2010.8.19

二ヶ月とすこしHPの更新と発送のお休みをいただき、ご迷惑をおかけしました。お盆開けに無事、郡山に戻って参りました。

この間、何をしていたかといいますと、里帰りで娘を産んでおりました。腹のなかでヒトを大きくし、産むのは、なかなかおもしろい体験だった。

おかげさまで母子共に健康ですが、しばらくは産休のため新着本の更新をお休みします。発送は随時承っておりますので、お気に召す本ありましたらぜひご注文ください(ブログはこれまで通り時々ですが、更新しようと思っています)。

今日の郡山は、昨日とは打って変わって、とても涼しい。でも暑い夏は、まだまだずっとしばらくは続くのだろうなあ。
残暑お見舞い申し上げます。

追伸・・・こちらでのお知らせが遅れましたが6月に近代ナリコさんとの共著『ふたりの本棚』が出ました。往復書簡形式でいろんなことを(好き勝手に)書いています。どうぞよろしくお願いします。【詳しくはココ

2010.5.18

↑におしらせを載せましたが、5/21(金)〜3ヶ月とすこし、HPの更新と古本の販売を停止します。じつはこの間、居を移す予定でして、そのためぜんぶの在庫をかたつむりのように連れて移動するわけにもいかず……たいへん申し訳ありません。

ブログはもしかしたら、ちょくちょく更新するかもしれません。またご注文以外のメール連絡は(お返事遅れるやもしれませんが)可能です。

海月至上最高の少しばかり長いお休みとなりますが、忘れずにお待ちいただければ、わたしはほんとうにとてもうれしい。

では。行ってまいります。


2010.5.6

晴れ続けたGWが明け、みなさま本日は連休明けの慌しさにまみれていらっしゃることかと思います。そんななか恐縮ですが、今月末に開かれるイベントのお知らせをばさせていただきたく…。

詳細は↓に記しましたが、クラフトフェア松本の一環として開かれる「工芸の五月」内のイベントに「冊子『いろは』と海月書林」として参加します。

●会期 5/21(金)〜23日(日)と28日(金)〜30日(日)
●会場 松本市美術館1F子供創作館「そらまめギャラリー」松本市中央4-2-22
http://matsumoto-crafts-month.com/

クラフトフェア開催日は29日・30日ですが、「いろは&海月書林」はその前の週末からのオープンです。わたしも、まだきちんとは決まっていないのですが、22〜23日辺りに松本入りしようかと思っています。

会期中は、『いろは』や古本に加え、きりん果さんのものも販売予定です。あと、もし間に合えば、いま作っている近代ナリコさんとわたし(市川)の往復書簡本も並べられるかも(現在熱烈追い込み中)。

民芸館で開催中の刺子展など、松本ではおもしろそうなイベントがたくさん。日時が迫ってきてのお知らせで申し訳ありませんが、よかったらぜひご来場ください。お待ちしております〜。



2010.4.13

寒くなったり、暖かくなったり、雨がざあざあ降ったり、すばらしく晴れたりといった日々が続いています。三寒四温もここまでくるとめまぐるし過ぎて、あたふたしてしまう。

今日は久しぶりにカラーブックスを入れました。小さくてかわいい昭和の百科事典です。

しかし昭和が終わってもう20年少しになるのですね……。改めて考えると、はー、と口が開ききってしまいますが、そんなこんなを噛み締めつつ、お楽しみいただければ幸いです



2010.4.7

先週、東京に行ったら、あちこちで桜が咲いており、おお、ここはもう春なのだー、とじつにめでたい気分になりました。

そういえば愛知から東京に越したのも、ちょうどこの時期でした。愛知ではつぼみだったのに、東京では満開で、なんと暖かい場所なのだろう、人がたくさんいるからかなあ、と感心したのを覚えています。

郡山はまだつぼみ状態。お花見弁当に何を入れようか。あれこれ考えるのが、今のささやかな楽しみです。



2010.3.24

東京では桜が咲き始めたとか。
郡山ではどうなのかしら〜と調べたら、開花が4月10日、満開は4月16日だそう(ウェザーニュースより)。

満開の状態が続く(と予想される)16〜18日の三日間は、ちょうど金、土、日なので、ここでお花見かなあ……などと考えるのは、春の楽しみのひとつであります。

ウェザーニュースの「さくら情報」はコチラ。どうぞよい春を〜。

2010.3.17

あたたかくなったと喜んだのもつかの間、今日は雪のちらつく寒い朝になりました。
昨晩、久しぶりにテレビを見たら、ニュースが桜について話しており、あらまあ、もうそんな季節になったのね、とうれしく思ったところでしたのに。
春はまだまだおあずけのようです。

2010.2.19

郡山では、昼過ぎから雪がちらつき始めました。
先ほど30分ほど外を歩いたら、全身雪まみれに。発泡スチロールの粉を頭にも体にもコートにも、全身にまぶしたような姿で帰宅したことです(ちなみに傘は、きちんとさしてました)。
春はまだ遠い、とストーブに手をかざしながら、これを書いています。

おしらせ…3/15まで仙台パルコで行われている蚤の市イベント「ブロカントギャルリーSendai」に、stockさんに置かせてもらっている海月書林の本をちらっと出品してます。古もの好きにはたまらないすごく楽しそうな催しなので、ぜひ足をお運び下さい。(詳しくはココ。お知らせが遅くなってしまいすみません)。

2010.2.19

ここ何日か非常に暖かい日が続き、もう春が来たのですか? ほんとうに信じていいのですか? と半信半疑でおります。

愛知でも東京でも、これまで住んだところではどこでも、3月の確定申告を終えた辺りで、ああ、春が来たと確信しました。郡山でも昨年はそうだった。

今年は、いつ「疑い」が「確信」に変わるのか。早く信じさせておくれ、と熱望しております。





2010.2.19

kitte.jpg(11810 byte) ひなぎくの実店舗に来てくださった方はご存知かと思いますが、あの店では外国切手も取り扱っておりました。月兎社の加藤さんから卸していただいたものです。

グラフィカルでかわいい切手が多く、わたしも店番の合間に、これ欲しいんですけど……とよく誘われていました。その加藤さんが今回、本を出されたそうで、ありがたくもお送りいただきました。タイトルは『切手帖とピンセット 1960年代グラフィック切手蒐集の愉しみ』(加藤郁美 図書刊行会)。

きれいな切手が、呆れるくらい(いい意味で、です)びっしりとカラーで収められている様はまるで切手図鑑。荒俣宏先生などによる切手にまつわるコラムもあります。祖父江慎さんの凝りまくった装幀もすごいー。充実の公式サイトはこちら→(詳しくはココ)。月兎社さんで通販を申込むとブルガリア切手のおまけがつくそうですよ。

今日の郡山は久しぶりにあたたかく、うれしさのあまり冬眠から目覚めたリスのようにあちこちせわしなく駈けずりまわりました。この調子で春、はやく来て欲しい。

2010.2.9

sm13.jpg(11059 byte) donogo.jpg(7729 byte) 待ちに待った『sumus』13号を、海月でも扱い始めました。

今回の『sumus』はこれまでより一回り小さい新書サイズ。表紙も緑がかったブルー(パソコンの画面で出すのが難しかった……うまく出せたか心もとなく……)で瀟洒な印象です。
毎回思いますが、読むとすぐに古本屋に走りたくなる、すばらしい内容。永久保存版としてぜひどうぞ。

また扉野良人さん編集・発行のモダニズム探求誌『ドノゴトンカ』創刊前夜号(特集「辻潤 遺墨」1000円)も近日入荷予定。入荷出来次第発送しますので、あわせての注文をご希望の場合は、メールに一言お書き添えください。 (追記・先ほど入荷したので、アップしました!

あさっては祝日なのですね。先ほど気がつきました。わたしは明日から泊りがけで隣の隣の県に出かける予定です。どうぞよい祝日を〜。

2010.2.3

jer.jpg(18126 byte)先日、機会があり、いわき市に行きました。映画「フラガール」のモデルとなった「ハワイアンセンター」があるところです(じつは、わたしもこっちに来てから知った)。

ついでに同市にある「ゼリーのイエ」にも行きました。いつか行きたいなあと思っていたので、念願果たせて、とてもうれしい。

わたしが店に着いたのは14時ごろ。案の定、ほとんど売り切れでした。
地元の方にも愛されているお店なんでしょうねえ。駐車場で大きな持ち帰り用の箱を抱えた近所のおばさま(らしき方)とすれ違い、わたしがゼリーを選んでいる間もお客さんがどんどん入ってきた。

ゼリーは、どれも誠に美しく、かつおいしかった。とてもきちんとした丁寧なお味でした。近くにあったら、わたしもおもたせや、お誕生日会や、お土産にがんがん使うのにと、いわき市の方をうらやましく思ったことです。

おとついからの雪で、郡山はいまとても寒い。春が待ち遠しいです。
(「ゼリーのイエ」は通販もしておられますよ。詳しくはココ

2010.1.22

jam.jpg(6289 byte)夏は火を使うだけでうんざりしますが、冬は逆に使いたくなります。

という訳で仕事の合間にレモンのジャムを作りました。レモンは大阪の義母の庭になったもの。写真で分かる(かな?)ようにとても大きい、子どもの頭くらいあるレモンです。

あんまりにも大きいので、これはもしかしてレモンではなく、イタリアで砂糖漬けにして食べるチェドロの仲間かなとも思いましたが、どちらにしろジャムもピールも主に皮を使うので無農薬なのはありがたい。

ちょっとすっぱいジャムは、酒飲みオヤジ的な味覚の持ち主(わたし)にもいける味、であります。

2010.1.12

miton.jpg(17651 byte)2010年はじめての更新です。遅ればせながら明けましておめでとうございます。

お正月は突然の体調不良に見舞われ(インフルではありませぬ)、いつもの帰省を取りやめ、郡山にはりついておりました。

大晦日から元旦にかけて、外は大雪。当然のことながら外出できず、親戚の子ら用のミトンをベッドで制作(もうすぐ3歳女児&1歳男児)。「小さいひとにしか似合わないもの」はいろいろありますが、ミトンなどその代表選手ですね。

今年もよろしくお願いいたします。

2008.12.29

師走のせいなのか、ここ二週間は、時間が経つのがほんとーーーに早かった。洗濯機に放り込まれ、高速で脱水され、その後、逆さ吊りでカラカラに干されたような、そんな気分です。

2009年最後の新着を入れました。次の更新は来年になります。
来る2010年がみなさまにとって実り多き、すばらしい年になりますように。

おしらせ…長らく絶版だった川端康成著(であり中里恒子原作)の伝説の少女小説『乙女の港』が、実業之日本社から復刊されました。中原淳一装幀による単行本の完全復刻版(旧かな版)と、『少女の友』連載時の中原の挿絵を全点収録した新編集版(新かな版)の2冊組(4725円也)です。ご興味ある方はぜひ。〔詳しくはココ

2008.12.19

昨日、初雪が降りました。朝、目を覚まして、カーテンをちょいっとあげて見たら、あぁ、銀世界。今年もそういう季節になったのですねえ、と寒さにうち震えながら思ったことです。

たしか、枕草子の「にげなきもの」(似つかわしくないもの)に「身分の低い人の家に雪が降ること」という項目がありました。普段はそんなんじゃないくせに、雪が積もるときれいに見えるでしょ、そんなの不相応だわ、ということだと思います。

初めてこれを読んだとき、あんたもまあ、意地悪な人だねえ、と思った(清少納言の生きていた時代は完璧な階級社会でしたが)。でも、同時に、正直でおもしろい人だなあ、とも思った。確かに雪が積もると、どんな景色でもぐんっときれいに見える。喪服を着た女の人とおんなじですね。

今年もあと二週間を切りました。きばっていきたいと思います。

2008.11.30

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子ども用のおもちゃの車に、まっくろでもじゃもじゃの大きなゴリラが乗っている夢を、昨晩見ました。

ゴリラはまったく同じ形の、でも色だけ違う車に乗った、これまた巨大なカバの隣で、二匹そろってしゃかしゃかと足を動かしておりました。

ゴリラの車は緑で、カバの車は青だったと思います。

今日の郡山は、たいへんさぶい。灯油ストーブが、隣でぼうぼう燃えています。

2008.11.25

ここんところ銀杏を毎日食べております。あれをあぶって、塩をぱらぱらして食べると、うんまいのですよね。素揚げにして、ほくほくしたのを食すのも良いと思う。
この前の台風のとき、確か、どこかの神社で銀杏拾いに励んでおられたおじいさまが、倒れてきた木にあたってお亡くなりになったと聞きましたが、ニュースでそれを知ったとき(不謹慎でたいへん申し訳ないのですが)、ああ……銀杏……おいしい、よ、ね……と思ったことでした。
日が落ちるのが早くなり、そろそろ冬がやってきた気がしています。

2008.11.16

そろそろ黄柚子の季節に入りました。

わたしは「ごはんなのに甘いもの」が苦手です。一般に女子が好むとされている芋、栗、なんきん(かぼちゃ)はもちろんのこと、煮物類が苦手なのも、あれらが甘いからであると思う。メシは菓子ではないのだから、甘くてどうすると、酒好きで辛党なオヤジのようなことを普段から思っておるのです(でも菓子ならいくら甘くても大丈夫。黄金糖のような砂糖の塊も好きです)。

去年、引っ越してきたばかりの頃、有り余る果物類に目がくらんで、一時期ジャムおばさんになりましたが、それでもやっぱり甘いものは苦手で、大量に作ったくせに、すっぱいヨーグルトに入れて中和させる係としてしか、その役目を果たさせておりませんでした。

そんな中、唯一、これはパンに塗って食べても良い、と(自分の中で)認めたのが黄柚子ジャムです。甘すぎないから菓子を食べてる気にならんのが良いと思う。

今年もこのジャムだけは作ろうと、昨日、黄柚子を買い込んできました。今から楽しみです。

2008.11.10

4035.jpg(33779 byte)あたふたした毎日が続いています。新着の更新がうまくできず申し訳ありません。
たぶん原因は仕事量というより、私の頭と体がのろいから。他の方からすれば、なんですかっ、そんな簡単なことなぜすぐできないのですかっ、と叱られそうな気が……。
もっと容量の大きい、処理能力の早い私になりたい、とこれは30過ぎて云うような事ではありませんね。
明日は雨、だそうです。
(写真は北陸道のSAにて。とても気持ちよさそうに寝ておられた)

2008.10.21

季節がどんどん進んでいます。先日、山の方へ行ったら、紅葉まっさかりでした。

桜のときはそんな風にならないのに、葉が紅くなると、どうも気持ちがぞわぞわします。もう時間がない、と焦るというか、急かされるというか。

今日で10月もおしまいみたい。そろそろストーブの準備をせねばなりません。

おしらせ…10/23(金)から11/1(日)まで、茨城県つくば市のシンゴスターリビングさんで開催される古本市「本と本棚」に参加します。お近くの方はぜひ!〔詳しくはココ

2008.10.31

郡山は、もうとても秋で、もうとても寒い。
先週、紅色だった街路樹の赤が、今週は真紅になっていました。
当然、寒いわけで、いまも湯たんぽを足元に置いて、これを書いています。
今日の晩御飯は、白菜と豚肉のスープ(胡椒と生姜たっぷり)。
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(↑富山県砺波市、某展望台にて)

おしらせ1…10/23(金)から11/1(日)まで、茨城県つくば市のシンゴスターリビングさんで開催される古本市「本と本棚」に参加します。お近くの方はぜひ!〔詳しくはココ
おしらせ2…雑誌『望星』(東海大学出版会)に林芙美子についての文章を寄せました。『放浪記』を読むなら、(個人的には)みすず書房版がおすすめです。

2008.10.12

先週は、いろんなことがバタバタバタと降りかかってきた、あたふたした一週間でした。
化粧品も、電球も、一つが切れると他のも雪崩を打ったようになくなるように、そういうものには何かの見えない法則が働いているのでしょうか。
今週は(できれば)心安らかに暮らしたい。誰に向かってか分からぬのですが、手をこすりあわせてお願いしたいような気分です。

2008.10.4

15ya.jpg(16918 byte)昨晩は十五夜だったようですね。
買物ついでに寄った和菓子屋さんの壁に「10月3日は十五夜です」と書いた紙が貼ってあり、それで知りました。

お月見団子は、ピンクいのと白いのが二つ入って100円。まんまと買って(そうかあ、今日は十五夜なのかあ)と、のぼりはじめた月を見ながら帰って来ました。

しかし満月というのは、ほんとうにびっくりするくらい丸いですねえ。水平線を見たときも思うのですが、ヒトが引いたもんでもないくせに、「よくもまあ、あんなきれいな線が引けるなあ」と毎度、感心する。

郡山の夜は、もう涼しいを通り越して、寒いくらいであります。

2008.9.26

先ほど気がついたのですが、今月末で海月書林を開いて、丸9年が経ったようです。はっきりとした日付を覚えていないので何なのですが、たぶん10年目に入った(と思う)。

できればきちんとした大人(というのは、私の場合、「会社」等にお勤めする人)になりたいと思いながらここまできましたが、もうさすがに無理だろうと、最近、やっと気がつき始めました(でも心の底の底では、まだ諦めていない)。

しかしあれですね、年をとると、「世間時間」と「自分時間」がずれてくる。「●周年」などという節目にたどり着くたびに、「もうそんなに!」と驚愕し、時間のチューニングがうまくできん体(脳みそ?)になった……と思います(含む誕生日)。

郡山の今日は、とても晴れ。どうぞよい週末を。

2008.9.19

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どうやら「シルバーウィーク」なるものに突入したようですね。

わたし、普段、祝日にあまり縁のない生活を送っているのですが、それでも連休にときめく世間の様子が伝わってくるのは、なんとなくうれしい。

しかし、この秋連休(敬老の日が入っているからシルバーなのだと聞いた)について、わたしぼんやり、「これから毎年来るんだなあ、良いことだなあ」と考えていたのですが、今朝の新聞で、違うと知った。

次の「シルバーウィーク」は六年後なのだとか。ハレー彗星のような連休ですねえ。
どうぞよいお休みを。

(写真は散歩の途中で見た小屋、の窓)

2008.9.11

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先週、鎌倉に連れて行かれました。
風は涼しかったものの、セミがわんわん鳴いており、日差しが強く、あ、ここにはまだ夏がある、と思った。
(写真は、鎌倉近代美術館のピロティ天井に映ったみなも)

おしらせ…『Hanako』特集「東京散歩」2009年9月24日号(マガジンハウス)にて神保町案内をしました。[詳しくはここ]。

2008.9.5

夏休みといえば8月31日まで、と思っていましたが、福島では8月25日から新学期。そういう地域があると知識では知っていましたが、実際「今日から新学期」というニュースをに8月中に聞くと、おおっ、と思いますね。

とはいっても、そのような情報を教えてくれるのは(当然のごとく)地方局だけ。全国版のニュースは(これまた当然のごとく)8月31日に「明日から新学期ですね」とにっこりし、新聞の四コマ漫画も8月最後の日は“終わらない夏休みの宿題”という使い古されまくったテーマでどたばたし、そうかなるほど、世界はこのようになっているのだなあ、と納得した。

この土日は衣替えの予定。どうぞよい週末を。

おしらせ…リブロ名古屋店20周年記念企画あわせて作られた小冊子「二十歳のための読書案内」にお勧め本を紹介しました。無料で配布する冊子だそうなので、お近くの方はぜひ[リブロ名古屋店さんは、名古屋パルコ東館4Fにあります]。

『きょうの料理 ビギナーズ』10月号(NHK出版)に食べもの本についての文章を寄せました。取り上げたのは、田辺聖子先生の『春情蛸の足』です。[詳しくはここ]。

2008.8.28

ここのところ朝晩がとても涼しい。寝るときも、毛布がないと(冷え性のわたしは)寒いくらいです。

洗濯物の乾き具合から察するに、湿度も低くなってきたようで、じつによく乾く。おかげでわたくし、調子に乗って、時間をみつけては大物(シーツ、タオルケットなど)を洗いまくる洗濯ばあさんと化してます。

どうぞよい週末を。

2008.8.21

お盆は郡山→富山→福井→愛知→大阪(とちょびっと京都)→愛知→岐阜→郡山を、車で走ってきました。

年末年始は、行く先々でみかんの贈答大会に出会いましたが、今回はシソジュースだった。みんな誰かからもらったシソジュースをかかえており、それを誰かにあげたがっていた。
わたしも「○○さんが作ったのー。よかったら持っていってー」という合言葉のもと、シソジュースを三本(うち二本はお茶のペットボトル入)を頂いて帰ってきた。

窓の外で、ツクツクボーシが鳴き始めました。そういえばクーラー、今年は一度も使わなかったなあと、うれしいのか淋しいのかよく分からない気持ちです。

2008.8.6

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残暑お見舞い申し上げます。

(写真は最近乗った船にて撮ったもの。
窓の外は海、でした)

2008.7.31

今日も郡山は雨降りです。ここのところずっとどんよりとした天候で、おかげで梅雨らしい梅雨を満喫しているのですが、今年はやけに長い。

去年までよりも北に引っ越したからなのか? と一瞬勘違いしそうになりましたが、どうやら他の地域も、いまだに梅雨真っ只中だそうで……。暑くて死にそうなのも嫌ですが、洗濯物のことを考え続ける日々にもそろそろ飽きてきました。

明日から8月です。

2008.7.17

どうやら先日、太陽が欠けたみたいですね。
噂で聞いてはいたのですが、わたくし、はっきりとした日付を知らず、加えてその前夜、真夜中0時をまわっての帰宅だったので、午前中は眠りこけており、完璧にこの世の人ではありませんでした。でも(後から知ったのですが)、郡山でも、欠けたのが見えたみたいです。

今日は、『女性の手紙新事典』などを入れました。この事典については、以前、ここで少し書いたことがあるのですが、例文集としても使える一方、読み物としても非常に面白い一冊です。

住む場所によって季節の感じ方も違うだろうということで、毎月の「季節の言葉」が一般バージョンと田舎バージョンに分かれていたり、農村の娘から都会のいいなずけへのお手紙文例(「野良仕事を手つだったり、ミシンをふんだりしていますが、都会へ出てはずかしいおもいをしなくてもいいようにと、いろいろ勉強もしています」)が掲載されていたりと、じつに芸が細かい。
私も自分用に一冊所持しております。以下、七月の「季節の言葉」より。

【一般バージョン】
・「ひまわり!!若さのシンボル」
・「屋根ごしに遠い花火をながめながら、未来の夢に胸ふくらませて」
・「私の青春にもあの華麗さがときにはほしいと」
【地方バージョン】
・「家はいま、まるで戦場のような忙しさです。父は日雇いを相手に稲田の草取りにいそがしく、私と母は、四五日前に掃き立てた夏蚕が今朝から初眠にはいったので、その方にかかりっきり」
・「流れ星が折々蛍のように飛んで、海面には夜光虫がサファイヤのように光ってみえます」

夏もそろそろ本番。どうぞよい週末を。

2008.7.17

東京以南の方から頂いたのお便りによりますと、今年もまたあの暑い夏がやってきたようで。

わたしのいる郡山は、まだ梅雨明けしておりません。だからだと思いますが、昼は暑いが、夜は涼しい。窓を開けて寝ると、明け方寒いくらいです(わたしが冷え性だからかも、ですが)。

でも食べものは、夏用にしっかりシフト。今日の昼も冷麦を作って食しました。出汁をとり、麺を茹でて冷やすだけ。冷麦は夏休みのお母さんの強い味方ですねえ。

もう二度とあんな長い夏休みを過ごすことはないのに、これを食べると「夏休みが来た」とい思います。

2008.7.11

ニュースによりますと、今年もあれが大発生するかも、だそうですね。あれとは、つまり……エチゼンクラゲです。

実際のところ、わたしにはなんの責任も、原因も、関係もないのですけれど、テレビ各局が口をそろえて「またクラゲが」「警戒を強めている」「被害拡大を懸念」などとおしゃると、誠にいたたまれない気分になる。ブラウン管(うちのテレビは薄くない)に「すみません」と謝りそうになる。去年、おととしと発生せず、安心しておりましたのに……。
漁業関係のみなさまにおかれましては、今年もできるだけ被害が出ないよう、切にお祈り申し上げております。

どうぞよい週末を。

2008.7.1

もう7月ですねと今朝、改めて気がつき、今さらながら驚きました。なんだか自分が7月を生きてるという実感があまりありません。なんとなくですが、2月か3月くらいをたらり〜んとさまよっている気が。いいのでしょうか(いや、よくない)。残りの半年で体内時計の帳尻をあわせたい、あわせなければ、あわせるべきだと思います。

福島は昨日、今日と雨のせいか、少し肌寒い。半袖Tシャツの上からカーディガンを羽織って、これを書いています。

【昨日の晩ごはん】
豚ロースの叉焼(焼いて煮て、味噌・酒、八角・シナモン等をぶちこんだ汁に一晩つけ、表面にはちみつと黒胡椒をまぶし、オーブンで焼いたもの。薄切りにしてたっぷりの香菜を添えて食べた)、焼きアスパラガス(塩とこしょうとオリーブオイルをかけて食う)、冷奴(上に葱としょうがをこれでもかと)、もずく(三杯酢)、鮭とシソのまぜご飯(みじん切りのシソとほぐした焼鮭と胡麻を混ぜたもの)、刻みミョウガ(切って、上からかつおぶしと醤油をかけただけ)、ピーマンの網焼き(しょうがを添えて)、ほうれんそうのおひたし、焼酎(ロック)。

2008.6.22

今日は阿部艶子の小説集などを新着に入れました。コメントにも書きましたが、阿部艶子のお母さんは、吉屋信子や宇野千代と仲良しだった評論家・三宅やす子。そして艶子の娘が、フリーライターとして知られる三宅菊子さん。女三代文筆業の家系なのですね。

早くに病死してしまったためか、やす子は信子や千代より知られていませんが、夫に先立たれながら『ウーマンカレント』などの個人評論誌を発行したり、仕事を持つ母としての評論を女性雑誌に寄せたり、大正から昭和初期の文壇では有名な人でした。

森茉莉もやす子について書いています。いわく「三宅菊子のお祖母さんは三宅やす子といい、太平洋の岸に立って、大きな声で(お早う)と、アメリカに挨拶した、変わった人物だった」。

当時の女性としては非常にハイカラで合理的な考え方をするやす子のことを、こう書いたのかと思いますが(またはほんとにそういうエピソードがあったのかしら?)、さすが森茉莉。実にうまい書き方です。

働く母を持ち、大正デモクラシーの空気のもと、自由に育った阿部艶子は『ハイカラくいしんぼう記』という、娘時代に食したすてきにおいしい食べものについての随筆集も残しています。東郷青児(艶子の元夫で画家の阿部金剛は、青児の友人)と佐野繁次郎の装幀で中公文庫から出ていましたが、今は絶版。海月でも時々、新着に出しますが、万平ホテル、横浜ニューグランド、資生堂パーラーなどが出てくる、非常に華やかでおいしい、くいしんぼうな女の子が読むのにぴったりの一冊です。どこかが復刊したら良いのになーと思っています。

2008.6.6

東北も梅雨に入ったようです。
わたしが東京から引っ越して来たのは去年の秋。なのでこちらの梅雨と夏がどうなのかは、まだよく分からぬ。噂によると、盆地なので暑いと聞きますが、あの東京の寝苦しい熱帯夜と比べると、どうなのでしょう。

いま、目の前の開け放した窓から、田んぼのカエルが、ぐえーこ、ぐえーこ、ぐえーことないているのが聞こえます。

確かアリス・ベーコンの『明治日本の女たち』(みすず書房)のなかに、日本人がなぜコオロギやキリギリスといった虫の声を愛でるのか、まったくもって理解できないという記述がありました。鳥のさえずりなら分かるが、なぜあんなうるさいものを美しいと喜ぶのだろうかと。文化が違えば、聞こえる音のよしあしも変わるのですね。

アリスさんはカエルについては書いていなかったと思いますが、わたしはこちらに来て、あの声を聞く度に、なんだかとても懐かしい。高校を卒業して大阪に出る前、まだ愛知にいたころ、あのころ自分の身のまわりにあったいろんな気配を思い出します。

2008.6.6

今日は草野心平の『酒味酒菜』などを新着に入れました。この随筆、お料理本としても充分使える実にお得な本でして、わたしも一冊、自分用に持ってます。特に、酒の肴のような食べものが好きな方、ぱぱっと簡単に作れるシンプルな料理が好きな方によろしいかと。

たとえば、ぬか漬けにした大根の葉っぱとこんぶを細かく切ってごはんにのせ、おろした生姜と七味唐辛子をまぶし、ほうじ茶をかけて食べるお茶漬け。または、板昆布を二センチくらいに切り、味噌を薄くはさんで金網で両面を焼いた昆布味噌。お酒が飲みたくなりますなあ。

そうそう、この本の著者の心平さんは、作家の田村俊子と親しくしていた関係で、彼女の死後に創設された田村俊子賞の選考委員を務めていた方でもあります。歴代の受賞者は、森茉莉(第二回『恋人たちの森』)、倉橋由美子(第三回・業績に対して)、島尾ミホ(第十五回『海辺の生と死』)、武田百合子(第十七回『富士日記』)など。百合子さんの回を最後に賞は終了しますが、かなり個性的な面々です。

作家の瀬戸内寂聴(第一回受賞者)が、俊子の友人で、賞の実質的な代表者であったロシア文学者・湯浅芳子について書いた本『孤高の人』(ちくま文庫)によると、俊子賞の副賞は万年筆だったとか。あの人や、この人が「おめでとう」ともらった万年筆。どんなものだったのでしょうね。

2008.5.29

新着に『婦人画報』などを入れました。
『婦人画報』といえば、『おんな作家読本』に『婦人画報』掲載の森茉莉写真について書きましたが、あれを探すの、実は少し手間取ったのですね。最初は、『おんな〜』に書いたように宮本百合子と小堀杏奴(茉莉の妹)の随筆を手がかりに探し始めたのですが、彼女たちの文章には、掲載誌の情報などはいっさいなし。もちろん茉莉の全集についてる年譜にも、そんなこと書いてません。

うーんと考えた結果、茉莉くらいのお嬢さまなら、安っぽい雑誌に肖像写真を載せるなんて、たぶんありえない。恐らく『婦人画報』クラスの高級誌だろうと検討をつけて、明治末から昭和初期の『婦人画報』をかたっぱしから調べました。

結局、百合子の随筆にあったようなおさげ髪の写真は見当たらなかったのですが、でも椅子に座った写真を見つけたときはうれしかった。そして探している間、あちこち脱線しながら読み込んだ『婦人画報』も、おもしろかったです。物欲をあおるようなリポートや、「女の生き方」についての記事がたっぷり。意外に俗っぽく、おしゃれに敏感。非常に勢いのある「ザ・女性誌」という感じでした。あのわくわくする雰囲気を、いつか細かくリポートできたらと思います。

2008.5.22

いやはや、今週は早かった。あっちゅう間でした。何をしていたかといいますと、西に東に出歩き、たくさんの人に会って話しをした。といっても、あくまでも「わたしにしては」で、たぶんいや確実に、普通のまっとうな方々からしたら「おい!少なすぎだろ」とつっこまれるようなレベルであります。

まわりにいる人間によく云われるのですが、わたしは何もなければずっと家にいたい、外に出るのは嫌だ、人と話さなくても平気、というグウタラ極まりない生きものです。これは小さい頃から、ずっとこうでした。
それでも昔は、(いまはこのようなわたしであるけれど、大きくなったら、もっと社交的&出歩くのが大好きなすてきなわたしになるに違いない)と思っておった。が、そんなのは単なる夢でしたね。妄想でした。人間、そんなに簡単には変わらないものです。

ニュースによると、沖縄が梅雨入りしたみたい。そろそろ梅干しを仕込もうかと思案中です。

2008.5.13

はっ!と気がついたら、もう五月も半ば。ずいぶん更新が遅れてしまい、失礼いたしました。

今日は『それいゆ』などを新着に入れました。昔の女子雑誌、個人的にも好きでよく新着に入れていますが、ぱらぱらと眺めていつも思うのは、「女子という生き物は、今も昔もそう変わらんなあ」という(ある意味)至極あたりまえの感想です。

たとえば「少女っぽい感性を愛でる」というベクトルの雑誌は、戦前の『少女の友』→戦後の『それいゆ』『ひまわり』→『私の部屋』→『オリーブ』→と連綿と続いており、たぶんこれからも続くのであろうな、と思います。

加えてわたしには、竹久夢二→中原淳一→内藤ルネ→宇野亜喜良と続く「少女のカリスマ」がすべて男性なのも非常に気になる。男性のほうが、現実の女より、より女らしい「女」を想像(創造)できるからかなあ。「女の現実」と日々向き合わざるを得ない身では、そんな夢のようなこと、いい意味でも悪い意味でも、こっぱずかしくて、ようできません。

とまあ、いろいろなことを考えさせてくれる少女雑誌。もちろん考えなくても充分楽しめます。ぜひどうぞ。

2008.5.1

手芸本特集アップしました。上(↑)か右(→)のアイコンをクリックすると飛べるようになっていますので、ご覧ください。
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本日、新着に追加した『東京味覚地図』には、いろんなお店が出てきます。

たとえば、先日惜しまれながら閉店した、東郷青児の包装紙で知られる喫茶店「ボア」が、

『井の頭線の高架線の下にある国際自動車の営業所のすじむかいに「ボア」という洋菓子屋ができたのはちょうど一年前ほど前のことである。(略)ここのカスタード・プディングはすこぶるうまい』(江藤淳「吉祥寺」)

と出てきたり、紹介がないと買えないことで有名な村上開進堂のお菓子が、

『麹町には有名なお菓子屋の「改進堂」(注・「開進堂」の誤り)もあるが、ここはふりのお客が簡単に買う訳には行かないらしいので、もっぱらよそのおたくで御馳走になることにしている。吉屋信子さんのところでよくこの改進堂のお菓子をいただく」(三宅艶子「東京の菓子」)

と意外なところで顔を出したり、ふーん、へー、となかなかおもしろい。おいしいお菓子を食べるように、ちびちびと読んでしまいます。

気がつけばもう五月。連休も後半です。よいお休みを!

2008.4.24

今日は『生活の随筆』や新書館フォアレディース・シリーズの『マザー・グース2』などを入れました。

『生活の随筆9・肉親』に収録されている「母そはの母」の著者・室生朝子は、室生犀星の娘さんです。『いろは』2号の室生犀星特集でもちらっと書きましたが、父・犀星と娘・朝子のつながりは、じつにじつに強いものがあります。森茉莉も顔負けのスーパー・ファザコンといいますか……。

残念ながら、わたしにはそのケがまるでないので、朝子さんの文章を読むたびに(はーすごいなあ)とびっくり関心、感動し、思わずポストイットを貼ってしまいます。しかし父が理想の男&永遠の恋人って、いったいどういう感じなんでしょう。彼女たちの目を借りて眺めると、この世がまるで違うものに見えてきそうで、ついそのあたりに気を配りながら読んでしまう。邪道です。

さて、もうすぐゴールデンウィーク。郡山の空にはたくさんの鯉が舞っています。どうぞよい連休を。

2008.4.18

今日は白石かずこのエッセイ集や雑誌『デザイン』を入れました。コメントにも書きましたが、白石さんは、森茉莉の親友としても有名。よって茉莉のエッセイには白石さんが、白石さんのエッセイには茉莉がよく出てきます。

「最近、ソレィユ・ルヴァン(登る太陽の意)というレストランに、白石かずこ、矢川澄子、白石ゆう子、なぞ六、七人で言ったが、そこの清汁(コンソメ)美味(おい)しいことは抜群で、清汁(コンソメ)の好きな私はどこへ行ってもコンソメを注文するが、ソレィユ・ルヴァンの清汁(コンソメ)のような素晴らしく美味しいコンソメは始めてであった」(森茉莉「ドッキリチャンネル」)。

「ソレィユ・ルヴァン」とはどこにあったお店なのか、いまもあるのか、そして茉莉が「美味しい」と誉めた「清汁(コンソメ)」はどんな味だったのか。

そんなことを考えながら、二人の女ともだちの本を読み比べるのも、また御一興かと存じます。

2008.4.11

今日は藤原あきのエッセイなどを新着に入れました。コメントにもちらっと書いていますが、あきの入学した戦前の女子学習院(華族女学校)は、今でいう「セレブの学校」。皇族、華族の子女が多く、送り迎えは運転者つきのお車でとか、おつきの人がお裁縫をしながら授業が終わるのを待っている部屋があるなど、独特の雰囲気があったといいます。
箱根で過ごす避暑だとか、普段着はカシミヤだったとか、あきの随筆を読むと、華やかなお嬢さま生活が伝わってきて楽しい。わたしは特に、

「リボンはふだんは一つきりですが、よそいきには、前髪に一つ、えりもとに一つ、お対のリボンを二ヶ所に結びました。リボンの幅は、細いので二インチ、広いのは四五インチもあるのを、ふつくり蝶結びにしたのですから、ずいぶん華やかなものでした。(略)
お小遣いはみんなリボンになり、おねだりするのもいつもリボンという工合で、何十本あつてもなお欲しいものでした。二尺くらいの大内手箱に一ぱいのリボンでした」

というエッセイ「リボン」や、当時のファッションや髪型を書いた「矢の字の帯」「消えにし夢」「耳かくし」などが好きで、これを読むと、山の手下町で違った明治大正の女子風俗についてもっと知りたくなります。

ちなみに、当時の上流階級は縁戚関係でつながっていることが多く、藤原あきとサガンの訳で知られる朝吹登水子は遠い親戚(あきの腹違いの妹が、登水子のおばあさん)。登水子のおハイソ・エッセイがお好きな方にもおすすめです。

と、長々と「昔のこと」について書いてしまいましたが、郡山ではぼつぼつ桜が咲き始めました。これから近くの公園で、夜桜見物です。みなさま、どうぞよい週末を。

2008.3.25

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今日は文化学院の本『愛と叛逆』などを新着にアップしました。

西村伊作と文化学院については、大正末期から昭和初期のおしゃれでハイカラな「山の手お嬢さんエッセイ」を読むと、必ずぶち当たります。三宅艶子(母は三宅やす子)とか戸川エマ(父は戸川秋骨)とか木村梢(父は邦枝完二)とか。

写真は、その流れで伊作についてもっと知りたくなり、以前といっても四年ほど前ですが、和歌山県の新宮市にある伊作の自邸(西村伊作記念館)を訪ねたときのもの。

nisi2.jpg(10929 byte)伊作自らが設計したそうで、雰囲気のあるとてもすてきな西洋館でした。古い家なのに、一階も二階もぜんぶ普通に入ることができて驚いた。近くに伊作と同じ新宮市出身の作家、佐藤春夫の家を移築した「佐藤春夫記念館」もあるので、ちょっと遠いですが観光にもおすすめです。名物の「めはりずし」もおいしかった。

おしらせ…『ちくま』4月号に短文を寄せました。〔
詳しくはココ
『暮しの手帖』39号の「私の読んだ本」に拙著『おんな作家読本』をご紹介いただきました。ありがとうございます!同じ号には、↑に書いた邦枝完二の小説「おせん」の挿絵で有名な小村雪岱の特集も。おおー。〔詳しくはココ

2008.3.25

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手芸本特集アップしました。上(↑)か右(→)のアイコンをクリックすると飛べるようになっていますので、ご覧ください。
アイコンの写真は、実家の祖母制作の膝かけです。いろんな色がざくざくと入っているのは、カーディガンやセーターを編んだとき中途半端に残ってしまった毛糸を取っておいて、それを継ぎ足して作ったからではないかと。ぎゅっとした編み目と色の組み合わせに魅かれてもらってきました。
しかし、手芸本を入れる作業、とても楽しかった。実用本はいいなーと改めて思った次第です。表紙をクリックすると中ページがちらっと見れますので、みなさまも「手芸本展覧会」、ぜひお楽しみ下さい。

2008.3.13

現在、手芸本をせっせと入力中です。今回は、これまでためておいた、というか個人的に手ばなす決心がつかなかった約50冊(予定)を一気に放出したいと思ってます。ジャンルは刺繍、レース編、鈎針編、ぬいぐるみなどなど。今のところ25日(水)に更新できるように作業を進めていますので、どうぞお楽しみに……。

今日は夕方から雨降りです。雪じゃなくて雨なのは、春が近づいている証拠だ、と自分に言い聞かせています。

お知らせ…長野市の平安堂長野店さまで開催中の「リトルプレス・フェア」(3/7〜5/6まで)に「いろは」も出張しています。お近くの方、よろしかったらぜひ足をお運びください。

2008.3.6

雑事にかまけて、新着があまり更新できずにすみません。

その代わりに、というわけでもないのですが、最近手芸熱に浮かされているので、今度、手芸本をどさっとまとめてアップしたいと思います。目標更新日は3月下旬!

ちなみに私の場合、昔の手芸本に掲載されている作品をそのまま作る、ということはあまりないのですが、眺めていると「こんな風にアレンジしてみたらどうだろー」というイメージ(妄想ともいう)がぷくぷくと湧きいで、鼻息荒く試してみることが多いです。あと手芸本のいいところは、作らなくても眺めているだけで、楽しい気分になるところだ。心がささくれだったとき読む(見る?)と落ち着きます。

というわけで来週から入力作業に励みたい。みなさま、どうぞよい週末を。

と、書いたけれど、まだ終わってはいけないのでしたー。大切なお知らせをしなければ。3月7日〜29日まで、名古屋で行われる本のイベント「Bookmark Nagoya」の「リブロ大古本市」に古本を出品しました。お値打ち価格で150冊弱出してます。他の参加者の方々もいい本をたんまり出していると思うので、ぜひ足をお運びください。「Bookmark Nagoya」はこの他にも、豪華な企画が盛りだくさん。すごいー。私も名古屋に行きたいー。【詳しくはHPを

2008.2.23

だいぶ間があいてしまいました。すみません。

更新できなかった間の私は、確定申告のため打ち込んだデーター(の大半)が消えて泣いたり、親戚の結婚式のため車で実家に帰ったり、仕事で赴いた東京の暖かさに衝撃を受けたりしておりました。それにしても暖かいとただそれだけで、肩出しだろうが膝出しだろうが、どんな服でもどんと来いっという、誠に浮かれた気分になりますね。が、しんしんと雪降る郡山(今日も降ってます)に戻ってきたら、そんな気持ちはすぐさま蒸発しました。
ちなみに私はどちらかというと文明化されていない体の持ち主なので(親知らずも四本しっかり生えています)、花粉症とは無縁の生活を送っています。

話は全く変わりますが、もうすぐ郵便局から「週刊少年漫画50周年」なる記念切手が発売されるようです(3/17発売)。「少年サンデー」と「少年マガジン」版があり「プロゴルファー猿」「パーマン」「まことちゃん」(!)など、非常になつかしい。民営化されてから、切手に関して云えば格段にセンスが良くなった「日本郵便」ですが、それにしても「まことちゃん」切手が発売されるようになるとは。すばらしい、と思います。【詳しくはココ

2008.2.9

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最近、手芸熱がものすごいです。もう、自分でも手に負えません。時間を(無理やり)見つけては、やってしまう。こうなりたくなかったから、ずっと避けてきたのに…欲求不満がここにきて爆発したのでしょうか。あぁ。

おまけに製図や図案を見ずに一発勝負でやり始めることが多いので(でも古い手芸本を参考にしたりはする)、何が出来上がるかは終わってみないと分からない。そこがスリルがあって、またたまらぬのですね。一旦やり始めると、やめられない止まらない。破滅です。

昨日は、クロスステッチをやりました。刺しながら模様を考えた結果、なんか分からんが、こうなった←。くるみボタンにでもして、髪どめゴムに縫いつけようかと思ふ。

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と、トチ狂っていたら、浅生ハルミンさんの新刊『猫座の女の生活と意見』(晶文社)が届きました。すごーく面白い。ハルミンワールド全開。やっぱりハルミンさんの文章、いいなあ、すてきだなあ。個人的には、これまでのハルミンさんの本の中で一番大事な感じがします(でも、もちろん他の本もいいですよー)。【詳しくはココ

2008.1.30

相変わらず確定申告にずぶずぶと足を取られる毎日です。青色申告だから、またたいへん。この時期になると仕事で数字を扱う人(主に税理士の先生など)が妙に格好よく思われ、困ります。

それはそうと、先日の節分で気がついたのですが、こちら(東北?)では「大豆」ではなく「落花生」をまく家が多いのですね。スーパーに行ったら、落花生の山がこんもりと出来ていて、ほっほーと思いました。

東京では例年、確定申告を期限ぎりぎりで出し終わった当日(3/15前後)あたりで初めて「春が来たー」と思うことが多いのですが(気持ちの上でも)、郡山ではどうなのか。早く、春、来て欲しいです。

2008.1.14

あんまりにも寒いので、ネックウォーマーを編みました。編みものは久しぶり。手を出したら最後、どんどん時間がなくなると思い、ここ何年かは努めて避けてきたのです。が、ついに一線を越えてしまいました…。

そして編んでみて、自分の性格の変わらなさに改めて気がつき、愕然とした。
思えば、私の編みもの歴は小学生のときにさかのぼります。おばあちゃんに教えてもらったんでした。そのとき「基礎をすっとばして応用に行きたがる」「カンを頼りに力技でなんとか乗り切る」というおのれの「良くない」性質を思い知り、基礎をしっかり地道にやらなければ後で後悔すると学んだはずでした。
でも、それから二十数年。私の性格はちっとも直っていません。思えば、これまでの人生、すべてこの編みものに現れているような気もします…。おばあちゃん…こんな私を許してください。

と、内省モードに浸ってみたりしましたが、さきほど無事、完成。いま、私の首は、大変あたたかです。

【昨日の晩めし】
鶏肉のハーブ焼、三つ葉とネギとミズナのサラダ(胡麻油と醤油をかけて)、ごぼうの炊き込みご飯、湯豆腐(この前作った柚子胡椒と)、焼きしいたけ、春菊の柚子びたし、もずく、ビール二本。

【報告】
・雑誌『ecocolo』NO.35にて郡山案内をしました。カフェ「ニジョウヒピン」など、おすすめの店を紹介しています。【詳しくはココ

・PR誌『ちくま』の巻末に短文を寄せました。タイトルは「モダンガールの実用本」。個人的趣味満開です。【詳しくはココ

2008.1.14

今朝起きて外を見たら、雪国でした。いまはもうやみましたが、まだもっさりと雪が積もっています。歩道もカチカチで、ちょっと油断するとすべります。車(スタッドレス)もすべる。

しかしここの住民は、雪に慣れてますね。どの車も雪が降ると、ゆっくりゆっくり10〜20キロくらいでのろのろ〜と進みます。決して、普通の速度で運転などしないのです。そして大通りが渋滞する。わき道は雪が溶けにくいから避けるのだそう。ほー。

さっきからストーブに焼網を乗せて、スルメをあぶっています。くるくると丸まって、香ばしい匂いがしてきた。これからほうじ茶を入れて、スルメをしゃぶりながら、本でも読もうかね。冬の楽しみ也。

2008.1.7

あけましておめでとうございますー。

今年の年末年始はまるでトラック運転手(長距離)でした。仙台→福井→京都→大阪→愛知→福島と、高速道路で各地をくまなくまわってきたのです。途中、吹雪に巻き込まれたり、事故車の派手な横転を目撃したりと、なかなかなドライブでした。

振り返れば、去年の今頃は、東北に来ることになろうとはこれっぽっちも思ってなかった。それを思うと感慨深いものがあります。はてさて、今年は何が起こるのか。

2009年もよろしくお願いします!

2008.12.31

28日の浅生ハルミンさんとのトークショウ(司会・向井透史さん)には、たくさんの方にお越しいただき、ほんとうにありがとうございました。非常に緊張しましたが、楽しかったです。

そして昨日は、拙著『おんな作家読本』フェアを開催いただいているブックファースト京都店にお邪魔しました。新刊、古本ともにたくさん並べていただき、感激したー。フリーペーパー「別冊・おんな作家読本」も各作家の似顔絵付(似てる!)で配布されていました。恐れ多いことに署名本も置かせていただいております…。一月末までだそうなので、お近くまでお越しの際はぜひ。

いま目の前のテレビで、小林さっちゃんが変身中。ということで、2008年もあと少し。今年は、公私ともに変化の年でありました。そのなかでたくさんの方々にお世話になった。本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

きたる2009年が、みなさまにとって実り多き幸せな年になりますように。よいお年を!

2008.12.17

beko.jpg(15360 byte)これは福島産の牛乳、その名も「べこの乳」で作られたヨーグルト「会津の雪」。いまどき珍しく、ちいさなガラス瓶に入っています。ミニ牛乳瓶のような形と、にっこり笑う三つ編みの女の子ががかわいい。「こんにちは」といいたくなります。

福島にはこの「べこの乳」以外にも「酪王牛乳」というローカル牛乳があり、これもパッケージが大変にすてき。他の全国版(?)の牛乳よりもちょびっと値段が高いのですが、スーパーの柱のかげでじーーっと見ていたら、こっちのほうがなくなるのが早かった!人気です。(「酪王牛乳」についてはココカフェオレもあって、こちらもレトロで良い)

ご当地スーパー商品、見つけるとつい買ってしまいます。

2008.12.9

風邪をひいて、ここ何日か地味に沈没中。週末の仙台↓までには直さなければいかんー。

それはそうと、京都の恵文社さまで開催いただいていた『おんな作家読本』フェア、終了しました。ありがとうございましたー。

次は12/26〜、京都のブックファーストさまでフェアを開催いただく予定です。こちらでは担当の書店員Uさんが「おんな作家読本別冊号(仮)」というフリーペーパーを作ってくれるそう!
わたしは『おんな作家読本』で、大きく取り上げられなかった作家(円地文子、網野菊、田村俊子、壺井栄、平林たい子)を選び、それぞれに経歴とこぼれ話的なコメントをつけました。制作がちょっと遅れているそうで、おそらく週末あたりからの配布になるかと思いますが、どなたでも、もらえるそうなのでぜひ手にとってみてください。もちろん関連書籍、古本もたんとありますー。

ノドがパンッとふくれているような気がするので、この前作った「はちみつ花梨」を飲んで、今日は早めに床に入りたいと思ふ。みなさまどうぞご自愛ください…。

2008.12.9

この前、カフェに行ったときのこと。隣のテーブル席にふたりのおばさんがいました。東京のしゃれた「カーフェー」(上がり調子で発音)では見ることができない、ちゃんちゃんこを着た地元のふつーのおばさんです。ひとりは50代後半、もうひとりは70代くらい。

大きめの声で話しているその話題は、「切り干し大根、どうやったらうまく作れっかねえ」という情報交換から、「あんの人は、ほんとーに苦労しただ。姑さんが、ひどい人でねえ」といったご近所さんの噂話まで。実に盛大に話の花を、ぱっぱと咲かせておりました。

それを聞いて、ああ、私が友だちとカフェでくっちゃべっているのも、しゃれた風を装っていたが、あれはつまり単なる文字通りの「茶飲み話」であったのだ、背景が縁側からカフェに変わっただけなのだ、と思いましたね。そしてめまぐるしく話題を変えながら、話し続けるふたりを見て「茶飲み話」はいいよねー、場所なんて関係ないよねー、年とるごとに楽しくなるよねー、と思った。

話の内容から、どうやらふたりは近所に住むお嫁さんとお姑さんだったよう。「珈琲でも飲もうかね」と誘い合ったのかしらんと、まだ話しているふたりを横目で見ながらお勘定をすませ、ぽくぽくと歩いて帰って参りました。

2008.11.29

こちらに来て、しなければならないのに、まだできてないことのひとつに「警察に出頭する」というのがあります。免許証もそうですが、古物商の許可申請をせねばならんのだ。

実に面倒くさいことに、あの許可証は都道府県が変わると、それまでのものを返上して、また新たに取り直さなければいかんのですね。おまけに申請すれば即もらえるわけではなく、お上が、こいつに許可しても大丈夫なのか? の調査をするため、やたらと時間がかかる。金もかかる(確か、二万円ちょっと)。

私のように引越の多い人間は、その度に、いちいち申請せねばならず、面倒くさいこと甚だしい。そもそもあの許可証は、お客さまから買取をしない場合は申請する必要がないのですが、うちの場合はそうもいかず、どうにかならんものかと思います。

しかし警察署というものは(あたりまえの話ですが)、あっちを見ても、こっちを見ても、どこを見ても警察官がうろちょろしてて、何度行ってもびびる。廊下ですれ違っても、エレベーターに乗り合わせても、みんな警官。若くても年寄りでも、女でも男でも、ぜんぶ警官。挙動不審になります。

2008.11.22

郡山に来て、やっと一ヶ月。恐るおそるですが、やっとペースがつかめてきた(ような気がしています)。

こちらにきて驚いたこと、いくつかあるのですが、まずはスーパーの納豆売場。やけに品目が多い。地元メーカーの個性的な納豆が、結構ある。なかにはワラにつつまれた納豆もありました。大手メーカーのものしか目にしない東京と比べて、選ぶ楽しみがあっておもしろい。

今のところ買物に行くたび、買って試しています。総じて「まめーっ!」という感じの、しっかりとした大粒納豆が多く、量もたっぷりめな気が。全部食べてみて、味と値段のリスト表でも作ろうかと思います。

どうぞよい連休を。

2008.11.17

昨日上京し、繁華街を歩いた結果、ああ、世間は既にクリスマス突入状態にあるのだーと、激しく実感しました。

いちばんそう思ったのは、伊勢丹の一階。ご存知の方多いかと思いますが、あそこは貴金属売場が、入ってきた客を捕獲しようと並んでおる。昨日は、そこにずらずらずら〜っとカップルが鈴なりになっておった。

早足で通り過ぎながら、なんてすてきにかわいい光景なのだーと、思いましたね。特に、男子がかわいい。きっと彼女に「あれ欲しいー」とねだられて、ああやってカウンターに並んでしまってるのだろうなあ。

しかし(いつも思うのだけれど)汗水たらして働いたお金を、ぽんっと、それも喜んで差し出す男子は、ほんとうにえらいですね。妻子を養うのが、まあ当然と考えているのも、素直でえらくてかわいい。女子は「養え」っていわれたら、「えーなんでー!?、私の稼いだお金なのにー」「ヒモー」って文句ぶうぶういうと思う。

ま、それはともかくとして、よき光景でした。クリスマス前の風物詩也。

2008.11.12

今日は一冊だけ。森茉莉と金井美恵子(他あと一名)の対談が収録された雑誌です。文学をめぐる(例のごとく脱線しますが…)お二人のガールズトーク炸裂ぶりが、とてもおもしろい。対談の最後にそえられた茉莉の写真についての「おことわり」も、すごく森茉莉的で良いです。森茉莉ファンにぜひ。

話は変わり、ここんところの私は、ジャムおばさんと化しています。毎日、ジャム(と保存食)ばかり作りまくっとる。りんごジャム、花梨ジャム、いちじくのコンポート、りんごのコンポート、花梨のはちみつ漬などなど。あっというまに保存瓶が乱立しました。

断っておきますが、これは私が「家庭的」なのでは決してありません。「家庭的」というのは、もっと落ち着いた、地に足がついたものだ(と思う)。私の場合は、ただ作りたいから作るのです。あの、あれですね。ドアノブカバーとか電話クッションとかタオル掛けとか、家丸ごと手芸で飾り立てる“手芸おばさん”のようなものです。

むやみやたらと手芸や料理に走りたくなる(そして、今、現に私は走ってしまっている)この欲望は、いったいどこからくるのでしょうか。季節の変わり目などに発症することが多い、ような気もします。

“手芸おばさん”と“ジャムおばさん”について思いをめぐらす秋、であります。

2008.11.8

おとつい、東京に行って気がついたのですが、やはり東京はあったかい。調べたところ、どうやら最低気温が5度くらい違うらしい。さぶいわけだ。

その東京では、仕事をすませた後、『おんな作家読本』のイラストを描いてくださった得地さんの個展にお邪魔しました。あったかくて、いい意味で間が抜けている、得地さんらしい作品が、たくさん展示されとった。お茶の水の美篶堂で開催中です。〔詳しくはココ

明日は日曜。昨日、産直に車で乗りつけ、保存食作りの材料をしこたま買いこんできたので(花梨とかキノコとかリンゴとか)、明日は保存食作りに血道をあげたいと思います。みなさま、どうぞよい週末を…。

2008.11.4

長らくお休みしてしまい申し訳ありませんでした。帰ってきました。

休んでいた間、何をしていたかといいますと、引越しです。なんとこの度、家のものの都合で、期間限定(二年半以内)ではありますが、福島県郡山市に居を移すことになりました。

週に一度は東京に出かけているので、生活自体はそう変わらないのですが、人生初の東北住まいであります。

こちらに来るまで知らなかったのですが、郡山というか福島は、農業がさかんな土地なのですね。うちの近所にも大きな産直スーパーが、どーんとあります。朝一に行くと、近辺でとれた旬の野菜が、ごろんごろんと大量に待っておる。おまけにどれも大変に安い。「ピーマン、○○町、郡山ハマ(仮名)」と採れた場所と人の書いたシールもきちんと貼ってあります。

初めて訪問した際は、あまりのこと(量と安さ)に興奮状態に陥り、野菜ばかりたんまりと買いこみ、てんぷらを催してしまいました。結果、一度目はしいたけが、二度目はたまねぎが(調子に乗って、一週間に二度した)うまかった。肉好きなわたしにしては珍しい、美しき哉な生活です。

休み中は、この他にも、ヒトのあかんぼがうまれてくるところに立ち会ったり(ずるりと出てきた)、保存食作りに狂ったり(砂糖を入れすぎ、黄金糖のような味になった)、手芸熱に浮かされたり(今は刺し子にはまっとる)しておりました。
が、本日からぼちぼち社会復帰したいと思いますので、何卒、よろしくお願いいたします。

【おしらせ】
隠遁生活を送っていた間、拙著『おんな作家読本』を下記にてご紹介いただきました。ありがとうございます。
・岡崎武志さまに『日刊ゲンダイ』の「週刊読書日記」欄〔詳しくはココ〕、『インビテーション』12月号(ぴあ)〔詳しくはココ〕でご紹介いただきました。ありがとうございました。小躍りしました。
・千野帽子さまに10/26『東京新聞』『中日新聞』の朝刊・書評欄にて、書評をいただきました。思いがけず大きく取り上げていただき、びっくらした。光栄です。〔詳しくはココ
・向井透史さまに『本の雑誌』11月号「古本屋セドロー君の午後」にてご紹介いただきました〔詳しくはココ〕。そうなんです!川端康成の本を、林芙美子が装幀してるんですー。私も発見したとき、へぇーと思った。ありがとーございますー。
・雑誌『天然生活』12月号の「近頃の、気になる本」にてご紹介いただきました。うれしかったです。〔詳しくはココ

2008.10.10

ノーベル化学賞のおかげで、テレビに連日クラゲが映っておりますね。クラゲといえば、あの悪名高きエチゼンクラゲ関連で語られることが多いなか、久々の“良いもの”扱いなので(私には全く関係ないのですが)誇らしい。ふふっ。

テレビでは、私、ニュース番組が一番好きです。が、夕方NHK教育で放映されている「ぜんまいざむらい」(朝もやっているようだが、その時間、私は起きておらぬ)も好んで拝見しています。歌だって歌える。あと「おじゃる丸」も、絶賛愛好中。
加えて最近は、時代劇にも目覚めてしまいました。友人に告白したら、「篤姫!?」とうれしそうに聞かれたが、違う。「暴れん坊将軍」です。あの過剰な目張りと殺陣シーン、決まりきったパターン、その裏に漂う衆道的エロスがたまらん(深読みしすぎ)。

とここまで書いて、私は幼児か老人か?と不安になったので、これくらいでやめておきます。どうやら世間は明日から三連休みたい。どうぞよい週末を…。

追伸…日版のPR誌「新刊展望」11月号で、岡崎武志さんと「『おんな作家』のおもしろさ」について対談しました。たぶん来週15日あたりから、書店さんで無料配布されるはずです。

2008.10.4

ひなぎく実店舗、無事閉店しました。閉店後の「ありがとうセール」にもたくさんの方のお越し、誠にありがとうございました。あまり宣伝していなかったので、正直、不安だったのですが、こちらがびっくりするくらい多くの方にお越しいただき、うれしい悲鳴でした。本当にありがとうございました。

とはいっても、実店舗関連の後片付けが、まだ終わっておらず…。加えて、実店舗閉店に伴い、事務所を移転することになりました。なので、大変申し訳ありませんが、しばらく新着の投入をお休みいたします(ご注文はいつも通りメールにて承りますが、確認メールとお届けが遅れます。大変申し訳ありませんが、あらかじめご了承ください)。

というわけで、これからは、撤収& 引越作業にあけくれる日々になりそう。本の量が多いので、どうなることやら…。
日誌はちょくちょく更新しようと思います。よろしくお願いします〜。

2008.9.21

実店舗もあと二日で閉店(23日まで)。連日たくさんの方が遊びに来てくださり、感謝感謝の毎日です。『おんな作家読本』の感想を直接聞かせてくださる方もいて、あぁ、うれしや…と喜びを噛みしめております(あまり社交的でないため、喜びをその場で的確にお伝えできず、すみません)。

以前も書きましたが、閉店後の週末27(土)28日(日)には「ありがとうセール」も行いますので、よろしくおねがいします。

と、そんなこんなで慌しくしていたら、世間はもう秋に突入したようですね。先日、久しぶりに都会に出かけ、渋谷で降りたところ、道行く女子がみな秋っぽい装いをしておりました。
ミニスカートにブーツを履き、カツカツカツと歩くおなごたちを見て、いまだにサンダル(白・革)をつっかけ、ぺたぺたと歩く我が身を、むなしく振り返ったことです。今期もまた季節に乗り遅れた…。

【昨日の晩御飯】
水炊き鍋(柚子胡椒とかんずりで)、サザエのつぼ焼き(簡易コンロに網をのせて焼いた・うまく身が抜けず難渋)、秋刀魚の塩焼き(すだちと大根おろし)、焼き野菜のナンプラー漬(茄子・ピーマン・パプリカ・しいたけ・シシトウなどの野菜をざっと焼いて、熱いうちにナンプラー・醤油・レモン汁・胡麻油・ビネガー・ミントの葉を入れた汁に漬けたもの)、焼き油揚げ(生姜醤油)、豆腐(胡麻油でカリカリに揚げたネギを油ごとかけ、そこに醤油を加え食う)、ビール(瓶1本・缶2本)。…夏なのか秋なのか分からない献立です。

ついしん…9/23発売の雑誌『美的』(小学館)にて『おんな作家読本』の著者インタビューを掲載いただきました。女子力向上のため、頂いた見本誌を読みこんでみたところ、コンシーラーの正しい使用法など、たいへん勉強になりました(今まで、ずっと誤った方法で使用していたようです)。【詳しくはこちらへ

2008.9.2

店舗ブログにも書きましたが、荻窪の店に『おんな作家読本』の関連古本をどさっと投入しました。 閉店まで残り一週間と少し。涼しくなってきたので、お散歩がてらにでも、ぜひお立ち寄りください。

その『おんな作家読本』、どうやら9/12毎日新聞夕刊の「話題です」でちらりとご紹介いただいたよう【リンク】。う、うれしい。ありがとうございます。

ちなみにこの本では、触れるスペースがなかったので書かなかったのですが、取り上げた作家の並び順(林芙美子、吉屋信子〜)にも理由があります。それはなにかと申しますと、お亡くなりになった順。

後見返しの人生グラフを見ると分かりやすいかと思いますが、第一部、第二部それぞれ、亡くなった年が早いほど紹介する順番が前にきています。つまりは、まず芙美子が亡くなり、次に吉屋信子、そして森茉莉、中里恒子、城夏子ときて、いちばん最近までご存命だったのが宇野千代だと。後のほうにいくにしたがって、ついこの間まで現役で活躍してた感が強いのは、このせいもあります。

信子の『自伝的女流文壇史』によると、千代は、約6歳年下の芙美子が47歳で急死した時「やっぱり生きていなくちゃだめよ」としみじみ云ったそう。なるほど、確かに。長生きばかりがいいとはいえませんが、60歳で名作『おはん』を刊行し、98歳で亡くなるまで破竹の快進撃を続けた千代をみる限り、長く生きることにはやはりそれなりの効能がある…と思ってしまいます。千代、すごいなあ。

2008.9.2

あと二週間と少しで、ひなぎくと海月書林実店舗の閉店です。39a.jpg(2310 byte)
ということで、その閉店後の週末、27日(土)と28日(日)に、ありがとうセールを行うことにしました。時間は両日とも14〜19時古本や雑貨を10〜30%割引(場合によってはもっと)で販売する予定です。そのほかにも店で使っていたあんなもの、こんなものを格安で、一挙放出します。

最後ということで、お話にきて下さるだけでも大歓迎(ただ、閉店後なので、喫茶はないのですが…)。よろしくお願いします。詳しい情報はまた店舗ブログにでも追ってお知らせいたします。【詳しくはこちらへ

そしてもうすぐ発売されるポプラ社のPR誌『アスタ』10月号に、『おんな作家読本』についてのインタビューを掲載いただきました。一部書店で無料配布されています。よかったらご覧くださいませ。【詳しくはこちらへ

2008.9.2

osdh.jpg(11037 byte)『おんな作家読本 〔明治生まれ篇〕』、9月4日配本です。何卒よろしくお願いいたします。
→「その他・新刊」ページ

作家の随筆に、どこそこのあれがおいしくて好き、などと書かれていたら、実物が見たくなるものです(今でも手に入るものなら、なおさら)。あと住んでいた部屋も、残された持ち物もできることなら拝見したい。
というわけで、“女子版『サライ』”というのが、今回の本を作るにあたって、デザイナーの中林麻衣子さん伝えたイメージのひとつでした。だから写真やイラストもたっぷり入っています。
詳しい目次・中ページの画像」に中ページの画像を載せてみたので、よかったらご覧ください。

そして、↓にも書きましたが、9/6〜9/7に行われる「第10回 古書往来座外市」にて、拙著を販売して頂くことになりました。サインなぞあまりしたことないので、こっ恥ずかしいのですが、20冊です。外市では「わめぞ文庫」の第一号としてイラストレーター武藤良子さんの『大阪京都死闘篇  武藤良子関西旅行記完全版』も発売されます。こんな旅がしたいなあ、こんな旅ができちゃう武藤さんっていいなあと思うような一冊。こちらもぜひぜひ。

2008.8.29

osdh.jpg(11037 byte)『おんな作家読本 〔明治生まれ篇〕』、本日見本があがってきました。というわけで、とりあえずアップしてみた。
→「その他・新刊」ページ
上記のページの「もっと詳しい目次へ」をクリックすると、詳しい目次が出てくるので、興味ある方はぜひ見てみてください。ご注文も承っています(お届けは発売日後になります)。

今回の本のウリのひとつは、見返しに載せた「人物相関図」と「人生グラフ」。気になる作家のあれこれ(生年月日、生存期間、ターニングポイント、他の人との関係)が一目で分かるような資料が欲しいーと思い、作ってみた(非常に個人的な理由ですみません)。なかなか大変な作業でしたが、その分、楽しかったです。

あ、あと画像では帯が見にくいかと思いますが、金色のふきだしの中の「どっかにいい男はゐないか!」という叫びは、林芙美子の『放浪記』の一節です。性悪作家というイメージが強い芙美子ですが、とんでもない。ものすごくかわいい作品をたくさん書いた作家だと思います。
と、書いていると、とめどなくなりそうなので、続きはまた。

東京はこれから雨だそう。

2008.8.22

『おんな作家読本 [明治生まれ篇]』(ポプラ社)、昨日、なんとか責了しました。9月4日(木)発売、定価1680円です。
実はポプラ社さんでこの本の企画が始まったのは、実店舗オープンより前のことでした。その間いろいろあり、二転三転して、ようやくここまでこぎつけたという感じです。
でもまぁ、その甲斐あってか、密度の濃い本になったかと(というか、詰めこみすぎるのが私の悪い癖…もっと軽やかな女になりたい…)。

表紙や目次、詳しい内容は追ってアップしていきたいと思います。海月の実店舗やネットでの販売も予定していますので、何卒よろしくお願いします(もちろんお近くの書店さんでのご注文も大歓迎いたします)。

本日、今年の夏、初めてのつくつくぼーしの鳴き声を聞きました。もうすぐ涼しくなる!という喜びに、慌しいだけで夏が終わってしまったという虚脱感が入り混じり、プラスとマイナスの感情で混乱した結果、一瞬フリーズしてしまったことです。

2008.7.12

焼け死にそうな暑さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。私は、(案の定)へばっております。おまけに寝苦しいせいか、悪夢ばかり見る。

昨晩などは、誰かの葬式に喪服で参列したあと(どなたが亡くなられたのか最後まで判明せず)、もう一度寝直したら、今度は親戚が死にました。恐ろしい。

そういえば、葬式の会場となった寺には、かこさとしさんのイラストが入った絵馬もあった。これは買わねばと(夢で)思った気がします。

みなさま、どうぞよい週末を……。

2008.8.15

はっと気づけば、もう八月も半ば。ご無沙汰してしまい申し訳ありません。あまりの暑さに、どろどろに溶けておりました。暑さにやられて頭が悪くなった(そして、もう治らない)ような気もしています。

実は、↓にお知らせした来月発売の本ですが、まだ手を離れておりませぬ。が、発売日は(なぜか)決まりました。9月4日。はてさて、無事出せるのでしょうか?

今年のひなぎくは、お盆休みなしで営業しています。灼熱地獄の昨今ですが、皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げています。

2008.7.8

前回の日誌で、今、取りかかってる本が、無事に出せるかどうか心配、などと世迷いごとを書いていたら、もうとっくに新刊情報にアップされていました。げげっ。なので、観念して書きます。

えーと、タイトルは『おんな作家読本―明治生まれ篇』(仮)。「8月中旬刊行」と新刊情報にはありますが、それは無理。よくて8月末、たぶん9月頭くらいになるんじゃないかと。以前、「夏までに」と書きながら、案の定、遅れてしまいました。ごめんなさい。

内容は、タイトル通り、明治生まれのおんな作家たちについてのあれこれをまとめた本です。只今、絶賛追い込み中。詳しいことは、またここで書いていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします〜。

追記…岡崎武志・山本善行著の『新・文學入門』(工作舎)が発売されました。お二人の熱の入った文学、古本トークがすばらしい。読んでいると思わず古本屋に行きたくなります(と、古本屋の私がいうのも何ですが、本当です)。文中では「いろは」もちらっと紹介いただきました(ありがとうございます)。

2008.6.25

rogow2a.jpg(3563 byte)
【「生活」と「暮らし」の女の子雑誌―特集『私の部屋』】、アップしました。←のアイコンをクリックして、飛んでみてください。

初期の『私の部屋』には、文筆家として有名になる前の須賀敦子さんの記事があったり、まだ入江真樹(のちに麻木)だった頃のお料理研究家・入江麻木さんが出ていたりと、ものすごく豪華。今回の特集を組むため読み直し、その充実ぶりに改めて感服しました。
読者インタビューでも触れられていますが、とても読みがいのある、しっかりとした雑誌です。そのおかげで、読み込んでしまい、ちっとも作業がはかどらなかった…。

インタビューは、本を譲って頂いたことがきっかけで知り合ったBさんと、そのお友だちMさんにご協力頂きました。突然の依頼にも関わらず、快くお受けいただいたお二人に感謝いたします。

特集『私の部屋』、どうぞお楽しみください。

2008.6.18

特集、開催できるメドがたったので、お知らせします。

テーマは「『生活』と『暮らし』の女の子雑誌―特集『私の部屋』」。
雑誌『私の部屋』を、どさっと出します。
今回はそれに加え、『私の部屋』をリアルタイムで読んでいた方々への「読者インタビュー」も敢行。
こちらもたっぷりと掲載します。

更新予定日は6月25日(水)。どうぞお楽しみにー。

2008.6.14

今週は、東北のほうへ行っておりました。で、本日(土曜)、出先からそのままひなぎく実店舗にと目論んだところ、地震です。
電線がゆ〜ら〜ゆ〜ら〜と揺れ(駅に向かおうと外に出たところだった)、駐車中の車がゆっさあゆっさあと上下しておった。

どれくらいの規模かよく分からずそのまま駅に直行したところ、新幹線が動くまで、ずいぶん待つ羽目に。が、東北とはいっても仙台より下の地域に滞在していたので、なんとか帰って来ることができました。ほっ。
しかし、えらい疲れたわ(私の地元の言葉で「ものすごく疲れた」という意)。

話は変わり、先日ここに書いた特集ですが、アップまでもう少し時間がかかりそうです。更新一週間前にはテーマも含め、改めて告知しますので、何卒、よろしくお願いいたします。

2008.6.9

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先日、歯医者に向かう途中、猫だまり(猫がたくさん集まっている場所)を通りかかりました。
ここにいつも舌を出しっぱなしにしている黒猫がおります。
乾かないのか辛くないのか、見てるこっちが心配になるくらい、毎回盛大に出してます。黒いからまた目立つのだな。
明日も歯医者。その後、明後日から東北方面に出かける予定です。

2008.6.2

今日はこれから雨が降るらしい。

だから眠いのか、そうだろう、きっとそうだ、そうに違いない、と、先ほどからぼんやりとした頭で考えています。

しかし最近は、かたつむりとかカエルとか、そういう雨の生き物にあまり会わぬ。以前は、雨が降ったあと、水っぽい生物が、車に引かれてぺっしゃんこになっているのを、あちこちで見ましたのに。

と、思っていたら関東も今日から梅雨入りしたみたい。しばらく眠い日が続きそうです。

ついしん…『芸術新潮』6月号に、西尾彩さんの名刺入れを紹介しました。荻窪の店舗には、西尾さんにお願いして作って頂いた、上品で乙女な海月書林特製栞(箔押し仕様・150円)もあります。こちらもよろしかったらぜひどうぞ。


2008.5.27

六月中旬アップを目指して、只今、特集を準備中です。といっても、まだ全然進んでおらず…。ここに書いて宣言しないとちっとも進まない(進められない)ので、書いてみました。
内容は近々お知らせします。お楽しみに。

しかし、ここんところ、驚くほどあっついー。じりじりと肌が焼ける音が聞こえてきそうな日差しに、恐れおののいております。



2008.5.12

fujiya.jpg(7601 byte)先日、急に思い立って箱根旅に出かけてきました。

画像は、宿泊した富士屋ホテル(花御殿)の地下に存在する温泉プール。ど高い天井に、不思議な絵がどーんと飾られた壁面という「ザ・異空間」な場所でした。

コース横には、ちいさな温泉とサウナもついておった。最初から最後まで貸切状態だったのは、こんなところにまで来て、キャップをぴちりとかぶり(着用が義務らしく、フロントで借りた)泳ぎたいなどという輩が少ないからでしょうか。でもわたしは満喫した。久しぶりにがしがしと泳いだせいか、このあとの酒(と食事)が胃にしみました。

hatiri.jpg(3386 byte)土産は箱根湯本駅からあるいてすぐの和菓子屋「ちもと」の鈴最中「八里」。三つ一組で、きちんと紐に通されているのがすばらしい。hatiri2.jpg(3940 byte)

しかしながら、遊んだあとはその間の仕事が、きっちりと降りかかってくるのですね。只今、それを痛感しております。



2008.5.12

突然ですが、「水菓子」。なんのことだか分かりますでしょうか。戦前の小説やら随筆やらを読んでいると、たまーに出てきます。

普通に考えると、水っぽいお菓子ということで、水ようかんとかくずきりだと思いがちですが、違います。答えは「果物」。

私も最初は、「水菓子」が何なのかいまいちよく分からんかった。が、果物のことなのだ! と気づいてからは、この単語が出てくると、食べるとじゅわっと汁があふれでてくる水分たっぷりのおいしい果物を思うようになりました。

夏の暑い午後、ぴんっと糊の効いた浴衣を着た女性が、すだれのかかった和室で、ぽたぽたと滴り落ちる果汁に唇を濡らしながら食べる。そんなシーンにふさわしい言葉だと思います。

寒い日が続きますが、気がつけば五月も半ば。自家製ほうじ茶を冷蔵庫に用意する日も多くなり、そろそろ夏が見えてきた気がしています。



2008.5.6

連休最終日です。世間が動いていないせいか、慌しかったのが少し楽になりました。

しかし、なぜこんなに時間が足りないのだ? たぶん、いや確実に私の能力が低いからでしょう…。誰かの優秀な脳みそを、ほんのぽっちりでもいいから移植したい。

てことで(全く関係ないが)、久しぶりに昨晩のばんめしでも書いてみます。

鶏のハーブ焼き、三つ葉とカイワレとミズナのサラダ(胡麻油と醤油で味付け)、厚揚げのネギ味噌挟み焼き、生タコの刺身、葉生姜、へしこ(先日、福井に行ったときに買った。ごっつう塩辛いから少しずつしか食べられん)、ビール(中瓶一本)、焼酎(お湯割り)
(よく聞かれるのだが、わが家の夕飯は、ひなぎく店番終了後です。帰ってから作り始めて、食べるのは0時過ぎ、昨日は0時30分過ぎ、でありました。…体に悪いですわね)。



2008.4.26

まだちょっとぱたぱたが収まらず。ううっ。
「二十日鼠を買ったような気忙しさ」(by林芙美子)
であります。
みなさま、どうぞよい連休を…。



2008.4.12

今日は、「ひなぎく」と「海月書林実店舗」に関するおしらせがあります。
(おしらせは実店舗おしらせブログにも載せとります)

えとですね。突然ですが、9月23日をもちまして「ひなぎく」と「海月書林実店舗」は閉店することになりました(ネットの海月書林はこれまで通りですので、ご安心を)。
ひなぎく、海月、それぞれのタイミングがぴたりと合い、今後の展開を考えた末、決まりました。
とはいえ、9月はまだまだ先。お時間ありましたら、今のうち、ぜひお越しください。
心よりお待ちしております。

また夏までに二冊、本を出す予定です。染色家・柚木沙弥郎さんの本(いろは編集部)と、わたくし市川の本(ポプラ社刊)です。詳細はまた、もろもろ落ち着き次第、おしらせします。無事、出せた暁には実店舗でイベントなどできたらと思っていますので、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

ということで、新着はまたのちほど。一旦、失礼いたします。

…と、書いたものの、仕事が怒涛のように押し寄せてきたため、昨日は戻って来れませんでした。
すみませぬ。
先ほど少しですが新着アップしましたので、ご覧くださいませ。
あと、↑のお知らせですが、海月実店舗が入っている「ひなぎく」さんも9月で閉店となります。分かりづらくって、ほんとうに申し訳ありません〜。ひなぎくさんのあのおいしいごはん、ケーキ、珈琲も9月まで。ぜひ遊びにいらしてくださいまし。



2008.4.12

なにやら慌しい毎日が続いています。おかげで脳みそが、洗濯機でガンガンまわされた後みたいになっておる。

春は免疫が弱ると聞きました。私もこの時期は、なぜか体調を崩しやすい。それなのに春を迎えた途端、毎年きまって忙しくなる。ゆっくり過ごそうと思っても、そうはいかぬのが春であります。

さて、今日は閉店後、ちょこっと飲みに行く予定。ほろ酔いでぽくぽくと歩くのに、いい季節になりました。



2008.3.29

東京では、もう桜が散りかけています。自転車で走ると、風に吹かれた桜の花びらが、わさあと襲ってくる。花咲か婆あにでもなった気分です。

それでもおとつい、仕事が終わったあと、ビールとおでんを片手に夜桜見物に行きました。夜なのにたくさんの人がいて、あー、みんな野外で飲みたいのだなあとしみじみした。あとサークル仲間らしき若めの男女もごちゃごちゃとおり、その発情気味な様子に青春を感じた。

春、であります。



2008.3.29

あと少しで四月。ということで、買ってきました日記帳。

「日記をつける」なぞ、何十年ぶりかの行為です。なぜ急に思い立ったのか、自分でもよく分からんのですが、伊東屋に行ったら、四月はじまりのものが並んでいたので、ついつい…。

こじゃれた日記帳は、なんだか「私の毎日は、と・く・べ・つ」(ハートマーク)というオーラが出ているようで、恥ずかしい。よって、できるだけオヤジっぽいビジネス用を選んでみた(巻末には西暦と和暦で引く年齢早見表付。おまけに三年連用)。

続くか続かないかは、私の周囲のにんげんの予想だと「1:9くらい」だそうです。

2008.3.22

サーバーダウンに伴うごたごたが、なんとか片付いた…気がします。ご迷惑をおかけしました。

さっきひなぎくのカウンター内にお邪魔したら(お茶用のお湯をもらうため水筒片手によく行く)、窓から電気屋の前でたたずむ男子が見えました。どうやら店頭にあるテレビで大相撲中継を観戦していたみたい。

私、寝るのが遅いので(2時とか2時半とか3時)、寝る前にテレビをつけるとよく「大相撲ダイジェスト」がやっています。でもいつも観客の顔を見るのが忙しく、肝心の取り組みを見逃す。

このごろは着物をお召しになった粋筋の美しいお姉さんが二名ほど毎回同じ場所に座っておられるのと、大相撲ジャーナリストのおじさまがいつもいるのが目につきます。あと今場所は、神田川俊郎氏が真正面の一番良い(であろう)砂かぶり席で、毎日砂をかぶっておられますね。服が昨日と一緒だ、帰るのがすばやい…などといらぬチェックを入れています。

東京では桜が咲き始めました。どうぞよい一週間を…。

2008.3.15

サーバーダウンのため、大変ご迷惑をおかけしました。必死で引越しして、たった今、復旧しました。が、まだ全部のファイルを引越しできておらず…。
お越し頂いたのに、繋がらなかったお客さま、誠に申し訳ありませんでした。落ち着くまでもう少々お待ちください。
その代わりでもないのですが、近々、また特集をできたらと思っています。内容は、また追って告知いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2008.3.9

引き続き、新着に手芸本を入れました。最近、大量入荷があったのです。店にも出してますので、もしよかったら足をお運びくださいまし。

昨日今日とほかほかと温かい日が続いております。うちの近くの公園にある「ひょうたん池」では陽気のせいか、白鳥型のボートが、交通事故を起こさないか不安になるくらい、わらわらと浮かんでおりました。

しかしあの「二人でボートに乗る」という行為には、賞味期限がありそうです。最もぴちぴちとしていてうまいのは、カップル成立初期、または成立直前。それを外すと不思議な味わいに…。

って、個人的にはそういう絶妙な味わいのカップル、たまらなく好きなのですけれどね。

2008.3.1

三月になりました。あっちゅう間です。風もがいつの間にか、春はるハルと騒いでいます。
花粉症になるのも、桜が咲くのも、街に変わった方が多くなるのも、すべて春。芽吹く季節は、なにやら心がざわつきます。
そして私はといえば、春は体調を崩し勝ち。まずは飲酒量を減らして、健康管理に努めたい(目標)。

2008.2.16

いつも思うのだけれど、二月は短すぎやしないか。四年に一度のうるう年でも、他の月より日数が少ないというのは、明らかな不公平です。

いっそのこと二月のみではなく、周辺各月からまんべんなく(日でも時間でも)減らして帳尻を合わせるという方向で、なんとかならないものでしょうか。って、たぶん無理なのだろうな(よく分からず発言しております)。

今のところ確定申告書類を期限内に提出できるかどうか、非常に微妙な情勢です。

告知…森田たま『もめん随筆』(中公文庫・2/25発売)の解説を書きました。現在、文庫で流通している唯一の森たま本です。よろしかったらぜひ。(詳しくはココ

2008.2.16

ひなぎく店舗への通勤はいつも電車でおこなっております。いつもはホームからホームまで、本を読みながら移動しているのですが、ここ最近、井の頭線で吉祥寺に向かう途中は、進行方向むかって左の車外に目をこらすようにしています。
なぜかといいますと、楳図先生の例のお宅(通称かなんなのか知らんのだが、いわゆる「まことちゃんハウス」)がちらりと見えるから。太くて赤い筒に黒い三角帽子の屋根が載った不思議な物体(建物の塔?)が、住宅街のなかからにょきっと顔を出しておられます。気をつけて見ないと一瞬で通りすぎてしまうのですが、動体視力を計るようなその短さも良い、と思う。
というわけで、只今、ひなぎく店番中。今日は(も)眠いです…。

2008.2.9

本日の東京は大雪也。
黒い空から粉砂糖みたいな雪が、わさわささわさわと降りてきております。
あっちゅう間に積もって、びびった。
無事、帰宅できると良いなと思ふ。

2008.2.2

昨晩の晩ごはんは水餃子でした。ぎょうざぎょうざぎょうざとある新聞を見て食べたくなったのだ。
思い立ったのは、23時過ぎ。それから粉まみれになって製作したおかげで、ボロ雑巾みたいになった。それでもぷりぷりとした皮と肉汁たっぷりの実が、実においしゅうございました。冷たいビールもうまかった。
このごろ、動物みたいにお腹が減ります。春が近いから、でしょうか…。

2008.1.19

昨日は必要があり、久しぶりに早起きをしました。といっても、たぶん普通の方からすると遅い七時半。

起きてすぐにシャワーを浴びて外出。いかにも朝という空気のなかで、世界がきちんと動いているのを見て、ああ、いつもの私はなんと無駄な、気持ちの良くないことをしておるのだ、と深く強く反省した。

が、反省の甲斐なく、今日も寝坊…。冬は起きるのが辛いです。

おしらせ…2/9〜3/2まで開催される「BOOKMARK  NAGOYA」内のリブロ名古屋店一箱古本市に参加します。みなさまふるってご来場くださいませ。【詳しくはココ

2008.1.19

さぶい日が続いておりますね。それなのに私はといえば、てぶくろを失くしました。
毎年必ず一回は失くします。それも右手だけ。
なぜ右手かと申しますと、財布から金を出すとき、戸外(ex.電車を待つホーム)で本を読むとき、右手のてぶくろを外し、裸手(?)になるからであります。たぶんその後、ポケットに入れたつもりになるなどして、落っことしてしまうらしい。結果から推測するに、そうとしか考えられません。
東京では日曜の夜から雪みたい。よい週末をお過ごしください。

2008.1.12

ひなぎく、昨日から通常営業しております。
正月でぼけた頭も、ようやく正常に戻った(と思う)。しかし、あれですね。少し休むととたんに、仕事脳が退化する。あれ、これどうしてたんだっけ、と何度もフリーズしてしまいます。

休みの間は、『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』(伊藤比呂美)を読みました。去年六月に出たやつです。

で、読んでみて、いやー、とても良かった(って、どこかの映画解説者みたいだ)。離れて住む弱ってきた両親についてや、堂々めぐりの夫婦関係など、かなり痛い内容です。でも読まずにはおられない。散文詩であり、随筆でもあり、かつ小説でもある言葉の渦が、快感でした。女の言霊本。

深沢七郎と佐野洋子と伊藤比呂美。好きな作家にそこはかとない共通点がある、というのは、なんだかあまりにも自分を赤裸々に表明しているようで、かえって恥ずかしいことですわね。

2008.1.7

明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願いいたします。
年末年始は、北陸に行ったり、関西に行ったり、東海に行ったりしておりました。連日連夜、飲み会続きで、食っちゃ寝、食っちゃ寝を繰り返し、まるでブロイラーのようだった。おかげで現在、大阪弁、北陸弁(福井と富山)、三河弁と各地の言葉が入り混じり、おかしなことになっています。
本日は七草粥の日。粥でも食べて、腹具合を整えつつ、頭のほうも徐々に仕事モードに戻していきたい、いや、いかねば、と思っております。

2008.12.30

今年もあとわずかです。
みなさま大変お世話になりました。
ありがとうございます。
どうぞよいお年を…。
◎ 年末年始のひなぎく店舗は、誠に勝手ですが12/26(水)〜1/10(木)まで、年越しのため休業します。何卒よろしくお願いします〜。
◎1/5、1/6に池袋の往来座さんで開催される外市に参加します。ちょこっとしか出せなかったのですが、ぜひ足をお運びください。詳しくはココ

2007.12.17

今年中に片付けたいと思っているあれやこれやが終わらず、あっぷあっぷの毎日です。
このようなとき、仕事のできなさ加減(と、寝なくてはやっていけない因果な体質)を、改めて思い知らされるのですね。何もかも終えて、きれいな体で新年を迎えたいものであります。

2007.12.24

年の瀬も押し迫って参りました。
「年の暮れには誰もが忙しくなるのは常識で、眼が廻りそうで正月が来ることなど信じられないこともあるが、それでも酒を飲むのは年の暮れが一番落ち着くようである。」(吉田健一「師走の酒、正月の酒」)
私の身辺もやっとこさ落ち着いて来た。今年もあと一週間。うまい酒でもとっくり飲んで、新年を迎えたいと思います。

2007.12.8

来年にならないうちに、髪を切りたいと思っています。

が、美容師さんと話をするのが、私は苦手だ。そのため美容院に行くのも、勇気がいる。「何のお仕事されてるんですか?」「お休みは平日なんですか?」などと聞かれても、うまく答えられない。というか、初めてお目にかかった方に、そんなプライベートを晒すのは恥ずかしい。「話しかけてこない美容師」というのがいたら、真っ先に指名しますのに。

とはいうものの同じ美容師さんを指名し続けるのも、実は苦手です。「そういえば前はこんな感じでしたよね」とか、いちいち気を使って頂くと、逆に恐縮する。よって毎回違う美容室に行く羽目になります。

と、友人に話したところ「そんなのお金払ってるのはこっちなんだから、もっと堂々とすればいいんだよ」と励まされた。確かにたしかに。性格、交換してくれ、と思いました。

【昨日の晩飯】
湯豆腐(絹)、マグロの刺身、かまぼこ(薄く切ったかまぼこに、切り込みを入れ、そこに柚子胡椒とシソをはさんだもの)、トリのピリ辛南蛮焼、ミズナとみょうがとネギと三つ葉の和風サラダ、胡麻と生姜と油揚げのまぜご飯(食べる直前にちょっとだけ柚子をふりかける)、ビール(瓶一本)、日本酒(一合)。

2007.12.1

名古屋パルコ内のリブロさんにて開催した「海月書林の古本市 〜出張名古屋編」、無事終了しました。あそこのリブロは、高校時代に名古屋へ行く度に寄った思い出の店でもあります。たくさんのお越し、ほんとうにありがとうございました。

そして本日から十二月。師走です。脳みそが時間に追いついていない気がしますが、まぎれもなく今年最後の月だ。何がすごいのか、よく分からんのですが、すごい、と思います。

でもひなぎく前の神社(白山神社)のイチョウは、今が紅葉まっさかり。銀杏臭もかすかにいたします。ほんとに十二月なのでしょうか、誰かにだまされたりしていないのでしょうか(だまされてたら、今年時間が増えそうだから、それもいいと思う)。

2007.11.24

さぶい日が続いているので、ここんところ湯たんぽが欠かせません。
たぷたぷのお湯が入った亀の甲羅のようなあれを、仕事部屋、リビングと常に持ち運び、冷える足をあっためてます。今年はエフスタイルさんの湯たんぽカバー(カーキー)を購入(詳しくはココを)。愛用しております。
今週末が三連休だったこと、今日(土曜日)にひなぎくに来て初めて知りました。

2007.11.17

ここんところ、やらなくてはいけないことから逃げるように、本に走っています。ストレスがたまると、本に走る(つまり、現実から逃げる)傾向があるのだ。いけません。

それでも物語系は、どっぷりはまりきって逃げ出せなくなるのが分かりきっているので、できるだけ手に取らないようにしています。何巻もあるようなものも、もちろん論外。今手にとって良いのは、エッセイや短編のみだ。

というわけで、昨日読んだ本『夫婦公論』(小池真理子・藤田宜永。集英社文庫版あとがきは山田詠美)。全共闘世代のカップルってのには、いろんな意味でとても興味がある。あと『ヴェネツィアの宿』(須賀敦子)。父の娘ってのにも、興味がある。先日結婚式に出席したから、よけい。

2007.11.10

昭和初期の婦人実用本が個人的に好物で、店にもよく置いてます。
そのなかの一つ「花嫁花婿必要帖」(昭和三年発行)を本日は熟読。この本には、縁談が持ち込まれてから、お見合いをへて、結婚し、新婚旅行に出かけ、新婚生活に入る、その時々に注意すべきことが事細かに取り上げられています。

たとえば見合い(顔合わせ)で双方OKとなり、婚約を結んだ場合。「まだ式をあげるまでは、なるべく第三者をまじえて清らかに交際すること!」が、肝心なんだそう。
また、見合いではなく、ひそかに想う相手と結婚したいと親に告白するとき。見合い結婚が当然なこの時代の親は、「自分の面目をつぶされた」と思いがち。よって、告げ方に工夫がいるとのことでした。いやはや大変な話です。

とはいえ本音の部分は、今も昔もそう変わらないみたい。「今時の青年は何よりも先ず容貌で、美貌の女を妻に持つことを、最上の名誉だと心得ている者さえあります」などという記述もごっそりあります。

さて、明日は親戚の結婚式に出席予定。非常に楽しみ、であります。

2007.11.3

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先日、近所を散歩していたところ、↑のような張り紙を発見しました。探し猫ならぬ、探し亀です。名前は「いっちゃん」。「愛カメの」という表現も泣かせます。
さて、11月に入りました。秋です。今年もあと二ヶ月です。間に合わないかもという言葉が、頭のなかを飛び交い始めました。

2007.10.27

rune.jpg(9795 byte)本日はひなぎくにおります。が、雨風がすごい。台風である、と聞きました。

そういえば、内藤ルネさんがお亡くなりになったとか。ルネさん・・・出身市が同じなので、勝手に親近感を抱いておりました(でも、ルネさんは少年時代にはあまりいい思い出がない、とどこかに書いていらした気が…)。

写真はルネさんカラー満載満開の雑誌『薔薇の小部屋』(内藤ルネ責任編集)。これを眺めて、ルネさんを偲びたいと思います。

2007.10.20

最近、嫌いな牛乳を努めて飲むようにしています。嘘かほんとか分からないのですが、牛乳を飲むと体力がつく、と言われたのだ。

そうそう、スーパーの乳製品売場で流れている牛乳の歌、みなさまご存知でしょうか。「ぎゅーにゅー、よーぐるとっ、ちーず」とかいう曲です(って、何のひねりもないそのままだ)。

実は私もつい二三日前に知りました。
ちょうどスーパーの乳売場で、どれを買おうか、賞味期限を眺めていたときのこと。幼稚園くらいの女子が、もっとちいさいやつ(二匹)に向かって「はやく来ないと、はじまっちゃうよー」と命令していたのですね。
なにを慌てておるのだ、と思ったその瞬間、彼女たちは牛乳売り場に設置されていた小さなテレビの前に揃い、流れてきた例の歌にあわせて踊り始めたのでした。
あんまりにも小さなテレビで、おまけに足元に置いてあるから、そんな映像が流れてることすら、おばちゃん、知らなかったよ。

と、ここまで書いて、「牛乳の歌」で検索してみたら、なんと画面で踊っていたのは、あのアンパンマンのやなせたかし先生によるキャラクターなんだそう。さすが幼児のカリスマであります。(詳しくはココ。正確には「3-A-DAYの歌」、なんですのね)

ついしん・・・店舗おしらせブログで、夏のイベントで販売した栞の通販を開始しました。一日につき、一作家さんの栞を掲載する予定です。ぜひご注文くださいー。

2007.10.9

肌寒くなってきたので、週末は鍋(水炊き)でした。今年初鍋。ビールもうまかった。
今週は、なんだかんだとパタパタしております。来週になれば、たぶん落ち着く・・はず。

2007.10.6

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秋晴れの週末。空気が、お祭りとか文化祭みたいです(体育祭についてはあまり思い出したくない)。

ひなぎくでは、今、絵はんこ作家のカキノジンさんの展示を開催中。会場では「ハン恋みくじ」という、ハンコおみくじ(恋専用)も、100円でできる。ので、私もやってみた。

結果は…小吉。「いつも恋のチャンスを逃してしまうアナタ」だそう。…そうか、私はそんな「アナタ」だったのか。

展示は、来週9日(火)までだそうです。

2007.10.2

nagoya2a.jpg(15527 byte) 急に涼しくなったせいで風邪気味です。天気予報をチェックすることなく、のほほ〜んと涼しい格好をし続けていたバチがあたった。
反省して、本日、ゆたんぽを購入。秋になったので、髪を切りたい。

あ、そうだ。11/16(金)〜25(日)まで、名古屋パルコ内のリブロさんにて「海月書林の古本市 〜出張名古屋編」を開催します。ホームタウン名古屋だー(といっても私の出身は愛知県岡崎市。愛知県ではあるが、名古屋市ではない…)。名古屋の皆さま、ぜひよろしくお願いいたします。


2007.9.24

雨模様の週末、私はおとなしく店番です。
最近、少し涼しくなったせいか、ものすごく眠い。12時間くらい軽く眠れます。そんなに眠るから時間が足りなくなるのだと自己嫌悪に陥りつつ、でも寝てしまいます。あぁ。
世の中には、寝なくても(少し寝れば)大丈夫という人種がおられますが、彼らは私の憧れだ。あの方々と私の体は何が違うのか、血か、内臓か、脳みそか、とよく考えます。
東京は、明日も天気が良くないみたいです。

ここ最近、読んだ本…氷室冴子のエッセイ集をまとめて四冊ほど読んだ。『なんて素敵にジャパネスク』『ざ・ちぇんじ!』とかも、小学校のころ、夢中になって読みました(確か漫画になったのも読んだ覚えが…)。エッセイ集、真面目で本音で女で、おもしろかったです。


2007.9.24

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最近、遠くへ行くことが多いです。
来年一月末までは、こんな生活が続きそう。

写真は、旅先で滞在していた部屋(2F)から撮ったベランダ猫。ふと外を見たら、おった。

今日の東京は涼しいです。
おしらせ…ひなぎく店舗のおしらせをアップする「店舗おしらせページ」を作りました。


2007.9.9

残暑厳しい毎日、いかがお過ごしでしょうか。
わたしは、案の定、へばっております。台風が過ぎたら少しは秋に近づくのかしら…などと、甘く考えていた自分が憎たらしい。

そういえば残暑のせいか、最近、とみに頭がぼけーっとしております。先日などは、お受けしていた取材を、すっかりさっぱりころっと忘れてしまい、先方からお電話を頂いてはじめて気がつくという大失態をおかしました。おかげで遅刻一時間。なんと申し訳ないことを…。
おまけに驚いたせいで、アドレナリンがどばっと出たのか、その取材でなにを話したのか、実はあまり覚えておりませぬ。いつもより口がすべらかだった、というのは覚えておる。変なことを口走っていないとよいのですが…。

広島パルコ内のリブロさんで、ミニ古本市がスタートしています。お近くの方は、ぜひ足をお運びくださいませ。

おしらせ…『天然生活』(10月号)『編集会議』(10月号)で取材していただきました。ひなぎく店舗のおしらせをアップする「店舗おしらせページ」を作りました。

2007.8.24

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長々と夏休みをいただいてしまい、申し訳ありませんでした。本日から通常営業です。ひなぎく店舗も、の〜んびりスタートしています。ぜひ遊びにいらしてください。

休み中は、東海近畿北陸とあちこちを転々としておりました。昨日、やっとのことで東京に帰ってきたら…あづい。新幹線から降りたとたん、むわんっとした空気に一瞬くらっとしました。
(写真は田舎のおばあちゃんち・・・残暑お見舞い申し上げます)

2007.8.14

とろとろに溶けてしまいそうな激暑日が続いています。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
イベント、本日最終日です。ぜひ涼みにいらしてください。

2007.8.4

20078a.jpg(5221 byte)20078.jpg(4944 byte) 一周年記念イベント、無事スタートしています。
沢山の方にお越し頂き、本当にありがとうございます。

各作家さんのしおりもずらり勢ぞろいしています。
それぞれ数に限りがありますので、どうぞお早めに・・・。
(8/11追記・・・売切れてしまったしおり、追加入荷しました!)
店は比較的遅くまでやってます(平日21:30、金土日22:30マデ)。
夕涼みついでにでも、ぜひお立寄りください。

2007.7.30

はっと気がついたらもうこんな時期。慌ててイベント準備に励んでおります。
さて、今日は8/9(水)にひなぎくさんで行われるレクチャーのご紹介をば。
名前は『「うるしがいいね。」好きなぬりもの』。「漆の器の作られ方やその良さについての話を聞きながら、そのぬりものに料理を盛って食べてもらうことで、使い方の具体的な方法について知る」というなんともお得なワークショップです。実際に漆器を触ってもらいながら、どんな作家さんがいるのか、どんなところが特徴かなど教えてくれるそう。
詳しくはひなぎくさんのHPにて(申し込みもひなぎくさんへ直接お願いします)。
http://happy.ap.teacup.com/poan/

2007.7.21

さきほどイベントDMを出してきました。今回は、しおり展開催ということで、紅のしおりがぽろんとついたDM。うまくスキャンできたので、使ってみた。ご注文いただいた方には(東京近辺にお住まいの方でなくても)、本と一緒にDMをお届けしてます。

今日の東京は、むしむしする。肌にぺったりとうすいゼリーがくっついてるみたい。ビールが飲みたい。

2007.7.17

こんばんは。今、ひなぎく店舗で店番中。もうすぐ閉店・・・なのだけれど、外は雨。傘を忘れたので、どうしようかと思っているところです。
ここんところ粉系料理にはまっておるので、週末は、タンタン麺を製作しました。つるつるとろんとした麺がうまかった。ビールに合う辛さでございました。
【週末飯】
タンタン麺(ひき肉入り)、生春巻き(ハーブを多めに)、エビのナンプラー炒め(生春巻き用のエビがあまった)、サーモンのあぶり焼き、生ハムとルッコラのサラダ、豆腐(ハーブ塩とオリーブオイルで)、ビール(瓶1本)、ワイン(白)

2007.7.14

イベントDMの入稿が終わり、ほっと一息ついています。
どうやら台風が上空に来てるみたい。嵐の前は気持ちがざわざわする。
今晩は、夏用つまみを用意して、風の音を聞きながら冷たいビールをたくさん飲む会、を開こうと思います。

2007.7.7

海月書林実店舗は来月、おかげさまで開店一周年を迎えます。それを記念して8月3日〜イベントを行います。暑い季節ですが、お店を冷やしてお待ちしています。ぜひお越しください。
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【海月書林実店舗一周年記念イベント】

●期間
8月3日(金)〜8月14日(火)

●場所
荻窪ひなぎく内店舗&ギャラリースペース→(地図

●内容
新書館フォア・レディース特集
しおり展
古本均一市



【しおり展参加作家】
井上陽子(コラージュ作家・イラストレーター)、オギハラナミ(コラージュ作家)、勝本みつる(美術家)、couleur(布作家)、SAB LETTERPRESS 武井実子(活版印刷)、 立本倫子〈colobockle〉(絵本作家・イラストレーター)、Dentelle kamiori kaori(アクセサリー作家)、二岡あや子(布作家)、西尾彩(ブックバインダー)、100%ORANGE(イラストレーター)、無相創(道具屋)、mitsou(イラストレーター・布小物作家)、YeT(内装屋)、柚木沙弥郎の型染め布

今回は、新書館フォア・レディースを放出しようと思っています。また同時開催のしおり展では、14名の作家さんにしおりを作ってもらうことになりました(うれしい!)。しおりはすべて展示販売する予定です。加えてイベント限定の古本均一コーナーも用意します。詳しくはまたHP上にて追ってお知らせしますね。どうぞお楽しみに・・・。


2007.6.30

六月も今日でおしまい。
今月前半は、嵐にもみしだかれる船みたいな毎日でしたが、後半に入り夕凪にゆらゆらと漂っている感じです。ほっ。

本日はひなぎく店番です。 暑い日々が続きますが、荻窪散歩の折は、ぜひご来店ください。

2007.6.22

しとしとしとしと雨が降っています。なぜだか分からないのですが(低気圧のせいという説も)、雨の日は眠い。今朝も苦しみながら起きました。
でも雨音を聞きながら、いつまでも起きれず、うとうとするのは快感です。暗い井戸のなかでとろとろと幸せに生きる生き物みたいな気分になる。
店番出勤のため、しっかりとした雨防具(水が入らない靴とか大きめの傘とか)を早めに手に入れたいと思います。
ついしん・・・『天然生活』8月号で取材していただきました。

2007.6.9

勝本みつるさんの作品集「one day 或る日」、くらげ店舗に入荷しました。大変にすてきな作品集です。(詳しくは月兎社さんのHPで)。
銀座で行われている勝本さんの個展にも、昨日やっとこさ行って来ました。すばらしかったー。展示作品全部をまるごと買える財力(プラス美しく飾れる空間)が欲しい、誰かくれ、と思いました(といってもほぼ完売だったけれども)。
くらげ店舗にある作品集はすべてサイン本。税込み4515円。ご希望の方はメールでもご注文承っています。(注:「チャイルディッシュ・アーク」は売り切れました。ご了承ください)

ついしん・・・『MOE』7月号、『小説すばる』7月号で取材していただきました。

2007.6.9

春休みが明けて、東京に帰ってきたら、誰も彼もみな夏仕様のお召しものを着ておられたので、びっくりしました。半袖は当たりまえ。ノースリーブのねえちゃんもいる。まぶしい・・・。
いつの日か、季節に乗り遅れない女に生まれ変わりたいものだ。

2007.6.8

春休みから無事帰還しました。
北陸では、昼前に起床→軽くご飯→ちょっと仕事→夕方スーパー(を兼ねて行き帰り散歩)→仕事するふりをして読書→ご飯→ごろごろしながら読書→ご飯製作→飲酒と食事というパターンを延々10日ほど繰り返してきました。
滞在していたアパートでは、使っていない方のベランダで鳩が卵を産み、熱心にかえしておられた。卵は二つ。うずらの卵の1.5倍〜2倍くらいの白い卵。毎日、夕方5時半過ぎに、くるっくぅといいながら夫婦(鳩)間であたため係りを交代しておった。あの卵はいつごろ鳥になるのだろう。
さて、今日からひなぎくも通常営業です。ご来店、お待ち申し上げております。

2007.5.19

今月末からひなぎくは春休みに入ります。わたしは、この春休みを利用して、北陸のほうへ出かける予定。とはいっても、何の目標もなくただふらりと行って、あちらでだらだらするだけ(のはず)。鈍行電車でゆっくり、本でも読みながら行こうかと思っています。

2007.5.8

連休は連日飲んだ以外は、まじめに店番と仕事をしていました。遠方からひなぎく店舗にお越しいただいたお客さまも多く、ありがとうございました。若干、いやかなり人慣れしておらぬので、喜びを盛大に表すことができず、申し訳ありませんでした。うれしかったです。改めて、ありがとうございました。

そういえば(全く話が変わりますが)今回の「切手趣味週間」の切手、良いですね。特に「さくら」の下から二段の「群鳥」と「萩に四十雀」が良い、と思います。
(切手画像はゆうびんホームページへ)。

2007.4.21

「海月書林の古本雑貨市」奈良編も無事終了しました。
お越しいただいた沢山の方、本当にほんとうにありがとうございました。

本日の東京は、もんのすごく春です。
そのせいか道を行き交うあの子もこの子も、みんなかわいく見える。
春はええなぁ(オヤジ)。

2007.4.14

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奈良のくるみの木、秋篠の森でイベント「海月書林の古本雑貨市」開催中です。
会場の「ざっか月草」は、とても雰囲気のいいすてきなお店でした。おなじ敷地内にあるホテルもレストランもとても居心地が良かった。
平日にもかかわらずお越しいただいた沢山の方、ほんとうにありがとうございました。引き続き、来週月曜日16日まで開催していますので、ぜひ足をお運びください。
今回は準備の合間をぬって、奈良の大仏、二月堂などもしっかり観光。
奈良、良かったです(しみじみ)。
(写真は左が「ざっか月草」、右がセルフでお茶を飲んでいただける硝子の部屋です)

2007.4.10

明後日12日から奈良・くるみの木でイベント「海月書林の古本雑貨市」がスタートします。
わたしは準備のため、明日から奈良入りの予定。
会場ではひなぎくさんのお菓子もご購入いただけます。また本を読みながらお茶をしていただけるスペースも、用意してくださっているそう。
初日12日は会場にいますので、ぜひお声をおかけください。楽しみにしています〜。

2007.4.2

ぱたぱた気味であまり更新できなくてごめんなさい。
「いろは」のイラストでもお馴染みのnakabanさんの展覧会「ファ海岸」が、荻窪のお隣のお隣、吉祥寺のトムズボックスで開かれています。まゆげねずみのネズネズ君を見に行くのが今から楽しみ。
今日から、新年度。春、であります。
「昨日の晩御飯」
つくね(生姜多め)、豚トロの塩焼き、ピーマンとしめじのナンプラー炒め、サーモンのあぶり焼き(レモンを絞って醤油で)、サーモンのマリネ(いつもより大きなサーモンだったので、二品製作)、イカの干物、ニラの唐辛子炒め、もやしの中華サラダ、トマトサラダ、ビール、ワイン(白)

2007.3.24

東京でのイベント、無事終了しました。
たくさんのご来店、ほんとうにありがとうございました。とてもうれしかったです。
さて、次は奈良。初日12日には、私も会場に行こうと目論んでいます。
ついでに寺めぐりなどできたらなお良い、と妄想中。楽しみです

2007.3.17

昨日からひなぎくでイベント開催中です。たくさんのご来店ありがとうございました。
いろんな方にお目にかかれてほんとうにうれしい&楽しい。
本日も、初日に売切れてしまった商品、本を補充して開催しています。
お散歩がてら、ぜひお越しください。お待ちしています。

2007.3.9

昨日は寒かった。ひなぎくから帰って熱燗をつけてしまったくらいさぶかったです。
最近、ころころと変わる天気のせいで、何を着ればいいのかよく分からん。
もうそろそろ桜の開花でしょうか。
【昨日の晩御飯】
茶碗蒸し、塩豚(薄切りにして醤油と辛子とネギで)、卵の味噌漬け(黄身を味噌に漬けたもの)はたはたを焼いたの(二匹)、かまぼこの柚子胡椒挟み、ほたるいかの沖漬け、ピーマンとミョウガとネギの鰹節和え、熱燗(二合)。

2007.3.9

ひなぎくには、いつも菓子携帯で入ります。でも最近、私の好む“砂糖そのままみたいな菓子”(たとえば「黄金糖」とか「氷砂糖」とか)が、最寄スーパー(二つ)から消えたので困っておる。
なので、ここんところはもっぱら「ソーダラムネ」か「おしゃぶり梅昆布」で対応中。
温かい緑茶(ひなぎくからお湯をもらって製作)とともに食しております。

2007.3.8



イベント予告ページ、ようやくアップしました。
ご覧下さいませ。
海月書林の古本雑貨市

2007.3.6

昨日は、台風のような天気でした。
おかげで洗濯物が飛ばされて(干したのがそもそも間違い)、取りに行った。ハンガーのついたバスタオルを持って帰る姿はどう見ても「飛ばされた人」。
恥ずかしく思ったことです。

2007.3.4

本日の東京はもんのすごく暖かかった。
なので、いつもより薄着で店番中。
「うるいとホタルイカの酢みそ和え」「たたき長芋とホタテの明太子」「塩らっきょうとわさび漬け」「白ごまおぼろ豆腐」・・・今日のひなぎく黒板メニューは、酒の肴メニューが多い。さっきからじっと見ております。
ちなみに「うるい」とは山菜の一種なんだとか(詳しくはここ)。うまそうです。

2007.3.3

『いろは』5号の予約販売を開始しました(詳しくはこちらを)。ご注文お待ちしております〜。
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5号では、大好きな画家・鈴木義治さんの特集を組んでいます。義治さんは、もんのすごくすてきな絵を描かれた方なのです。出すことができて、ほんとにとてもうれしい。
封筒はかっこいいけれどあったかい、味のある特集になりました。実は、昨年の夏、「ひなぎく」で行われた「おじいちゃんの封筒展」を見てすぐ「いろは」で特集させてくださいっ!と取材申し込みをしたのでした。
旅では骨董市などへも参上。歴史ある街で古いものを買うは楽しいわあ、と取材を忘れてほくほくと買物したことです。
今号もぜひお楽しみください〜。

2007.2.25

昨日今日の東京は、なかなかさぶい。風がびゅうびゅう吹いております。おかげで外に出ると髪の毛がばさあと舞い上がり、うっとうしいことこの上ない。口紅(またはリップ)を塗ったばかりの口に、舞い上がった髪の毛が「ぺとっ」とくっつくのも、大変によろしくない。風に吹かれながら「あー、あー、あー」と(心の中で)叫びます。
今週中に、「いろは」5号とイベントに関するお知らせページをアップしたいと思ふ(目標)。

2007.2.16

「いろは」無事入稿できました。あとは無事あがってくることを祈るだけ。どうか何もおこりませんように(祈)。
確定申告でぱたぱたしておりますが、↓の料理実用本特集、来週25日(日)18:00〜にアップすることに決めました。ってまだほとんど準備が出来ておらぬのですが、もうここに書いて自分を追い詰めることにした。
店舗でも25日(日)から特集の料理本を陳列しますが、店のオープンが12時からなので、ちょっとだけタイムラグがあります。こちらにもぜひお越しください。
さて、準備に励みたいと思います。どうぞお楽しみに...。

2007.2.8

はっ、と気がついたらもう2月。只今「いろは」5号入稿直前で、猛烈にぱたぱたしております。詳しい内容は来週辺りにお知らせできるかと思いますが、発売日は決まりました。3月16日(金)也。

で、それに合わせてイベント「海月書林の古本雑貨市」を3月16日(金)〜20日(火)【東京:海月書林ひなぎく店舗】、4月12日(木)〜16日(月)【奈良:くるみの木・秋篠の森・ギャラリー月草】にて、開催します。

絵本から文学書までたっぷりの古本、これまで「いろは」で取り上げた雑貨や民芸品、「いろは」(編集部在庫品切れだった創刊号〜最新刊)に加え、なんとミナペルホネンさん、コロボックルさん、無相創さんによる読書雑貨も販売します。

「いろは」5号と発売記念イベント。どちらもまた専用ページを作って詳細をお知らせしたいと思います。どうぞお楽しみに〜

2007.1.27

相変わらず粉料理にはまってます。小麦粉を練ってたたいてのばすのがたぶん工作みたいで楽しいんでしょう。

昨晩は水餃子を作りました。つやつやの大きな水餃子を、ごま油に唐辛子やら中国山椒(花椒)やらを入れて作ったタレで食すのが、たいへんうまい。中国山椒のぴりっとした刺激的な匂いにやられ、ついつい食べ過ぎてしまいます。

おまけに今日は手打ちうどんの本まで購入・・・。時間ができたら(つまりいろは次号が無事でたら)挑戦したいと熱望しております。

今日はひなぎく店番でした。店に来てくださった方、ありがとうございました〜。

2007.1.22

「いろは」次号の原稿をせっせせっせと書いております。正式な発売日とそれにあわせて行う荻窪ひなぎく店舗と奈良くるみの木でのイベントについても、もう少しでお知らせできそう。お待ちくだされ〜。

というわけで本日は家で原稿書きでした。そしたらば、ぴんぽ〜んとベルがなった。インターホンを使って開けるか断るかの二者択一になるのがヤなので、よっこらせとのぞき穴を見に行きました。

で、恐る恐るのぞいたら、なんと向こうもこっち(のぞき穴)をじーっと見ておられる! 結局、宅急便のおじさんだったのですが、ひぇっと一瞬ひるみました。何にも見えない(はず)なのに、なぜのぞく? そこに穴があるから? 

ぴんぽーんを押した後は、のぞき穴の存在など気づかぬ演技をするのが良いと思われます。

2007.1.17

本日、いろは次号の撮影が終了しました。ぱちぱちぱち。あとは・・・原稿を書くだけ。がんばります(と自分に言い聞かせた)。
撮影場所へ向かう途中、電車のなかで『江戸の恋』(田中優子・集英社新書)を読みました。これによると江戸のおしゃれ男子は、ヒゲを「徹底的に」抜いていたらしい。それがおしゃれだったらしい。

そういえば以前、うら若きヴィジュアル系男子(おそらく十代後半〜二十代前半)が電車に乗りながら必死で自分のヒゲを抜いてるのを目撃しました。なんとまぁ痛そうなことを、とその時はおったまげたのですが、女子のような男子を良しとするのは(歌舞伎の女形のように)江戸時代から脈々と受け継がれた日本の伝統なんですのね。
少女マンガの男子が、あんまり男くさくないのもそれですか? と思った次第です。

おしらせ・・・近々、特集「料理実用本」を開催します。料理に関する本のなかでもずばり「実用」に的を絞った、「作って楽しく読んでも楽しい本」を集めてご披露する予定。更新日程、ご注文方法(今のところ店舗と連動させる予定です)は追ってお知らせします。どうぞよろしくお願いいたします。

2007.1.14

minkan.jpg(8761 byte)本日は久しぶりに店に入ってます(だから日曜だけど更新)。店番してるといろんな方と話せるから楽しい。ありがとうござます。

しかし風邪、流行っておりますね。周りでもばたばたと倒れています。でもなぜか私は無傷。馬鹿だから、でしょうか。

先日入荷した『必ず治る民間療法千種』(昭和十三年発行の「主婦之友」付録)によると、「梅干一個に鰹節少々を加えて土瓶に入れ、水を適宜に加えて、弱火で気長にことこと煎じ出し、熱いところを随時飲むと、解熱に効果」 があるんだとか。

無駄にうまそうなのが、そそります。

2007.1.11

年末年始は東京→大阪→愛知→東京の移動大会でした。うまいものを食べ、しこたま飲んで、久しぶりの人に会った楽しい休みでありました。

で、途中の大阪では心斎橋のそごう百貨店で開催中の「田辺聖子の世界展」に参上。私が行ったのは展覧会初日の一月二日だったので「書籍をご購入の方、先着70名さまに整理券をお渡しします」なるサイン会もあった(ようだ)。でも会場に着いたとき(お昼)にはすでに配布終了。残念でありました。

でもでも、展覧会には田辺さんの養子(長男)であらせられる、大きなスヌーピーのぬいぐるみ「スヌー」もいらっしゃった。友だちだった鴨居羊子の絵も二枚飾ってあった。ご愛用のふりふりひらひらこてこて原色花柄ロマンティックファッションも展示してあった。ハートマークのバラが目印の、おばさま少女趣味満開の図録も秀逸でございました(もちろん購入)。

この展覧会、今週末までやっているみたい。大阪近辺在住の方におすすめです。(詳しい情報はココ

2007.1.9

あけましておめでとうございます。本年もなにとぞよろしくお願いいたします。

さて、昨年末の日記にも書きましたが、今年は特集を多めに開催できたらと思っています。
特集第一弾は「料理実用本」。料理に関する本のなかでもずばり「実用」に的を絞った、「作って楽しく読んでも楽しい本」を集めてご披露できたらと思っています。更新日程、ご注文方法(今のところ店舗と連動させる予定です)は追ってお知らせします。どうぞよろしくお願いいたします。

そして「いろは」次号も春までには刊行予定。この5号発売を記念して東京ひなぎく、奈良くるみの木で巡回イベントを行います。こちらの詳細もまた追ってお知らせしたいと思います。

というわけで今年もぽちぽちとがんばって参りますので、よろしくお願いいたします〜。

2006.12.28

本年最後の更新です。
今年は、店舗オープンを始めほんといろんな事があった一年でした。来年はもう少し腰を落ち着けて延ばし延ばしになっている仕事に取り組みたい、いや取り組まねばと思ふ。
あと前にもちらっと書きましたが、2007年は特集主義のもと店舗と連動させて今まで集めてたあんな本、こんな本を一気に放出する予定。第一弾の特集テーマは、年明け9日(火)にここに書こうと思います。
みなさま、どうぞよいお年を!

2006.12.25

昨日は、昼間片付けなければならない用事をこなし、夜から大掃除を敢行。
台所を中心に、気になっていたところをぐわ〜っと掃除して、すっきりさっぱりいたしました。
今年もあと一週間。気持ちよく新年を迎えられるよう、誠心誠意努力したいと思います。

2006.12.23

そういえば。年末年始の店舗営業日程をまだお知らせしておりませんでした。すみません。
年末年始は12月27日〜1月11日まで店舗をお休みします。年明けの営業は12日(金)から。長いお休みで申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
あとあと、来年はネットと店舗を連動させて、しばらくお休みしていた特集をぼんっぼんっぼんっといくつか打ち上げたいと思っております。特集のテーマは、また追ってお知らせしますのでお楽しみに〜。
明日24日はクリスマスイブ。どうぞよいクリスマスを。

2006.12.22

実家から無事帰ってまいりました。
家にたどり着き、実家の人々に「最近どう?」と聞いたところ、「ノロウイルスにやられて、ぺしゃんこになった」とおばあちゃんが真顔で言いました。どうやらおじいちゃんが老人遊戯?施設でノロをもらってきて、一家全滅したらしい(一ヶ月ほど前のこと)。
なかでもおばあちゃんは、ご飯を食べられず痩せてしまい、文字通り「ぺしゃんこ」になったそうです。

往復の新幹線持ち込み本・・・『私の猫たち許してほしい』(佐野洋子・ちくま文庫)。復刊されたから購入。佐野洋子、このごろ大変に好きであります。独特の文体をしっかり持ってて、おまけにそれが独りよがりではなく、すごく読みやすい。良いです。(この前出た『覚えていない』マガジンハウスも良かった)

2006.12.17

肌寒くなってくると日本酒(燗)が飲みたくなります。
日本酒の肴はご飯にも合うから、お酒を飲みつつ、ああコレ(イカの塩辛とかホタルイカの沖漬けとか)をほっかほかの炊きたてご飯と食べたらさぞおいしかろう、いや、でも、米を食べたら酒が飲めぬと、脳みそがかすかに分裂する。
日本酒党だった室生犀星の酒席には、「ふぐの筋」という「ふぐを小糠漬にしたもので、うすい花びらのように削った小皿」が欠かせなかったそう。たぶん金沢名物の「ふぐの卵巣の糟漬け」だと思いますが、さすが日本酒に合いそうな肴です。
冬になるとうまいものを求めて日本海側へ行きたくなります。

2006.12.15

本日は、立石書店オープニング古本市の事前棚検分(?)のため早稲田に行きました。棚を観察した後、喫茶店で古書現世の向井さんといろいろと会話。カフェオレを頼んだら、すんごく大きな器(直径二十センチくらい)で出てきて、うわっと思いました。

あと今日は電車にて、携帯を耳ではなく目にあててるおじさまを見た。一瞬、新手の視力検査をしているのかと思ったのですが、どうやら違うみたいでした。バッグも靴もなかなかおしゃれな、どことなく女子っぽいおじさま(特に腰つきが)だった。都会にはいろいろな方がいらっしゃいます。

2006.12.14

昨日は「いろは」次号の取材で一日東京を離れてました。朝まだ暗いうちに集合し、車でぶーんと行ってきた。 上手くもないくせに車を運転するのが好きな私は、ハンドルを握らせてもらい終始ご満悦。
夜九時ごろ東京に帰還。すぐに寝ようと思ったのに、なぜか水餃子を作りたくなり、ふらふらになりながら制作。いつも入れない白菜を入れたら、ほんのりまろやかな日本風の水餃子になりました。でビールを飲みながら食してのち就寝(確か、二時半)。
普段あまり行動的でない分、しゃきしゃき動いてたくさんのことをこなした日は誇らしい気持ちになります。

2006.12.12

お風呂の恋しい季節です。最近、わが家ではお風呂に入浴剤を入れてる。
昨日は「温泉のもと」(温泉系の入浴剤をうちではこう呼ぶ)の穂高の湯を。ほんのすこしバスクリンっぽい匂いで、昔のお風呂を思い出しました。
小さな頃は、バスクリンの大きな缶を両手で抱えて、緑色した粉をお風呂にこぼし入れるのが楽しかった。あのバスクリン、確かオレンジか緑のパッケージで花が描いてあった覚えがあります。

2006.12.11

遅ればせながら、柚子胡椒にはまっています。湯豆腐、お鍋と機会を見つけてはむやみに使用しておる。 夏に青唐辛子を、冬に柚子を手に入れて半年がかりでつくる柚子胡椒。来年は夏から準備して自家製柚子胡椒を制作してみたいと妄想しています。(ウィキペディア参照)

【おしらせ】
その一・・・筑摩書房PR誌『ちくま』[古本屋は女に向いた職業|女性古書店主列伝](岡崎武志)で取り上げていただきました。(詳しくはココ。お知らせが遅くなりすみません〜)
その二・・・明日発売の『古いものに恋をして』(千葉望、里文出版)にて取り上げていただきました。(詳しくはココ

2006.12.7

午前中は家で仕事。昼過ぎにお茶の水レトロ喫茶にていろはチームと合流して打ち合わせ。そろそろ次号(5号)が見えてきました。5号はこれまで以上に濃い号になりそう。今のとこ春までにはお目見えをと思っています。前号から(またしても)長い時間が経ってしまいましたが、なにとぞ見捨てずよろしくお願いします。
帰りは、新宿で茶や果物やジェリーの品定めをして帰宅。久しぶりに街に出たら、商人も客もクリスマス&年末の散財大会ムードで、ほぉおと思いました。

2006.12.5

ワイマール猫。バウハウスのワイマール校舎からてくてく歩いてグロピウスが設計したハウス・アム・ホルンに行った帰りに会いました。ドイツ人は総じて犬好きなのか、立派な犬を連れてるひとをたくさん見た。が、猫はめったに見なかった。というか見たのはこの一匹だけ。
日向に陣取って、とてつもなくまぶしそうにじいっと座っておられました。

2006.12.4

本日電車内にて編み棒を必死に動かし、マフラーを製作する女子を目撃しました。
ぎゅっと固く編まれたマフラーは、濃いこげ茶色で一メートルくらいあった。
くいくいと動く棒を眺めながら、あのマフラーはプレゼント用なのかどうなのかをしばし妄想。
帰宅後は「いろは」次号のため、各所に(苦手な)電話をかけました。

2006.12.2

本日は店舗にて店番ちゅう。ひなぎくでは昨日からハンコ屋さんがオープン。絵ハンコ作家カキノジンさんの展示です。カキノさん製作のハンコが押し放題。ついでにハンコも購入可。たいへんに愛らしいハンコばかりで、わたしも店番を抜け出し、じっと観察に励んでおります。詳しくはこのHPを→http://www.osakajin.net
そして時差ぼけ。そろりそろりと直ってきました。あのままずっと眠りの底で生きていかなければいけないのかと恐怖していたのでよかった。
【昨日の晩ごはん】
タコとしらたきの煮物、ふろふき大根、白菜と豚肉の生姜スープ(黒胡椒たっぷり)、オクラのナンプラー焼き、湯豆腐(ポン酢と鰹節、刻みネギで)、タコのオリーブオイル和え(欲張ってタコで二品作った)、鱒の寿司(家のものの出張土産・富山産)、焼酎(お湯割り)。

2006.11.30

時差ぼけぼけで、一日中ぼーっとしています。実はわたし時差ぼけに弱い人間らしく、向こうに行ってから5日間ほどずっと、ねむいねむいねむい病を発症しておりました。で、慣れたと思ったら帰ってきた。
でもビールは毎晩飲みました。スーパーのレシートによると(食材の相場値段を知りたかったのもあり、買ったもののレシートやら行った場所の地図やらをなんでもかんでも貼り付けたノートを制作)瓶ビール500mlが一本76〜100円くらい。トマト(量り売りで二個98円)や生ディル(ごそっと束になったものが91円)も日本と比べて格段に安かった。
あと私は卵を愛しておるのですが、あちらは少し味が違った。乳の味がした。ニワトリの生産物になぜ乳味?と考えたのですが、分かりませんでした。
今回の旅で仕入れたもの、ひなぎく店舗にちょっとずつお目見えしています。

2006.11.28

じつは休みをいただいていた間、スイス〜フランス〜ベルリンに行ってました。スイスとフランスでは、レンタカーで移動。初めての左ハンドル、右車線はたいへんに恐ろしかった。おまけにあちらはみな容赦なく飛ばすのですね。一車線の田舎道なのに70キロ規制だし。わたしもつられて飛ばしすぎ、道に迷い、牛(よくいる)に会ったりしました。
ベルリンでは一週間キッチン付のアパートを借りて滞在。ビールがとても安く、ソーセージや生ハムがぎゅうっと肉々しくてたいへんうまかった。あとシナモンなどを入れたホット赤ワイン(グリューワイン)も良かったです。レシピを仕入れたので日本でも作ってみようと思ふ。
そうそう。ベルリンの古本屋店主は女の人が多かった。で、みんな似てた。店に入ったとたん、驚いて固まってしまうくらい似てました。

2006.11.14

27日(月)までお休みします。ひなぎく店舗はオープンしていますので、ぜひ遊びに来てください。(本日14日(火)の18:00までにご注文メールを頂いた方には、明日(水)の発送いたします。それ以降にご注文いただいた方へは28日〜の発送となります。誠に申し訳ありませんがご了承ください)

休み中は仕入れにも少し駆け回りたいと思っています。いい本や紙モノと出会えたらと思っています。仕入れの成果は、またこのHPかひなぎくで披露したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2006.11.13

今日はさぶい。おかげで冷え性である私の足は、今とても冷たい。
でもご飯を食べるとすぐに血がまわって温かくなる。冷えた肉に温かい血の流れる感触は、気持ち悪いけど快感でもあります。
たとえて言うなら、すごく冷たい手で水道水を触ると、熱くないはずなのに熱く感じる。あんな感じです。

いま読みたいと思ってる本・・・『39階段』(ジョン・バカン、創元推理文庫)。

2006.11.11

パスタを食べてるとき、よく「口のまわりが油でてかてかになるので、男の子と食べるときは注意しましょう」というフレーズを思い出します。確か中学生のときに読んだ「デートの注意点(ハートマーク)」に書いてあった。

私は「アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ」が好きで、家でもよく製作し、外でも(男子と行こうが誰と行こうが)進んで頼むのですが、あれはほんとうに口がてかてかする。

しかしなんでてかてかしちゃダメなのだ?グロス以前の話なんじゃないのか?

・・・というわけで、てかてかした口元を拭くときいつも、パスタがスパゲッティだった時代の甘酸っぱいあれこれを思い出します。

2006.11.10

私は、よく眠る(というか、眠らないとやっていけない)人間であるため、「眠りすぎる」ということを少々恥じております。だから他人の睡眠時間がどうなのか非常に気になる。
寝る時間が少なくても生きていける人は、私のなかでのランクが自動的に上がります。無条件に尊敬します。えらいと思います。でもその一方で、よく寝る人、私よりもよく寝る人に出会うと、とてもうれしい。安心する。
私が百けん先生を好んで読むのは「このひとは私よりも確実によく寝る」と安心させてくれる(のもある)から。我ながら不純であると思います。

2006.11.8

先日、ぽこっと時間があいたのでイカの塩辛を作りました。
イカ、薄皮をうぃ〜んとむいて、つっるつるの白い肌(じゃないか?肉?)にするの、大変だけど達成感がある。
塩辛は塩をまぶしすぎてちと辛くなった。阿部なをさんの料理本に醤油でつくる塩辛がのってたので、今度はそれを試してみようと思います。

2006.11.7

今日の東京はすごい風でした。
びゅうびゅう舞う木の葉を見て、映画「メリーポピンズ」の最初のシーン、ジュリー・アンドリュースが傘を手に、風に乗って空から降りてくるシーンを思い出した。
ちなみにテレビ禁止だった幼い頃の我家で、かろうじて視聴可だったビデオは、「メリー・ポピンズ」「マイ・フェア・レディ」「サウンド・オブ・ミュージック」「雨に唄えば」「アニー」「オズの魔法使い」等(全部ミュージカル)。
何度も何度も観たせいで、今でも出てきた曲が歌えます(が、何の得にもなっとらん)。

2006.11.4

rantyu2.jpg(5007 byte)この前の休みに「全国らんちゅう大会」を目撃しました。

たくさん並んだ白いホーローの洗面器(?)に、ぷっりぷりのらんちゅう(金魚)が一匹ずつ入ってた。ホーローの縁には、大関とか小結とか書かれた板が載せられていて、写真のひとは「西の大関」。

「らんちゅう」は、赤くて透き通っていて、ぼこぼこしててぷるるんとしてて、大きなおおきなイクラみたいだった。

偶然だったけれども、いいものを見たと思いました。

2006.11.2

すみません。今日もこんな時間に(只今、午前1:30)。
同時並行で仕事を進めるのが苦手なので、どうしても遅くなってしまいます。おまけに仕事をこなすスピードも、そう早いほうではない・・・。
どうやら世間は明日から三連休みたい。どうぞよいお休みを。

2006.11.1

あわわ。はっと気がついたらもうこんな時間。
慌てて新着アップしました。
誰か私の時間盗んでない? と思うくらい、今日は時間の過ぎるのが早かった。
この勢いでいくと、あっという間に来年になって、あっというまにおばあちゃんになりそうです。

2006.10.31

長らくお休みしてしまい申し訳ありませんでした。休みから戻りました。 今日はひなぎくに一日おりました。ひなぎくの平日は、21:30閉店です。よって終電まで少しばかり時間がある。飲みに行くべし・・・と、最近こうなることが多い。
店番後、ふらりと立ち飲み屋に入り(女子一人)、本を読みながら、串を食べたり、牛すじ煮込みを食したりしています。で、帰ってからもう一度、何か作って飲んだりもする。
早いとこ立派なおばさんになりたいと、ここんところ願っています。

2006.10.24

昨日、久方ぶりに大きな新刊屋に行きました。
古本屋でも新刊屋でもそうなのですが、たっくさん並んだ本を見ると、どれもこれもすべてぜんぶ読みたくなり、軽い興奮状態に陥ります。
おまけにあいつらは(さあさあ、どうぞ、わたしを読んで。ねえ、読んでよ)としきりに誘惑してくる。おかげで思わず、社会人としての毎日をすっぱりきっぱり放棄して、本に浸りきった(ダメ)生活を送りたくなります。
大変よくないことだと思う。

【おしらせ】
その一・・・25(水)〜30日(月)の新着・日記をお休みします。ご注文は先着順で承っていますが、確認メールが少々遅れるかもしれません。誠に申し訳ありませんが、ご了承くださいませ。
その二・・・25日(水)放映予定のNHK総合「ゆるナビ」にて『いろは』4号で取り上げた中林洋子さんをちらりと紹介しています。よかったらご覧ください。

2006.10.19

こんにちは。ここんところ必要に迫られて昔の写真を整理しています。で、改めて思い知ったこと。私は「覚えていない昔のこと」が多すぎる。

小学校で何組だったのか、この隣に映っている人はなんという名前なのか(顔はうっすらと覚えている)、修学旅行へ行ったようだがどこへ行ったのか、どれを見てもなにも思い出せない。昨日は、大学時代のことも忘れかけている自分に気づき、ぞっとしました。

「気持ち悪いくらい昔のことを覚えている」というのも、私の向田邦子評価ポイントを押し上げている要因であります。

2006.10.17

ひなぎく店舗に新しい雑貨がちょくちょくと並び始めました。
私が個人的に気に入ってるのは、昔の日本の切手。「鳥獣戯画」の50円切手とか、「ほおじろ」の10円切手とか。 印刷の具合もほどよく、数字のフォントもかあいらしく、NIPPONの昔切手は良いのぉとじーーっと愛でています。
数に限りがありますので、先着順にてお待ちしておりますー。

2006.10.16

なんやかんやとふりかかってきて、あぷあぷしております。
今月を無事越えることができたら、まずは少し落ち着くのですが。
ちゃっちゃと仕事のできるひとに私はなりたい(祈)。

2006.10.14

今朝、生きたカエルを食べる夢を見ました。正確に言うと、食べたのではなく、口に入れた夢です。
口のなかに入ったカエルは、やわらかくって、とろとろとしてて、でも生な感触だった。
歯を磨きながら、そういえば高校のときカエルの解剖をしたな、と思い出しました。
どうぞよい週末を。

2006.10.13

今日は、家で今から夕ごはんを食べながらの打合せ。

【本日の晩ごはん献立(予定)】
キムチ鍋、とろろ、ビーマンとミョウガのかつお節和え、大根サラダ(中華風)、秋刀魚の塩焼き、ホタルイカの沖漬、厚揚げを焼いたの(ネギと生姜をたっぷり)、最後は卵キムチ雑炊にしようかうどんにしようか悩みちゅう。

今年はなぜかキムチ鍋が多い。なぜであろう。

2006.10.11

今日は今から出かけなきゃならないので、日記はお休みです(新着はアップしました)。
そして明日も引き続き出かけてる予定なので、新着日記ともにお休みします。
すみませんー。
というわけでまた明後日。行ってまいります。

2006.10.10

こんにちは。今日は朝っぱらから都内あちこちを転々と移動して、今はひなぎくにおります。
来月旅行予定(あくまでも予定で未定)なので、パスポートセンターにも行きました。そして、受付のおばさまに「前回取ったパスポート、ほんとに有効期限切れてる?」と突っ込まれ(失くしたので持参せず)、自分でも(切れてるかな、切れてるはず・・・いやもしかして切れてないかも)と自信がなくなり、念のため検索して切れてることを確かめていただき、やっと申請できました。万歳。
パスポートは来週できるみたい。出来上がりが昔よりすばやくなった気がします。

2006.10.8

昨日は、ちょっとしたお祝いがあったので、肉を食しに出かけました。
久しぶりの肉は、たいへんにうまかった。特にホルモンがうまかった。
私思うに、過去に動いていた(であろう)肉は、動かないのが身上の野菜に比べ、エネルギー注入力が違う。命を食らっておるのだ、ありがたいことだと感謝しつつお腹いっぱい頂きました。

2006.10.7

今日の東京は、すばらしい秋晴れでした。近くの小学校は運動会だったみたい。朝、窓を開けたとたんにぎやかな音楽が聞こえてきました。

運動会。わたしは玉入れ合戦とか、騎馬戦とかを「見る」のが好きだった。走ったり、またいだり、でんぐりがえったりするのはあまり好きじゃなかった(うまくできなかったから)。
そして小学生のころって、運動できる子がやたらとモテた。たぶんちいさい人は大人よりも動物に近いから、本能的に「動きが早い」とか「早く走れる」とかに敏感なのだ、と思います。

2006.10.6

今日の東京は雨あめアメでございました。
外に出かけた私は、もう靴下のなかまでびちょぬれ。さぶかったです。
でも明日はどうやら晴れるみたい。
ひなぎくでも新しい展示が始まりました(詳しくはココ)。
読書の秋ということで、お待ちしていますー。

2006.10.5

今日もこんな時間(えと、只今午前1:00)になってしまいました。すみません。
今月いっぱい、いや11月半ばまで慌しい毎日が続きそうです・・・。

■『路上派遊書日記』(南陀楼綾繁)を頂きました。ぎっしりつまった充実の内容。「いろは」でお馴染みのきりん果による装幀もすてきー。

2006.10.4

なんやかんやとしていたら更新が遅くなってしまいました。すみません・・・。
そういえば今週末は、連休なのですね。昨日知りました。
連休の多い月は(私にはまるで関係ないのに)良い月だと思います。
しかし、月曜休みが多くなってから、私の体感カレンダーはよく狂う。
「今日、何曜日だっけ?」と一日に平均二回は聞いてる気がします(そのうち一回はゴミだしの確認ため。ちなみに明日木曜日は燃えるゴミです)。

2006.10.3

「小学館ミニレディ百科シリーズ」系の本を、ここんとこ店番の合間にぱらぱらと読んでおります。
で、思い出したこと。
月を見ながら櫛で髪の毛をとくと、髪がきれいになるという「おまじない」。
恥ずかしながら、わたくしやったことあります(注:小学生のとき)。
振り返るに、ああいうおまじないは決まって女子のやるもんだった。
男子はしてなかった(と思う)。
現代の小学生も真剣に呪っているんでしょうか。知りたいところです。

2006.10.2

昨日は、久しぶりに大学時代の友だちと電話しました。
去年、子を産んだばかりの彼女は、ママ友だちが欲しいみたい。
私に向かって、しきりに産め産めとのたまっておりました。

しかし子を産んだ女はほんと強い。産まなくっても強いのに、産んだらもう無敵です。

昔はいまいちぴんとこなかった「女は恐い」(by吉行淳之介)って言葉。
最近、ひしひしと(自分も含め)感じ入っております。

2006.9.30

ああ、ついに。九月も今日で終わってしまいます。
年をとる度に、一年が短くなるもんだ。と風のうわさで聞きました。
ここ何年か、それはほんとうだわね、と唇をかみしめています。

2006.9.28

昨日は、夜から吉祥寺にて会合。メンバーは「酒とつまみ」のお二人とアクセスの畠中さん、古書現世さん、そして我々「いろは」二人。
しかし、まぁ、なんとなーく想像はしていましたが、やはり「酒とつまみ」だけに、大変すばらしい飲みっぷりだった。
笑いすぎたせいで、今日はすこし喉が痛いです。

2006.9.27

昨日のことですが、ねむいねむいと思いながら店番していたところ、扉野さんと魚雷さんがご来店。で、なんとなく一緒にビールを飲んで話していい気分に...ひなぎくはアルコールも充実しているので、ついつい(言い訳)。

今日も夜から会合があります。それまでに仕事、片付けなきゃと思ってます。

2006.9.26

昨日はぱたぱたしていてお休みしてしまいました。ごめんなさい。
今日の東京は朝から雨です。うす暗いせいでとても眠い。
『ねむいねむいねずみ』(佐々木マキ)級に、眠いです。

2006.9.23

この前、中央線に乗って東京駅へ向かっていたときのこと。席に座りふと前を見たら、アイマスクをしたおじいちゃんが座ってました。

電車でアイマスク・・・とじぃっと見ていたら(いくら見ても、あっちからは見えん)、目的地についた途端、ささっとマスクを外して背広の内ポケットに入れて降りていった。慣れていることだなぁと関心しました。

いまぽちぽち読んでる本『崩壊する女らしさの神話』(牧神社)。
いましたいこと「チョコ・スコーンを焼く」(仕事たくさんなのに、そんなことしていいのか? でもすぐできるし、いいのでは? と、ここ二三日ぐるぐるしてる)

2006.9.22

本日は夕方からひなぎくにおりました。
さっき後藤さんと「しその実」のおいしい料理法について協議したせいで、今は頭がしそ一色。

まずは今日帰ったら実を塩漬けにして、今度、ご飯に混ぜてお弁当に持ってこようと思います。

2006.9.21

今、ある作家さんの全集を一巻から読んでます。
年を経るにしたがって変わっていくところ、変わらないところを探りながらページを繰っています。

全集を通して読むというのは、独特のこってりしっかり感を味わえるので嫌いではない。
が、持ち運ぶときに重いのはどうにかならんものか。
重くていつも泣きそうになります。

2006.9.19

明日は日帰り旅行(というか出張)。始発で出発の予定。
わたし、昔っから旅にあれもこれもとできもしない仕事をごっそり持ち運ぶ癖があります。今回もバッグは、ぱんぱん。
向田邦子によると「荷物をたくさん持ち歩くのは決まって長女」なんだとか。確かに。真実である、と思います。

2006.9.18

ここんところの天気のせいで、洗濯物がたまっております。洗濯機をがんがん、親の敵のようにがんがん何度もまわしてやりたい。早く良い天気になるとよいです。

本日は、ひなぎくで店番中。さっきお弁当を食べたらねむくてたまりません。どうやら顔も弛緩しているよう。遊びに来てくれた知人に(もしかして、今ごはん食べたばっかり?)と小声で聞かれました。

2006.9.16

昨日は、わが家で初鍋祭り・キムチ鍋編を開催しました。
鶏がらスープにとくべつ辛いキムチをどっさり入れて、野菜と豚肉をこちらもたっぷりと投入。はふはふ言いながら、冷たいビール(途中から、焼酎に変更)を。
〆は、残ったスープに生麺を入れ、卵をのせたキムチラーメン。いつもはうどんか雑炊なのですが、昨日はラーメンにしてみた。なかなかでございました。
食欲の秋です。

おしらせ・・・第二日本テレビ内の「魂の料理店  味と舌」にて食の本を紹介しました(詳しくはココ・毎月15日更新)。「オススメメニュー」の餃子特集も見逃せません。ぜひどうぞ。

2006.9.14

本日は朝っぱら(正確にいうと昼だけれども、私にとっては朝)から力仕事をしたので腰が痛い。古本屋とか新刊屋は腰を痛めるといいますが、ほんとうです。

さて。今日も今から出かけなくてはいけません。お供本は『砂漠に咲く・平林たい子と私』(村野民子)。雨に降られませんように。

おしらせ・・・『おさけ日和』(ピエブックス)にて酒本紹介をしました。ひなぎくの後藤さんによる「手づくりおつまみの作り方」(わが家での定番メニューになってる肴多し)も載ってます。よかったらご覧下さいませ。

2006.9.13

東京では、昨日からずっと雨が降ってます。
よくもまあと思うぐらい、しとしとしとしとと降り続けてます。
なのに私は今から外に。打合せ(と称した)飲み会です。
そういえば吉祥寺の「いせや」本店が建てかえられるとか。
あの煙にいぶされまくった建物がまだあるうちに、一度行っておかなきゃなりません。

2006.9.12

親戚がエジプト旅行から帰ってきました。

彼女によると、エジプト人は日本人を見るやいなや「バザールでござーる」「ヤマモトヤーマー」というらしい。

「バザールでござーる」は、バザール(市場)でよく言われたそう。
「『ここはバザールですよ』は、日本語で『バザールでござーる』と言うのだぞ」と、どこかの誰かが教えたのでしょうか。で、それが一気にバザール中に伝播したとか?。すごいです。

しかし「ヤマモトヤマ」はなぜ? なぜ海苔? 彼女は「警官にもヤマモトヤーマーと言われた」と述べております。

2006.9.11

このところ日本茶がマイブームです。いろんな銘柄の茶を買ってみたり、カラーブックスの『煎茶入門』を読んでみたりと地味に盛りあがりちゅう。

でも先日、おいしいおいしいと飲みすぎて「興奮してわけが分からなくなったねずみ」みたいになりました(カフェイン取りすぎ)。なにごともほどほどが大切です。

2006.9.9

昨日は、夜中十二時前に帰宅。それから少し仕事をして、一時過ぎくらいから遅い食事。

献立は、豚肉の塩ネギ炒め、鯖の味醂漬(焼いた)、とろろ(冷たいだし汁でといて上に海苔を)、茶豆(茹でて塩をふったもの)、よせ豆腐、もやしのピリ辛サラダ、あぶり油揚げ(ネギと生姜たっぷり)、くらげの刺身(こりこりしてた)、ブルーチーズ、ビール(一本)、赤ワイン(一本)。

調子に乗ってしゃべりすぎ、はっ!と気がついたら四時半。おかげで今日は眠いです。

2006.9.8

今日、ひなぎくの前の神社はお祭りみたい。秋祭り。
境内に屋台がずらーと並んでます。
私はといえば、楽しそうでいいなと指を加えて店番中。

・『いろは』でもおなじみの画家nakabanさんのデッサン展が9月11日(月)〜23日(土)までgallery福果で開催されるそう。nakabanさんのデッサン、とても好きなので楽しみです。ひなぎく店舗にDMあります。(詳しくはココをクリック

・雑誌『MOE』(10月号)の取材を受けました。海月書林INひなぎくの写真が載ってます。というか。それよりも。かこさとしさんの特集がとても良かった。「からすのぱんやさん」のパン再現ページに釘付けでした。よかったらご覧ください。(詳しくはココをクリック)

2006.9.6

最近、秋野菜が安くなってきてうれしい。今日も、出先の帰りに寄った市場(ビルの地下にあるけれど市場。肉が安い)で「茄子7本100円」祭りを目撃しました。

山盛りになった茄子のなかから好きなものを選んで買うのです。群がるおばちゃんたちの間に入り込み、私も祭りに参加。これで焼茄子なぞ良いな、と思います。

今日の東京は一日雨。秋みたいに涼しかった。

(新店舗案内は→[ココ]。本は毎日補充。古本屋のみでもご利用いただけます)

2006.9.5

本日は、昼間一件、家で取材を受け、その後、事務作業。
涼しくなった夕方、ひなぎくに出勤。
そういえば店番に入っていてよく聞かれること。
「喫茶せずに、古本だけっていうのでも可能ですか?」
もちろん可能です。その反対に、喫茶(または酒)だけでも構いません。どちらも心からお待ちしております〜。

(新店舗案内は→[ココ]。本は毎日補充。古本屋のみでもご利用いただけます)

2006.9.4

おとつい初めてバイク(原チャ)を運転しました。運転できるかと周りからたいへん危ぶまれておりましたが、なんとか無事、帰宅。

ヘルメットをかぶっていると(フルフェイス)自分の声がくぐもって聞こえるので、ついつい大声で叫んでしまいます。

本日は店番当番也。ひなぎくでは、時間がゆっくりと流れてます。

(新店舗案内は→[ココ]。本は毎日補充。古本屋のみでもご利用いただけます)

2006.9.1

本日は、いくつか打合せをこなして(私にしては)動いた気がいたします。

でも雨に降られた。おまけに私が地下鉄や店から出るたんびに、それまで小雨だったのがざあばあと大雨に変る。

相変わらずの猛烈な雨女っぷりを改めて思い知りました。

(新店舗案内は→[ココ]。本は毎日補充してます)

2006.8.31

月末だから何なのか、いろいろなことがどっと押しよせてきて、あぷあぷしております。

しかし改めて思い知らされたのですが、わたしはほんとうに体力がない。実は、店舗をオープンししたら、前よりも外に出るようになる(というか、ならざるを得ない)。きっと体力がつくに違いない、よしよし、と楽しみにしていたのです。

が、オープンから一ヶ月たっても、やっぱり体力はつかず、階段を上ると息があがる(主に荻窪駅西口階段)。ご飯を食べると眠くなる。もちろん、走るのは嫌。ずっと座って本を読んでいたい。

どこかでなにかが間違ってる気がします。わたくし、ほんとうに28歳なのでしょうか・・・。

2006.8.29

今朝は大きくて長い車(ダンプカー?)を運転してる夢を見ました。
サイドブレーキが甘い車だったけれども、でもまあどうにかなるさ、とかなり強引な運転をしてた(ような気がする)。
実生活では、もう少し慎重にいきたいものです。

2006.8.28

はっと気がつけばもうすぐ八月も終わり。この頃は朝晩かなり涼しくなってきて過しやすい。夏ばてというか夏ボケ(暑さに負けて頭が悪くなった状態)からも、そろそろ脱しなくてはなりません。

【昨日の夕ごはん】(店から帰宅後に作って食したから夕ごはんというよりも、真夜中ごはん)
マーボー茄子(豆板醤入れすぎて少し濃い味になった)、あぶりサーモン(ポン酢で食べる)、タコの刺身、ハーブソーセージ、厚油揚げのあぶり焼(たっぷりのネギとしょうがを巻いて醤油につけて食べる)、冷奴、もずく、水菜のピリ辛サラダ、ビール(二本)、焼酎(ロック)。
食後に、レモンのアイス(わたし)、ビスケットのアイス(家のもの)

(新店舗案内は→[ココ]。本は毎日補充してます)

2006.8.26

昨日は昼からひなぎく店番でした。遊びに来てくださった方々、ありがとうございました。

22時半過ぎに店を閉めてそれから新宿に移動。鳥を食しました。こりっこりのナンコツがなんともうまかった。仕事のあとのビールもおいしゅうございました。

帰宅は終電。しかし、金曜夜の終電(中央線)はすごいですねえ。ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうで、もうこれはなんというか、飲んだ後のカロリー消費を皆さん目論んでいるのでしょう? そうでしょう? と思うほどでした。

今日の東京はとてもいいお天気。窓の外では、セミの野郎(失礼)がうるさいほどです。

(新店舗案内は→[ココ]。本は毎日補充してます)

2006.8.25

hondana.jpg(7658 byte)←HPで初お目見え、「海月書林INひなぎく店舗」でございます。壁二面が上まで本棚。

真ん中のテーブルには雑貨を置いてます。今のところ店舗のみで販売しているオリジナルの雑貨や栞なども、折をみてHPにアップしていけたらと思っています。

そしてそして。月兎社さんによる世界各国のかわいらしい切手や(憧れの)勝本みつるさんの作品集「チャイルディッシュ・アーク」もありまする。

やっとお披露目できました。みなさまどうぞよろしくお願いします。

本日の電車本・・・『名ごりの夢・蘭医桂川家に生れて』(今泉みね、平凡社)。ちょっと前から読みたいなぁと思っていた一冊。おばあちゃんの生き生きとした語り口がおもしろくて、大変よろしい。

2006.8.21

8月11日から24日まで、広島にて海月書林ミニ出張古本市を開催しています。場所は広島パルコ新館 5F のリブロ広島店。広島近郊にお住まいの方、よかったらぜひのぞいてみてください。

連日、暑い日が続いています。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
オープンからそろそろ一ヶ月。やっとひなぎく店舗にも慣れてきました。たくさんの方にお目にかかれてうれしかったです。ありがとうございました。
ということで、今週25日(金)から新着を再開予定。どうぞよろしくお願いします。

2006.8.3

実店舗、無事にオープンできてほっとしています。
開店からまだ数日ですが、遊びに来てくださったたくさんの方々、ほんとうにありがとうございます。
本は毎日補充しています。お仕事帰りにでも、ちらりと寄って下さいまし。お待ちしています。
そして、長らくお休みしている新着も、ぽちぽちと再開予定。こちらも忘れずに、お待ちいただけたらうれしいです。
(新店舗案内は→クリック

2006.7.30

無事、実店舗オープンしました。本は毎日補充しています。
ぜひ遊びにきてくださいませ。
(新店舗案内は→クリック

2006.7.16

[久々日記]

とてつもなく暑い日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。わたしは暑さにへたばりつつも、無事、生きております。ひなぎくでの新店舗準備も、ちゃくちゃくと進んでいます。昨日は、内装屋さんにつくってもらっていた本棚が完成。しっかりと、大きく、立派な、本棚になりました。
東京近郊にお住まいの方へ発送したDMも、連休明けには届くはず。
今日は、shop情報に雑貨の写真を入れました(クリック)。このほかにもちょくちょくと入荷できしだいアップ予定。どうぞどうぞお楽しみに。

(画像は、先日銀座で出会った銀座猫。カメラを向けたら、なにするんだい?と不思議そうにされました)


2006.6.28

[久々日記]
ひなぎく店舗の仕入れにくるくるしておる毎日です。古本も雑貨もなかなか良いもの集ってきました(自画自賛)。早く並べたくってたまりません。どうぞお楽しみに〜。




2006.6.20

今日は、普段全く降りない(私のなかでの)おしゃれ駅で降りたち、打ち合わせやらなんやらをこなしてきました。

道行く若者たちは、みなぴちぴちと若くって、つま先から髪の先端まで自己主張していて、すばらしかった。二年分ぐらい見たぞ。と思いました。

その後ひなぎくに寄って、帰ってきたのは先ほど23:00過ぎ。久しぶりにがしがし歩いて疲れた。

本日の電車本『ふたりの山小屋だより』(岸田衿子・岸田今日子)。


2006.6.14

いまちょうど、雨が降ってきました。

暗いからか気圧のせいか、雨の日はとても眠い。雨音を聞きながら寝てしまいそうです。

「紫陽花の蹴鞠に似た大きい花の枝もたわわに、水浅黄、うす紫、しとどにぬれて七色に染める花の色はあやしく美しい。」(鏑木清方「つゆあけ」)

(画像は六興出版の『紫陽花舎随筆』。装幀・鏑木清方。「つゆあけ」は現在『鏑木清方随筆集』岩波文庫に収録)


2006.6.13

今やっているNHKの連続テレビ小説「純情きらり」は、私の実家のある愛知県岡崎市が舞台。一二回しか見たことがないのだけれど(見ようと思ってもテレビの時間を気にする習慣がないからすぐ忘れる)、主人公の「桜子」に惚れる男子「達彦」が、かわいらしい。

番組で使っている方言、実際と少し違うけど、あんな言葉を私は今でも話している(ようだ)。「〜しとる(〜してる)」とか。三河弁です。

いま読んでる本『プラハの古本屋』(千野栄一)

2006.6.12

昨日、「海月書林INひなぎく」のページをアップしました。

新しいページを作ったのは久々。レイアウトしたり画像加工したりのデザイン作業で、いつもと違う脳みそがぐるんぐるんと動いた。快感でありました。

読み終わった本『詩人の妻生田花世』(新潮社)。


2006.6.11

「海月書林INひなぎく」の専用ページアップしました(←か↑のアイコンをクリック)。

7/29(土)のオープンにむけて取扱商品の情報、お知らせなど随時更新していく予定です。
お楽しみに〜。

2006.6.9

本日は雨降り也。外に出かけたらびしょぬれになりました。うまく傘をさすのは難しい。

今週末(てか、明日明後日)、「海月書林INひなぎく」のページをアップしようと思います。

そのため明日明後日は新着をお休みします(ご注文は通常通り承っています)。申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。

2006.6.8

今朝は、月が五つ出る惑星に行った夢を見ました。ぽんっぽんっぽんっと次々に浮かぶ月はとてもきれいだった(と、起きぬけに言ったらしい。覚えてない)。

天気予報によると「九州北部、四国、中国地方が梅雨入りした」みたいです。東京も、ここのところずっと曇天。

昨日今日と拾い読みしてる本『雨雀自伝』(秋田雨雀・新評論社)。

2006.6.6

親戚の誕生日だった昨日5日は、夜から祝いの宴を開催。最近凝っている餃子(辛いバージョン)を作りまくって、焼きまくった。

餃子のほかは、サーモンのマリネ、トマトとタマネギのサラダ、ねぎ豆腐、スズキの刺身、ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ)、ビール、ワイン(白)。

最後はケーキにろうそくを灯して誕生日の歌を熱唱。ろうそくは全部いっぺんに消えました。

最終バスで彼女たちを送り出したあと、少しだけ仕事。就寝は2:30過ぎ。

2006.6.5

昨日は、ひなぎくにて夕方から閉店間際まで、来月29日オープンの店舗用本棚の打ち合わせ。サイズを出して一から作ってもらうため、あと何度か打ち合わせをしなきゃなりません。

打ち合わせ後、「今日はごくろうさまでした」と食べた「アジとオクラの冷しゴマダレ丼」。たいへんにおいしかった。ミョウガと紫蘇と生姜の薬味たっぷりの初夏な一品でございました。(土日限定だそう)

帰宅は23:00過ぎ。少し休んで3時半まで仕事。もっと効率的に仕事をこなせる大人の女になりたい(希望兼目標)。

今週中に「海月書林INひなぎく」のページをアップする予定です。

2006.6.3

昔の手紙文例集を読むのはたいへんたのしい。「愛情の手紙」の項目は特にじっと読みます。

「東海道の避暑地から東京の許婚者へ」書かれた手紙「少しお恨み申します」とか、二股をかけた恋人におくる手紙「恋人の座を去ります」とか(どちらも全文掲載)。

「別れの手紙」の章冒頭には、「あなたにはこんな手紙の文例が、絶対に必要ないことと思いますけれども、あらゆる場合を網羅する意味から、これを添えておきます」という、愛あふるるお言葉も。

しかし、この文例を参考に手紙を書いた方、本当にいたのでしょうか? みんな私みたいに読んで楽しんでただけじゃないのか? ぶっとんだ文例が多く、あまりに面白いため、疑問に思うところです。

(『婦人手紙模範文全集』婦人倶楽部二月号付録・昭和27年)

2006.6.2

今日で歯医者終了。今回通った歯医者は、歯の写真を撮るカメラを持っておった。

撮った写真を、テレビ画面に映しながら「ここがちょっと虫歯ですね」などと言う。なんの説明もなく撮られ、見せられたので、こ、これは・・・なに?は?わたしのは?と、ちと慌てました。

待合室で読んだもの。ゴールデンウィーク特大号の『週刊文春』。賞味期限切れの情報をいろいろ仕入れました。

2006.6.1

今日は『暮しの手帖』二世紀を少し入れました。新着本も更新してます。→暮しの手帖

はっと気がつけば、もう六月。なので今日はお知らせを。

「海月書林INひなぎく」のオープン日、7月29日(土)に決まりました。詳しい営業時間などは、近日中にアップする専用ページでお知らせします。どうぞどうぞお楽しみに&よろしくお願いします。

というわけで、慌しくなって参りました。体力気力が一番の味方。しっかり食べてしっかり寝て、この二ヶ月乗り切りたいと思ふ。

2006.5.31

今日は『暮しの手帖』50〜100号までを入れました。思いのほか時間がかかった。遅くなってしまい申し訳ありません。→暮しの手帖一世紀・51〜100号

わたしは、テレビをあまり見ません。でも、この前、ふとつけた時に流れていた番組を見て、ほーおもしろい、また見たいと思いました。番組名はサラリーマンNEO(NHK)。(わたしの憧れの)サラリーマンをネタにした番組みたい。

今調べたら、どうやら火曜日(昨日)の放映だとか。番組表をチェックする習慣がないので見逃した。残念です。

2006.5.30

今日は、暮しの手帖の初期にどかっと投入しました(→「暮しの手帖一世紀」)

海月で取り扱っているのは花森安治編集長の時代の『暮しの手帖』。オープンした当時からずっと扱っています。なのにいまだにこの時期の『暮しの手帖』を見ると、どきどきして困る。なんというか、花森安治という人の強い個性(アクの強さ)と、ぎりぎりのところまで攻めざるを得ないその姿勢に圧倒されるのです。

花森さんに限らず「〜せざるをえない」という過剰な業を持った人(深沢七郎とか森茉莉とか)はたいへんに魅力的。巻き込まれる周りは大変そうだけれども。

『暮しの手帖』、明日は一世紀の50号〜を入れる予定です。お楽しみに。

2006.5.29

今日は午前中に取材を一件受けたあと、二時から歯医者。
取材から歯医者までは、中央線沿線沿いを親戚とふらふらした。
思いのほか暑うございました。
明日は暮しの手帖コーナーを更新します。

2006.5.27

更新、遅くなってしまいごめんなさい。
明日は日曜日。らっきょうを漬けようと思います。

2006.5.26

昨日から痛み始めた親知らずがたまらなくなり、今日は午後から歯医者に行ってきました。

親知らずが初めて生えたのは、たしか22歳の時。右上でした。あれから6年かけて今、やっとこさ最後の一本(左下)が生えてきています。

「普通はあなたくらいの年だと、もう生えないんだけどね」と、医者は言った。そうなのですか?

あと「親知らずは現代人には必要ないので、退化して生えてこない人もいる」という説。四本ともがっちり生えてる私は、この説を聞くたびに「あなたは原始人」といわれているようでびびります。

【歯医者の待ち時間に読んだもの】
『女性自身』。渦巻いている女の欲望にじーんとしました。

2006.5.25

今日はいまから(飲みに)出かける。

明日は曇りだそうです。明後日と明々後日は雨がふるみたいです。
知っていたのに、洗濯物を干しそこねた。

では、行ってきます。

2006.5.24

さきほどから雨がどどどどどどどー、雷がどかんどかんと鳴ってます。

雷が大嫌いで、鳴りそうになると急いで東京駅に逃げたのはヒャッケン先生ですが、わたしは雷、けっこう好きです。

天気予報によると、明日は久しぶりに晴。めでたいことです。

【最近パソコン起動中に読んでる本】
『身の上相談実例集』(昭和27年、婦人倶楽部五月号付録)

2006.5.23

朝、岡山の蟲文庫の田中さんから本が届きました。海月むきの本を譲ってくだすったのです。荷物には、お手製スコーンまで入ってた。うううう、ありがとうございます。

午後は、さっきまで打ち合わせでした。また紅茶(カフェイン)を飲みすぎて、ちょっと興奮気味。ぼんやりと考えていることを話しただけなのに、もう何かを成し遂げたような気持ちになりました。

気がついたら外は雨。ここんところの東京は梅雨に入ったかのような天気です。



2006.5.22

今日の午前中、ようやく健康診断に行ってきました。

そしたら、なんと身長が伸びていた。1センチちかく。かなりうれしい。
最後に計ったのは、えーっと、たしか大学二年の頃。今から8年ほど前。

・・・しかし、20歳過ぎて身長って伸びるものか? もしかして、計り間違い?
いやいや、疑り深いのはよくない。正しいことにしておこうと思います。

いま読んでる本
『阿佐ヶ谷日記』(外村繁)。『青柳瑞穂の生涯』(青柳いづみこ)から『阿佐ヶ谷貧乏物語』(真尾悦子)の流れで。

2006.5.21

このごろやらなきゃいけないことから逃げるように次々と本を読んでます。読むのは、硬いのから柔かいものまで、あんたは本ならなんでもいいのですか?って感じです。

しかし、改めて思うのですが、わたくし嫌なことや大変なことがあると本を読む量が格段に増える。つまりは逃避。学生時代の試験週間を思い出します。

「私はどこででも読む。行儀はよくないはうであらう。本と眼鏡とタバコを持つて、家のなかのどこでも座りこむ。犬と同じである。ものを書くよりは読むほうが、どれほど楽しいことか。」(川端康成「読書の姿勢」・何巻か分からないけれど全集収録)。

よく思い出す文章です。

2006.5.19

昨日はお休みしてしまいすみません。急な用事で出かけなければならず、あたふたして休んでしまいました。

そして今日はさきほどまで「海月書林INひなぎく」の打ち合わせでした。いろいろ決めなきゃいけないことが山積みで、ほんとに大丈夫か?と我ながら不安になります。が、たぶん大丈夫、なんとか終わる、いや終わらせる(自己暗示)。

本日の電車本
『忘れ得ぬ人忘れ得ぬこと』(川口松太郎)

2006.5.17

先週の土曜日。ひなぎくの後藤さんにらっきょうの漬け方を教わりました。
おかげで、今は頭のなかがらっきょうでいっぱいです。
後藤さんの作り方は、普通のよりもちょっと時間と手間がかかるみたい。
でもおいしいらっきょうには代えられませぬ。
今週末、なんとか時間を作って漬けたいと思っております。
(古本屋のくせに食べものの話が多くてすみません。
ここんところ忙しくて、料理が数少ない娯楽と化してます)

2006.5.16

昨晩、ここんところずっと食べたいと思っていたものを作ってみた。それは焼餃子。

餃子は皮から制作。パリパリっと焼けた底の皮ともちっとした上の皮。ちょっと辛い具がたまりません。

焼餃子にはビールでしょ、ということで飲みものはビール。おいしゅうございました。

というわけで久しぶりに昨日の晩ご飯
焼餃子、油揚げのネギ挟焼、冷奴(ミョウガとネギとかつお節)、とろろ(焼き海苔を少々)、シイタケと卵の生姜スープ、豆もやしのナムル、板わさ、もずく、ビール。

2006.5.15

海月書林inひなぎく、ちゃくちゃくと進んでいます。オープン予定日も決まりました、7月末。

お店では、ネットで出しにくいもう少し年代が古い本も出せたらと思っています。個人的に好きで集めている、昔の奥さま実用書やテキストだけの料理本も。あと先日の日記に出したような、ちょっと変った本(飛び込み競技の本)も出せたらいいなと思っています。

あ、そうだ。お店のオープンにあわせて新しいハガキもつくらなくっちゃ。オープンまでパタパタと慌しい日々が続きそうです。

2006.5.13



東京は今日も雨。

でも私は出かけなきゃいけません。

どうぞよい週末を。

(画像は
「前二回半宙返り(蝦型)抱へ型もあり」
『水上競技規定』昭和六年より。
最近仕入れた気に入り本)

2006.5.12

今日は外出がてら「海月書林inひなぎく」の打ち合わせをしてきました。

今日決めたこと(のうちの一つ)。
「来月頭から、オープンまでのお知らせを兼ねた専用ページをアップする」

どうぞお楽しみに。

2006.5.11

なんだかどよ〜んとした天気が続いています。

今日は午前中、ぽくぽくと歩いて郵便局に行きました。少しくらいの雨なら傘をささなくてもいい。わたしは、そういうおおざっぱな女なので、傘なしで行きました。

でもしかし。もう梅雨に入ったかと思うようなこの天気。早く晴れ晴れとして欲しいものです。

2006.5.10

そろそろらっきょうの季節です。
私は、今年こそらっきょうを漬けたい。
ビールや焼酎と一緒にこりこりと食べたい。
らっきょう漬けのコツ。ひなぎくの後藤さんに教わろうと思います。

【今ぱらぱら読んでる本】
「猫なで日記・私の創作ノート」(田辺聖子)

2006.5.9

おしゃれな女子はパンが好きでパンを作ることも好きなはず(勝手なイメージ)ですが、じつは私、パンをあまり食べない。パンとご飯なら、断然ご飯であります。土着派。

だから「あそこのパンおいしいよねー」「ねー」と話している女子を見ると、あ、おしゃれだ。と思い、パンにそこまでの情熱を持つことができない私は、内心ちょっとうらやましい。

というわけで、昨日の日誌の「野望欄」に書いた粉料理ですが、パンではありません。麺とか水餃子とかそっちの方です。

麺は香川で食べたあのうどん。水餃子は中国で食べたあの味。高い目標を胸に、粉まみれになって、もちもちしこしこつるつるといきたいもんです。

2006.5.8

連休中は、実家に数日行った以外は、こつこつと仕事していました。

そのほかは
●息抜きと称して本を読む
●いつものごとく眠りすぎた
●時間ができたら粉料理を作ろうと決心する

・・・我ながら地味な連休でした。

【連休最終日(昨日)読み終わった本】
・『信濃追分文学譜』(近藤富枝)
・『鎌倉のおばさん』(村松友ずみ)
・『百合子、ダスヴィーダーニャ・湯浅芳子の青春』(沢部仁美)

2006.5.2

5月になったことだしと、トップの写真、変えてみました。

はっきり言うと(いや、言わなくても)古本屋のHPっぽくない。が、海月っぽいのではと思い選んでみた。

気分や季節に合わせて、これからもちょくちょく変えていけたらと思っています。

2006.4.28

やっとこさ連休前の仕事が終わりました。いや、無事に終わってよかったよかった。

わたしは脳みそが悪いせいか、ベクトルの違う仕事を同時並行で進めることが苦手です。よって、いくつか重なると、とたんにわたわたして、ねじが飛ぶ。

「同時並行能力の高いひと」というのは、「憧れの人間像」の一つであります。

2006.4.27

今日もこれから出かけます。行き先はまたもや荻窪。
本日定休日のひなぎくにて、内装等の打ち合わせをする予定。

それにしても、ここんんところの東京はかなりさぶい。
厚着をして出かけなけりゃと思います。

●昨日読んだ本『またたび』伊藤比呂美

2006.4.26

昨日は、夕方から荻窪ひなぎくに行きました。

打ち合わせ二件で計5時間ほど滞在。夏のオープンに向けてじりじりとホフク前進しています。

GW空けにでもオープン予定などお知らせしたい。どうぞお楽しみに。

【ひなぎくで飲んで食べたもの】
・ざくろジュース
・黒豆茶(アイス)
・スモークささみのホットサンド
(仕事中ということで酒は自粛)

2006.4.25

昨晩は、夢のなかで夢をみた。
夢のなかの夢で、わたしは赤ちゃんを産んでました。

今日はこれから出かける。
それまでに雨、あがってくれと念じています。

昨日読んだ本『ほんまにおれはアホやろか』(水木しげる)。

2006.4.24

週末は「ちょっとした旅」と称して車で一日中走り回ったあと、ホルモン焼屋に行きました。

じゅうじゅうという音と煙でいっぱいの店でシロ、センマイ、ホルモン、コブクロと獣のいろんな内臓を食べた。たくさん噛んでぎゅうっとおいしいかった。

どうやら今週末からGWみたい。またGW中の営業について、決まり次第おしらせします。

2006.4.22

今日(22日・土)は出かけるので、新着日誌お休みします。

ごめんなさい。

どうぞよい週末を。

2006.4.21

先日、知人に進められ市の健康診断(無料)に申し込みました。

この健康診断、誕生日で申し込み期間が決まってるのですが、わたしはぐずぐずしてるうちに期限切れ。でも「来年度からはしっかりしてくださいね」とのお小言つきで、四月生まれからの部に無事入ることができました。

どうやら身長も計るらしい。縮んでないといいのですが。

2006.4.20

今日は、風がとても強く、おもてからは、ゴンッガンッと何かが何かにぶつかる音が聞こえます。

こんな天気のときは、気持ちがそわそわして、妙に臨戦態勢っぽくなる。なにに向かってか分からんのですが、かかってきなさいっという感じ。

と思ってたら、あっけらかんと晴れてきた。つまらんです。

ここんとこパソコン起動中に読んでる本
『東京のサラリーガール・ご存じないのはあなただけ』
(藤原審爾・昭和31年)。

2006.4.19

昨日、思ったこと。

オセロをやりたい。私は白がいい。

黒を挟みうちにして、一気に裏がえしてやりたい。 その際は、ぱちんぱちんぱちんと、ゆっくり、見せびらかすように、裏がえすこと。ひゃんっとくっつく磁石の感触が、たまらんだろう。

というわけで、近々、オセロを買う(決定)。

さっき読み終わった本『ミチコ・タナカ男たちへの賛歌』(角田房子)。

2006.4.18

昨日、赤福をお土産にもらいました。

「つぶあんは、がっつり。こしあんは、うっとり」というのが、わたしのあんこ感。とすると、赤福はうっとり度がたいへんに高いお菓子であります。

でも、おいしいおいしいと調子に乗って食べると、頭のうしろがぼわんとなる。「甘いの食べ過ぎて頭悪くなった子」みたいになる。

続けて食べるのは四個が限度だな。そう思いました。

2006.4.17

先日、やっとこさスイカ所持者となりました。スイカというのは、JR東日本で切符代わりに使えるICカードのこと(詳しくはここ)。

これまでも、ピッと軽やかに改札機を通る人を横目で見ながら、あれはスイカなるものを使用しているのだと理解してはいました。が、便利なものの導入が人よりも遅れる傾向にあるわたしは、どうやって買うのかが分からなかった。

買い方を教えてくれたのは、先日一緒に街に出たスイカ保持者の親戚です。券売機の前に連れて行って教えてくれた。って、なんだ簡単ではないですか。

晴れてピッができるようになったおかげで、只今、JRを使うのがたいへん楽しい。毎回誇らしげにピッとしてます。

今少しずつ読んでる本『おんな二代の記』(山川菊栄・東洋文庫)。

2006.4.14

昨日は、夜、親戚が遊びに来ました。

わたしはこの週末、いろいろ片付けなきゃことがあるのだ。しかし、仕事ばかりしてるのも体によくない。そう(勝手な)理由をつけて、そそくさと料理を制作。

料理中は、仕事とは別の脳みそが動く気がします。同時並行で作業しながら、温かいものと冷たいものを並べるゴールをびしっとそろえられたときは、パズルを解いた後のような達成感さえ感じます。単純なり。

予報によると、明日の東京はどうやら雨。どうぞよい週末を。

昨日の晩ご飯
水餃子(皮から制作)、焼き茄子、にんじんとこんにゃくの白あえ、厚揚げの味噌挟み焼、オクラと長芋のたたき、鮭と紫蘇のご飯。(原チャで来た親戚のため、昨日は酒なし)

2006.4.13

今朝は、派手に寝坊しました。ハッと時計を見たら、寝る前「起きること」と決めた時間から、二時間以上経過しておった。がーん。

わたしは低血圧なのか、朝が大変に苦手であります。毎晩寝る前に、どうにかして朝早く起きれる立派な人間になりたいと、強く強く願いながら寝る。でも、いつも祈りは叶えられず。敗北感にまみれた朝(というかこの頃はほぼ昼)を迎えます。

願わくば「これを飲んだら朝ぱちっと目が覚めます」というような薬がいつの日か開発されますように。そしたら私は、もっと良い人間になれるような気がします。

さっきご飯の時にぱらぱら読んだ本『私の東京物語・蘇る日々・わが家のアルバムから』(朝吹登水子)。

2006.4.12

東京は今日もどんよりとした天気。でも、洗濯したかったので、してやりました。

きちんと乾きますようにとの念をこめて、洗濯物の幅をいつもより多めにとって干した。ほんとはあと二回ぐらい洗濯機をまわしたかったのですが、この天気じゃ無理ですね。

昨日読み始めた本・・・『夫恋記(ふうれんき)』(十返千鶴子)。
著者の千鶴子さんは、文芸評論家・十返肇の奥さまで『婦人画報』編集者だったひと。ちなみに、千鶴子さんの実のお兄さんは、画家の風間完で、わたしは風間完というと、向田邦子の『女の人差し指』の表紙を思い出します。そういえばもうすぐ向田邦子展が開催されるみたいだ。

2006.4.11

昨日は休んでしまい申し訳ありませんでした。風邪ぎみで、横になっていました。

わたしは、体調の悪い時は推理小説、それも今どきのではなく、古典といわれるような本格物をむさぼり読むことにしています。

今どきのは、手に汗握りすぎて、病身によくない気がする・・・と書いて気がついたのですが、古本といい推理小説といい、古いほうが落ちつくというのは、わたしの体を構成している部品が古いのか?

もう少しアンチエイジングに励まなければと思います。

2006.4.10

週末、「いろは4号」の打ち上げをしました。飲んで食べて、初代ファミコンをした。

といっても、わたしはゲームができないので、もっぱら見る係り。穴に落ちそうになるマリオを「ひーえー」とか言いながら応援した。

そして知ったこと。動くシイタケは、クリボーという名前であるが、あれはクリではなく正真正銘のシイタケ(キノコ?)らしい。

そして改めて見ると、なぜだかマリオはキノコだらけのゲームなのだな。キノコだキノコだと思いながら、応援しました。

2006.4.7

なぜかよく分からないのですが、ぱたぱたしております。

なので申し訳ないのですが、明日の新着日誌お休みします。すみません〜。

ご注文はいつもどおり承っていますので、どしどしバシバシお待ちしています。

どうぞよい週末を。



2006.4.6

ここ最近、憧れていて気になっているもの。それは「晩酌セット」。

よく居酒屋さんの軒先にある黒板に書かれてあるあれです。大体、ビールかお酒にお刺身などが二品ぐらいついて1000円弱〜1500円ぐらい。

がらりと戸を開けて(この場合引き戸が望ましい)、座るなり「晩酌セットお願い」とか言ってみたい。しかし私ぐらいの年の女子がそれをやっていいのか?周りのおじさま(恐らく常連さん)のヒンシュクをかわないのか?

というわけで「憧れるけど踏みこめない男子世界」リストに「晩酌セット」が加わったこと、ご報告しておきます。

・以前書いたかと思いますが、そのほか、屋台のおでん屋、立ち飲み屋も。これらは、なんというか男子の聖域っぽい。

2006.4.5

そろりそろりと今夏オープン予定の「海月書林inひなぎく」の準備が進みはじめました。

いい本たくさん置きたいなーと妄想ちゅう。またいろんなことがきちんと決まったら、ここでご報告しますね。

お楽しみに。

2006.4.4

今日は新着、日誌ともお休みします。ごめんなさい。

ご注文はいつもと変らず承っています。お待ちしています。



2006.4.2

渋谷ブックファーストさんで引き続き「いろはの本」フェアを開いていただいています。週末は、相方の小山とお邪魔してPOPを書いてきました。

フェアを開いていただいているのは、二階の文学やエッセイのコーナー。

前にも一度書いた気がしますが、ここの女子棚は、普通の新刊屋さんとちょっと違います。「どうやらここには、とても本の好きな店員さんにいるらしい」。そう感じる棚なのです。新刊古本問わず、そのような棚は良いものです。

よかったらぜひ足をお運びください。

暮しの手帖二世紀に少し追加しました。



2006.4.1

今日は出かけるので、早めの更新になりました。

寒いけど、桜も咲いてるし、4月になったし、なんとなくいい気分だから、スカートをはいて出かけることにしよう。

といっても、スカート、あんまり持ってないんですけどね。

読んだ本『母の恋文・谷川徹三・多喜子の手紙・大正十年八月〜大正十二年七月』(谷川俊太郎編)。



2006.3.31

普段、本(仕事以外)を読むのは、

一、ご飯のあとお茶を飲みながら(朝昼)
二、仕事の合間に「休憩」と称して
三、仕事が終わったあと晩ご飯の用意をするまで
四、歯を磨きながら
五、寝るまで

であります。これに電車に乗ったときとか、スパゲッティをゆでながらとか、歩きながらとかが(たまに)加わる。

ちなみに、「四」。この前、「そんなに長い時間、歯を磨くのか?」とつっこまれました。が、わたしは結構長く歯を磨く。で、そのまま「五」に突入するのです。



2006.3.29

昨日は歩いて近所の図書館に行きました。本を予約するためです。

初めて行ったそこは、こじんまりと小さな、まるで公民館のような図書館でした。

平日の夕方だったせいか、来てるひとみんなが時間をたっぷり持っているひとたちのように見え、それがとてもよかった。

ついでに4冊、本を借りて帰ってきました。



2006.3.28

更新、遅くなってしまってすみません。

昨日は、親戚の引越しを手伝いました。久方ぶりに車を運転できて、いい気分転換になった。

そして、朝早くから外に出たせいで、世界がほんとうに春になっていることに気がつきました。

春になるとよく線路の脇で咲いてる紫色の花。あれは「ムラサキハナナ(オオアラセイトウ)」というんだそうです。

2006.3.27

どうやら世間は春休みみたい。昨日、実家のひとが遊びに来ました。

このひと、会うたびに背が高くなっていてびびります。あんなに小さくてかわいかったのに・・・。

桜が咲き始めています。そろそろストーブを片付けなきゃなりません。

昨日読んだ本『随筆集常夏』(中里恒子)。

2006.3.26

東京に来て驚いたことのひとつに「貸本屋」があります。

こっちに来るまで、貸本屋なんて水木しげるの漫画や文章の中でしか読んだことがなかった。勝手にもう絶滅した商売なのだと思っていました。

だから初めて見たとき、(すごい、東京はまだ昭和なのだ)とびっくりした。

そういえば、水木先生、ちょっと前の新聞(日経夕刊)で「睡眠を削って頑張るのを良しとする風潮が日本中を覆っています。実に嘆かわしい。眠るが勝ちです」と憤慨なさっていました。

「眠るが勝ち」・・・。疲れたときにこの記事を読もうと、大切に切り抜きました。

2006.3.25

今日、携帯を落としました。

あれ?ない・・・と気がつき各方面に連絡したところ、お昼に乗ったバスの座席で発見。

でも「見つかりました」との連絡を受けただけで、まだ取りに行ってはおらず。夜には行こうと思います。

どうぞよい週末を。

今までに落としたことのあるもの・・・メガネ、車のカギ、コンタクトケース、化粧ポーチなど。女子の方はお分かりになると思いますが、化粧ポーチを落とすと結構へこみます。気に入ってたのにとか、あれ一式揃えるのにいくらかかるんだ?とか頭が高速で回転する。

2006.3.24









先日、入手したクラゲ図。

『誰にもわかる科学辞典』(昭和十七年)口絵より。

気に入っております。








2006.3.23

ポストガール・・・告知板のかはりに、お電話のかはりに、お使いのかはりに、お出さきのご連絡に、どうぞ私どもを御利用下さい。と勇敢に進出するポストガール、時間は午前十一時より午後六時までださうです」
(『婦人公論付録』・昭和六年)

女性の新職業「ポストガール」なるものを紹介した一文。ほんとにこんな職業があったのかはともかく、「勇敢に進出するポストガール」という一節など、なかなかそそられるものがあります。

2006.3.22

昨日は一日家にこもって本を読んでいました。

外に出たのは、真夜中。散歩を兼ねて近くのコンビニにコピーをしにいった時だけ。

静かだし、紫外線を気にしなくてもいいし、車も少ないし、夜の散歩は好きであります(寒いので冬は除く)。でも、わたくし一応女子なので、単独での夜散歩は危ないと止められる。

(普段はめったに思わないけれど)このようなとき、男子はよいなと思います。

2006.3.21

うれしいお知らせ。渋谷ブックファーストさんで「いろはの本」フェアを開いていただいています。

創刊号〜4号の「いろは」で紹介した本で、新刊で手に入るものはここに行けばまとめて入手できます。

場所は二階。エスカレーター(わたしは、いまだにエスカレーターとエレベーターの区別がつかず、書くときに迷う)をあがって左手の壁のところ。

もちろん「いろは」も取り扱っていただいてます。ぜひ足をお運びください。

昨日、は!と思った発言・・・
1、「奥さん、ハンコ、ここね」
(宅急便のおじさんに。そうですか私も「奥さん」に見える年ごろになったのですね)
2、「いちかわさん、もしかして、電話、苦手ですか?」
(電話で話してた相手に。・・・そうね、若干ね)

2006.3.20

昨日は、予定通り自転車で図書館に出かけました。

が、しかし。風がすばらしく強かった。甘くみた私は、途中、自転車ごと横倒しにされました。

倒れた自転車のそばで、(あ、たおれた・・・たおれちゃった・・・でも、風・・・強い、起こせない・・・)と固まっている私を「大丈夫ですかっ!」とすぐに助けてくれたあなた(見知らぬひと)。たいへんごめんなさい、そしてありがとう。

とっさの時、ああやって動ける人に、私もなりたい。

昨日借りた本・・・某作家の全集5冊(月報が何者かにはがされていて、キッ!となりました)。

2006.3.18

ああ、もうこんな時間・・・。更新が遅くなってしまい申し訳ありません。

ちょっと病んだせいで、いつもよりもさらに外界との接触が少なくなり、それに比例してさらにぼげ〜っとしています。でも、調子が悪いのは直りました。ご心配をおかけしたみなさま、すみません&ありがとうございました。

社会復帰をかねて明日は外に出ようと思います。自転車をこいで図書館なぞに行ってみようかな。

どうぞよい週末を。

2006.3.17

今日は、朝から夜までずっとごろごろごろとしておりました(体調を崩したため)。うとうとしながらたくさんの夢をみた気がします。が、ぜんぶ忘れた。

その代わりといっては何ですが、【最近見た夢】を忘れないうちに書いておきます。

1、「海で泳いでいたらサメに足をかまれた」(でもそんな痛くなかった。歯型がついた。足は食いちぎられませんでした)
2、「大量殺戮をした」(確か、棒かなんかで勇ましく)
3、「大きな冷蔵庫の前で女の子をほめた」(なにかの裏方にまわっている女子に、ほんとえらいですねって言ってた)

起きてから『作家のとじ糸』(平林たい子)を読みました。

2006.3.16

いろは4号、本日発売です。やっと発売できたのが、とてもうれしい。超超超難産でした。

ほっとしたせいか、頭と歯がどくどく痛い。鼻もぐずぐずします。

ちょうど電話をかけてきた親戚に、油断したら疲れが出て体が変になったと訴えたら、「あなたって、昔っから心と体がつながりすぎだよね」と言われた。ついでに、あんたはよく春に倒れる。だから春は注意しなさい、とも。

というわけで、しばらく大人しくしたいと思います(希望)。

2006.3.15

確定申告終了。毎年のことですが、期限ぎりぎりです。

お昼過ぎに、提出先の武蔵野税務署に、しゃりしゃりと自転車をこいで出かけました。

仮設の「確定申告書作成コーナー」ではたくさんの税理士さんが、「質問したいひと」をてきぱきとさばいていました。

数字に強いってすばらしいなぁ、かっこいいことだ、と私も分からないところを聞いてみた。

申告が終わるとようやく春(気持ちの上でも暦の上でも)になったような気がします。

2006.3.14

せっせせっせと猿のように作業して、怒涛の発送作業、ようやく落ち着きました。

大変だったけれども、みんなで作業するのは、合宿みたいでクラブ活動みたいで楽しい。会社員はもしかしてこんな感じなのかと(しばし)妄想・・・。

昨晩、寝るすこし前に読みおわった本『カフカの恋人ミレナ』(M.ブーバー・ノイマン、田中昌子訳)。

2006.3.13

今日は「いろは」編集部の発送大会の日であります。各取扱店さまに「いろは」を一斉発送する日(他にも校正大会とかいろいろな大会があります)。

よって、よって、大変申し訳ないのですが、新着お休みします。続けてのお休み申し訳ありません。

腕まくりして大会に臨みたいと思います。

2006.3.10

今日は朝から盛大に、頭が痛い。天気が悪いから?低気圧だから?と、ぐるぐるしています。

それとは関係ありませんが、明日11日(土)は新着、日記ともにお休みします。「いろは」発売に伴う業務のためです。申し訳ありません。

どうぞよい週末を。

いま(仕事以外で)読んでる本
『美術史をつくった女性たち―モダニズムの歩みのなかで』(勁草書房)。

2006.3.9

昨日、大学時代の友人と電話しました。彼女は、去年12月に子どもを産んだばかり。

子どもを出す時どうだったのか、腹のなかに人間が入っているというのはどういう感覚だったのかと、いろいろ聞いてみました。

しかし、あの二人から(どちらも同級生)新しい人間が生まれるとは。分かっちゃいるけど、不思議なもんです。

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2006.3.8

えー。今日は日記、新着ともにお休みします。ごめんなさい。

ご注文は通常通り承っています。お待ちしています。



2006.3.7

なんだかパタパタしております。こういう時、わたしはぽーんとどこかに行ってしまいたくなる。

外国に突然永住することになったりしないかなあと妄想して、家のものに「ねぇ、外国で仕事したりしない?今の仕事やめて放浪の旅に出ない?」と無責任な誘いをかけたりします。

これ、自分では「リセット願望」と呼んでおりますが、枠をはめられそうになると逃げ出したくなるのですね。まっさらななところから試行錯誤しながら、何かをやるほうが好きなタイプなのです。

こんなことじゃ、立派な(そして憧れの)社会人にはなれません・・・。



2006.3.6

昨日は、用事があって都会に出ました。久しぶりに都会に出ると、道行く女子がみんなキラキラと美しく見えるのはどういうわけだろう。

あの子もかわいい、あ、あの人は美人、と不自然なぐらい、じーーっと見てしまいます。

もしかして犀星はこんな風に世界を見ていたのか?だとしたら、あの「おぢさま」は、とてもいい思いをしていたのだ、と羨ましくなりました。

今日の東京はとてもいい天気。春一番が吹いたようです。



2006.3.4

「いろは」4号詳細、アップしました(→クリック)。

発売日は16日。印刷の関係で、前回お伝えした発売日よりも少し遅れてしまいました。たいへん申し訳ありません。ご予約いただいた方には、来週中に発送日を記したメールをお届けしますので、しばしお待ちください。

しかしやっと、ほんとうにやっと発売にこぎつけることができて、たいへんにうれしい。じつをいうと秋ごろ、印刷直前までいったのです。が、いろいろあり断念。年明けてやっと発売することができました。

難産だったぶん、愛しさも数倍です。じっくり作った一冊。ぜひお楽しみください。



2006.3.3

今日はひな祭り。ちいさなころは、組み立てた雛壇にお雛さまやらお内裏さま、三人官女、ニセモノの桃の木、ちいさな器などなどを並べるのが楽しみでした。

お雛さまが飾られていたのは、私たちが「畳の部屋」と呼んでいた部屋。飾っている間は、その部屋だけが別の空間になったみたいで「もしかして見ていない間に、人形が動いてるんじゃ?」とか、どきどきした覚えがあります。

じつは3月はわたしの誕生日月。ひな祭りがあると、あ、もうすぐだと思い出します。



2006.3.2


「女性が小説なり詩なりを書こうとするなら、年に500ポンドの収入とドアに鍵のかかる部屋を持つ必要がある」

この言葉で知られるヴァージニア・ウルフ『自分だけの部屋』(みすず書房)。

写真は、1988年版のカバーを外したところ。きれいな水色の布張りの表紙と、左上に箔押しされている「Virginia Woolf」のおかげで、わたしはカバーよりもこっちの本体表紙のほうが気に入っています。

写ってませんが、カバーはウルフの刺繍デザイン。今出ているヴァージニア・ウルフ コレクションと違う装幀なのです。

2006.3.1

昨日は、宅買からいろは会合まで、二時間ほど空いたので、新宿の喫茶店で本を読みながら時間をつぶしました。

バカなことに「時間があればよめるかも」と、某作家の全集三冊を持参。これが、重くて重くて。途中で肩が抜けるかと思いました。

後から考えると(というか考えるまでもなく)、三冊も持っていく必要は、これっぽっちもなかった。現に読めたのはそのうちの一冊の半分ほど。

小学生のころから、旅行の時ほど、できもしない宿題と山ほど持って行きたがったわたし(妹談)。あのころから変ってないのだな、と反省しました。

今朝は、軽い筋肉痛です。

2006.2.28

今日はいまから宅買に出かけます。「宅買」とは、買取依頼を頂いた本を直接お宅まで買いに行くこと。どんな本に出会えるのか、毎回緊張。でも楽しみです。

その後は「いろは」の打ち合わせ。印刷所からあがってきた色校チェックです。うまくあがってますように(祈)。

きちんと責了できたら、また改めて詳細をお知らせしますね。どうぞ楽しみにお待ちください。

2006.2.26

高校生の頃、勉強する場所に、図書館派と自宅派がありました。わたしはもっぱら自宅派。

なぜって、図書館に行くとみんながいるから、休憩と称してついつい遊んでしまう。仲良しの友だち、そしてなによりあの当時彼氏といっていた男子なぞがいると、そわそわして勉強にならないのです。

図書館で勉強しようよという誘いをことごとく辞退して家にはりついていたわたしは、そう考えると、昔から一人家にこもってもくもくと何かをするタイプだったのですね。暗いひとです。

さて、今日はいまから出かけます。自転車でちょっと遠出。事故らないように無事に帰って来たいと思います。

2006.2.25

今日の晩ごはん
水餃子(やっとこさ皮から作った)、鶏のハーブ焼き、ピーマンとじゃこの炒め物、冷奴、スクランブルエッグ(チーズ入り)、げんげ(干物塩焼き)、ホタルイカ沖漬け、板わさ、もずく、うどん(釜揚げ・〆)、日本酒、ビール。

「げんげ」とは、富山の名産の深海魚。漢字では「幻魚」と書きます。細長くって、平たくって、白身の不思議な魚。

さっとあぶるととてもおいしい。ぎゅっと味の詰まった白身がたまりません。こちらではあまり売ってないので、最近富山出張の多い家のものに買ってきてもらいました。

「げんげ」の旬は冬だそうです。

2006.2.24

あまカラ大会」。アップしました。ご覧下さいまし。

「鯛でんぶのまぜ御飯」の想い出を語る串田孫一、ポーチド・エッグの卵は英国に限るという吉田健一、父・露伴と楽しんだ「松茸の土瓶蒸し」を綴る幸田文、・・・更新するために読んでいたら、お腹が減ってきて困りました。

今晩は仕事を早めに切り上げて、ゆっくり台所に立とうかと思います。

2006.2.23

「あまカラ大会」。明日24日の17:00に更新する予定です。

今、コツコツと準備ちゅう。単純な猿作業、案外好きなので、楽しんでやってます。

明日は、どうやら雪が降るみたい。ニュースがそう言っています。

2006.2.22

この頃、電車を乗り換えるついでに、百貨店の和菓子売り場によく寄ります。

和菓子は季節が命。今は、来る3月3日のひな祭りに向けて、全店あげてのひな祭りムードです。

それにつられてひな祭り限定の干菓子を買ってみました。リアルな貝がそそります。

2006.2.21

小さな頃、近づいてはいけなかったものの一つに「かぶれの木」がありました。近づくか触ると(この辺りうろ覚え)、皮膚がかぶれる木です。

「あの辺に、かぶれの木があるから気をつけなさいよ」と、よく注意されたもんです。

わたしの母は、私をお腹にいれていたとき、このかぶれの木にやられて、大変な目にあったそう。この「かぶれの木」、正体は何なんでしょう。うるし?

昨日、晩ごはんを食べながら話した話題です。

今、読んでいる本『真夜中の彼女たち―書く女の近代』(金井景子)。

2006.2.20

そろそろ確定申告の時期がやってきました。今回はいろは発売もあるし、早目にやり始めなければと自分で自分に言いきかせています。

その「いろは」。やっとこさ正式な発売日がきまりました。3月9日。どうぞお楽しみに。

あ、そうそう。大阪から帰ってきたら、郵便受けに『早稲田古本屋日録』(向井透史)が届いていました。

向井さんは、いつもお世話になってる早稲田の古書店・古書現世の二代目。とてもいい文章を書くひとです。すてきな本ありがとうございました。
(表紙の猫写真は蟲文庫の田中さん撮影、装幀はスムースの林哲夫さん。別冊栞には田村七痴庵、河内紀、浅生ハルミン、堀切直人、南陀楼綾繁の推薦文)

2006.2.17

怒涛のような日々が、今日でやっと落ちついた(ような気がしています)。

普段があまりにも単調なだけに、ちょっとパタパタすると、ものすごくパタパタしてしまう。たまったメール、所狭しと積まれた本の山・・・勢いでいろいろなところに不義理を働いた気が。ごめんなさい。

と、いいつつ明日明後日とまた東京を離れます。今度は大阪。飛行機です。恐らく、いや確実に、飲み続けることになりそうなので、胃と肝臓に力を入れて、行ってきます。

(というわけで、明日土曜日は新着と日記、お休みです・・・度々すみません)

昨日食べておいしかったもの・・・ホタルイカ。家のものの富山土産。ホタルイカには、焼酎や泡盛やウイスキーやワインではなく、日本酒でなければならぬと思いました。



2006.2.16

「いろは」の入稿、無事終わりました。まだ色校やらなんやらがあって責了にはいたってないのですが、まずは、ほっと一安心。このまま、何も、困ったことがおこりませんように(祈)。

今日の東京は雨。しっとりとした糠雨です。春に向けて、ちょっとずつ空気がゆるんできているような気がします。

2006.2.15

たいへん慌しくしております。

なので誠に申し訳ないのですが、今日は新着・日記ともお休みいたします。

明日は通常通りですので、よろしくお願いします〜。

2006.2.14

本日はバレンタインデー也。

チョコレートはわたしの好物なので、このイベントが近づくと、ついつい大量購入→大量消費に走ってしまいます。いけません。

そのせいなのかどうなのか、ここ数日、右上奥歯がじんじんする。食べ過ぎで虫歯になったのかとたいへん不安です。

明日はいよいよ「いろは」の入稿。

2006.2.13

昨日はまだ暗いうちに家を出て、帰ってきたのは終電でした。

出かけた先は愛知。分刻みでいろいろこなして、さすがに疲れた。

そして、新幹線に間に合わない〜と(ブーツ姿で)必死で走ったせいで、ただ今、筋肉痛・・・。

(画像)資生堂パーラのお菓子。品川駅の新幹線改札内で買えるので、最近のお土産はもっぱらこれ。仲條正義デザインのパッケージにくらくらします。

2006.2.10

今朝、夢にブリッジする犬が出てきました。

どんな文脈で出てきたのかはさっぱり覚えてません。が、黒くてもじゃもじゃの小さな犬が、おっとっとという感じでブリッジをしました。

来週はいよいよ「いろは」の入稿です。

おしらせ・・・たいへん申し訳ありませんが、11日(土)は新着本追加と日記をお休みします(ご注文はいつもどおり受け付けています)。

2006.2.9

今日は外に出たついでに、美容室で髪を切ってきました。ばさりと切った、と言いたいところなのですが、前髪を作っただけ。

実は美容室、あまり得意でないのです(美容師さんとうまく話せない)。でも、髪を洗ってもらうのは、たいへんに気持ちいい。もうこれだけでお金払うよ、と思います。

たしか、女の人の髪を洗うのが大好きな男の物語、映画だか小説にあったけど、あれはなんて題名だったっけ? ・・・さっきからずっと考えているのに思い出せません。

2006.2.8

仕事の合間に、休憩と称して、茶を飲むのは楽しいものです。ついでに言うと、そのときのお茶うけを考えるのも、これまた楽しい。

これがすんだら、お湯を沸かして、新しいお茶を入れて、あの菓子を食べるのだ。こんなことばかり考えて毎日仕事しています。

さて、今日のお茶うけは、両口屋是清の「旅まくら」。実家からもらった懐かしいお菓子です。

2006.2.7

ここ最近読んだ本(仕事以外)。

『好物漫遊記』(種村季弘)・・・いなくなっちゃったなぁと思いながら。
『山口瞳「男性自身」傑作選・中年篇』・・・わたしは、やっぱり、もっとじいちゃんになってからの山口瞳のほうが好み。
『文豪』(松本清張)・・・清張流の坪内逍遥、泉鏡花、斎藤緑雨。久しぶりの松本清張。
『母 住井すゑ』(増田れい子)・・・おいしそうな食べものの話にもひかれました。
『日本人の自伝16 正宗白鳥・広津和郎』(「文壇的自叙伝」正宗白鳥、「年月のあしおと」広津和郎)・・・口絵の正宗白鳥の写真が、ほんのすこーしだけ吉本隆明に似てた。

以上、備忘録まで。

2006.2.6

今日の東京は、これから雪が降るみたい。そのせいか、たいへんに寒い。

寒いとふるふる震えるのは、筋肉を動かして熱をつくるためなのですよ、と昨日、家のものに教えられました。

そういえば幸田文の『裏庭の回想』に、「夫もいやで飽きました。ふるふるつまりません」という一節があります。

ふるふる頭を振りながら、ふるふるつまらないと思っている女の人が浮かぶよう。

もうすぐ灯油がなくなります。雪が降り始める前に、買いに行かなければ。

2006.2.3

今日は節分です。豆まきの日だ。

じつは、わたし、大豆があまり好きではありません。

他に苦手な食べものは・・・かぼちゃ(甘いから。ごはんのときに甘いものを食べるのがどうも)、トウモロコシ(おなじくこれも甘い)、アサリ(汁もダメ)。

すぐに思いつくのはこれぐらい。あと煮魚(これもどっちかというと甘い)も苦手なので、うちの食卓にはあまりのりません。

と、書いて気がついたけれど、みりんの減りが遅いのは、そうか、甘いごはんが苦手というのもあるのかも。(注:菓子は大好き)

節分の日は、年の数だけ豆を食べなきゃいけない日です。今晩は、ぽりぽりぽりぽりと27個。豆、食べたいと思います。

2006.2.2

ここのところ『年月のあしおと』(作家・広津和郎の自伝)を寝る前の数分、ぽつりぽつりと読んでいます。

この広津さんというひとは、ご存知の通り、女の人に関してはほんと大変なひと。昨日、やっと最初の女癖エピソード「好きでもない女子との間に子どもが!」が出てきました。

と書いていたら、親戚から電話がかかってきて、エステつきの一泊旅行に誘われた。エステ・・・楽しみです。

2006.2.1

田辺   女の子がホロリとなるのは、こっちがひそかに自身を持っているところをちゃんと察知してくれる人。それと、自分を知ってて「どうもうまく世渡りできなかった。これってオレの弱点だよな」なんて自分の弱みを見せてはばからない男もかわいげがある。それから正直なことね」

この頃、「田辺聖子」がマイブームなので、ちょっとずつ田辺さんの小説やらエッセイを読んでいます。

↑は、最近読んだ『先達の御意見』(酒井順子)に載っていた、田辺聖子の対談の一部。

さすが田辺先生、やっぱりわかってらっしゃるわっ!と膝を叩いたことでした。

2006.1.31

今日は今から、いろは会合。そろそろ次号入稿に向け、追いこみに入ってきました。

これが一息ついたら『あまカラ』を大量投入する、あまカラ大会でも開こうかと思っています。 あの表紙をずらーっと並べたい。時折ついてた「あまカラ付録」も一緒に出したいなと思っています。
アップ日時はまた改めて告知します。どうぞお楽しみに。

さて、そろそろ用意しないと遅れます。今日持って行く本は『日本女子大桂華寮』(林えり子)。

2006.1.30

昨日は思いがけず少し時間ができたので『私の作ったお惣菜』(宇野千代)をもとに「春雨と椎茸と蟹のスープ」を作ってみました。

(前にも書きましたが)千代先生のこの本は、なにをどれだけという分量表示が一切なし。「平林たい子がこのスープを、フカヒレスープと間違えたのよ」とか、大半はそんなこぼれ話です。

でも、まぁ、お菓子じゃなくてお惣菜なので、分量がなくてもそんなに問題はありません。ちょっとずつ味見をしながら出来たとろりんとしたスープ。おいしゅうございました。

【昨日の晩ご飯】
春雨と椎茸と蟹のスープ、手羽先のパリパリ焼、サーモンとタマネギのマリネ、揚げだし豆腐、もずく、ピーマンとミョウガのかつお節和え、トマトのサラダ、ビール(缶二本)、焼酎。

2006.1.27

ごめんなさい。今日の日記と明日(土)の新着をお休みします。

ちと用事があって、今から一泊で出かけてきます。

もうしわけありません。どうぞどうぞよい週末を。

2006.1.26

今日、外で自転車をこいでいたら、前を走っていたおばちゃんが、左手をすくっと水平にあげました。

方向指示。久々に見たので、思わずおはっ!と妙な声をあげてしまいました。

あのおばちゃん、ママチャリに乗ってたけれど、凛々しく背を伸ばして、なんだか颯爽としてたな。

さっきパラパラと読んだ本「『風流夢譚』事件以後」中村智子。

2006.1.25



中国の金魚切手。

「1962年に発行されたもので、金魚の一般飼育化の意味で発売されたのだろう」(保育社カラーブックス『金魚』)とのこと。

金魚切手・・・そそられます。



【本日の朝ごはん】
餅(しょうゆと海苔。一人二つ)、味噌汁(ネギと豆腐)、目玉焼き、緑茶

2006.1.24

いろは4号、↑にも書きましたが、次号から840円(税込)になります。ちょっぴりで申し訳ないのですが値下げです。よろしくお願いします。

実は、いろはの原稿、今、最後の手直しをしているさいちゅう。チョコレートをかじりながら、紅茶を飲みながら、パソコンの周りを資料だらけにして、カタカタカタとキーボードをたたいています。

頂いた予約をはげみに(ありがとうございます!)、がむばります。

ついしん・・・今、気がついたのですけれど「最中」は「さいちゅう」とも読むし「モナカ」とも読むのですね。さっき↑で「最中」と書いて、なんか食べる感じがすると思ったのはそのせいなのか。(よって、ひらがなにしてみました)

2006.1.22

東京では、まだところどころ雪が残っています。
雪のせいで窓の外がなんだかまぶしい。眼にピッカーンと刺さる感じです。

そういえば、ちょっと前、スノボーが大流行しましたね(まぶしいからスキー場を思い出した)。 でも、わたしはまだ一度もしたことがない。というか、たぶん、できない。

スキーは10年ほど前、高校のスキー合宿で教わりました。

2006.1.21

今朝、カーテンをあけたら一面の雪景色でした。

「積つた雪もお酒にいいし、降りつつ積りつつの雪もいいし、降つてくる一トひら一トひらの雪はまた酒とは殊にいい組みあはせではあるまいか」とは、昨日読んだ「蜜柑の花まで」(『ふるさと隅田川』幸田文)の一節。

これによると、幸田流酒のあて(雪の日バージョン)は「雪が降るからこそ湯気の鍋よりむしろ潔く青い野菜など」で「うちの者の声さへも籠るやうに深く降り積んだ晩だからこそ、ぴりりと辛いはつきりした食べものがこしらへたい」とか。

今からスーパーに行って、今晩は酒盛りといこうかと思っています。

2006.1.20

今日はいちにち、朝から夜まで出かけてきます。

この頃、出かけることが多いなあと思うのだけれども、たぶんそれでも普通のひとの三分の一以下。

まだまだ修行がたりません。

持って行く本は『ふるさと隅田川』(幸田文・ちくま文庫)。

2006.1.19

濃い目の茶をたくさん飲むと、興奮します(珈琲も)。

興奮すると「自分のしっぽを追いかけて回り続ける犬」みたいになる。

てきぱき動いているつもりなのにとんちんかんなことばかりして、後で後悔するようなことを、言ったりやったりしてしまいます。こういうのを軽い躁状態というのでしょうか。

今日はお客さんが来ました。うまく話そうと茶を飲みすぎて、只今少し興奮中。

2006.1.18

昨日、駅に向かって自転車をこいでいる途中、はるかかなたの電線にぶらさがっている人間を発見。

眼を凝らして見たところ、黄色い服を着て、ヘルメットをかぶって、作業着みたいなのを着てたから、たぶん電気工事のひとかと。

青空の下、なんだか気持ちよさそうでしたが、空に人がいるってのは、やはりなんとなく落ち着かないものです。気になって見ていたら、前からきたおばちゃんにぶつかりそうになりました。

おしらせ・・・渋谷のブックファースト2Fにて「いろは」で取り上げた本(新刊本)を集めたフェアを開いて頂いています。ありがたや〜。足を運んでみてくださいませ。

2006.1.17

おはようございます。昨日、飲みすぎたせいでちょっと頭が痛いです。焼酎をボトルで頼んだのがまずかった。

そういえば、実家から帰ってきた日、銀座に行く用事があったので、前から行きたかったビアホールライオン銀座7丁目店に寄りました。

目当ては、1934年に建てられた当時の内装。天井が高くって、ヨーロッパの駅みたい。かすかに反響する声を聞きながら飲むビールがうまかった。

レジにあった『ビヤホールに乾杯』という本も購入。内容の充実した、なかなかいい本でございました。

2006.1.16

昨日は、朝早くから日がかげるまでずーっと「いろは」の撮影でした。

わたしが言うのもなんですが、いいページになりそう。今までとは違った雰囲気に仕上がりそうです。

次号発行にあわせて、品切れが続いている「いろは」2号、3号も追加で入荷する予定。また入荷日など、決まったらお知らせしますね。

明日はいつもよりも早めの更新になりそうです。

2006.1.14

今日の東京の予報は、曇りのち雨。わたしは、これから出かけなきゃいけませんので、雨ふらないで欲しいです。

昨日の夜は、伊勢の地ビールを空けました。献立は、かつおのサラダ(かつおは到来物。高知産)、鮭とゴマのまぜご飯、トム・ヤン・クンの春雨スープ(これもタイ産の到来物。すばらしく辛かった!)、モヤシの出汁サラダ、きのこのバターいため、スクランブルエッグ(チーズ入)、鶏のショウガ南蛮焼き、もずく。・・・全然統一感のない食卓です。

どうぞよい週末を。

2006.1.13

新着、おそーくなってしまってすみません。

やっとこさ一山越えたような気がしています。なんの山だったかというと「いろは」次号の原稿。

発行に向けて、じりじりとホフク前進しております。3号発売からずいぶん時間が経ってしまったので、忘れられてないか心配。

どうか、なにとぞ、忘れずにお待ちください。

2006.1.12

昔はストライプのことを縞、チェックのことを格子といっていたのだと今日新着に『装苑』を出して思いました。

つられて思い出したのですが、うちのおばあちゃんはディズニーランドのことを「ネズミーランド」と言います。

間違えてインプットしてしまったのだと思いますが、おもしろいので家族の誰も訂正していません。

2006.1.11

実家から大量のお餅が送られてきたので、今、わが家の冷凍庫はお餅でぱんぱんです。

焼いてしょうゆと海苔で食べる以外にも、きなこをまぶしてみたり、納豆とお餅をまぜて納豆餅にしてみたり、おうどんに入れてたりして消化中。

落ち着いたら小豆を買ってきて、餅入り汁粉を作りたいというのが当面の(ささやかな)目標です。

2006.1.10

ここ最近、パソコンを起動するとすぐに行くページ。NHKラジオニュース

このページで前の日から最新版までのニュースを次々に再生して楽しんでいます。

同じNHKラジオの好物番組「ひるのいこい」(全国の農林水産通信員や一般の人からのお便り紹介プラス懐かしい音楽)と「音の風景」(風景や人々の営みの音を流す番組)も聞けたらいいのに、と一瞬思いましたが、ありがたみがなくなりそうなのでやめておきます。

偶然、この二つの番組が聞けたときは、たいへんにうれしいのだな。

2006.1.9

正月休みが明けてから、私にしては珍しく毎日外に出かけています。

この空前の出かけブーム?は、あと一週間ほど続きそう。私はどちらかというと引きこもり傾向の強い生物なので、こんなことってあまりない。なぜだか微妙に緊張しています。

今日も午後から少しだけ出かけます。外はたいへん寒いのだろうな。

2006.1.7

今日は7日。ということで、七草粥を炊きました。

お正月料理でだらりんと疲れた胃に、ここらでお粥をというのは大変正しいことのように思われます。季節を味わうことができるのも喜ばしい。

どうやら世間は連休みたい。よいお休みを。

2006.1.6

今日はとても寒かったです。帽子を目深にかぶって出かけました。

外はきれいに透明で冬の空気でした。

明日がもう週末なのに驚いています。

2006.1.5

今年初の新着本更新しました。ご覧下さい。

改めまして、あけましておめでとうございます。無事、東京に帰ってきました。

実家でのお正月は、飲んでは食い、食べては寝て、ぬるま湯に浸りきったようなお正月でした。

頭のねじをきりりと巻いて、今日から仕事(年が明けたらやろうと引き伸ばしにしていたことども)に邁進したいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2006.1.1

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。昨年は多くの方にお世話になりました。ほんとうにありがとうございました。

今年2006年は、いろんな意味で節目の年になりそうな気がしています。相変わらず行き当たりばったりの危なっかしい海月書林ですが、今年もなにとぞよろしくお願いいたします。

みなさまの2006年が良い年になりますように。

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只今、実家に帰省中。うちのお雑煮の具はお餅(知り合いのお米屋さんがついてくれたのし餅を切ったもの)・鶏肉・ほうれん草・小松菜・かまぼこ・ニンジン・しいたけ。出汁はかつお節(家で削る)と昆布。懐かしい実家の味でした。



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