者は愉し」「私の楽壇インタヴュー」(諏訪根自子・山田耕作・近衛秀麿・藤原義江など)などが収められています。仕事が出来て、気が強くて、百戦錬磨の男性記者のなかでひるむことなく働くキャリアウーマンの先輩といった趣。装幀は猪熊弦一郎。カバー全てに猪熊さんの絵が使われています。内容は、264p。タテ18.5・ヨコ13センチ。ハードカバー。現在、絶版。

kotyu-1.jpg(3530 byte) 壷中庵異聞
富岡多恵子
文藝春秋/昭和49年初版
帯付・カバー袖はがし跡有(タテ3・ヨコ4センチ程度)

order number :E-5010
SOLD OUT
富岡多恵子が池田満寿夫と同棲していた頃の体験をもとに、「豆本」という「ユートピア」に憑かれた、豆本版元「壷中庵」の「横川」老人のことを描いた一冊。一応、フィクションという形態をとっていますが、「壷中庵」の「横川蒼太」は実在の人物で、江戸川乱歩の実弟である平井通という人(作中では「ある有名作家の弟」とだけ記してあります)。また、まだ世に知られる前の池田満寿夫が、作中で富岡多恵子と作っていた豆本も、もちろん実存する豆本で、現在では「池田豆本」と称されたいへんお高いものになっています。「豆本」に取り付かれた人々の右往左往が面白く、読みながらわくわくします。見返しがド派手な横尾忠則の大胆な装幀もすてき。200p。単行本サイズ。ハードカバー。現在、絶版。

kp-1.jpg(5045 byte) カセット・パターン
ブラザー編物研究会/昭和46年重版
少日焼け・ビニールカバー付

order number :S-363
SOLD OUT
機械編み用の模様が大きな紙面に408種類、たっぷり収められた一冊。微妙な色合いの可愛らしい幾何学模様や、トリ、シカ、ネコなどのワンポイント模様、繊細なレース編模様、針抜き模様、スベリ目模様などなどが、当時の雰囲気を伝える派手な色あわせで並べられている様子は壮観。「引き上げ模様」「タック模様」「引き上げタック模様」「針抜き模様」「ホール模様」「スベリ目模様」「同時編み込み模様」「レース模様」「引き上げレース模様」「スレッド模様」「スレッドレース模様」「ゴム編模様」など。巻末には「パンチカードによる模様編みの編み方」、「図案」もきちんと有。編物や刺しゅうの参考書にも使えそう。カラー写真64p、モノクロ写真160p。全304p。タテ28.7・ヨコ21.8センチ。ハードカバー。

kiiro-1.jpg(4362 byte) 北園克衛詩論集・黄いろい楕円
北園克衛
宝文館/昭和28年初版
表紙少汚れ有・日焼け・途中16ページほどページ隅折り目跡有

order number :C-390
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モダニズム詩人、北園克衛による詩論集。「詩における「新しい美」について」「悪魔の詩人」「夜と昼」「一人のVOUポエットの記録」「砂の手紙」「アメリカのリトル・マガジン」「Seasonの手帳」など32編の文章が収められています。もちろん表紙、裏表紙、扉は北園克衛による自装本。巻末の「覚書」は、こんな言葉で結ばれています。「将来あらわれるであろうところのすべてのアヴァンギャルドにこの本が少しでも役立つならば幸である」。口絵(モノクロ)1p付。265p。絶版。

gin693-1.jpg(7295 byte) 銀花
文化服装学院出版局/1969年3月号
Good

order number : G-531
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『銀花』は今の形になる前、『ミセス』よりも年齢層の高いハイクラスな奥さまに向けて編まれていた時期がありました。本書は、そのリニューアルまえの『銀花』。叙情画家・蕗谷虹児の描く「おとなの絵本・巴里の感傷」(モノクロ9p)、ハープの音と遊ぶ串田孫一の部屋、船室のような柳原良平の部屋など各界の著名人の「したいことをする部屋」を写真で載せたページ、初山滋の絵で楽しむ「手毬わらべ唄」などなど。蕎麦の食べ方、蕎麦道具(蕎麦箱・薬味の基本など)、蕎麦の旅など、蕎麦を特集した粋なページもあります。この時期の『銀花』のレイアウト(AD)を手がけているのが、同じ文化出版局の『装苑』を手がけていた江島任氏というのも、誌面のあか抜け度に関係してそう。きりっと一本筋が通った、迫力あるレイアウトです。230p。タテ25.6・ヨコ18.1センチ。ソフトカバー。

sofu642-1.jpg(6792 byte) 装苑付録・真冬の通勤着
文化出版局/1964年2月号
少日焼け・表紙角折目有

order number :B-3946
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今よりも洋裁雑誌としての色彩が濃かった時代の『装苑』付録。特集は「真冬の通勤着」。ツイードのかっちりとしたスーツ、ハイカラーが清楚な印象のワンピース、体のラインがきれいに見える凛としたツーピースなどなど、ちょっとおしゃれな冬の通勤着56種が掲載されています。巻末には本誌に掲載された服も含めた製図・作り方付。洋裁の参考にはもちろん、当時のファッションを知りたい方にもおすすめ。162p。タテ25.5・ヨコ18センチ。

sofu655-1.jpg(6594 byte) 装苑付録
文化出版局/1965年5月号
少日焼け

order number :B-3944
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今よりも洋裁雑誌としての色彩が濃かった時代の『装苑』付録。特集は「五月のスーツ」。プリーツスカートのきりっとしたスーツ、ギンガムチェックが愛らしいツーピースなどなど、いかにも1960年代らしいスーツがずらり並んでいます。洋裁の参考にはもちろん、当時のファッションを知りたい方にもおすすめ。162p。タテ25.5・ヨコ18センチ。

月刊絵本・特集・日本の現代絵本作家130人
舟崎克彦・アリスの旅
すばる書房/1979年2月
少日焼け・表紙少折り目有

order number :H-3042
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長新太、林静一、堀内誠一などそうそうたる面々が「処女作」「代表作」「最新作」「近況報告・凝っている遊び」を寄せた「日本の現代絵本作家130人」。作家の連絡先住所が載っているところに時代を感じます。巻頭口絵は、アリスにかかわるイギリスの名所を舟崎克彦がたどった「アリスの旅」。最後には、パリでの堀内誠一との飲み会写真まで載っています。100p。タテ25.7・ヨコ18.2センチ。ソフトカバー。絶版。

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銀座百点・NO.34
銀座百店会/1957年10月発行
Good
order number :GN-43
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表紙と裏表紙で一枚の絵になるタイプの『銀座百点』。
この号には「ソフィア・ローレンと日本の男性」という題で面白い対談が組まれています。参加者は向井潤吉・中村敏郎・秋山庄太郎・中川弘子・富田英三と興味深い面々。画家・カメラマンと著名なおじさまたちが好き放題言う対談に、読みながらにこにこしてしまいます。その他も、渡辺紳一郎「八頭身のマダム」、吉田五十六「素人と玄人」、渡辺一夫「手の届かない葡萄もすっぱいことがある」、田川博一「枯葉に彩られたパリのスケッチ」と豪華メンバー。また、山田抄太郎・久保田万太郎・戸板康二・池田弥三郎・円地文子「小唄の作詞作曲−演劇合評会−」など。
写真ページは「お浜離宮」。
表紙・佐野繁次郎。56p。冊子タイプ。タテ12.2・ヨコ18センチ。

ビール天国6
編集兼発行人・開高健
サントリー株式会社宣伝部/昭和39年3月発行
少日焼け・『B天』一周年の紙付

order number :Y-41
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『洋酒天国』のあとに出された『ビール天国』第1巻6号。編集兼発行・開高健。表紙は柳原良平による「北欧スケッチ5・オールフスの民族博物館」。世界中のグラスマットを集めた「B天サロン」、団伊玖磨のお酒随筆「酒と僕」、十返肇夫人の十返千鶴子の随筆「ビール飲めば気どれない」、そして開高健の随筆「地球はグラスのふちを回る6」、司葉子が語る「今月のおつまみ・ナッツ」などなど。最後のページでは開高健、山口瞳、柳原良平、河盛好蔵などが審査した「ホラ吹きコンクール」審査の模様が写真付で載ってます。ビールを発売して一年、『B天』を発行して一年になることを記した紙付。写真・福井鉄也。表紙・柳原良平、16p。タテ25.6・ヨコ18.3センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

半分愛して・あなたの詩集2
フォアレディース37
寺山修司・編
新書館/1970年初版
Goo

order number :ff-4
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まっくろのバックに描かれた宇野亜喜良の絵が目を引く「あなたの詩集」第二段。「半分愛してください/のこりの半分で/だまって海を見ていたいのです/半分愛してください/のこりの半分で/人生を考えてみたいのです」。宇野亜喜良のイラストはカバー、カラー口絵1p、目次に使われています。また最後の寺山修司のあとがき「ひなげしを摘みながら」に載っている投稿者への言葉(もっといたずらっぽいもの、キュートなもの、一寸エロティックな少女らしさ、野生の子鹿のような奔放さ!)もすてき。AD、イラストレーション・宇野亜喜良。本文イラストレーション・藤田寧子。ソフトカバー。222p。タテ12・ヨコ10.5センチ。現在、絶版。

gin689-1.jpg(7359 byte) 銀花・NO.5
文化服装学院出版局/1968年9月号
Good
order number : G-461
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今の形になる前の雑誌『銀花』。萩原葉子(詩人・荻原朔太郎の娘で、荻原朔美のお母さま)が、娘時代の日々を綴った文に宇野亜喜良がカラーイラストをつけた「娘時代」(宇野さんのイラストは「フォア・レディース・シリーズ」と同じ時代の、とてもいい雰囲気・4p)、マダム・マサコの「スプーン」、芹沢ケイ介「沖縄風物」、串田孫一氏の「高原」など。日本の美をモダンに紹介した「ぞうきんの唄」「男の着物・信濃路の縞」「もめん草木染め」「つくろいの美」(土門拳)、「帙(ちつ)」(作り方付)もあって、うっとり。この時期の『銀花』も(60年代後半という時代もあるでしょうが)すてきです。234p。タテ25.6・ヨコ18.1センチ。ソフトカバー。

gin685-1.jpg(4921 byte) 銀花・NO.3
文化服装学院出版局/1968年5月号
背表紙下部トレ有・その他Good

order number : G-356
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今の形にリニューアルされる前の雑誌『銀花』。土門拳が深沢七郎を埼玉のラブミー農場に訪ねて撮影し、文を書いた「深沢七郎さんをラブミー農場に訪ねて」や、森山多喜子が「銀花」をイメージした刺しゅうを紹介しているページ(とてもきれいです・図案付)、マダム・マサコが香りについて綴った「香葩」、さらには柳原良平がメガネについて書いた文などを掲載。「緑の柳条」などのファッション・ページや長新太がカットを書いたページも有。上品で趣味がよくて、日本の美への心配りをモダンに表現する『銀花』ならではの内容です。全240p。タテ25.6・ヨコ18.1センチ。ソフトカバー。

銀花・4号
文化服装学院出版局/1968年7月号
Good

order number : G-589
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『銀花』は今の形になる前、『ミセス』よりも年齢層の高いハイクラスな奥さまに向けて編まれていた時期がありました。本書は、そのリニューアルまえの『銀花』。中原淳一の自宅で取材した「草木を飾る・緑とガラス」、初山滋の「車の絵本」(カラー8p)、出雲地方に住む庶民に昔から伝わるお茶「ぼてぼて茶」を丁寧に取材した「松江で出会ったぼてぼて茶」、新書館FLS時代の宇野亜喜良の華麗な挿絵がカラーで踊る「蔓植物への夢」(4p)、森山多喜子の手芸「空に咲く銀花」などなど。日本の伝統とモダンが絶妙に溶けあった紙面が魅力的です。そのほか、全国の味噌の味や作り方を紹介したページ、田舎でであったすばらしい手織りの「絣の敷きもの」、上野池之端「十三や」のつげの櫛、秦秀雄が紹介する「白磁・無言の美」も。レイアウト(AD)は、同じ文化出版局から出ていた『装苑』を手がけていた江島任が担当しています。全186p。タテ25.6・ヨコ18.1センチ。ソフトカバー。

さかな(春夏)
浅見四郎
昭和47年重刷/文化出版局ミセス編集部・刊
カバー上部2センチ程破れ&湿気シミ有・背表紙日焼け・ページ上部湿気ヨレ有

order number :R-4
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料亭「河繁」の浅見四郎氏が「さかな」料理を丁寧に解説した一冊。「鯛の骨蒸し」「さよりの黄身あえ」「きすのうに焼き」「あいなめの山かけ」「はもの信州蒸し」「あじのつみ入れ」などなど。それぞれの魚のおろしかたもきちんあります。使われている器もたいへんのうつくしく、60〜70年代前半の雑誌『ミセス』ならではの贅沢な気分に浸れる料理本。写真(カラー)大倉舜二、写真(モノクロ)矢野正義、装丁・レイアウト江島任。189p。ハードカバー。タテ24.3・ヨコ18.8センチ。現在、絶版。
※状態があまりよくないため、それを考慮した価格となっています。ご了承ください。

sakanakf-1.jpg(5181 byte) さかな(秋冬)
浅見四郎
昭和50年重刷/文化出版局ミセス編集部・刊
シミ有

order number :R-4
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料亭「河繁」の浅見四郎氏が「さかな」料理を丁寧に解説した一冊。「いわしとみょうがの竹のなます」「さんまのこぶじめ」「さばの鉄砲あえ」「かますのから揚げ」「さけのかぶら巻き」「甘鯛のみそづけ」などなど(他にあなご、いか、かに、かき、なまこ、ぶり、ひらめ、まぐろ、ふな、わかさぎ、白魚)。それぞれの魚のおろしかたもきちんあります。使われている器もたいへんのうつくしく、60〜70年代前半の雑誌『ミセス』ならではの贅沢な気分に浸れる料理本。写真(カラー)大倉舜二、写真(モノクロ)矢野正義、装丁・レイアウト江島任。173p。ハードカバー。タテ24.3・ヨコ18.8センチ。現在、絶版。
※状態があまりよくないため、それを考慮した価格となっています。ご了承ください。

wnih-1.jpg(5005 byte) 私の猫がいない日々
熊井明子
白川書院/1977年初版
帯付・カバー上部少日焼け

order number :E−1694
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猫好きで知られる熊井明子さんが、小さい頃から現在まで出会った猫たちを綴ったもの。歴代の猫を語りながら、その頃の生活にも思いを寄せる、猫で綴る熊井さん自身の歴史といった趣の一冊になっています。また、パリ猫日記、ロンドン猫日記に加え、城夏子、田中澄江、杉本苑子らの猫好きへ行ったインタビューも収録。233p。ハードカバー。タテ19.3・ヨコ13.5センチ。現在絶版。

kokemomo-1.jpg(4431 byte) 随筆苔桃
森田たま
共立書房/昭和24年初版
日焼け・小口古本シミ
order number :MO-14
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札幌で過ごした子ども時代に始めて食べた「オムレツとカツレツとシチウ」の西洋料理の味、「柿よりももつと紅い、きれいなくだもの」トマトをはじめて知ったときの話、終戦後に過ごした北鎌倉での毎日、幼い頃からの読書遍歴、自宅が火事に遭った際のこと、森田家の家計の話…。何気ない日々の出来事を、柔らかだけれどうちに潜む芯の強さを感じさせる文体で綴った森田さんの随筆集。白地にうすみどりの花の絵が踊る表紙も趣があります。旧字旧仮名遣い。252p。単行本サイズ。ソフトカバー。現在、絶版。
※戦後すぐの本なのでもともとの紙質があまりよくありません。ご了承ください。

hanasou-1.jpg(5630 byte) 婦女界手芸書・花の創作刺繍
北島照代
婦女界出版社/昭和36年発行
背表紙下部少イタミ・前見返し折り目跡有

order number :S-1397
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花をモチーフとしたちょっぴり和風な刺繍図案がぎっしり詰まった、いかにも婦女界出版社らしい手芸本。テーブルクロスやコンパクト入れなどに刺す「花」の刺繍57作品に、「小花のステッチ83種(実物大)」を加えた全部で約140作品がこれでもかと掲載されています。「この世ならぬ人工の花園!」からはじまる巻頭の文章「編集部から」の濃さもまたおもしろい。51ページカラー、その他モノクロ。全174p。タテ26・ヨコ18.2センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

barako-1.jpg(5657 byte) 薔薇の小部屋
特集・おもいでの少女小説、松本かつぢ画集
内藤ルネ企画編集
1978年秋の号、第二書房
表紙薄く折り目有・少日焼け

order number :H-3061
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内藤ルネが企画編集をした伝説の雑誌『薔薇の小部屋』の第二号。特集「おもいでの少女小説」では、田辺聖子「少女小説に夢中だった頃」、北林谷栄「わたしと少女雑誌」、本間真左夫「吉屋信子と川端康成と少女小説」などを掲載。また「松本かつぢ抒情画集」は、松本かつぢ「はい、こんにちは元気ですよ!」、上田とし子「明るく朗らかな少女に憧れて」、田村セツコ「木もれ陽の中のゴッド・ファーザー」など。その他に、森茉莉「柿の色と柿色」、熊井明子「妹と私」、城夏子「リリアン・ギッシュ」、白石冬美「仔猫物語」、内藤ルネ「ルネのリビング話」「ルネのアイディア玉手箱」「薔薇色博物館」、鈴木悦郎・絵「萩」、加納典明「麗人・緑魔子写真集」などなど。ルネさんの大好きな世界が、これでもかっと詰めこまれた、「永遠の少女のための絵本」という副題そのままの非常に豪華な内容です。ちなみのこの雑誌は採算が取れず、この号で終刊してしまいました。188p。タテ21・ヨコ15センチ。ソフトカバー。絶版。

jdz-1.jpg(4413 byte) 自伝的女流文壇史
吉屋信子
中央公論社/昭和37年再版
函少シミ・函背表紙日焼け・小口薄くシミ

order number : E-1678
SOLD OUT
少女小説でも知られる吉屋信子が、同時代に生きた女流作家たちについて綴った一冊。女性に注がれるあたたかい眼差しや公平な見方とともに、女性が同性を見るときの鋭さが加わった、とても面白い内容。取り上げられている女性も、田村俊子、岡本かの子、林芙美子、真杉静枝、長谷川時雨、宮本百合子、矢田津世子、ささき・ふさ、山田順子と、一癖もニ癖もありそうな個性的で才能豊かな面々ばかり。単行本版には、文庫にはない各作家の顔写真が入っているのもポイント。個人的にも大好きなおすすめ本です。214p。単行本サイズ。現在、単行本、文庫ともに版元品切れ。

黄金の針
室生犀星
中央公論社/昭和36年初版
函日焼け・本文Good

order number :E-5009
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『いろは』2号の室生犀星特集で取り上げた一冊。森茉莉、佐多稲子など女流作家から慕われた犀星。女の人のいいところ―それがほんのちっぽけなものでも―を見つけ出すことに長けていた、その犀星ならではの「女流作家評伝」です。取り上げられている作家は、吉屋信子、森茉莉(下北の森茉莉のアパートを訪れたときの描写は秀逸!)、佐多稲子、林芙美子、平林たい子、宇野千代、幸田文、網野菊など興味深い人ばかり。ありきたりの評伝にはない、時折ひらめく作家の眼がひやりと心地いい、おすすめの一冊です。217p。ハードカバー。単行本サイズ。現在、絶版。

fg654-1.jpg(4400 byte)婦人画報
婦人画報社/1965年4月号
Good

order number :G-1606
SOLD OUT
一冊丸ごと結婚記事で埋めつくされた1965年の『婦人画報』「結婚特大号」。1960年代の可愛らしい花嫁さんのために華やかで甘酸っぱい記事がてんこもり。結婚式のドレス、ヘッドドレスとヘアスタイル、新婚生活の準備、アパートのお台所研究まで、今よりももっと「結婚」「結婚式」の意味が大きかった時代のそわそわする気持ちが伝わってきます。また宮田重雄などが嫁いだ娘について語るコーナー、アイビールックで知られる石津謙介の息子の結婚式から新婚旅行までをおった「石津祥介氏のアイビーな結婚式」なども。他にマダム・マサコのエッセイ「モンマルトルの春」、「伊丹十三」になる前の「伊丹一三」の「ヨーロッパ退屈日記・再び古典音楽のわからぬ人に」等も有。322p。タテ29・ヨコ21.5センチ。

uminiti-1.jpg(5307 byte) 少年少女小説傑作選・海の日曜日
今江祥智
実業之日本社/1967年重刷
函少スレ・ビニールカバー付・Good

order number :H-937
SOLD OUT
今江祥智初の書き下ろし長編小説。銀色に輝く馬「マリンスノー」と三郎との交流がみずみずしく描かれています。本書は、馬のイラストを得意とする宇野亜喜良の挿絵がたっぷり使われた単行本バージョン。大きなリボンの女の子や「それいゆ」という名前の看板がついたお花屋さんの挿絵(本文にはお店の名前はでてこないのに!)など、遊び心たっぷりでちょっと幻想的な宇野ワールドが楽しめます。口絵1ページ以外、すべてモノクロ。この本は、最初、函付でだされた後、改訂版として、函なしで出されましたが、本書は最初の函ありバージョン。200p。単行本サイズ。ハードカバー。タテ22・ヨコ16センチ。現在、絶版。

kimok-1.jpg(5185 byte) 木彫と木工・手づくりの暮らし
林二郎・林遊卯共著
文化出版局/昭和51年重刷
実物大図案付・Good

order number :H-3033
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クッキーを焼く時に使うビスケット型、カッティングボード、装飾スプーン、ナプキンリング、ケーキボードとクッキーボックス、サラダボウル、アンティックな小物入れなどなどを木彫りで作る方法が紹介されている『木彫りと木工』。すてきなものが多くって、眺めているだけで楽しめます。装丁は中條正義。タテ24・ヨコ18.8センチ。ハードカバー。現在、絶版。

sore21-1.jpg(5327 byte) それいゆNO.21・青春特集
ひまわり社/1952年発行
日焼け・少古本シミ

order number :H-2032
SOLD OUT
中原淳一が、少女のためのあれこれを、ギュッと詰め込んだ雑誌『それいゆ』。本号には、猪熊弦一郎をはじめとして中原淳一、東郷青児、三岸節子の各画家デザインの「画家の描いたゆかた」をひまわり社のゆかたとして通信販売するページが載っています。また、森田たまのエッセイ「紺がすりの話」、中原淳一がイラストと文章でおくる「グレタ・ガルボの帽子から」、長沢節のスタイル画が美しい「夏のブラウス集」、水野正夫のお人形手芸「花の精」などなど読み応えのある記事がたっぷり。もちろん鈴木悦郎の目次・カットも沢山あります。美しさと可愛らしさだけでなく、教養も兼ね備えた雑誌『それいゆ』の素晴らしさを改めて感じる内容です。タテ17.8・ヨコ21センチ。153p。ソフトカバー。現在、絶版。

gin6911-1.jpg(6865 byte) 銀花
文化服装学院出版局/1969年11年号
裏表紙折り目有・裏表紙上部少破れ(一センチほど)・その他Good

order number : G-529
SOLD OUT
いまの誌面になる前、まだ『ミセス』編集だった頃の『銀花』。食通として知られる獅子文六がいつも通う店を紹介した「私のなじみの店」、種村季弘の「薔薇の秘蹟」、植草甚一のエッセイ「『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラのころから、アメリカ女性は男性的になりだした」(相変わらず長い題です・・・)、珍しい装丁の本・世界一小さい豆本などをカラーで紹介した「美しい本、珍しい本」(庄司浅水)などなど豪華な内容。手芸ページ「インテリアとモザイク手芸」やモダンでお洒落な「ランプと室内」の記事もあります。勅使河原霞さんの華麗な交遊録(石井好子さんなど)もおもしろい。おすすめです。レイアウト・江島任。178p。タテ25.6・ヨコ18.1センチ。ソフトカバー。

mise719-1.jpg(4691 byte) ミセス・1971年9月号
文化服装学院出版局/1971年9月号
Good

order number : G-3035
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ファンが多い1960年代〜1970年代の雑誌『ミセス』。表紙のかわいらしい女性は、デザイナー中條正義氏の奥さま(「表紙の人・おしゃれ拝見」というページには中條家の様子、巻末には夫から妻への言葉もあります)。芹沢ケイ介が身のまわりのものを写真と文章で紹介した「私の座辺9●わが家の絵馬堂」、伊丹十三のイラスト付エッセイ「のぞきめがね●扇子」、佐藤雅子「私の保存食ノートより●初秋の保存食」、ホルトハウス房子「ホームメードのお菓子●トリアングル・オ・レザン」、石井好子「西洋料理・味のエスプリ●「ケルテス」のドイツ料理」、パリの子ども服(巻末に製図付)などなど。上質で豊かな時間の流れ出してくる一冊です。巻末に掲載服の製図有。迫力のあるレイアウトも見所。レイアウト・江島任。338p。タテ29・ヨコ21.3センチ。ソフトカバー。

syuge684-1.jpg(6655 byte) 手芸の友
特集・クロスステッチとリフォーム手芸
付録・実物大型紙
グラフ社/1968年4月号
Good

order number :S-3022
SOLD OUT
手芸雑誌『手芸の友』1968年4月号。この号はクロスステッチ特集。森山多喜子、村田敬子、曽根睦子などの諸先生方のクロスステッチ作品が10pに渡って掲載されています。その他、手芸の友カード、「バースデープレゼント」(四月の誕生花をベージュの絹地にカットワークに)、安井かずみの「ショート・ストーリー、二人だけのテニスコート」、水森亜土「しゃれた味・恋の味、ミックスピザをスパイする」などなど。60年代後半から70年代の昭和手芸を堪能できる一冊です。111p。タテ25.6・ヨコ18センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

motitu-1.jpg(7295 byte) たのしい手芸2・ウール手芸のモチーフつなぎ第1集
婦人画報社/昭和42年重版
最終ページから2p(広告ページ)直径1センチ程のシミ有・その他Good

order number :S-610
SOLD OUT
モチーフ編みとモチーフつなぎで作る作品ばかりを集めた一冊。モチーフは「四角いモチーフ」「円形のモチーフ」「六角のモチーフ」「三角のモチーフ」「八角と四角いモチーフの組み合わせ」など。作品は、ルームシューズ、ひざかけ、ショール、三角ストール、コート、バッグ、ベビーセット、クッション、食卓セットなど69種。作品ページはすべてカラー写真なのもうれしい。デザイン・河原フミコ、曽根睦子、三宅喜久子、和田絢子、森山多喜子など。序文カット・花井幸子。178p。タテ25.8・ヨコ18.2センチ。ソフトカバー。

イラスト青春アドバイス イラスト青春アドバイス
水森亜土・著
岩波ジュニア新書/1986年初版
Good

order number :C-613
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水森亜土が、たっぷりのイラストととも送る「イラスト青春アドバイス」。内容は、亜土ちゃんが「中高生のみなさんにむけて(中略)友だち、テスト、成績から、初恋、テレビ、料理、年中行事など、学校、家庭、社会でいきあたる問題に、自分の生きかたを紹介しながら、アドバイスします。イラストを描くのにも大いに参考になります。(カバーより)」というもの。「生きているかぎり、自分の生きかたをみつけようと、がむしゃらに生きてほしい」と、自身の体験を元に語る「青春」に関しての内容はもちろん、全てのページに二色刷りのイラストが大きく載っているのもうれしい。岩波ジュニア新書。177p。ソフトカバー。新書サイズ。現在、絶版。

随筆 続女ひと
室生犀星
新潮社/昭和31年重刷
カバー付・日焼け・古本シミ有

order number :E-2025
SOLD OUT

『いろは』2号で特集した室生犀星「随筆女ひと」の続編。初夏、行きつけの理髪店に入った「美しい二人の女弟子」のこと、「梅が咲いて、女中さんをやさしく使ふ家庭を見ると、のびやか」でうれしくなる気持ち・・・創作の糧となる「女ひと」を賛美した随筆が並びます。粘り気のある独特の表現は、詩人・犀星ならではのもの。そのほか「女ごのための最後の詩集」「文士の悲しみ」も収録。装幀は、日本画家・山口蓬春。タテ18.5・ヨコ12センチのちょっと細長いサイズもかわいい。ハードカバー。現在、絶版。

apure-1.jpg(6601 byte) あぷれ二十四孝
河盛好蔵
新潮社/昭和36年重刷
少古本シミ有・裏表紙英字記名有

order number :E-1523
SOLD OUT
花森安治の粋な装幀が目を引く『あぷれ二十四孝』。内容は、仏文学者の河盛好蔵が、親の立場から「親と子どもの関係を明るく楽しいものにする、そのつき合いかたを考え」書いたやさしい内容。もともと「サンデー毎日」に連載されたもので、その際、花森さんが挿絵を担当しています。表紙、裏表紙の市松模が、いい雰囲気。背表紙も茶色と白の市松模様です。181p。ハードカバー。単行本サイズ。現在絶版。

sai762-1.jpg(5480 byte) SAISON  de  non・no「大特集・パリ大地図帳」
集英社/1976年2月号
Good

order number :G-1569
SOLD OUT
『ノンノ』に遅れること3年、昭和49年に同じ集英社から創刊された大判雑誌。隔月で出され、一冊ごとに女の子の生活全般をカバーする様々な特集が組まれていました。本号は「大特集・パリ大地図帳」。サンルイ、サンジェルマン、モンマルトル、マレー、モンパルナスなどのパリの街を詳細な地図と、これでもかの細かいガイドで取り上げていて、びっくり。「カフェ物語」「のみの市」「文庫本の中のパリ」「パリで地下鉄に乗る」「パリのアパルトマン」「パリお菓子抄」「メニューの読み方」などなど、ウンチクも情報もたっぷり。読んでいるだけでパリに旅行した気分が味わえます。214p。タテ29.6・23センチ。

sai-1.jpg(9510 byte) SAISON  de  non・no「特集・手作りの本」
集英社/1977年2月
Good

order number :G-1603
SOLD OUT

丸ごと一冊「手作り」を特集した1977年の『セゾン・ド・ノンノ』。ニット、ニット刺繍、手作りインテリア(ベッドスプレット、ピローなど)、マクラメ、和紙の遊びなどの手芸の他、草花のすてきな飾り方、フルーツケーキを焼く、香り高い紅茶を淹れる、ひとりで味わうコーヒー、ミルクでつくるヨーグルトとカッテージチーズの作り方などなど。70年代は手作りを大切に!というブームが起こった時代。それを象徴するような陶芸家カップル、手作り家具職人さんの家庭を紹介した記事もあります。たくさんのデーターを盛りこんだ、長い時間かけて楽しめる雑誌。198p。タテ29.6・23センチ。

spb-1.jpg(7687 byte) スピード刺繍b
デザイン・高木とみ子
婦人画報社/昭和36年発行
背表紙少イタミ

order number :S-900
SOLD OUT
60年代の婦人画報社から出ていた手芸本シリーズ「婦人画報デザイン」の一冊。「スピード刺繍」とは、布と技術によって「デコレーション・ステッチ」「ウィービング・ステッチ」「エキスプレスライン・ステッチ」の三種類のステッチに分類できる刺繍。この本は、そのなかのひとつ「織糸を抜いてそのあとに刺繍糸を通して線をあらわす」技法、「ウィービング・ステッチ」を紹介しています。「小花模様のバッグ」「コンパクトケースと小物入のセット」「縞のクッション」「格子のクッション」「水玉のクッション」などなど。いろんな刺し方が紹介されているので、本書を参考に応用してみるのも楽しそう。カラー9p、その他モノクロ。全78p。タテ22・ヨコ17.8センチ。ソフトカバー。現在、絶版。

ALEDA 新評臨時増刊・ALEDA・『泥棒の本』
新評社/昭和49年発行
日焼け

order number :E-1753
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ページを開くと、吉行淳之介「泥棒哲学」、渋沢龍彦「盗みのエロティズム」、種村季弘「『モナリザ』をめぐる三人の泥棒」などなど、綺羅星のごとき執筆陣が「泥棒」について書いた文章がずらり。また、紳士ファッションでお馴染みの梅田春夫の「ルパンとホームズの趣味と生活」、中田耕治「ルパン氏の華麗な来歴」、星博士・野尻抱影「ロンドン怪盗伝記」、安岡章太郎「私の中の泥棒考」、藤本義一「寝小便と泥棒の関係」、池波正太郎などによる泥棒番付「にっぽん泥棒株式会社」もあります。ファッションからエロティズムまで、古今東西の粋な泥棒話をぜひどうぞ。目次装画が野中ユリというのも○。気が利いています。259p。タテ20.8・ヨコ14.5センチ。ソフトカバー。

sai7410-1.jpg(8200 byte) SAISON de non・no・創刊号
集英社/1974年10月号
少ユガミ有

order number :G-574
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『セゾン・ド・ノンノ』の記念すべき創刊号、特集「フランスの本」!『セゾン・ド・ノンノ』は、『ノンノ』に遅れること3年、昭和49年に同じ集英社から創刊された大判雑誌。隔月で出され、一冊ごとに女の子の生活全般をカバーする様々な特集が組まれていました。特に、70年代のものは内容が濃くて、ビジュアルも可愛い。創刊号はフランスを大特集。「保存版パリ徹底ガイド」「パリ文芸散歩」「暮しのパンセ」「フランス料理の大特集」「パリ郊外への小旅行」などなど。また、森茉莉のエッセイ「巴里とたべものの話」もあります。愛らしい紙面はもちろん、知りたいあれこれがきちんと盛りこまれているのが、この『セゾン・ド・ノンノ』のいいところです。206p。タテ29.6・23センチ。

ハイファッション・1973年12月号
文化出版局/1973年12月発行
Good

order number :H-518
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パリ、ニューヨーク、ロンドンと最先端ファッションを大判のきれいな写真で届けていた70年代の『ハイファッション』。シンプルでカジュアルな、しかも夜らしいぜいたくなパリの「夜のカジュアルルック」、ほっそりと細いシルエットやたっぷりしたビックな「コートのニューエレメント」、安井かずみが詩を書いた「帽子をかぶった女」など、モードでエスプリの利いたファッションが並びます。また金井美恵子の随筆「メロドラマの女性」、山田宏一の「グレタ・ガルボとセシル・ビートン」とコラムも面白い。資料としてもぜひどうぞ。巻末にコート、スーツ、スカートなどの製図有。186p。タテ29.5・ヨコ12センチ。ソフトカバー。

ハイファッション・1974年12月号
文化出版局/1974年12月発行
Good

order number :H-515
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シックでクラシカルな70年代ファッションが楽しめる『ハイファッション』1974年12月号。パリオートクチュールのピンナップ、パリファッション便り、パリのファッションリーダーの顔、ケープやプリーツなどの注目のファッションアイテムなどを、丁寧に紹介。また、金子光晴のファッションポエム「白ちゃんと散歩」、コラム「ヴィオネを若い人に認識させたダイアナ・ヴリーランド」、長沢節の文「独りでもベッドは二つ」、常盤新平の「グラマー・ガールの野心」と読みものも大充実。ファッション資料としても使えます。巻末にコート、スカート、ワンピースなどの製図有。170p。タテ29.5・ヨコ12センチ。ソフトカバー。



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