2005.12.28
2005年最後の新着本追加しました。ご覧下さい。
今年2005年9月に、海月は5周年を迎えました。私自身にもいろいろな変化があった、あっという間の5年間でした。
しかしなにより、これまでやってこれたのは、海月に来てくださった方々がいたからこそ。本当にありがとうございます。
来年からの5年は、これまで以上にさらに楽しく充実したものになる気がしています。
もうすぐ一年も終ろうとしています。みなさまどうぞよいお年を!
2005.12.27
新着本追加しました。ご覧下さい。
足がとても冷えます。冷え性。
ところが、ご飯を食べると、これがあっという間にあったかくなるのですね。食べながらぐんぐん血のまわっていくの分かるぐらい。
それと比例して、頭にモヤがかかったように眠くなります。眠くて眠くて眠くて、ぼーっと苦しくって、たぶん顔も弛緩してる気が。
これは一種の病気なんじゃないでしょうか。子どもじゃあるまいし、食べたらすぐに眠気に襲われるという悪癖、来年は直したいです。
昨日読んだ本『天味無限の人―小島政二郎とともに』(小島視英子)。
2005.12.26
今日は家にお客さまが来ました。取材です。
普段つきつめて考えていないことを改めて聞かれて、どうしようかと何回もフリーズしそうになりました。あと、自分のことを話さなきゃいけないから、恥ずかしい。あたしはアメリカ人(自己PRが得意という勝手なイメージ)にはなれません(っていっても、なる可能性はゼロですが)。
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年末年始の海月は、29日〜1月4日までお休みをいただきます。その間、ご注文はいつもどおり先着順で承っています。が、注文確認メールがいつもよりも少し遅れることご了承ください。また発送は休み明けの5日以降になります。どうぞよろしくお願いいたします。
というわけで、今年の新着追加は明日と明後日の二回でおしまい。冬休みの一冊をぜひご注文くださいまし。
2005.12.24
今日はクリスマスイブ。わが家では、これから買出しに行って料理を作る予定です。
いや、それにしてもさぶい。風も強く、さきほど外に出たら帽子が飛んでいきました(その後、無事捕獲)。
寒さを忘れるような暖かい料理を、それも効率的にエネルギー摂取ができる肉肉しい(にくにくしい、と読む)料理をと目論んでいます。
よいクリスマスを!
2005.12.23
わたしは眼がよくありません。近眼です。なので人さまの前に出るときは、大抵コンタクトをしています。
コンタクトをしていないと、化粧しないで人前に出たときのように、妙に心もとなく、恥ずかしい。
武田百合子さんは、喧嘩する前に口紅を引いていくと書いてました。わたしの場合、化粧はもちろん、コンタクトもないと強気になれません。
今日は祝日。コンタクトで武装して外出です。
2005.12.22
先ほど実家(愛知)のひとと電話で話したところ「大量の雪が降っている」といっていました。雪のせいで事故は起こるわ、渋滞はするわで「てんやわんや」(獅子文六)な状態だとか。
対する東京は、すばらしい突風が吹いているものの、雪は降っておらず、それでも、やっぱり、とても、寒いです。
噂によると明日はどうやら祝日みたい。どうぞよいお休みを。
2005.12.21
この前、妹の車を借りて乗っていたときのこと。ふとバックミラーを見たら、後ろのワゴンのおじさんがすごい勢いで口を開けて、ノリノリで何かを歌ってらっしゃいました。
車に乗ってると人はどうも無防備になるらしく、喧嘩をしてるカップルだとか、信号で止まるたびにお化粧が進んでいくお姉さんだとか観覧しがいのあるシーンによく遭遇します。
空気も音楽も(きっと匂いも)一緒に運んでるから、自分の部屋にいるみたいな感じになっちまうんでしょう。
久しぶりにハンドルを握って遠出したくなっています。
2005.12.20
今日は探し物をしに街に出ていたので、更新がとっても遅くなってしまいました。すみません。
出かけついでに、年末の帰省のため新幹線の切符をとってきました。今年は30日に地元に帰る予定。
大晦日、じいちゃんばあちゃんは紅白を、それ以外は格闘技を見たり、人生ゲームをしたりして新年を迎えます。わたしはなぜか人生ゲームに強く、大金持ちになることが多いのだ。
元旦は朝早くに叩き起されてみんなそろってお雑煮を食べます。年賀状は、ここのところ出さない年が続いているので、年々少なくなっています。
今年も残すところあと11日です。
2005.12.19
ベランダから見えるモミジが、はっと気がついたら真っ赤に色づいていました。
イベント後の慌しさが徐々に落ち着いてきた気がします。
でも年末年始の休みまでは、まだちっとばかりせわしない日々が続きそう。
2005.12.17
お休みしていたせいで、書かなきゃいけないことがいろいろとたまっております。
まずは、近代ナリコさんの新刊『本と女の子』(らんぷの本・河出書房新社)が出ました。私もフォアレディース対談でちらっと参加させていただいてます(モダンジュースの宇野亜喜良号の再録)。資料としても充実した、さすがナリコさんな一冊です。
あと『ブックカフェものがたり』(矢部智子・今井京助、幻戯書房)。巻末のブックカフェリストにて、来年のひなぎくのことを載せていただきました。ひなぎくと海月の来年、どうぞお楽しみに。
写真は、先日お目にかかった岡山の蟲文庫さんに頂いた大手饅頭。内田ヒャッケン先生の随筆に出てきます。一度食べてみたいと思っていたのでたいへんにうれしい。
今週末は大寒波が襲来するみたい。暖かくして風邪などには十分お気をつけください〜。
2005.12.16
イベント終わりました。長らくお休みしてしまい申し訳ありませんでした。
期間中は、たくさんのご来場、ほんとうにありがとうございました。いろいろな方とお会いできて、お話できてうれしかったです。
この一週間は電車に乗って通勤しました。きちんとした社会人になったみたいで、晴れがましい毎日でした。
実は、今月20日から京都の恵文社さんで行われる古本市に海月も参加します(告知が遅くなってしまい申し訳ありません〜)。今年はひなぎくと時期がかぶってしまったので、ほんのちょびっとの参加になりますが、海月提出本にはイベントで配布した「海月日誌」を挟み込んでお届けする予定です。
きりん果さんのブックカバーや葉書などもあわせて販売しますので関西近郊の方はぜひとも。
よろしくお願いします〜。
2005.12.7
会場の写真イベントページにアップしました。
実は、海月は来年の夏ごろ、店舗を持つことになりました。場所は、今回イベントを行うひなぎく。共同経営という形でひなぎくの一角が海月になります。
まだまだ先のことなのですが、まずはいつも見てくださっている方にお知らせします。今後ともどうぞどうぞよろしくお願いします。
明日9日からのイベントでは、ちょっと早めの海月店舗の雰囲気を楽しみにご来場いただければうれしいです。
みなさまのお越しをお待ちしています。
2005.12.6
12月7日からイベント終了の15日まで新着をお休みします。日記は時々更新できるかも。注文はいつも通り先着順で承っています。よろしくお願いします(ご注文品の発送はイベント終了後、15日になります。
明日からイベント準備のため助っ人要員が来ます。順調にいけば、前日には会場の写真もページにアップできるかな。
どうぞお楽しみに〜。
2005.12.3
やっとこさイベント専用ページを作りました。いつものごとく遅くって申し訳ありません。
刺し子のブックカバーも撮影したのに、のそのそ作業していたら日が落ちてきてしまい、うまく撮れてませんでした。明日、リベンジしたいと思います。
しかし、それにしても、ここんところものすごく寒い。この寒いなか、外に出るのはさぞおっくうだろうなぁと思います。朝、ふとんから出るのもとってもしんどいし。
ぬくぬくに着こんで、あったかいお茶(黒豆茶とかおいしい)とおいしいご飯やデザートを楽しみに、喫茶がてら遊びに来ていただけたらうれしいです。
2005.12.2
幸田文の小説『栗いくつ』の女主人・萱子は十二月の忙しさをきらい「―まるで十二月というものにとっちめられて暮しているみたいじゃないの?あたしそんなの嫌いよ」と言います。
でも、このやたらめったらな忙しさがあってこそ、十二月の華やぎが増すような気も。
今年も残すところあと一ヶ月。「十二月なんかに負けるもんか」という萱子の気持ちで、慌しいこの一ヶ月をきっちり収めて、来年につなげていきたいです。
2005.11.30
午前中、某雑誌の取材を受けました。普段あまり人(除く、郵便局の人、スーパーの人、家のもの)に会わない生活をしているせいで妙に緊張しました。
挙動不審な人間になっていないか、顔の筋肉は上手く動いているかと、ふと心配になったりも。このような時、ちゃんとした社会人ならなければと強く思います。
さて、イベント準備のほう、ちゃくちゃくと進めています。が、どうやらこのままでは間に合わないのではと、ちと焦ってきました。そこで大変申し訳ないのですが、明日12月1日(木)〜4日(日)まで新着をお休みいたします。日記はぽちぽちと更新できるかもしれません。ご注文は随時、承っています。
どうぞよろしくお願いします〜。
2005.11.29
今日は午前中から昼過ぎにかけて自転車をこいで、くるくると動きまわりました。
久しぶりにきちんと外に出たら(この場合の「きちんと」は、スーパーに行く、郵便局に行くなど一般業務に伴う外出以外をいう)紅葉が思ったよりもきれいに色づいていて、ほおぅと思いました。
女の人むけの古本に汚れがないかチェックする時、一番よく挟まれているのが葉っぱ。押し葉をする趣味はないのですが、思わず挟みたくなる気持ちはよ〜く分かります。
そのほか挟み込み率の高いのは「買い物リスト(広告のうらに)」「自分で作った手芸の型紙」など。こういうの、個人的にはかなり好きです。
2005.11.28
来月のひなぎく古本イベントでは、『いろは』3号で取り上げた刺し子のブックカバーを販売します。手作業でちくちく縫い上げた贅沢な刺し子。数が限られているので、欲しい方はお早めに。私も楽しみにしています。
また、会場で去年の海月日記をいくつかまとめたペーパーを配布することにしました。日記のなかでも、古本や本についてのものになりそう。詳しくはまた告知します。
実は、今日の午前中は『いろは』の取材でした。たいへんに緊張したせいで、いまだに興奮状態。頭の中をちいさなネズミがぐるぐる回っているみたい。このあがり癖、どうにかしたいものです。
2005.11.26
さきほど自転車に乗ってDMを出しに行って来ました。デザイン段階で料金別納マークを入れ忘れたので、すべての葉書に別納ハンコを押して出しました。
ぽんぽんぽんぽんぽんと一人座って延々とハンコ押し。なかなか味のある「料金別納」に仕上がったと思われます。
帰りにラッパを鳴らしながら、台車を引いているお豆腐屋さんとすれ違いました。
2005.11.25
昨晩は、寒いからとお風呂に長く入ったせいでゆだってしまい、しばらくぐで〜っとしておりました。
わたしはどうやらお風呂に長く入るのが苦手なようで、サウナなんてとんでもないっと、家族とお風呂に行っても一人だけ先に出てきてしまいます。
血が薄く献血できないといわれたこともあったので、そのせいか?と思っていますが、分かりません。
でも、お風呂や温泉が出てくる本は好みでよく読みます。なかでも、ちくま文庫の『温泉百話』(東西二巻・現在絶版)は、繰り返し読んでるせいでよれよれ。
そういえば、今日買ったちくま文庫に「ちくま文庫創刊20周年フェア・限定版ちくま文庫プレゼント」のお知らせがついてました。おすすめの解説を集めた限定本・・・。二冊で一口のようですから、ふるって応募したいと思います。
2005.11.24
今朝は寝坊しました。
冬の朝は、ふとんから出るのが、ほんとうに辛い。このままふとんの国の住人になってしまいたくなります。
吉行淳之介の短編『童謡』に「布団の国」という言葉が出てきます。病気になって寝こんだ主人公に、見舞いに来た友人が「布団の国に行けるんだな」とうらやましそうに言うのです。
確か、この小説を始めて読んだのは、中学か高校か覚えていないけれども、国語の教科書でした。少年から青年へと変わる途中の男の子が持つストイックな陰と、微熱の時のようなふわふわとした熱っぽさが色っぽく、どきりとした覚えがあります。
思春期の少年少女に読ませるには大変にいいセレクトだったと今になって思います。
2005.11.23
今日は祝日なのですね。先ほど気がつきました。
急に冷えこむ日が続いたせいか、鼻がぐずぐずします。もしや風邪なのだろうか、いや、いま風邪をひいてはまずいだろうと気合を入れなおしています。
風邪の引き始めには、おいしいものを心ゆくまで食べてたくさん寝るのが一番だと(理由をつけて)、昨晩は好きなものばかりを作って食べました。
【昨日の晩ごはん】
大根と牛肉の煮物(宇野千代料理本から)、焼き餃子、白菜ショウガスープ、ししゃも、チーズ入りスクランブルエッグ、シイタケのバター焼き、ピーマンのエスニックサラダ、鮭とシソのまぜご飯、生ハム、チーズ(青カビ・ゴルゴンゾーラ)、白ワイン(チリ産)。
2005.11.22
ひなぎくイベントのDMがやっとこさ出来上がってきました。
東京周辺にお住まいの方へ順次発送していきたいと思っています(関東以外の方でもご注文を頂いた方には発送の際、同封してお届けします)。
今回のDMのイメージは「本の奥付」。検印紙の「海月」は活版活字から取りました。
2005.11.21
昨日は国分寺へ。「いろは」でもお世話になっているnakabanさんの個展に行きました。ちっちゃいサイズの作品集を購入。
会場に向かう前、久しぶりにふらふらした街(にぎわっているところ)はクリスマスムード一色でした。まだ冬服にも慣れていない気がする(出歩かないから)のに世間ではもうクリスマスなのです。
驚いたせいか、昨日から「赤鼻のトナカイ」が頭のなかで鳴り響いています。
2005.11.19
昨晩は、ボジョレ祭りをしました。これって完全に踊らされてるなぁと思うのですけれども、呑み助は飲むきっかけさえあれば、つまりはなんてもいいのです。
ここで飲んではなるまいとブレーキをかけてる気持ちを、上手に、できたらわからないように取り除いてくれるものは、基本的に通常よりも広い心で歓迎いたします。
飲みながら延々としゃべったせいで、昨日は寝たのが遅かった。
どうぞよい週末を。
【昨日のつまみ】
チーズ(青カビと白カビ)、生ハム(チーズをまいて食べる)、サーモンのマリネ(黒胡椒をたっぷり)、ハーブソーセージ
2005.11.18
わたしは古本屋なんかやってるくせに、図書館好きで(何度も書きましたが)昔っから一度、図書館に泊まってみたいと願っています。
窓の外はまっくらで、だだっぴろい部屋には本だけ。どれでも勝手に読んでいいのです。書庫も自由に出入りできるほうが好ましい。
ありえないだろうけれど、妄想するのが楽しい。だんだんと確かな妄想(持ちこむものリスト、着ていく服など)になっていくのが怖いといえば怖いのですが。
今日はあっちこっちと動き回る予定。山の上にある図書館にも行くつもりです(都立中央図書館)。
2005.11.17
今日は今から(こんな夜遅くから)出かけます。
冬の夜は寒い。手当たり次第、着こんで出かけたいと思います。
昨日読み終わった本『壇』沢木耕太郎。
2005.11.16
以前ここに書いた「皮から餃子を作る計画」、まだ実現できておりません。
でも、昨晩は、既製品の皮で餃子を作り、水餃子鍋をしました(具は、ミズナとシイタケ)。
暇ではなく忙しいのですが、そういう時ほど、料理をするとほっとします。一心不乱に台所で手を動かしていると、せわせわしていた気持ちが、すうっとなくなっていっていつのまにか食欲に変わります。
火と水と刃物という原始的な道具を使うのも、精神衛生上いいのかもしれません。
って、食べものの話が多いのは、本を読む、寝る、食べる、仕事するぐらいしかしておらず、家からあまり出ないから。料理が娯楽と化してます。
2005.11.15
寒がりなので、むくむく靴下をはいて厚着をしています。
冬は服を着こむせいで、自分の容積が妙に増えるような気がします。
たとえば細い本棚の間で人とすれ違う時。冬は夏よりも心持ち大回りでよけます。そんな変わらないくせに「自分が増えてる」ような気がするのです。
昨日、今年初めて暖房をつけました。
2005.11.14
今日新着に出した『あまカラ』123号、邱永漢の文によりますと紅茶は寒さにいいらしい。
なんでも「能開胃、散風寒、温中、治反胃」といわれ、「身体をあたためる作用がある」とのこと。同じお茶でも緑茶には逆の作用があって、ノボセ症の人には緑茶がいいけれど、あまり飲むと胃が冷えるとも書いてありました。
最近よく飲むようになった紅茶に、ありがたいお墨付きを頂いたようであります。
2005.11.12
体調、無事回復しました。もう元気でぴんぴんしております。お見舞いメールありがとうございました。
来月のひなぎく古本市も、徐々にではありますが、準備を進めています。今年も刺し子のブックカバーなどを出せるかも。
それとは別に、イベント会場でのみ配布するものも考えています。また決まったらお知らせしますね。
東京では木枯らし一号が吹いたみたい。でも、空は青くてすっこーんときれいだった。天気のいい冬の日って寒いけれどいいもんです。
2005.11.11
昨日は急にお休みしてしまいすみません。体調がぐらりと悪くなり、一日中、布団のなかで過ごしていました。
こういうときは、日常べったりの本(私の場合は日本の小説と随筆)を読む気にならないので、翻訳物の推理小説を寝床に持ちこんで、読んでは寝て、寝ては読んでいました。
私の好む推理小説は、日本語をネイティブとしないガイジンの書いたもので(翻訳物)、最後は必ずハッピーエンドで、読んだらすぐ忘れるというもの。ミステリーではなく、名探偵の登場する本格物がいいと思っています。
なんというか、子どもにとっての○○レンジャー、老人にとっての時代劇のような分かりやすい勧善懲悪ストーリーは、難しいことをつべこべべたべた言わず、その分、病身にいいような気がします。
風邪が流行っているみたい。みなさまどうぞお気をつけを。
2005.11.9
昨日の夜から今日にかけてパタパタといろんなことが降ってきています。おかげで頭がおっつかない。
こういうときに限って、あれもやらなきゃこれもあったといろんなことを思い出して、さらにぐるぐるします。
脳みそが洗濯機で回ってるようです。
昨日読んだ本『現代紳士録』(今日出海)。
2005.11.8
この頃、仕事の関係で本を読み漁る日々が続いています。わたしは変なところでものすごく貧乏性なので、本を読みすぎると悪いことをしているような気分になります。
こんないい思いをしていいんだろうか、バチが当たらないかなぁ、世の中にはもっと大切なことが(たぶんそれは苦しいこと)があるんじゃないかと不安な気持ちになるのです。
そう思う一方、もう戻れなくなってもいいやと思うぐらい物語の世界にどっぷりと漬かってしまいたくなったりもします。体全部がとろけてなくなって本の世界に溶けこんでしまっても(ありえないけど)、まぁ、それはそれで幸せだろうと思うのです。
きっとたぶん、これってあまり健全な考えではないのだろうなぁと今、書きながら気がつきました。
2005.11.6
週末は、友人夫婦のお宅にお招きを受けたり、お好み焼きを作って食べたり(残った一枚を今日のお昼食べた)、布団にくるまって本を読んだり、来月開催する古本市の準備にちょろちょろしたりしていました。
その古本市。↓に書きましたが、今年は12月に開催します。9〜13日までの開催期間中は、わたしもひなぎくに常駐予定。
ホームページ上に出ていない本をごっそり持っていきますので、お茶のみがてら遊びに来ていただけたらうれしいです。お待ちしています。
2005.11.5
十一月は陰暦だと霜月。冷えこみが厳しくなる季節です。
・ はだ寒い秋雨の街。
・ 郊外の小道に落葉をふんでゆくと
これは昭和30年の「女性の手紙事典」にある時候の挨拶。霜降りはじめる十一月の空気がしのびよってくるよう。
ちなみに、↑は「時候の挨拶・都会編」。対して「地方編」はこんな感じ。
・ 裏山には山椒の実も赤くうれて。
・ 海は午後の陽をうけて秋潮が透きとおるように輝き
都会と地方、二通り載っているのが良いと思います。
2005.11.4
昨日はmitsuさんの展示会に行った足で同じ街在住の親戚の家に寄りました。風邪をひいたらしいのでお見舞いです。
思ったよりも元気にしていたので一安心。薬やらスープやら栄養剤やらを置いて帰ってきました。
その後、せっかくここまで来たのだからと山口瞳の行きつけだった居酒屋「文蔵」に行ってみたものの、あいにく休み。たいへん残念でございました。
小説「居酒屋兆治」(高倉健主演で映画化)のモデルになったこのお店は、山口随筆にも頻繁に登場します。読むたびにいつも居酒屋に行きたくなって困るのだ。
2005.11.3
風邪がそろそろ流行りはじめてきたみたい。昨日、親戚が風邪になっちゃった〜と辛そうに電話してきました。
なので、今日はお見舞いに行くつもり。お粥や果物、スープなんかを持って行こうと思っています。
そういえば実家にいる時は、風邪で喉が痛くなると、おばあちゃんの漬けたかりん酒をお湯で割って飲んでました。
お湯で割られた琥珀色のかりん液が、コップの中でゆらゆらと踊るのが好きだった。
昨日読んだ本『ああ、温泉―種村季弘とマニア7人の温泉主義宣言』。
2005.11.2
ここんところ、旅に出たい気持ちがぷくぷくと心のなかで泡立っています。
上手い下手かは別として車の運転が好きなので、ハンドルをにぎって遠くまで行ってみたい。高速の入口を見るたびに、これに乗ったらどこまで行けるだろうとぼんやりと考えます。
一週間でいいから(これでも長いけど)、あてもなくふらふらと放浪してみたい。
その時持って行く、または旅先で読む本は、面白くってためにならなくって、すぐ忘れてしまう本がいいと思います。
2005.11.1
さて、11月になりました。
毎年恒例のひなぎくでの古本祭り。今年は、来月12月9日から一週間ほど開催する予定です。いつもは9月に行っていたのだけれども、今年はいろんな事情が重なって12月開催になりました。
これから年末にかけて、厳しくなる寒さと足並みを揃えるように、時間の進み方がどんどん早くなっていくのでしょう。そしてきっとあっという間に12月になってお正月になるのでしょう。
その前のほんの一瞬、クリスマス前のいいイベントにできるといいなと思っています。
2005.10.31
日の落ちるのが早くなってきました。ぐんぐん変わっていく季節を感じるのはいいものです。
「むかしも縁台があって、秋にはきぬかつぎでした」
スーパーで里芋を見ると、幸田文の随筆(「里芋と縁台」)の一節を思い出します。
ちょっとだけ塩をふって食べる里芋は、お酒にもあいそう。熱燗をかたわらにぽくぽくと食べたいものです。
2005.10.29
おっとっとって、今でもあったっけ?昨日、急に思いついて調べてみたら、まだありました。たこやき味とかいろいろあるみたい。
確か、私が一番最後に見て、記憶に残っているおっとっとの箱は、うすい黄色だった気がします。今は、パッケージが新しくなって違うおっとっとみたいになってるから、わかんなかった(ことにしておきます)。
私、あのなかに入っている海の生物では、カニがいちばん好きでした。ぽこぽこってなってるから食べるところがたくさん!と勘違いして気に入っていたのかも。
カニだけ手のひらにごっちゃり集めて、一気に口のなかに入れたり、しょうもないことしてた覚えがあります。
秋もたけなわ。久しぶりに駄菓子を買って遠足にでも行きたい。スケジュールを考えるとたぶん無理だろうけれども行きたいなぁ。
どうぞよい週末を。
2005.10.28
夕方、歩いてスーパーまで行く途中、いつも同じ猫に会います。彼女(彼?)は、大概道の真ん中(細い路地)で、どた〜んと寝そべってるか、「あたし、あなたになんてぜんぜん関心ないのよ〜」とツンと澄まして歩いているか、どっちかです。
ところが横を通り過ぎたとたん、いつも彼女(彼?)は後について歩いてきます。だから、立ち止まって近くに来るのを待って遊ぶのです。
といっても、今まで猫を飼ったことがなく、どう触ればいいか分からないから、座ってじーっと見つめあってるだけ。上手く世話をする自信がないので今後も飼うことはないと思いますが、あれは本当に不思議でかわいい生き物です。
というわけで、最近、パソコンの横にを置いて、時々眺めている本。『猫に尊敬される飼い主になる・愛し方、しつけ方の完全ガイドブック』(ブライアン・キルコモンズ・セーラ・ウィルソン)。
2005.10.27
今日はあっという間に時間が過ぎて、もうこんな時間。新着が遅れてしまい申し訳ありません。
わたしは、比較的よく眠る人間なのですが、この頃、寝ないでもすむ体になりたいなぁと妄想しています。
あと、時間を効率よく使える大人な女にもなりたい。と、思いつつ壁にぶつかり、同じくよく眠るヒャッケン先生の随筆を読んで、妙に心強くなったりもしています。
2005.10.26
昨日の朝刊を翌日のお昼頃読むのが習慣になっています。リアル朝刊は家のものが持っていくため、私が普段その日のうちに読む新聞は夕刊だけ。
だから戻ってきた朝刊を、次の日、お昼ごはん(だいたいパンと紅茶と卵)を食べながら読むのです。
新聞は、私にとって休み時間っぽい感じ。活字を読んでないと落ち着かないんだけど、濃い内容はちょっとねって時、息抜きに読みます。
読む順番は、まずざっと一面を見てから、ばさりと裏返して一番後ろの社会面をじーっと見ます。で、だんだんと前に戻ってきて、最後にもう一度一面をじっくり。
今日(というか昨日だけど)は、トーハクで北斎展が始まったという情報を得ました。ちょっと行きたいわねぇと思っています。
【昨日の夕ごはん】
大根と鶏そぼろの煮物、焼き茄子、水餃子(ニラ入りスープで)、スクランブルエッグ(とろけるチーズ入)、冷奴(すり胡麻とネギ)、ミズナの中華サラダ、焼きオクラ、網焼きはんぺん、日本酒(ぬる癇)。
2005.10.25
天高く馬肥ゆる秋。ということで、最近、ますます食欲旺盛。
昨晩は、宇野千代『私の作ったお惣菜』(集英社文庫)を参考に白菜の胡麻和えを作りました。これは白菜の茎(白いところ)を使う料理。
ちょうど白菜と豚肉のショウガスープを作ろうと思ってたところなので、胡麻和えのほうに茎を少しもらえば一石二鳥。一つの材料で二品作れると妙にうれしい。
この本は「お惣菜」だけあって、分量も適当だし、料理より昔の男の話のほうが多い章もあったりで、正式なお料理本という感じじゃないのですが、でも、それがまた良いのです。
おいしいものをきれいにこまごまと作るのが大好きという気持ちが伝わってきて、こっちまで料理をしたくなる。
『私の作ったお惣菜』。まだ新刊屋さんで手に入ると思います。
2005.10.24
昨日、気がついたこと。
私はどうやら自転車をこぐのが遅いらしい。普通の顔してこげる限界で足を動かしているのに、みんなさーーっと横を抜いていきます。それも涼しい顔で。
自転車のせいにしてみたり、足の筋肉が退化してしまったのかと考えてみたりしましたが、なぜあんなに差がつくのだろう。慣れれば早くごげるようになるんでしょうか。
週末自転車で行ったところ・・・図書館(家のものについていった。閉館ぎりぎりにすべりこんで、新規貸出カードを作ろうとしたら怒られた)→焼肉(肉が食べたくなって)。
週末読んだ本『父との散歩』(堀三千)。著者は柳田國男の娘さん。
2005.10.22
キノコの季節です。
わが家では、しいたけのバター焼きをよく作ります。作り方は、傘の表面に格子状に軽く包丁を入れて、バターでじゅーっと焼くだけ。
で、胡椒を心持ち多めにふりかけ、醤油を少したらして頂きます。
料理というのもおこがましいほど簡単なこの料理のポイントは、胡椒にテーブル胡椒を使うこと。黒胡椒とかちょっと気取ったのは上品過ぎてだめです。インスタントラーメンにかけるようなテーブル胡椒がベストだと思います。
小さい頃、お父さんがビールを飲む時、よくこれを食べてました。子どもだった私は、しいたけをバターで焼いた匂いが大っ嫌いで、よくもまぁこんなものをと思ってたのに、ねぇ、今では、いそいそと作って食べてるんですから。
どうぞよい週末を。
(画像は昭和九年「主婦の友付録・和洋菓子の作り方」より)
2005.10.20
今年も汁粉の季節がやってきました。
昨日、手始めに近くのスーパーで懐中汁粉を購入。
コトコト煮立てた小豆にお餅を入れたお汁粉もあったまりそう。
酒も好きだが甘いものも好きなのだ。
(画像は昭和九年「主婦の友付録・和洋菓子の作り方」より)
2005.10.19
今日は朝から少しぱたぱたしています。
さっき落ち着くために焙じ茶を入れました。
一雨ごとに寒くなっているような気がします。
2005.10.18
今日も雨です。午前中、ちょっと出かけたら、とたんにずぶぬれになりました。自転車に乗りながら傘をさすのは難しい。
今も昔も(外に出る予定のある)雨の日が憂鬱なのは変わりませんが、制服を着なきゃいけなかった中高は特別どんよりしました。雨にぬれるとプリーツスカートが、どっしり重たくなるのです。
挙句の果てには、やんわりと開いてきたプリーツのせいで、すそがやたらと広がった台形スカートになったのを覚えています。
東京は明日も雨みたい。洗濯ものがたまっています。
2005.10.16
週末からの雨がまだ降り続いています。そのせいか頭にもやがかかったよう。
友人に台風が来ると気圧の関係で頭が痛くなる人がいますが、雨降りが続くと、ぼーーっとなるのは、私だけでしょうか。
いつもより暗いから眠たくなるし、雨降りの日は一日中、眠っていてもいいくらい。
私は夢をよく見る人ですので、こんな日にずっと寝ていたら、どっちが現実か分からなくなるくらい、うとうとしながらたくさんの夢を見るでしょう。
週末からぽつぽつ読んでいる本『文壇ものしり帖』(巌谷大四)。
2005.10.15
昨日はいい天気にも関わらず、終日、家で仕事をしていました。あ、そういえば洗濯はした。でも、それだけです。
夜ご飯は、鍋。鍋に入れる春菊を見るたびに「私も大人になったもんだ」と思います。
小さい頃はうれしそうに春菊を食べる大人を軽蔑してました。あんな葉っぱのどこがおいしいのって。
今では私も立派な大人。春菊でもこんにゃくでも豆腐でも、すばらしくおいしく頂いています。私にとって、あの頃のこんにゃくは「味のない消しゴム」(食べたことないけど)でしたのに。
どうぞよい週末を。
今読んでいる本『大正っ子のおしゃべり』(岩崎友吉)。
2005.10.14
昨日ここに書いたアイス「雪ふわわ」(白ぶどう味)。あれからどうしても食べたくなって、コンビニに出かけました。
調査によると(どんな調査だ?)、セブンイレブンにはなくファミマにはあります。三個しか残ってなかったので全部買ってきて、今、残り一個。雪みたいにふわふわかき混ぜて食べるのです。おいしい。
これで好きなアイスがまた一つ増えました。
ちなみに私の好むアイス・コンビニ編は以下のとおり。たくさんありすぎてたぶん書きもらしてます。乳系よりもシャーベット系がいいです。
ガリガリ君(今年の夏は、ソーダ→カルピス→グレープルーツと好みが移行)、サクレレモン、アイスの実、ガツンとみかん、柚子(セブンイレブン)、みぞれかき氷、白くま。
2005.10.13
昨日は、お客さまが来ました。あまり人に会わない生活をしているせいで緊張しました。
人馴れしてないって、まるで私は動物みたいだ。そう思いながら、栗の紅茶をごくごく飲みました。大きめのマグカップ二杯飲んだ気がします。
今日は暑いぐらいのお天気。さっき買ってみたアイス「雪ふわわ」(ロッテ)が、とてもおいしかった。あと二三個食べたい気分です。
昨日読み終わった本『モダンガール・竹久智恵子という女優がいた』(香取俊介)。
2005.10.12
先月、親戚が来ていた時「昔の箱」(もう見ない書類やら手紙やらをごっそり入れて密封してある箱の名称)を久しぶりに開けたら、大学に行くため大阪で一人暮らしをはじめた直後に家族からもらった手紙類が発掘されました。
あの頃はメールもネットも携帯もなかった。連絡手段といえば一般電話か手紙。ファックスもあったけど、一人暮らしを始めたばかりの私は、持ってませんでした。
見つかった手紙は、ぜんぶで厚さ15センチくらい。祖母、父母、妹弟たちのくれたものがゴムでまとめられていました(まとめたのは多分私だろうけれども忘れている)。なかの一通、ポケベルが欲しいと訴えてきた妹の手紙があんまりにもおもしろかったので、彼女に電話して読みあげてあげました。
わー恥ずかしいー捨てて〜と言ってたけど、捨てません。取っときます。
今度、あの子に手紙を書く時は、ちょっと気取って「女性の手紙新事典」(昭和30年)掲載の時候の挨拶でも使ってやろうかと思っています。
2005.10.11
たいがいの文学館には、日本全国で開催されている文学関係の展覧会パンフレットが置いてあります。それをごそっと取って来て、次はここに旅するのはどうだろうなどと、妄想大会をするのが楽しい。
今、手元にあるパンフのなかでは、金沢の室生犀星記念館で11月6日まで行われている「犀星・児童文学の世界」がおもしろそう。「100以上にものぼる犀星の童話や児童詩のなかから、できるだけたくさんの作品を紹介」した展覧会。
石川には泉鏡花記念館、中谷宇吉郎雪の科学館、21世紀美術館もあるし、ふむ。北陸か。海の幸もおいしそう。
この前旅に出たばっかりなのに、またしてもどこかへ行きたくなっています。
2005.10.10
連休だというのに朝から雨が降っています。秋雨前線ってやつでしょうか。
[昨日やったこと]
午前の部
朝ごはん(うぐいすパン、食パン、紅茶)を食べる、ライトが切れたから歩いて照明屋さんに行った(閉まってたからそのまま帰る)、手紙を書く。
午後の部
昼ごはん(パスタ、サラダ、麦茶)を食べる、仕事をする(原稿)、昼寝、仕事をする(古本・事務)、掃除をする(仕事部屋)、夕ご飯を食べる(うどん、厚揚げ[直火で焼いておろし大根とネギとしょうがをたっぷり]、もやしのサラダ、みょうがの卵スープ、もずく、オクラの大根あえ、目刺し、チーズ[青カビ二種類]、ビール)。
2005.10.8
今日、近くの小学校では、運動会が開かれているみたい。
そういえば、最近、運動場の横を通りかかると、ちいさいのがわんさか集まって、手に手に傘を持って踊っているのをよく見ました。今日が本番なんですね。
私もタフロープで作ったボンボン(お花で使う剣山でタフロープを細かく裂く)、旗、リボンなどを持って踊った覚えがあります。確か、あれは「団体競技」という種目だったはず(マスゲームじゃないよね)。
女子は踊り、男子は騎馬戦と分けられてました。踊りは覚えるのが大変でめんどうくさいけれど、騎馬戦は格好よくって楽しそうだから、私はあっちのほうがいいなぁと思っていました。
どうぞよい週末、連休を。
2005.10.7
秋になったからなのか食欲が旺盛です。気分転換といいながら食べたいものばかり作って食べています。
暑い夏の間は、火の前に長い間いなきゃいけない料理をついつい避けていたけれど、これぐらい涼しくなるともうオーブンでもなんでもどんとこいと、なぜか意味なく強気になっています。
ここのところの野望(時間ができたらと思っていること)
・皮から餃子を作る。作った餃子は、水餃子にする。ビールを飲みながら食べる。
・和菓子を製作する。サツマイモのお菓子がいいと思う。
・友だちを招いて鍋をする。できたら雨の日とか寒い日に。用意するお酒はビールと焼酎。
今から財布だけ持って、ぽくぽくと近くのスーパーへ行ってきます。
昨日読み終わった本『文壇栄華物語―中間小説とその時代』(大村彦次郎)。
2005.10.6
今日は曇り空のせいか朝からずーっと眠たいです。頭のなかにもわーんと重たい雲があるみたい。
寝違えたのか首も痛いし、なんてこったい。早くぴかんと秋晴れの日々が戻ってくるとよい、と思います。
今月半ばまでは、ぱたぱたと忙しい日々が続きそう。といっても、忙しくしてるのは私の頭の中だけで、たぶん他の人から見たら、ぜーんぜん暇じゃんと言われそうな生活。
さてさて、チョコレートを食べながら、また仕事です。
追伸・・・この前の夏休み中にちょうど公開直後の『チャーリーとチョコレート工場』を観ました。おもしろかった。大金を使ってやりたい放題やるティム・バートン。かっこいいなぁ。只今、我家ではウォンカ(ディップ)のマネが流行り中。音楽にのってほんのちょっとだけ体を動かすのです。
2005.10.5
昨日の夜から降りはじめた雨がまだ続いています。そのせいかちょっと寒い。
時折「仕事中、どんな音楽を聞いてるんですか?」と聞かれます。が、実は、私、いつも無音状態で仕事しているのです。音があると気が散って考え事ができない。
単純作業(例えば先日HPをリニューアルしたときのようにHTML書いたりする時)は別ですが、普段は、しーんとした中でカタカタとキーボードを打っています。テレビもあんまり見ないし、音のない時間が多いかも。
でも、そのぶん、外の音がよく聞こえます。今も、雨の道路をシャーーーッと走っていく車の音が聞こえる。
昨日から泊まっていた妹は、雨のなか、さっき帰って行きました。
2005.10.4
東京はうす曇りの少し肌寒い天気です。
今日は、午後から妹が来る予定。それまでにやることやっちゃわないといけません。
最近買った新しい片手鍋を彼女に見せびらかしつつ、あれで何かを作ってやろうと思案中。寒くなってきたから、白菜と豚肉のスープ(ショウガと胡椒をたっぷり)とかどうだろう。
【昨日読み終わった本】
『作家の横顔』岡富久子。
文芸春秋の女性編集者が、出会った作家の横顔を書きとめたもの。登場作家は川端康成、円地文子、吉行淳之介、室生犀星、佐多稲子、菊池寛など12人。
2005.10.3
先日、瀬戸内晴美(寂聴)が女流作家と行った対談集『すばらしき女たち』を読んでいたら、森田たまのことが出てきました。
瀬戸内
「森田たまさんが札幌でしょう。森田さんとつき合って、私、ああ、北海道ってちょっと違うんだなと思ったのは、非常にハイカラなのね。小さい時から食パン、バタ、チーズを食べたとか、そういう話をするのね」
「非常に古風なスタイルだったけれども、芯はとてもハイカラな人でしたよ。これは北海道のせいだなと思った」
対談のお相手は佐藤愛子女史。ここで森田たまが出てくるとは思わなかったから、ほおうっとなりました。
そういえば、リニューアル準備に没頭していておしらせし忘れてましたが、札幌のフリーペーパー「マグネット」森田たま特集に文を寄せてます。札幌の方、どこかで見かけたら手にとって見てください。
【お知らせ】
『暮らしと生活用品』(エイ出版)で本を紹介しました。今回のお題は「お弁当」。よかったら本屋さんで見てみてください。
2005.10.1
昨日は、ひなぎくへ遊びに行きました。
最初はデザートだけと黒蜜豆(黒豆茶とセット)を頼んだのに、あの空間にいるとどうも飲みたくなる。ということで、ビール(ハートランド)と塩らっきょうを。
我ながら、おやじだなぁと思うのだけれど、この塩らっきょうがまたおいしい。食べると毎回「私もらっきょう漬けたい」と思ってしまう。
ビールをちょこちょこ飲み、らっきょうをカリカリかじりながら、持っていった本『おこしやす・京都の老舗旅館「柊屋」で仲居六十年』を読み終わる。川端康成、吉屋信子、宇野千代、林芙美子の「お客さまの面影」が目当てです。
【画像は、もうなくなりそうならっきょう(歯形付)とビール】
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本日から早稲田の穴八幡宮境内で青空古本市が開催されてます。私も今日、行ってきました。会場で人を待っている間、友人の古本屋さん(向井さん)に猫のようにつきまとってしまった。お仕事邪魔してごめんなさい。神社の境内での古本市。お近くの方、行ってみてはいかがでしょう。
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ポストカード二組をご注文いただいた福島県のYさん。メールを送っても戻ってきてしまいます。他のご連絡先をお知らせいただけたらうれしいです。
2005.9.30
昨日は新着を更新した後、自転車に乗って駅へむかいました。
そしたらば、道の両側の上のほうに綱が張ってあってあるのを発見。
一瞬、ほあ?と思いましたが、綱によく神社で見かける白い短冊のようなものがひらひらと一定間隔でついているところからして、今週末のお祭りのためのものなんじゃないかと。
先週末に行った近所の焼き鳥屋さんで、野球の練習帰りのおじさんたちが大声で「あれだよ、神輿!かつぐからね〜、おやじさんお酒用意して待っててよ」と言っていたあれです。
引っ越してきてからはじめての秋のお祭り。屋台とかでるのかなぁ。今から楽しみです。
2005.9.29
リニューアル準備でお休みを頂いていた間、季節はすっかり秋になりました。
冷え性の私にはこれから辛い季節が始まります。
でも、あったかい飲みものが飲めるのようになったのはうれしい。
夏の間は、もっぱら冷たい麦茶で暑いものなんて飲めたもんじゃありませんでした。
冷蔵庫の麦茶を作る回数が減ると、あぁ夏も終わったなぁと思います。
【昨日の夕飯】
鮭とシソのまぜご飯(胡麻をたっぷり入れて)、豚の生姜焼、ニラたま、冷奴、もやしの中華サラダ、タコの刺身、もずく、オクラのかつお節あえ、しらす大根、生ハム、チーズ、ワイン(白・辛口)
←昨日のチーズ。クリーム・ロイヤル。外は白カビで中は青カビ。白カビチーズのとろりとしたなかに青カビが入ってておいしかった。
【昨日の読んだ本】
『あけくれ』(奥むめお、ダヴィッド社)
2005.9.28
海月書林は、オープンから5周年を迎えました。
5周年を機にホームページをリニューアルしてみました。今までと同じところもあれば、違うところもあり。
新しいコーナーとしてポストカードと古もの市を設けました。ポストカードは海月オリジナルをきりん果さんに作ってもらいました。なんと古本をコラージュしたポストカード!
これ、とってもすてきなのですよ〜。コラージュ好きなので、今回たっての願いで実現しました。
「古もの市」は、ぼちぼちとたまに何か出していけたらなぁと思っています。まずは、活版印刷のときに使う「紙型」とポストカードを出してみました(↑の画像も紙型です)。
どちらも楽しんでいただけたらうれしいです。
この5年、見守り励まし支えてくれた方々ほんとうにありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。
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