『おんな作家読本 〔明治生まれ篇〕』(市川慎子・ポプラ社) 目次 まえがき 第一部 ◎強くて明るい庶民の娘 林芙美子 作家林芙美子のこと 人生いろいろ(略年譜) 都会で生きるたくましい女の子―『放浪記』 主夫の旦那さま―「清貧の書」 楽しい随筆―『林芙美子随筆集』など お芙美さんの一日 芙美子と本の装幀 遺品から 「愛らしい美しい家」 芙美子のお気に入り こぼれ話 ◎乙女魂の代弁者 吉屋信子 作家吉屋信子のこと 人生いろいろ(略年譜) 少女たちのユートピア―『花物語』 ガールズトークで斬る作家の横顔―『自伝的女流文壇史』 信子の男友だち―『私の見た人』 遺品から 終の棲家 信子のお気に入り こぼれ話 ◎美の世界の女王 森茉莉 作家森茉莉のこと 人生いろいろ(略年譜) 美しき森茉莉ワールド―『私の美の世界』 自惚れお茉莉―『ベスト・オブ・ドッキリチャンネル』『マリアの気紛れ書き』 茉莉による茉莉のための文学 『婦人画報』の「令嬢茉莉子の君」 手紙魔茉莉―『ぼやきと怒りのマリア ある編集者への手紙』 茉莉のお気に入り 「愛らしい美しい家」 茉莉のお気に入り こぼれ話 ◎ハイカラで渋好みのおしゃれ女子 中里恒子 作家中里恒子のこと 人生いろいろ(略年譜) こだわり女子の夢―『時雨の記』 恒子原案の少女小説―川端康成著『乙女の港』 食いしん坊の料理好き―『日常茶飯』 恒子のレシピ『日常茶飯』より 遺品から 恒子のお気に入り こぼれ話 ◎愉しがりやの永遠少女 城夏子 作家城夏子のこと 人生いろいろ(略年譜) チャーミングな交遊録―『林の中の晩餐会』など お手本は少女パレアナ―『薔薇の小函』など 猫と夏子―「猫が運んだ手紙」 遺品の猫たち メルヒェンの家 夏子のお気に入り こぼれ話 ◎熱中好きのモダンガール 宇野千代 作家宇野千代のこと 人生いろいろ(略年譜) 物語る女・千代―『おはん』 好きになったら突進するだけ―『生きて行く私』 千代と男たち おしゃれなファッションリーダー―雑誌『スタイル』 青山の「宇野ハイツ」 千代のお気に入り こぼれ話 第二部 ◎聡明な貴婦人 片山廣子 ◎女子文壇の大姉御 長谷川時雨 ◎らんちゅう童女 岡本かの子 ◎理系モダンな女の子 尾崎翠 ◎文学少女の原型 野溝七生子 ◎坂口安吾の想い人 矢田津世子 ◎女性エッセイストの先輩 森田たま ◎頭脳明晰な女の味方 山川菊栄 ◎明治生まれのお姑さん 幸田文 ◎『驢馬』のマドンナ 佐多稲子 もっと知りたくなった人のために(主な参考文献) ◎人物相関図(前見返し) ◎人生グラフ(後見返し) | ||||