暮しの手帖・一世紀・36号 ///// オーダーナンバー:K1-36 ///// SOLD OUT
暮しの手帖第一期36号。この号ではもう「美しい」が完全に取れて『暮しの手帖』になっています。ですが、やっぱり執筆人は驚くほど豪華。室生犀星「さざれ波・その弐」、志賀直哉「首尾の松」、佐藤春夫「飲料のはなし」、井伏鱒二「カラナハ草」、戸坂康二「澤村源之助・名優登場3」、野上弥彌子「むすび」(おむすびのおもいで)、吉川英治「母の掌の味」、笠信太郎「おにぎりとパン」、里見ク「筆のおもむくままに」、佐多稲子「空襲」、幸田文「おにぎり抄」、サトウ・ハチロー「哀愁と郷愁」などなど。こんな凄い面々が書いてるのねーと溜息がでそうな『暮しの手帖』は「暮し」随筆集としても充分楽しめます。その他、花森さんお得意の「直線立ちのジャンパ−スカート」、「ハンバーグ」(作り方)、「台所を使いやすくするのにいくらかかかるか」(イラストが素敵)等々を収録。218p。表紙・花森安冶、挿画・花森安冶。