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暮しの手帖・一世紀・10号 ///// 昭和32年重版 ///// オーダーナンバー:K1-10 ///// ¥1400
のれんの掛かった部屋に並ぶのは、『VOGUE』『FORUM』などの海外雑誌。その手前には、大きなランプと黒い器に入った真っ赤なりんご・・・昭和25年(1950年)という時代を考えると、当時の『暮しの手帖』がとてもモダンでおしゃれな雑誌だったことが分かる表紙です。花森さんも、こんな海外雑誌を資料として見ていたのかもしれません。
内容は、藤城清治さん自ら、ちぎった新聞紙を固めて作る人形「サンタ爺さん」の作り方を説明したページ、花森さんデザインの「毛糸をあしらった冬の直線裁ち」、「すとおぶ・だんろ・ほりごたつ」がある部屋を色付イラストで描いたページ、そしてクロスワードなどのパズルが載った色鮮やかなかわいいヘページもあります。随筆陣も、田宮虎彦・真杉静枝・中村メイコなど豪華!184p。表紙・花森安治、挿画・花森安治。
初期はもともとの紙の質が悪く(今と比べると、紙自体の重さが軽くて痛みやすいです)、状態があまりよくありませんが、これはかなりいい状態の一冊です。